mesimarja
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( ФωФ)私達の共同戦線のようです
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:15:12.93 ID:9C6oAvDwO
>>1代理ありがとうございます
のったりと投下


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:15:51.10 ID:9C6oAvDwO
从 ゚∀从「ああ~。気になる。意味もなく気になる」

('、`*川「なんであんなのに対してもやもやしなくちゃいけないのかしらね」

从'ー'从「でも、一緒にいて楽しいんだよね~?」

(゚、゚トソン「そういう渡ちゃんもでしょ?」


( ФωФ)私達の共同戦線のようです





5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:17:40.31 ID:9C6oAvDwO
私達は、ボランティア部の生徒です。

自己アピールに書ける内容を作りたかったという人や、
一番楽そうな部活に入りたかった人、
ただ何となく入ったという人もいれば、
純粋にボランティアをやりたいという理由で入った、立派な生徒もいます。

だけど長期休み位にしかボランティア活動には行かず、
普段は活動場所である、図書室脇の空き教室で、うっだらぐだぐだ過ごしています。

('、`*川「あー」

('、`*川「おじゅけんとかいやだわー」

从 ゚∀从「イトー、併願推薦取ってあるんだろ? なら別に落ちても平気だろ」

(゚、゚トソン「でも私立に行くよりかは授業料安い県立の方がいいよね」

从'ー'从「内申足りてれば推薦にチャレンジしたかったんだけどなぁ~」

('、`*川「渡ちゃん、抜けてるフリして色々考えてんのね」

(゚、゚トソン「テスト前には勉強してないって言い張るタイプだね」

从 ゚∀从「俺も言い張るぜ!」

从'ー'从「高ちゃんは本当にやってないもんね~。お馬鹿~」

从 ゚∀从「俺、お前みたいな見た目だけ天然なやつ嫌いだ」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:20:38.41 ID:9C6oAvDwO
がらり

( ФωФ)「相変わらずここは姦しいな」

从 ゚∀从そ 从'ー'从そ('、`*川そ(゚、゚トソンそ

このボランティア部は、女の子が4人ととても華々しい部活ですが、
その中に女の子4人分の華々しさを一人で
吹き飛ばせるほど、いかつい男の子がいます。

中三で身長は175cmを越え、声は地を這うよう。
握力は46kg。100m走19秒。
おっと、これは関係ない話か


( ФωФ)「今日の仕事は使用済みテレカの整理と、回収ボックスからベルマークを取ってくる事」

从 ゚∀从「廊下寒いから教室から出たくない。杉浦回収ボックス行ってこい」

('、`*川「廊下寒いからテレカの整理したくない。杉浦整理しといて」


( ФωФ)


(゚、゚トソン「じゃあ私達は仕事ないね。渡ちゃん、オセロしよ」

从'ー'从「都村ん強いから嫌あ~」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:23:50.02 ID:9C6oAvDwO
从 ゚∀从「伊藤ー、漫画貸して漫画ー」

('、`*川「やだ。あんたに貸した君に届くなまだ返して貰ってないじゃん」


( ФωФ)


从 ゚∀从「明日持ってくるからさー。今日は何持ってんの?」

('、`*川「今日はねー。バディとか、初恋カタログとか」

从;゚∀从「かーっ! 少女漫画ばっかり!」

('、`*川「文句言うなら読むな」


(#ФωФ)


しばらくして教室中に、押し殺したような怒りの言葉が響きました。
そこでみんな渋々と動き出します。
だけどこれは毎日の事なので、別段驚くような事でもありません。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:26:42.77 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「んー」

从'ー'从「どーしたの~?」

( ФωФ)「クリスマスに美府老人ホームに行くための手続きをしなくちゃいけなくてな」

从 ゚∀从「面倒だからここでパーチーにしようぜ!」

('、`*川「馬鹿岡」

(゚、゚トソン「受験間近でも、ボランティアに行っておけば受験の時に有利になるでしょう?」

(゚、゚トソン「馬鹿岡、英検も取ってないんだから、ボランティアでアピール分稼がないとダメだよ」

从 ゚∀从「俺、お前みたいな打算的なやつ嫌いだ」

从 ゚∀从「それに、いいんだよそんなしちめんどくせぇ事しなくても」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:30:04.81 ID:9C6oAvDwO
クリスマスが近いです。窓から見える桜の木も、いい感じに禿げてきています。

今日は部活はお休みです。
休みでも、時々自主的に残っている人がいます。

漫画を読んでたり、だべっていたり。
仕事が無くなっただけで、いつもとあまり変わりはありません。

今日は、机に突っ伏している小山が一つ。

(゚、゚トソン「オセロオセローっと」

がらり

( ±ω±)zzz

(゚、゚トソン「どうしたのその顔。すごいクマ」

(゚、゚トソン「とりあえず起きなよ杉浦。よだれ垂れそうだよ」

( ぅω±)「ん……。都村か…。昨日遅くまで勉強してて……」


(゚、゚トソン「杉浦が眠そうにしてるの珍しいね。しかもこんな放課後に」

( ±ω±)「……授業中も眠たかったのである。だから今日は夕方に勉強をしておこうと思って、残っていたのである」

(゚、゚トソン「結局寝てちゃ意味ないと思うけどね」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:33:50.32 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「それにしても、それは受験勉強? 偉いねー」

( ±ω±)「行きたい高校があるのでな……」

(゚、゚トソン「みんな近所の美府高校目指してるのに?」

( ±ω±)「我が輩の行きたい所は……。普通科以外に、福祉科も充実しているのである……」

(゚、゚トソン「……へぇー。みんなは杉浦が行く高校知ってるんだっけ?」

( ±ω±)「いや、まだトソンにしか言ってない」

( ±ω±)「みんな……。我が輩の話なんて聞いてくれそうにないし……」

(゚、゚トソン「ならなんで私に……」

( ±ω±)「都村なら真面目に聞いてくれるかと思って、話してみた」

(゚、゚トソン「……」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:36:13.79 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「オセロ、やらない? 二人で話でもしながらさ」

( ぅω±)「オセロ?」

(゚、゚トソン「勉強の、息抜きに」

( Фω±)「普段なら部活中にゲームはいけないのであるが……」

( ФωФ)「今日部活は休みだしな」

(゚、゚トソン「じゃあ、杉浦先行でいいよ。黒ね」

( ФωФ)「我が輩、こういう、相手の手を読むゲームは苦手なのである……」

(゚、゚トソン「やってくうちに慣れるよ」

( ФωФ)「それに、都村は常にポーカーフェイスだから強そうだ」

(゚、゚トソン「そう、かな? ふふふ」

( ФωФ)「?」

(゚、゚トソン「なんでもないよ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:40:05.67 ID:9C6oAvDwO
雪が降りそうです。
鉛色の雲が空にかかっています。

今日は部活の日なのですが、イトーはサボりで、都村んは塾。
高岡ちゃんは学習面の事で先生に呼ばれていて、来ているのは二人だけ。


从'ー'从「雪降りそうだね~」

( ФωФ)「ああ……。降らなければいいのであるが」

从'ー'从「ええ~。雪きれいじゃ~ん」

( ФωФ)「我が輩は寒がりなのである」

从'ー'从「ならここのストーブ付けようよ~」

( ФωФ)「ストーブはダメである。こんな(我が輩しか)真面目にやってない部活動のために学校の財産を消費するのはいけないのである」

从'ー'从「室内でマフラーとダッフルコート着たまま切手の仕分けするのはいいの~?」

( ФωФ)「ぐっ……」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:43:27.26 ID:9C6oAvDwO
从'ー'从「教室では上着は脱がないといけないんだよぉ。杉君いけない人~!」

( ФωФ)「そ、そういう渡辺だってコートを着ているじゃないか」

从'ー'从「だって寒いんだもん」

从'ー'从「だから、ねっ! ストーブ着けようよ~!」

(;ФωФ)「ぐぬぬぬぬ」

从'ー'从「んもう。杉君は堅物なんだから」

从'ー'从「いいよぉ。私が石油取りに行って来るからぁ~。杉君、私の分の仕事もやっておいてねぇ」

(;ФωФ)「まっ、まっ 待つのである!」

( ФωФ)「石油臭くなるぞ。それなら我が輩が行ってくるから渡辺は待っているのである」

从'ー'从「杉君……」

从'ー'从「いいよぉ。一人で行ったら寂しいだろうし」

从'ー'从「石油二人で運ぼうよ。三階まで持ってくるの大変でしょ?」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:45:46.33 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「いや、一人で平気なのである。我が輩の堅物な頭のせいで、
       渡辺に寒い思いをさせた我が輩への戒めでもあるから、一人で行くのである」

从'ー'从「……」

从'ー'从「……寒いなら動かないとねっ! だから私も行くよっ!」

( ФωФ)「い、いい(ry 从'ー'从「もんどーむよー!」

( ФωФ)「……仕方ない。二人で行くか」

从'ー'从「えへへへへ~」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:48:31.32 ID:9C6oAvDwO
周りの派手めな女の子達は、クリスマスの予定を立てています。スイーツ(笑)
クリスマスかぁ。私にも何か用事があればいいんだけどな。

彼氏……。中学生の恋愛なんか、
長続きしない物って決まってるんです。
今私が決めました。

('、`*川「寒々……」

('、`*川「あれ、ストーブがついてる。珍しい」

( ФωФ)「最近寒くなってきたからな」

('、`*川「はー。生き返る。マフラー教室に忘れてきちゃって、廊下で凍死する所だった」

( ФωФ)「他のみんなは?」

('、`*川「馬鹿岡はサボり、都村ん図書室、渡ちゃんはトイレ行ってから来るって。女の子の日は大変よねぇ」

(∩;ФωФ)「そ、そういう事は男子の前で言うもんじゃないのである!」

('、`*川「ふふふ。お馬鹿」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:51:43.83 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「ふぅ……。まあいいのである。さぁ、伊藤も早く使用済みテレカの仕分けをするのである」

('、`*川「手凍えちゃっててできそうもないわ。杉浦やっといてよ」

( ФωФ)「む、動かない程冷えてるのか?」

( ФωФ)「ちょっと手を貸しなさい」

('、`*川「な゙っ」

( ФωФ)「むぅ……。冷え冷えであるな。しかもひび割れてる」

( ФωФ)「今度ハンドクリームでもを持ってきてやろうか」

('、`*川「……」

( ФωФ(⊂('、` 川  ガッシ ボカッ

(;Фω(#)「あ痛っ!なにすんのであるか!」

('、`*川「なんでも。……それにしても杉浦の手ってぽっかぽかね。汗ばんでるし」

( ФωФ)「我が輩は冷え性とは縁がないからな。いつでもぽかぽかである」

('、`*川「今冷え性の女の子全員を敵に回したわよ」

(;ФωФ)「えっ、なんで!?」

('、`*川「ばかばかお馬鹿」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:54:33.35 ID:9C6oAvDwO
(;ФωФ)「我が輩は馬鹿ではないのである!」

('、`*川「そうムキにならないでよ馬鹿」

('、`*川「仕事ばっかやってるからそんなになるのね」

( ФωФ)「伊藤がやらない分をやっているだけである」

('、`*川「まぁまぁ。ちょっと休憩して、一緒にストーブにでも当たろうよ」

( ФωФ)「前を占領したら、暖かい空気が教室に回らなくなるのである」

('、`*川「いいんじゃない?二人で占領してもさ。たまには」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 21:56:58.52 ID:9C6oAvDwO
進路成績勉強……。
頭が痛くなりそうな、面倒な事ばかり。

普通の三年生ならとっくに部活は引退ですが、
私達に引退はありません。元々温い部活ですから。
行くのもサボるのも比較的自由……。
我らが部長さんはそんな温さが気に入らないみたいですがね。

がらり

( ФωФ)「む?」

从 ゚∀从「おいすー」

( ФωФ)「高岡が一番乗りとは珍しい」

从 ゚∀从「ストーブが消えた教室にいつまでもい続ける馬鹿はいないだろ?」

( ФωФ)「つまりはストーブにあたりに来たと」

从 ゚∀从「ストーブ以外にここに来る理由なんてねーよwww」

( ФωФ)「はぁ……」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:00:24.20 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「そういえば高岡は、進路はどうしているのだ?」

从 ゚∀从「ん……。あぁ、進路かぁ……」

从 ゚∀从「働こうかなー……なんて思っててさ」

( ФωФ)「就職?」

从 ゚∀从「俺、頭悪いし。家も貧乏だし」

( ФωФ)「……。高校には、行きたくないのか?」

从 ゚∀从「……行きてえさ。行きたいよ」

从 ゚∀从「だけど今更どうにもなんねぇ。みんな美府高校に行くんだろ?」

从 -∀从「中堅って言われてるけど、俺の頭じゃ中堅でも入れやしない」

( ФωФ)「高岡……」

从 ゚∀从「だから就職すんだ。今時中卒で雇ってくれる所なんか無さそうだけどな」

( ФωФ)「諦めるのか。みんなと離れてまで」

从 ゚∀从「そうさ。それに、俺は友達なんていらねんだ」

从 ゚∀从「こうするって、前々から決めてたから……」

从 ∀从「結局離れちまう友達なんて……いらねえよ」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:02:50.60 ID:9C6oAvDwO
(。ФωФ)「……」

从;゚∀从「なっ。何泣いてるんだよ!?」

(。ФωФ)「我が輩達は、友達とは思われていなかったのであるか」

(。ФωФ)「でも、そう言う事を話してくれたのは、我が輩を友達と思っての事ではないのであるか」

从 ゚∀从「……」

(。ФωФ)「頭が弱いから進学を諦めると言うのなら、我が輩が勉強を見るのである」

从;゚∀从「はあっ!? 俺はぜってー嫌だぞ!」

( ФωФ)「問答無用!今日の部活動は勉強会!」

从#゚∀从「部長権限使いやがって! ずりいぞ!」

从 ぅ∀从「……ちくしょう……」

从 -∀从「そうだよ……。友達がいらないなんて……大嘘さ」

( ФωФ)「何か言ったか?」

从 ゚∀从「いや、なんでもねぇよ」

从 ゚∀从「さぁー! 張り切っていこうぜぇ!」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:05:41.93 ID:9C6oAvDwO
ボランティア部の我等が部長、杉浦ロマネスク。

慈愛に溢れ、頼りになって、自分の事より他人の事を考える。
誰にでも優しいんだから。本当にイヤんなっちゃう。
しかも、そこら辺に自覚が無いのも困りもの。


女の子達の勘は、驚く程鋭いです。

真面目ちゃん、飄々とした子、男勝り、養殖。

みんな恋には無関心なフリして、常にアンテナを張っています。

どうしても出てくる、誤魔化しようのない気持ち。
私達が初めて恋した相手は、いかついいかつい男の子でした。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:08:46.47 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「……」

( ФωФ)「部活に 誰も 来ない」

( ФωФ)「なんという事だ」

がらり

( ФωФ)「おおっ。伊藤!」

('、`*川「やっ」

( ФωФ)「誰も来ない所だから心配してたのである」

( ФωФ)「さぁ、ストーブの前に行しないでこっちきて仕事を手伝いなさい」

('、`*川「……」

('、`*川「やだ」

( ФωФ)そ

('、`*川「まず、私に話かけないで」

( ФωФ)「な、なんで」

('、`*川「私と話したいなら話かけないで」

( ФωФ)「そんな無茶な……」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:10:02.57 ID:ipARWY/FO
>>36
天然じゃないってことじゃないの?从'ー'从

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:12:27.05 ID:2631XvWM0
>>38
なるほど。㌧

40 名前:>>38その通りです:2008/10/28(火) 22:13:07.62 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「いきなり変な事を言い出すのは伊藤の得意技だが、今日は一段と変だな。熱でもあるのか?」

('、`*川「こっちくんなっ!」

( ФωФ)「……!」

('、`*川「……ほっといて。その内治る。治すから」

( ФωФ)「……ああ」

('、`*川「ねぇ、ロマネスク」

( ФωФ)「んん?」

('、`*川「返事しないで」

( ФωФ)「んん……」

このもやもやに、どう対処すればいいのかわかりません。
そして、そのもやもやの原因である相手に、この漠然とした苛立ちをぶつけます。

意味もなく避けられて、相手は迷惑だろうなぁ。とか、
いっそ嫌ってくんないかなぁ。とか、
色々考えちゃうけれど。

やっぱり離れたくはありません。
遠くにいながら聞き耳たてて、彼の一挙一動を聞き漏らすまいと。
彼の方に耳を向けて。

あ、今咳をした。風邪をひいているのかしらん

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:15:48.61 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「……」

(、∩*川川「……」

がらり

(゚、゚トソン「静かだから誰もいないと思ったのに」

( ФωФ)「ああ、都村」

(゚、゚トソン「イトーは具合でも悪いの?」

( ФωФ)「んん……」

(、∩*川|||

( ФωФ)「ん、その、抱えてる本はなんであるか?」

(゚、゚トソン「ああ、前に杉浦、福祉系の学校に行きたいって言ってたじゃない?」

(、∩*川|||’

(゚、゚トソン「だから、図書室で、探してみたんだ。参考になりそうな本」

( ФωФ)「おお。それはありがたいのである」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:18:49.70 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「それにしても、なんでわざわざ……。題名を教えてくれるだけでよかったのに」

(゚、゚トソン「えへへ。私も読んでみたい気分だったからさ」

( ФωФ)「トソンも福祉系に興味があるのか?」

(゚、゚トソン「ちょっと、ね。伊達にボランティア部じゃないから」

(゚、゚トソン「そんで、本読んで前より興味出てきた」

(*ФωФ)「ちょっと嬉しいのである」

('、∩*川

彼の行きたい学校の話を聞きました。
彼の頑張りを見てしまいました。
協力しないでいらいでか。

キーワードを心に刻んで、それだけを頼りに本を探して。
開いてわかる、彼の知りたい世界。入りたい世界。

そこに一緒に連れて行ってくれないかな、
なんて、自分らしくない恥ずかしい事を考えた後、
満更でもない自分がいる事に気がつきました。

福祉か。悪くないかもね。


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:21:30.76 ID:9C6oAvDwO

がらり

从'ー'从「やーっほーっ!」

从'ー'从「今日も寒いねー!」

(゚、゚トソン「寒いわりには元気だね」

从'ー'从「えへへへー」

从'ー'从「さあ、今日も元気にお仕事お仕事~」

( ФωФ)「おお…! 渡辺が意欲的に仕事に取り組んでくれるとは! 雨でも降るのではないか!」

从'ー'从「杉君失礼~! それに、降るなら雪だよお。今は冬なんだからぁ」

从'ー'从「まあいいや、杉君は雪が嫌いなんだっけ? なら仕事しないでいてあげよっかなー」

(;ФωФ)「そっ それはダメなのである! それに我が輩は、雪が嫌い何じゃなくて、寒いのが嫌いなだけである!」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:23:56.13 ID:9C6oAvDwO
从'ー'从「嘘だよお~。ちゃんとやるよ~」

从'ー'从「はーい。都村んも読書タイム終了~」

(゚、゚トソン「はぁーい」


好きな人の好きな物は、なんでも知っておきたい物です。
身近にいるのに、今までなんとも思っていなかった自分に腹がたちます。

私は彼の事を、なあんにも知りません。
少し前まで、ボランティア部の部長としか思っていませんでした。
自分の事をあまり話さない彼には、自分から聞き出すしかありません。
一緒にお仕事しながら、ちょっとずつ。
真面目堅物だけどそこがいい。

彼の好きな物は何かな?私もそこに入れるかしら。えへへ


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:26:15.89 ID:9C6oAvDwO

がらり

从 >∀从「おっすめっすキッス!」

从'ー'从「高岡ちゃんびりっけつ~」

(゚、゚トソン「サボりだと思ってたよ」

从 ゚∀从「俺がいつサボったよ!」

( ФωФ)「ん? その小脇に抱えた書類は……?」

从 ゚∀从「見ての通り、教科書とノートだ!」

(゚、゚;トソン「どうしようイトー! 今日本当に雪が降るよ!」

(、∩*川川「ふーん」

从'ー'从「うわぁ……。ピッカピカの教科書……」

从 ゚∀从「お前らと違って、大事に使ってるからな!」

( ФωФ)「勉強するのか。偉いな」

从*゚∀从「へっへっへ。っつー訳で俺様はお勉強タイムに入るからな」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:28:51.15 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「ただし、やるのは今日の分が終わってからな。でないと我が輩は見てやらないぞ」

从 ゚∀从「ちぇーっ」

从'ー'从「私が教えてあげよっか~?」

从 -∀从「けっこーけっこーこけっこー」

从'ー'从「うわぁ~。高岡ちゃんバカっぽ~い」

ある日、勉強を教えてもらった。
わからない所があると、直ぐに分かりやすく教えてくれた。

彼の呟く、数式や英訳や活用形達を、私は必死に耳に残そうとして、
彼の指さす、私の汚い書き取りや、
使われた形跡のない教科書の上、指がなぞった部分を忘れまいとして、

それより何より、机をくっつけて、私の隣に座る彼が気になってしょうがなくて

効率いいんだか悪いんだか。でも嫌ではないんだな。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:32:48.56 ID:9C6oAvDwO
今日は部活、明日は休み。
その次はまた部活で、しあさっては休み。

だけど私達は毎日教室にいます。
今日も仲良く、彼が来るのを待っています。

本当に仲はいいのかな?
いいんだろうけど、最近何故か何処かぎこちない。
理由はみんなわかっています。わかっていても、口には出しません。


从'ー'从「杉君来ないね~」

('、`*川「来ないね」

(゚、゚トソン「まず今日は休みだからね」

从 ゚∀从「休みなのになんでみんないるのさ?」

('、`*川「そう言うあんたこそ」

从'ー'从「イトーだって普段は休みなんかにいないのに~」

(゚、゚トソン「漫画を教室に置き忘れたという訳でもなさそう」

('、`*川「別にいてもいいじゃない。私の勝手でしょ。いて欲しくない理由でもあるの?」

(゚、゚トソン「別に無いけど」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:36:00.72 ID:9C6oAvDwO
从 ゚∀从「俺は勉強を教えて貰おうとだな……」

从'ー'从「私が教えてあげるってばぁ」

从 ゚∀从「お前だとわかりにくいから嫌だよ」


(゚、゚トソン「……最近」从'ー'从

(゚、゚トソン「あ、渡ちゃん先いいよ」

从'ー'从「んー」

从'ー'从「……もし。もしの話だよお」

从'ー'从「ある男の人がいるとしてぇ」

ハイン「なんだ? 好きな人でもいるのか?」

('、`*川「馬鹿岡」

(゚、゚トソン「しばらく黙ってて」

从;゚∀从「んだよぉ……」

从'ー'从「続けるねぇ。それで、その人は、とてもいい人でぇ」

('、`*川「自覚無しに色んな人に優しくするタイプだったり?」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:39:39.57 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「自分の事より他人の事を優先させるんだよね」

从 ゚∀从「ん? 何か聞き覚えが……」

从'ー'从「そうそう~。それで、そうわかってるのに、ついその人に惚れちゃったら……」

从'ー'从「どうすr(ry从 ゚∀从「渡辺、杉浦が好きなのか?」

('、`*川「馬鹿岡!」

从;゚∀从「な、なんだよぅ」

从'ー'从「……誰も杉君だなんて言ってないもん」

(゚、゚トソン「私なら」

(゚、゚トソン「私なら、その男の子が困ってる時に、協力してあげたいかも」

('、`*川「私は……どうするんだろう」

('、`*川「どうなるんだろう?……」

从'ー'从「……その男の子を好きな人もいるとしてさぁ」

从'ー'从「1対1ならまだ頑張る気にもなるけど」

('、`*川「その相手が三人もいるとしたら……?」

从'ー'从「よくわかってるじゃんイトーちゃん」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:42:29.84 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「そんな状態なら、男の子に手を出しにくいよね。4人とも」

('、`*川「誰かが諦めるのを、みんな待ってるのよね……」

从 ゚∀从「そこでもし、手を出したらどうなるんだ?」

(゚、゚トソン「さぁ、どうなるだろうね」

('、`*川「出る杭は打たれるって言葉知ってる? 馬鹿岡」

从 ゚∀从「つまり、他三人に何かをされるかもしれないと」

('、`*川「よくわかってるじゃない」

从'ー'从「だからねぇ。もしそんな話があったら、その女の子四人は戦線協定を結ぶべきだと思うんだぁ」

从 ゚∀从「戦線協定?」

(゚、゚トソン「誰も攻め込まないように協定を結ぶのね」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:45:08.41 ID:9C6oAvDwO
('、`*川「どこか一つの国が、ミサイルを一発でも打ちこんだら……」

(゚、゚トソン「四つの国は、たちまち戦争に入っちゃう」

从'ー'从「その四つの国の中心にある、みんなが狙うその国に、誰も干渉しないようにすればぁ」

('、`*川「相手は平和、こっちも抜け駆けがいない限り平和。これ一番の解決策」

(゚、゚トソン「冷戦になりそうだね」

ハイン「……杉浦共和国。か」


みんなわかってました。例え話のフリした持ちかけだって。
どんなに頭が弱い子だって、最近の四人の変化にはちゃあんと気付いていました。
そして、最近なんだかギスギスしてきていた事も、みんなみんな感じ取っていました。

特別なアプローチはしてはいけません。
だけど、全てわかってるつもりの私達でも、わかってない事はあります。
どこからどこまでがいつもどおりで、
どこからどこまでが好意から来る行為なのか?

私達はなんだかんだ言って、ボランティア部が大好きです。三人の女の子だって大好きです。
居場所は壊したくありません。自分が壊れる原因になるのはもっと嫌です。

だから私達は、離れる事にしました。男の子から、いっせいに。

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:49:39.41 ID:9C6oAvDwO
がらり

( ФωФ)「ぬおっ」

( ФωФ)「我が輩よりも早く四人がいるとは。こりゃたまげた」

(゚、゚トソン「それに、もう仕事終わらせたよ」

从'ー'从「ストーブに石油も入れたしぃ、ベルマークも回収してきたし」

( ФωФ)「なんと。それでは今日の仕事は無いじゃないか」

('、`*川「だから今日の部活動は終了。ばいばい」

( ФωФ)「まだ4時前であるぞ」

从 ゚∀从「俺達、とりあえず部長に挨拶だけしておこうと思って残ってただけだからさ」

从'ー'从「じゃあねぇ杉君」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:50:13.14 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「明日は休みだね。何しようかな」

从 ゚∀从「みんなでカラオケでも行こうぜ!」

('、`*川「勉強するんじゃなかったの?」

从 ゚∀从「まぁ、いいじゃんいいじゃん!」

がらり

アハハハハ きゃはははは……

( ФωФ)「……」

( ФωФ)「仕事がない」

( ФωФ)「……我が輩も帰るか」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:53:42.07 ID:9C6oAvDwO
幸いと言っていいのか、男の子と同じクラスの子は一人もいませんでした。

廊下ですれ違う時は、今までなら、相手が忙しそうでも無理やり捕まえて、
会話したりしていましたが、今度からは挨拶だけに留めました。

男の子は頭がいいので、勉強を教えてもらう事も度々ありましたが、
それは私達四人で頑張って解決する事にしました。

男の子と話さないように。

それは不安定な自分の心を壊れないようにするための防御策であり、
他のみんなの心を黒くしないための最善の方法でもありました。

男の子が自分以外の子と話しているのを見ると、
心に嫌な気持ちが充満していくのです。

みんなのためであって、自分のため。
男の子との主な会話は、義務的な内容と、挨拶だけになりました。

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:58:02.49 ID:9C6oAvDwO

がらり

( ФωФ)「休みだとうのに誰もおらぬ」

( ФωФ)「いや、休みなんだからいない方が当たり前か」

( ФωФ)「四人でカラオケにでも行っているのかな……」

( ФωФ)「……」

( ФωФ)「……英語でもやるのである」


( ФωФ)φ カリカリ

(∩)ФωФ)φ

( ぅωФ)φ カリカリ…


( ФωФ)「結局誰も来なかった」

( ФωФ)「普段なら必ず誰かいるのに」

( ФωФ)「……あの騒がしさが何故か恋しい」

( ФωФ)「……明日は早く行くのである」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 22:58:12.69 ID:SSA0H4HAO
>>47と49の間ってなんか抜けてないか?違和感ある。

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:00:31.28 ID:9C6oAvDwO
>>66

すいません。一つ抜けていました

( ФωФ)「ただし、やるのは今日の分が終わってからな。でないと我が輩は見てやらないぞ」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:02:43.10 ID:9C6oAvDwO
私達が急いで行くと、すでに男の子がいました。

いつもなら仕事を始めている事が多いのですが、
今日は切手を机に散りばめたまま、椅子に座ってぼんよりしていました。


がらり

( ФωФ)「……よう」

(゚、゚トソン「仕事はその切手の整理?」

从 ゚∀从「ちゃっちゃとやっちまうか」

('、`*川「四人でやりゃあ早い早い」

从'ー'从「次の分もやっとくね~」

( ФωФ)「珍しいな。無駄話もせずに仕事に向かうなんて」

('、`*川「まぁね」

─── ─── ───

从 ゚∀从「ほい一丁あがりっ」

(゚、゚トソン「頑張れば10分もしないうちに終わるんだね」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:05:46.19 ID:9C6oAvDwO
从'ー'从「よーしみんな帰ろ~」

( ФωФ)「オセロはしないのであるか?」

(゚、゚トソン「杉浦がオセロのお誘いをするなんて。珍しいね」

从'ー'从「でも残念ながらしないんだぁ~」

( ФωФ)「漫画も読まないのか?」

('、`*川「漫画読んでたら杉浦怒るじゃん」

从 ゚∀从「それに、今日は漫画持ってきてないからな」

( ФωФ)「あ、う、そうなのか」

从 ゚∀从「んな訳でばいびー」

('、`*川「ばいならー」

がらり

( ФωФ)「……また明日」

( ФωФ)「……ふー」

( ぅω∩)「……」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:10:18.16 ID:9C6oAvDwO
今日の男の子は、なんだか元気がありません。

どうしたんだろう。
気になるけど、気になっちゃいけない。
いけない。

聞いたら余計気になっちゃう。
平常心。平常心


がらり

( ФωФ)「……」

('、`*川「でさ、貞子ちゃんが本当にいじらしくて。なにあの胸きゅんトライアングル」

从 ゚∀从「あーあー。モララーとかやばいよな。ドクオも頑張ってていい感じなんだよ」

(゚、゚トソン「ちぇっくめいと」

从'ー';从「あああああまた角とったぁ~! ひど~い!」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:10:59.56 ID:9C6oAvDwO
( ФωФ)「仕事は、やってあるのか」

从'ー'从「うん」

('、`*川「だからもう帰っても平気だよ。お疲れ様」

( ФωФ)「そうか。お疲れ、様」

( ФωФ)「……」

がらり

从 ゚∀从「……なんか、元気ないな」

(゚、゚トソン「受験勉強が大変なんじゃない?」

('、`*川「あまり話しかけない方がいいよね。迷惑になっちゃ困るし」

从'ー'从「迷惑に、ね」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:13:55.75 ID:9C6oAvDwO
ある日。部活が休みの日。

老人ホームに申し込むための書類を届けようとした男の子が、倒れました。

今から、郵便局に行ってくる。と、
私達とすれ違ったすぐ後に、ばたーんと大きな音がしたかと思えば、
あの大きな体が、廊下に突っ伏して動かなくなっていたのです。

驚いた私達は重い体を四人で保健室まで運びました。
ごっつい体はいつもより熱く、だるそうな顔をして力無くうなだれる、
男の子の子の普段見ない顔に、つい胸がきゅんとなってしまったのは秘密です。


( ±ω±)

(゚、゚;トソン「杉浦!」

( ±ωФ)「……我が輩は……」

('、`*川「いきなり倒れたんだよ。書類はハインがダッシュで郵便局に持っていってくれた」

( ±ω±)「そうか……申し訳ない……」

从'ー'从「風邪ひいてるのに無理して学校に来ちゃだめだよ!」

( ±ω±)「うん……。うん……」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:17:18.44 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「先生が、無理しすぎだって。体力ないのに勉強頑張りすぎなんだよ……」

('、`*川「あと、心労とか、ストレスが原因だって。本当に馬鹿。ばかばか」

がらり!!

从;゚∀从「杉浦ぁぁぁーー!!」

从'ー'从「! お疲れ高岡ちゃん」

从;゚∀从「俺が一番足速いから郵便局まで行ってきたけどな!」

从;゚∀从「本当はこっから離れたくなかった! 馬鹿! 勝手に倒れやがって!」

( ±ω±)「は……はは……」

('、`;川「何笑ってんの! 馬鹿! アホ! ぶっ生き返すぞ!」

( ±ω±)「久しぶりに……。みんなと話したなと思って……」

从'ー'从「……。いつも、お話ししてたじゃない……」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:20:31.69 ID:9C6oAvDwO
( ±ω±)「話してたけど……。最近、何か変だったのである……」

( ±ω±)「なんか……。みんな急によそよそしくなっていって……」

( ±ω±)「上辺でしか話しをしてない感じがしてたのである……」

从 ゚∀从「杉浦……」

( ±ω±)「我が輩だけ嫌われてるのかなとか……。我が輩、何かしたかなとか考えると、止まらなくなって……」

(゚、゚;トソン「き、嫌いな訳ないじゃん!」

( ±ω±)「なら……。なんで我が輩避けられてたのであるか……?」

(。±ω±)「寂しかった……。でも……今こうやってまた……みんなと話すのは、とても楽……しい……」

( ±ω±) zzz


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:25:17.02 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「……寝ちゃった」

从'ー'从「私達、自分達の事ばっかり考えてて」

('、`*川「肝心の、本人の事なんて、これっぽっちも考えてあげなかった」

从 ゚∀从「そうだよな……。いきなり話しをしなくなったら、嫌われたって思うよな」

(゚、゚トソン「ねぇ……。みんなで、謝らない?」

('、`*川「でもなんて説明するのさ」

从'ー'从「あっ。じゃあこうしようよ!」

从 ゚∀从「いい事考えた!みんなでいっぺんに告白すればみんな踏ん切りついてすっきりさっぱりなんじゃね!?」

('、`*川「え゙っ こっ 告白!?」

从'ー'从「私が言おうと思ってたのにぃ~!」

(゚、゚トソン「でもそれが……。最善策かな」


( +ω+) スヤスヤ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:28:16.15 ID:9C6oAvDwO
クリスマスイブがやってきました。
明日から冬休み。老人ホームに行くのは明日です。
みんな厄介な事は早く済まして起きたいという事で、例の作戦結構の日は今日になりました。

私達は、終了式が終わった後、あの教室に集まっていました。
明日の予定の詳しい説明があるので、今日が二学期最後のボランティア部の活動です。

強い風が窓をがたぴしと凪いでいきます。
そんな音に混じって、がらりと戸が開く音がしました。


( ФωФ)「……」

从 ゚∀从('、`*川
从'ー'从(゚、゚トソン

( ФωФ)「何であるかみんなして固まって」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:30:52.77 ID:9C6oAvDwO
从 ゚∀从「あんな、ちょっと話しがあるんだ」

('、`*川「ちなみに今日は、まだ仕事やってないよ」

从'ー'从「だから仕事しながらゆっくりお話ししようねぇ~」

(゚、゚トソン「という訳で、ちょっとそこに腰掛けなさい」

(;ФωФ)「な、何であるか? いじめか? それかまた村八分にするつもりとか……」

『そんなんじゃないよ』

「え、」

『あのね、私達四人は……』


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:35:16.07 ID:9C6oAvDwO
花の女子高生です。
私達はみんな一緒に美府高校に進学しました。
ハインが、解答欄一個ずれてたかも。なんて言い出した時は思わず戦慄してしまいましたが、
どうにかこうにか、四人一緒に受かったので、
終わりよければ全てよし。


ミセ*゚ー゚)リ「USDX(ウルトラスーパーデラックス)パフェになりまーす」

从*>∀从「かぁぁぁー! パフェうっめ!」

(゚、゚;トソン「パフェ……? 生クリームの山じゃなくて?」

从'ー'从「そんな量一人でよく食べれるねぇ。盛岡君と食べたりはしないのぉ?」

从 ゚∀从「だってあいつ、俺がパフェあーんさせてやるから喫茶店行こうぜっ!て言うと」

从 ∀从「……喫茶店行くの拒否しやがるんだぜ? ……俺……どうすればいいのか……」

(゚、゚トソン「私都村だけど、口の周り生クリームだらけのこの女に彼氏って……」

('、`*川「やーねーやーねー。あんまい空気振り巻きやがって」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:36:46.00 ID:9C6oAvDwO
(゚、゚トソン「イトーも彼氏とか作ればいいじゃない」

('、`*川「作れるなら作ってるわよ。でも今の私はそこら辺の男に構ってる暇はないからね」

('、`*川「SASUGA様を追う軍資金確保のため、バイトしたりファンクラブに入ったり……」

从'ー'从「そうやって、ビジュアル系にぞっこんだから彼氏できないんじゃなあい?」

(゚、゚トソン「ねー。面食いは損するよ」

从 ゚∀从「愛さえあれば顔なんて関係ない!」

('、` 川「うぜー。こいつらまじうぜー」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:41:41.33 ID:9C6oAvDwO
からんころん

('、`*川「おっ。来たかな?」

(゚、゚トソン「中学は学ランだったから、ブレザー着てると思うと、ちょっと変な感じがするね」

从'ー'从「見たらまた惚れちゃうかもぉ……」

从 ゚∀从ノシ「おーい! こっちこっち!」

('、`*川「ほんと久しぶりね。さぁー今日は杉浦の近況をもりもりげろってもらおーっと」

(゚、゚トソン「杉浦、彼女とかできたのかな? あそこの学校女子多そうだし」

从'ー'从「できてたら……。なんか複雑な気持ちぃ」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:42:00.15 ID:9C6oAvDwO

キャーキャー ギャーギャー

「……」

しばらくして、喫茶店内に、押し殺したようなお叱りの声が響きました。
そこでみんな、やっと周りのお客さんの存在を思い出して、渋々と静かになります。

だけど私達は、相変わらずこのパターンは変わってないな、と、
笑いを堪えきれなくなり、一瞬の静寂の後、誰ともなく、吹き出してしまって、結局またその辺りは笑い声が溢れる事になりました。

そんな私達を見て男の子は、相変わらず姦しいな。と一言呟いた後、
少しだけ、笑いました。

今日はみんなで、いっぱいいっぱいお喋りする予定です。


おわり

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:45:11.32 ID:ipARWY/FO
乙!面白かった!これで心置きなく眠れる!

一応聞いておきたいんだけど( ФωФ)は誰も選ばなかったってオチ?

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:45:17.21 ID:9C6oAvDwO
そんな訳で、ここで終わりです。
長い投下に付き合っていただき、支援その他諸々、本当にありがとうございました。

途中抜けててすいません。ハインの変換忘れててすいませんでした

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/28(火) 23:48:13.16 ID:9C6oAvDwO
>>99
( ФωФ)「はっ!?」

(σ+ω+)「……」

(;ФωФ)「!?」

こんな感じで戸惑いパニくり、結局誰も選ばれませんでした
彼から見たら、女の子達はいい友人としか思われていなかったようです
だから彼の優しさも全て友愛から来るものだったりします

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