mesimarja
気に入ったスレを集めてみました。
10 | 2017/11 | 12
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ミニ四レーサー('A`)のようです
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:21:33.64 ID:yr6hkM/lO
~プロローグ~

皆さんはミニ四駆というものをご存知だろうか?
ミニ四駆とは、田宮が開発した子供でも簡単に組める接着剤不要のはめ込み式、単三電池で走らせることができる車型のプラモデルだ。
ミニ四駆は最初こそ目立たない存在だったが、徐々にその人気を増していき、さらには漫画、アニメとタイアップするに至って二度の大ブームを巻き起こした。
…しかし、世の中というのは無常なもの。様々な娯楽が溢れるこの時代、子供たちの興味は他のものに移っていってしまった。かくして第二次ミニ四駆ブームは終焉したのである。


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:24:52.95 ID:yr6hkM/lO
しかし2005年11月、田宮は新たなミニ四駆を市場に送り出す。ミニ四駆PROである。
ミニ四駆PROとは、今まで横置きだったモーターを縦置きにし、駆動効率の改善を図ったMSシャーシを採用したものだ。
これにより、かつてミニ四駆に触れた者たちが再びミニ四駆界に帰ってきた。だが、子供たちの間では依然としてミニ四駆はマイナーなものであり、第三次ブームと呼ぶには程遠い状態だった。

しかし、その状況を大きく変える事件が起こる!


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:28:27.26 ID:yr6hkM/lO
20××年、モナーとニダーという2人の博士によって、ある装置が発明された。
その装置はミニ四駆につけることで自由なコーナリングを可能にした。
それだけではない、さらには持ち主の意志に共鳴して、様々な走りをすることまで可能になったのだ。その装置の名前をGPチップという。
この漫画やアニメのような新装置を搭載したミニ四駆に子供たちは飛びついた。いや、子供たちだけではない。大人までも巻き込んだ一大ブームにまで発展したのだ。
模型店には人が溢れ、草レースが行われた。さらには年に4回のSGJC(スーパーグレートジャパンカップ)が開催され、ミニ四レーサー達は日本一の栄光を目指し競い合った。
…しかし、ブームの火付け役となったモナー博士とニダー博士は、次第にミニ四駆に対する考えの違いから反目するようになり、遂には袂を分かつこととなった。
これは、そんなミニ四駆ブームの中で、後に伝説のミニ四レーサーと呼ばれるようになった、ある青年の物語である。

~ミニ四レーサー('A`)のようです~


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:31:17.67 ID:yr6hkM/lO
~第1話・装着、GPチップ!悪を蹴散らせ!~


('A`)「よ~し、俺も模型店に行くかな」

ここVIP町に1人の冴えない青年がいた。名前をドクオという。彼も世間のミニ四駆ブームに乗り、押し入れからかつて使ったマシンを引っ張りだしたのだが…。

(;'A`)「やっぱりこいつじゃダメかなぁ…」

ドクオのマシンはタイプ3シャーシのエンペラーだった。本来ドクオはレッツ&ゴー世代である。それではなぜフルカウルではなく四駆郎のマシンを使っているのか?

('A`)「でもカーチャンから貰った思い出のマシンだしな」

そう、このエンペラーはドクオの母が厳しい家計をやりくりしてドクオに買い与えたものだったのだ。フルカウル全盛の当時、友達にバカにされたりもしたが、カーチャンに感謝して大事に走らせ続けたマシンだったのだ。

('A`)「地図だとこの辺だな…お、やってるやってる!」

荒巻模型店と看板のかけられたその店の隣にはミニ四駆コースが設置され、たくさんのレーサーで賑わっていた。

ξ゚⊿゚)ξ「いらっしゃい。あら、あなたもミニ四駆?」

('A`)「あ、はい」

店名の入ったエプロンをつけた女性に話しかけられるドクオ。ここの店員だろう。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:35:42.05 ID:yr6hkM/lO
( ^ω^)「おっお、そのエンペラー昔のだお?もしかしてブーンと同じ復帰組かお?」

こんどはニコニコした男から話しかけられる。ドクオと同年代か。

('A`)「あ、はい。…“ブーンと同じ”ってことは…」

( ^ω^)「そうだお、ブーンも今日からミニ四駆に復帰するんだお」

そういって男がマシンを見せてきた。

('A`)「そのマシンは…」

( ^ω^)「おっお、ホライゾンだお!」

('A`)「見たところ俺と同年代ですよね?レッツ&ゴーのマシンじゃなくてダッシュ四駆郎のマシンって珍しいですね」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:38:41.37 ID:yr6hkM/lO
( ^ω^)「敬語なんか使わなくていいお。おっお、昔はマグナムセイバーを使ってたんだお!だけど探してもどうしても見つからないから新しくこいつを買ったんだお!」

('A`)「どうしてホライゾンを?」

( ^ω^)「お、それは…ブーンの名前が内藤ホライゾンだからだお!だけどみんなからはブーンって呼ばれてるお!よろしくだお!」

('A`)「俺はドクオ、鬱田ドクオ。よろしく」

( ^ω^)「おっお、よろしくだお!…それじゃあ早速コースに行くかお?」

('A`)「あ、うん…」

「や、やめてください!」

そのときコースの方から子供の叫び声が聞こえた。


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:42:01.40 ID:yr6hkM/lO
(;'A`)「な、なんだ?」

(;^ω^)「行ってみるお!」

(;><)「や、やめてくださいなんです!」

ミ,,゚Д゚彡「うっせーなぁ、レースなんだから勝つためにはなんでもありだろ?」

从 ゚∀从「おいおい、フサギコ、子供のおっせーマシンなんかに本気になるなよ」

そこでは2台のマシンがレースをしていた。フサギコと呼ばれた男のマシンと、子供のマシンのようだ。

(;'A`)「こ、これは…!」

(;^ω^)「ひ、ひどいお!」

コースではフサギコのマシンが子供のマシンを執拗に攻撃していた。


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:45:07.07 ID:yr6hkM/lO
ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと!子供のマシンになんてことするのよ!」

店員が止めに入るが…

ミ,,゚Д゚彡「うっせぇな、俺を誰だと思ってる。ニダー博士に選ばれたレーサー、フサギコ様だぜ?」

(;'A`)「ニダー博士!?」

ξ;゚⊿゚)ξ「噂は本当だったのね!」

(;^ω^)「噂?」

ξ゚⊿゚)ξ「最近ニダー博士が全国の優秀なレーサーをスカウトして回ってるって噂よ。選ばれたレーサーには特別なGPチップが与えられるとか…」

(;'A`)「で、でもニダー博士ってたしか…」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ、勝利至上主義よ。速ければなんでもいい、勝つためなら相手のマシンを壊してもいい、っていう」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:48:05.99 ID:yr6hkM/lO
(;^ω^)「たしかそれが原因でモナー博士と決別したんだおね?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ええ。だからニダー博士に選ばれたレーサーも各地のコースを荒らして回ってるって聞いたけど…まさかこのお店にまで来るなんて…」


ミ,,゚Д゚彡「ゴチャゴチャうっせぇな。モナー博士の子供がいるっていうから勝負しに来たのに、このガキ並のレーサー以下じゃねーか。そろそろ終わりにするぜ?」

(;><)「や、やめて…」

「やめろ!」「やめるお!」

ドクオとブーン、2人は我慢しきれずに怒鳴っていた。フサギコのマシンが攻撃の手を緩める。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:51:02.77 ID:yr6hkM/lO
ミ,,゚Д゚彡「ん、なんだよ」

(#'A`)「ミニ四駆はそんな風に走らせるものじゃない!」

(#^ω^)「そうだお!正々堂々と勝負するお!」

ミ,,゚Д゚彡「俺がどんなレースしようと俺の勝手だろ。…お前たちもミニ四レーサーか。だったらお前たちが相手してくれよ」

フサギコがドクオとブーンのマシンに目を向ける。

(#^ω^)「臨むところだお!」

(#'A`)「受けて立つ!」

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、あんたたち…」

(#^ω^)「ツン、止めるなお!」

ξ゚⊿゚)ξ「いや、そうじゃなくて…あんたたちのマシンGPチップ搭載してないんじゃない?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:53:49.47 ID:yr6hkM/lO
(;'A`)「あ…」

(;^ω^)「お…」

そう、復帰したばかりの2人はまだGPチップを手に入れていなかったのだ。

ミ,,^Д^彡「ギコハハハハ!GPチップもつけたことない奴がこの俺様と勝負だって?ちゃんちゃらおかしいぜ!」

(#'A`)「クッ…!」

このまま黙って引き下がるしかないのか。しかし、そのとき救世主が現れた。

/ ,' 3 「ふぉっふぉ、GPチップならこれを使いなさい」

ξ゚⊿゚)ξ「おじいちゃん!」

( ^ω^)「荒巻のじっちゃん!」

どうやらこの老人、ツンという店員の祖父で、この荒巻模型店の店長のようだ。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:56:12.72 ID:yr6hkM/lO
('A`)「でも…いいんですか?これって今どこも在庫切れで次の入荷待ちの予約もいっぱいとか聞きますけど…」

/ ,' 3 「いいんじゃよ。ワシは2人の勇気とミニ四レーサー魂に感動したんじゃ。このくらいさせとくれ」

( ^ω^)「荒巻のじっちゃん、ありがとうだお!」

('A`)「ありがとうございます」

/ ,' 3 「付け方はわかるかの?チップをマシンにつけて、チップとペアの腕輪を腕につけるんじゃ」

早速2人ともGPチップをセットする。

('A`)「これでよし…」

(#^ω^)「さあ、勝負するお!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 18:59:24.18 ID:yr6hkM/lO
从 ゚∀从「2人相手か。だったら俺も出るぜ」

もう1人の女レーサーが口を挟む。

ミ,,゚Д゚彡「おいおい、ハイン、こんな奴ら俺1人で大丈夫だぜ?」

从 ゚∀从「いいじゃねえか、見てるだけじゃ飽きてきてよ」

ミ,,゚Д゚彡「勝手にしろよ」

4人がスタート地点につく。コースはGPチップ搭載マシンに対応した仕切りのないオープンコースだ。

ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあ準備はいいわね?レディ…」

ξ゚⊿゚)ξ「ゴー!」

ツンの合図で4台のマシンが一斉にスタートする。

('A`)「いけっ!エンペラー!」

( ^ω^)「いくお!ホライゾン!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:01:13.08 ID:yr6hkM/lO
ドクオのエンペラー、ブーンのホライゾンも飛び出すが…

从 ゚∀从「おっと、そうはさせねぇ」

ミ,,゚Д゚彡「可愛がってやるよ」

ハインのサイクロンマグナム、フサギコのレイスティンガーにそれぞれ阻まれる。

(;'A`)「クッ、いきなり…!…う、うわっ!危ない!」

从 ゚∀从「オラオラ、楽しませてくれよ?」

サイクロンマグナムがエンペラーを小突く。

(#^ω^)「ドクオ、攻撃なんか無視して先にゴールすればいいんだお!」

(;'A`)「そ、そうだね!」

从 ゚∀从「だからさせねぇって」

ミ,,゚Д゚彡「そ~らよっ!」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:04:20.07 ID:yr6hkM/lO
ニダー博士に選ばれたレーサーだけあって、ハインとフサギコのマシンはかなり速い。今だってかなり手を抜いているのだろうが、おちょくるような攻撃を重ね、決して前には出させない。

(;^ω^)「このままじゃゴールの前に壊されちゃうお…そうだお!」

ミ,,゚Д゚彡「あん?」
フサギコが間抜けな声をあげる。

(#^ω^)「ホライゾン頑張るおー!ブーンがついてるおー!」

ブーンがマシンと併走しながら応援を始めたからだ。SGJCのような巨大コースならわかるが、ここは町の模型店に併設する小さなコースだ。マシンと併走するレーサーはまずいない。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:07:46.04 ID:yr6hkM/lO
ミ,,^Д^彡「ギコハハハハ!なにやってんだあいつ!」

( ><)「ホライゾンが加速してるんです!」

ミ;,,゚Д゚彡「な、なに!?」

少年の言うとおり、ブーンのホライゾンはグングン加速し、レイスティンガーを引き離す。

/ ,' 3 「ふぉっふぉ、GPチップを搭載したマシンはレーサーの心に共鳴して速くなるからの」

('A`)「そうか…!」

ドクオは思う。自分は今まで相手がニダー博士に選ばれたレーサーだからと、心のどこかで怖じ気づいていなかったかと。

(#'A`)「行くんだ、エンペラー!お前の力を見せてやれ!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:10:21.75 ID:yr6hkM/lO
ドクオのマシンも加速し、サイクロンマグナムを引き離す。

从 ゚∀从「へえ…なかなかやるじゃねえか」

しかしなぜかハインは不適な笑みを浮かべる。

从 ゚∀从「そうでなきゃな。いいだろう…見せてやるよ、俺のマシンの必殺技を!」

(;'A`)「必殺技!?」
从#゚∀从「ウオオオオオオ…!」

ハインが雄叫びをあげる。サイクロンマグナムのGPチップとハインのつけたペンダントが青く輝く。

(;'A`)「ま、まさか!?」

(;^ω^)「マグナムトルネードかお!?」

从#゚∀从「そんなちんけなもんじゃねーっ!かっとべ、マグナムッ!!」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:16:47.97 ID:yr6hkM/lO
マグナムがコーナーから飛び出し横回転を始める…!!


    スパイラル・エッジ
从#゚∀从「螺旋の刃!!」

サイクロンマグナムが回転しながら周囲の空気を巻き込む…!!生み出されたのはまさに螺旋状の空気の刃っ!!


(;'A`)「う、うわあぁ~、俺のエンペラーがっ!」

从 ゚∀从「ちっ、外したか…」

たしかに直撃は免れたものの、マシンの三分の一は破壊されてしまった。

(;^ω^)「ド、ドクオ!」

ミ,,゚Д゚彡「おっと、人のこと気にしてられんのか?」

(;^ω^)「お!?」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:28:32.82 ID:yr6hkM/lO
フサギコのマシンもいつの間にかブーンのマシンに接近していた。

ミ,,゚Д゚彡「ハインの奴派手にやりやがって…俺もしっかり決めてやるぜ」

それぞれ攻撃目標をとらえる…!

从 ゚∀从ミ,,゚Д゚彡「「これでとどめだっ!!」」

(;'A`)「エンペラー!」

(;^ω^)「ホライゾン!」

ミ,,゚Д゚彡「あれ?」
从#゚∀从「なにぃ?」

しかしエンペラーとホライゾンは無事だった。なぜなら…

\(^o^)/「オワタ 参上」

('(゚∀゚∩「そこまでだよ!」

突如現れた2人のレーサーのマシンがまるで閃光のように割り込んだからだ。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:31:30.56 ID:yr6hkM/lO
ミ,,゚Д゚彡「お前らは…!」

从#゚∀从「ちっ!いいところだったのよう!」

( ><)「オワタさん!なおさん!助けに来てくれたんですね!」

('(゚∀゚∩「お前たちの好きにはさせないよ!」

\(^o^)/「ビロードくん もう 大丈夫です」

なにやらハインとフサギコ、そしてモナー博士の息子は知り合いのようだ。

ミ,,゚Д゚彡「構わないぜ、こいつらもやっちまおう、ハイン」

从 ゚∀从「…いや、今日はモナー博士の息子の様子を探れとの命令だ。他のモナー傘下のレーサーとはぶつかるなと言われただろ?」

ミ,,゚Д゚彡「…チッ!しかたねぇ、今日は退くか」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:34:04.22 ID:yr6hkM/lO
ハインとフサギコが帰っていく。と、ハインが振り向いて聞いた。

从 ゚∀从「…おい、お前ら名前はなんていう?」

(#^ω^)「…ブーンだお」

('A`)「ドクオだ」

从 ゚∀从「…そうか、覚えておこう。俺の名前はハインリッヒ高岡。いずれまた会うこともあるだろう」

そう言うと、今度こそ2人は去っていった。

( ><)「みんなありがとうなんです!」

(;'A`)「いや、俺達は全然役に立てなくて…」

(;^ω^)「そうだお…2人が来てくれなかったらどうなったことか…」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:37:06.49 ID:yr6hkM/lO
(;'A`)「そ、そうだ、助けてくれてありがとうございました。お二人はいったい…。それにその子、モナー博士の子供って…」

('(゚∀゚∩「僕の名前はなおるよ!だいたい“なおさん”って呼ばれてるよ!」

\(^o^)/「僕は オワタです」

('A`)「あ、ドクオです」

( ^ω^)「内藤ホライゾン、ブーンって呼んでくださいお」

('(゚∀゚∩「僕たちはモナー博士にスカウトされたレーサーなんだよ!」

\(^o^)/「今日は モナー博士に 頼まれて 優秀なレーサーを 探してたんです」

(;'A`)(;^ω^)「「な、なんだって!」」
('(゚∀゚∩「詳しい話は研究所でするよ!その壊されたマシンも、モナー博士の研究所でならきっとなおるよ!ついて来てくれるかな?」

(;^ω^)「は、はいですお!」

(;'A`)「そ、そういえば俺のエンペラー!い、行きます!」

\(^o^)/「それでは 行きましょう」

こうしてドクオはミニ四駆に復帰した。この男が後に伝説のミニ四レーサーと呼ばれることなど、まだ誰も知る由はなかった。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/31(金) 19:42:51.71 ID:yr6hkM/lO
川 ゚ -゚)「…という話を考えたのだが」

从#゚∀从「ちょっと待てよ!どうして俺は悪役なんだよ!」

川 ゚ -゚)「人数の都合でな。それとイメージだ」

从#゚∀从「俺のどこに悪役のイメージがあるっていうんだよ!」

川 ゚ -゚)「そういうところだ」

73 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 21:21:14.94 ID:yr6hkM/lO
~第2話・襲来!ニダー博士の刺客!衝撃の双子レーサー!~

ドクオとブーンはなおるよ達に連れられてモナー博士の研究所に向かった。
('(゚∀゚∩「着いたよ!」

(;'A`)「ここが…」

(;^ω^)「すごく広いお…」

ドクオたちが連れてこられた研究所は、広い敷地内にたくさんの研究設備が置かれていた。もちろんテスト走行もするのだろう、巨大なコースも目につく。

(;'A`)「さすがミニ四駆の権威、モナー博士の研究所だな…」

\(^o^)/「博士がいるのは この部屋です」

(;^ω^)「なんだか緊張するお…」

('(゚∀゚∩「大丈夫だよ!モナー博士は気さくな人だからね!」

( ><)「お父さんは優しいんです!」

('(゚∀゚∩「それじゃあ入るよ!モナー博士、なおるよです!レーサー候補を連れて来ました!」

「どうぞモナ」

(;'A`)「え?ちょ…俺達がレーサー候補?」

(;^ω^)「お、ちょっと待って欲し('(゚∀゚∩「いいからいいから!入るよ!失礼します!」


77 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 21:30:17.03 ID:yr6hkM/lO
有無を言わさず室内に押し込まれるドクオとブーン。そこには恰幅のいい男性が優しげな笑みを浮かべて立っていた。

( ´∀`)「ミニ四VIP研究所へようこそ。私が所長のモナーだモナ」

(;'A`)「ど、童貞ちゃうわ!じゃない!ど、ドクオです」

(;^ω^)「ぶ、ブーンですお」

( ´∀`)「そんなに緊張しなくていいモナよw…おや、ビロードも来てたモナ?」

( ><)「はいなんです!…今日はドクオお兄ちゃんとブーンお兄ちゃんに助けて貰ったんです!」

( ´∀`)「…ほう。詳しく話を聞かせて欲しいモナ」

('(゚∀゚∩「博士、実は…」

なおるよがこれまでのいきさつを博士に語った。

84 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 21:39:07.88 ID:yr6hkM/lO
( ´∀`)「…なるほど。ビロードを狙ってくるとは予想外だったモナ。ビロード、怖かったモナね?すまなかったモナ」

( ><)「平気なんです」

( ´∀`)「ドクオくん、ブーンくん、ビロードを助けてくれて本当にありがとうモナ」

モナーが深々と頭を下げる。

(;'A`)「そ、そんな!俺達なんかちっとも役に立てなくて…」

(;^ω^)「そうですお!頭を上げてくださいお!」

( ´∀`)「…いや、ニダーのスカウトしたレーサーは精鋭揃いモナ。それに挑んでいくなんて、並大抵のレーサーにはできないモナ。なおくん、オワタくん、良いレーサーを見つけてきてくれたモナね」

\(^o^)/「えっへん」

('(゚∀゚∩「2人はまだまだ特訓の余地があるけど、磨けばもっと良いレーサーになりますよ!」

('A`)「あ、そのスカウト云々の話なんですけど…」

( ^ω^)「お、ブーンも気になりますお」

86 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 21:49:19.83 ID:yr6hkM/lO
( ´∀`)「そうモナね。どこから話したらいいモナか…」

('A`)「あの、今日俺達が戦った奴らは…」

( ´∀`)「そうモナね、それから説明するモナ。ニダーが優秀なレーサーを集めていることはもう聞いたモナね?」

( ^ω^)「はいですお。でもどうしてそんなことをするんですかお?」

( ´∀`)「簡潔に言うと、自分の研究所に優秀なレーサーを集めてミニ四駆界を支配する為モナ」

(;'A`)(;^ω^)「「ミニ四駆界の支配!?」」

モナーは続ける。

( ´∀`)「そうモナ。ニダーは極端な勝利至上主義で、速ければいい、勝つためには相手のマシンの破壊も厭わない男モナ。
今はまだ、そこまで極端な思想は巷には広まってないモナ。正々堂々と戦って、勝っても負けてもお互い称え合う、それを理想とするのが普通モナ」

( ^ω^)「おっお、当然ですお」

92 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 21:58:35.90 ID:yr6hkM/lO
( ´∀`)「でもその風潮が少しずつ変わってきているモナ」

('A`)「どうしてですか?」

( ´∀`)「去年のSGJCのウインターカップにあるひとりの無名選手が出場したモナ。…実際見てもらった方がいいモナね」

そういうとモナーは一枚のDVDを機械にセットした。

( ´∀`)「予選はとりあえずいいモナ。早送りして…このレースモナ」

( ^ω^)「おっお、どのマシンも速そうですお!」

('A`)「問題のレーサーはどれですか?」

( ´∀`)「このレーサーモナ」

モナーが指差す先には覆面を被った小柄なレーサーが映っていた。

(;'A`)「なぜ覆面…」

( ^ω^)「ずいぶんちっちゃいですお。もしかして子供ですかお?」

( ´∀`)「…かもしれないモナ。さあ、レースが始まるモナよ」

96 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 22:14:07.14 ID:yr6hkM/lO
(;^ω^)「……」

(;'A`)「……」

レースを見終わったドクオたちは全く言葉が出せなかった。

( ´∀`)「…感想はどうモナ?」

(;'A`)「いや、なんていうか…」

(;^ω^)「すごすぎますお…」

正に圧巻だった。スタート直後から圧倒的な加速。鋭いコーナリング。全てが完璧だった。ほとんどのマシンはついて行くことすらできない。
そしてただ一台だけなんとか追いすがっていたマシンは衝撃波のようなもので弾き飛ばされていた。
( ´∀`)「別に他のレーサーが遅いわけじゃないモナ。むしろ大会始まって以来のスター選手揃いだったモナ。中でも最後まで追いすがったマシンのレーサー、ショボンくんは一番の注目株だったモナ」

( ^ω^)「おっお、孤高のレーサーショボン!ブーンも聞いたことがありますお!」

('A`)「そんなに有名なの?」

( ´∀`)「ショボンくんはその年のスプリングカップ、サマーカップ、オータムカップの覇者だったモナ。ウインターカップを制覇すれば、史上初のグランドスラム達成だったモナ。さらに自身の100連勝の記録もかかってたモナ」

99 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 22:23:42.14 ID:yr6hkM/lO
(;'A`)「す、すごい!」

( ´∀`)「だからもちろんみんなショボンくんに注目してたモナ。だけど…」

('A`)「覆面レーサーが勝ってしまったわけですね」

( ´∀`)「そうモナ。あの後の騒ぎはすごかったモナ。ミニ四駆界に新星現る!あのショボンが敗れた!って。そのレースの様子を見て、圧倒的な速さと何者も寄せ付けない凶暴さに魅せられた者も少なくないモナ」

( ^ω^)「なるほどですお」

( ´∀`)「そしてその覆面レーサーの所属がニダー博士の研究所であることが判明したモナ。それからは速さを求めてニダーの下に集うレーサーが増えてるモナ」

(;'A`)「でも、そんなレーサーばっかりになったら…」

( ´∀`)「ミニ四駆界が殺伐としてしまうモナ。子供から大人まで楽しめるのがミニ四駆の魅力モナ。だから相手のマシンを壊すような、そんな暴力的なレースは広まってほしくないモナ」

101 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 22:31:36.17 ID:yr6hkM/lO
だから、とモナー博士は続ける。

( ´∀`)「私も優秀なレーサーを集めて、ニダーに対抗することにしたモナ」

('A`)「なるほど」

( ^ω^)「そういうことだったんですかお」

( ´∀`)「…というわけで、ドクオくん、ブーンくん、協力してくれるモナ?」

(;'A`)「で、でも、俺は優秀なレーサーなんかじゃ…」

(;^ω^)「ぶ、ブーンもですお」

( ´∀`)「そんなことないモナ。2人はマシンを壊されそうなビロードの為に飛び出してくれたモナ。君たちにはそういう心意気を全国のレーサーに伝えて欲しいモナ」

(*'A`)「な、なんだか照れるな」

(*^ω^)「だおだお」

( ´∀`)「それでは改めて、ドクオくん、ブーンくん、協力してくれるモナ?」

ドクオとブーンは少し視線を交わしたあと、

('A`)( ^ω^)「「はい!」」

力強く頷いた。

104 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 22:43:38.88 ID:yr6hkM/lO
( ´∀`)「ありがとうモナ。これからよろしくモナ!」

モナーは2人と堅く握手を交わした。

('(゚∀゚∩「モナー博士、壊された2人のマシンを見てあげて欲しいんだよ!」

(;'A`)「あ、そうだった!お願いします、俺のエンペラーが…」

(;^ω^)「ブーンのホライゾンもお願いしますお」

( ´∀`)「どれどれ…ふ~む、ブーンくんのホライゾンは補修でなんとかなりそうだけど、ドクオくんのエンペラーはこれだけ損傷が激しいと…」

(;'A`)「な、直らないんですか?」

( ´∀`)「直らなくはないけど、ほとんど違う形になっちゃうモナね」

('A`)「そ、そうですか…」

( ´∀`)「…このマシン、すごく大事にしてたモナね?」

('A`)「はい…」

( ´∀`)「任せるモナ!新しく生まれ変わらせて、またドクオくんと一緒に走らせてあげるモナ」

('A`)「はい!お願いします!」

106 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 22:53:02.00 ID:yr6hkM/lO
( ´∀`)「じゃあ一度GPチップを外すモナね…!?」

2人のマシンのGPチップを見て驚くモナー。

(;´∀`)「き、君たち、このGPチップはどこで手に入れたモナ?」

('A`)「え、これは模型屋の店長がくれたんです」

(;´∀`)「そ、その店長ってどんな人モナ?」

( ^ω^)「荒巻のじっちゃんのことですかお?」

(;´∀`)「荒巻っ…!」

ハッとした表情をするモナー。

('A`)「どうしたんですか?」

( ´∀`)「…いや、なんでもないモナ」

( ^ω^)('A`)?

顔を見合わせるドクオとブーン。

( ´∀`)(そうですか、荒巻先生…この2人に先生の研究の結晶を託したモナね)

それをよそにモナーはどこか嬉しそうに頷いていた。

110 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 23:04:48.46 ID:yr6hkM/lO
そこへ室内の電話がなって、モナーが出る。

( ´∀`)「…うん…うん…わかったモナ」

('(゚∀゚∩「博士、一体なんの電話だったんですか?」

( ´∀`)「う~ん…ニダー研究所のレーサーがレースを申し込んできたらしいモナ。堂々と正門から入って来たらしいモナ」

(;'A`)「な、なんですって!?」

(;^ω^)「大胆不敵ですお」

('(゚∀゚∩「敵の本拠地にやってくるなんてよっぽど腕に自信があるのか…」

\(^o^)/「無鉄砲なのか」

( ´∀`)「どうするモナか…相手は2人らしいモナ」

('(゚∀゚∩「博士、僕がいきますよ!」

\(^o^)/「僕も いきます」

( ´∀`)「任せていいモナか?…それじゃあドクオくんとブーンくんも連れて行って見学させてあげるモナ」

('(゚∀゚∩「わかりましたよ!」

115 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 23:24:15.41 ID:yr6hkM/lO
4人は所内のレース場に向かった。

( ^ω^)「それにしても博士はずいぶんあっさりとレースを許したおね」

('A`)「それだけなおさんとオワタさんを信頼してるんだろう」

('(゚∀゚∩「着いたよ!」

巨大なコースの前に到着した。すると物陰から…

( ´_ゝ`)「遅いぞ!」
(´<_` )「まったく、客人を待たせるとは…」

そっくりな顔をした2人の男が現れた。

(;'A`)「ふ、双子?」

( ´_ゝ`)「いかにも」

(´<_` )「我ら流石兄弟」

( ´_ゝ`)「兄者!」

(´<_` )「弟者!」

( ´_ゝ`)「「2人で1人、一心同体!」」(´<_` )

(;^ω^)「息ピッタリだお!」

118 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 23:32:41.26 ID:yr6hkM/lO
(´<_` )「さて、そちらは誰が相手をしてくれるのかな?」

\(^o^)/「オワタと」

('(゚∀゚∩「なおるよだよ!」

( ´_ゝ`)「ほう、楽しみだな。ところでコースはそちらの本拠地なんだ、ルールくらいこちらで決めさせてもらえないか?」

\(^o^)/「一理あります」

('(゚∀゚∩「構わないよ!」

(;'A`)「ちょ、いいんですか?」

(;^ω^)「そうですお!どんなルールを出してくるかわからないのに!」

('(゚∀゚∩「大丈夫だよ!」

\(^o^)/「負けません」

2人は自信満々だ。

121 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 23:42:06.26 ID:yr6hkM/lO
( ´_ゝ`)「それじゃあ…」

(´<_` )「2人のうちどちらか1人でも先にゴールした方を勝ちとする」

( ´_ゝ`)「ただし!」

(´<_` )「どちらか一方でもリタイアしたらそのチームの負け」

(;'A`)「なおさん、これって…」

(;^ω^)「事実上のバトルレースなんじゃ…」

どちらか一方でもリタイアしたら負け。つまり相手のどちらでもクラッシュさせればその時点で勝ちがほぼ確定するのだ。

('(゚∀゚∩「大丈夫だよ!」

\(^o^)/「負けません」

やはり自信満々だ。

( ^ω^)「おっお、よっぽどお互いを信頼してるんですお」

('(゚∀゚∩「僕がトップでゴールするから、オワタくんはゆっくりクラッシュさせられないように気をつけてゴールするといいよ!」

\(^o^)/「いやいや なおさんの古いマシンじゃ 無理です」

(;'A`)「え?」

124 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/10/31(金) 23:50:52.91 ID:yr6hkM/lO
('(゚∀゚#∩「古いマシンだからって遅くはないよ!君の痛々しいマシンよりかは速いよ!」

\(#^o^)/「僕のかわいらしいマシンをつかまえて 痛々しいとは なんですか」

2人は流石兄弟をほったらかして喧嘩を始めてしまった。

(;^ω^)「この2人もしかして…」

(;'A`)「仲悪いの?」
不安に顔を曇らせるドクオとブーン。

( ´_ゝ`)「あの~、そろそろいいかな?」

(´<_` )「レースを始めよう」

('(゚∀゚∩「そうだったよ!オワタくんなんかと喧嘩してる場合じゃなかったよ!」

\(^o^)/「まったくです」

4人がマシンの準備を始める。

('A`)「そういえばなおさんとオワタさんのマシンはどんなマシンなんですか?」

( ^ω^)「おっお、そういえば助けてもらったときは良く見れなかったお」

126 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:00:35.99 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚∩「僕のマシンはこれだよ!」

('A`)「これは…」

なおるよのマシンはタイプ1シャーシのサンダーショットだった。

('(゚∀゚∩「古いシャーシだからってそこらのマシンには負けないよ!」

いくらGPチップによって多少補正がかかるとはいえ、マシンのスピードはシャーシの出来に依存するのだ。
一番古いタイプ1シャーシでこの自信、きっとそれを裏付ける実績もあるのだろう。そしてドクオたちはその速さを一瞬ではあるが目の当たりにしている。

( ^ω^)「オワタさんのマシンも見せて欲しいですお」

\(^o^)/「いいですとも」

(;'A`)「これはまた…」

オワタのマシンはボディにアニメの女の子のキャラクターが印刷されたTRFワークスだった。

\(^o^)/「かわいいでしょう この娘は魔法少女へりかる☆クラウンのピンク・クラウンちゃんで…」

(;'A`)「はぁ」

オワタが長々と語り出す。

128 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:06:14.70 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚#∩「オワタくん、レース始まるよ!まったく、その話が始まると長いんだから…」

なおるよがオワタをスタート地点まで引きずっていった。

('A`)「流石兄弟のマシンはなんなんだろう?」

流石兄弟のマシンを観察するドクオとブーン。

( ^ω^)「お、あれは…」

('A`)「ベルクカイザーか」

しかしよく見てみると弟者の持つベルクカイザーは普通のものと少し違う。

131 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:15:52.56 ID:W3eDTRKwO
(;'A`)「あれは…L型!」

ベルクカイザーはアニメレッツ&ゴーではコクピットが右にあるR型とL型が存在したが、実際市販されたのはR型だけだった。しかし弟者が手にしているマシンはL型なのだ。

(;'A`)(…ということはあのアニメの必殺技が…)

ドクオの胸を嫌な予感がよぎった。

スターター「それではスタート位置についてください」

スターターの指示に従い4人がスタート位置につく。

スターター「レディ…ゴー!」

合図と共にマシンが飛び出した。

('(゚∀゚∩「慎重にいくよ」

最初は4台とも大差ないようだ。


136 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:30:08.77 ID:W3eDTRKwO
兄者」

2人のマシンがコクピットを内側にして寄りそう。そして2人のマシンのGPチップと、2人の腕輪が輝き出す…!!

(;'A`)「マズい!2人とも気をつけて!」

      ツヴァイフリューゲル
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )

2台のマシンが凄まじい加速を見せる!!そして加速と同時にマシンの両側に風の翼が広がるっ!!

('(゚∀゚;∩「ああっ!!」

\(;^o^)/「ピンクちゃん!」

抜き去られる瞬間に2人のマシンがコースの壁際まで吹き飛ばされる!

(;^ω^)「2台ともなんとか持ちこたえたお」

(;'A`)「アニメではツヴァイフリューゲルはただ加速するだけの技だったけど…恐るべし、流石兄弟!」

140 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:37:12.39 ID:W3eDTRKwO
\(^o^)/「少しスピードを上げましょう」
('(゚∀゚∩「そうだね」
オワタとなおるよはマシンのスピードを上げる。しかし流石兄弟は後方のままだ。そう、2人のマシンの後ろをとるように…。
( ´_ゝ`)「そろそろ行くか…なあ、弟者」
(´<_` )「ああ、そうしよう、兄者」
2人のマシンがコクピットを内側にして寄りそう。そして2人のマシンのGPチップと、2人の腕輪が輝き出す…!!
(;'A`)「マズい!2人とも気をつけて!」

      ツヴァイフリューゲル
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )
2台のマシンが凄まじい加速を見せる!!そして加速と同時にマシンの両側に風の翼が広がるっ!!
('(゚∀゚;∩「ああっ!!」
\(;^o^)/「ピンクちゃん!」
抜き去られる瞬間に2人のマシンがコースの壁際まで吹き飛ばされる!

(;^ω^)「2台ともなんとか持ちこたえたお」
(;'A`)「アニメではツヴァイフリューゲルはただ加速するだけの技だったけど…恐るべし、流石兄弟!」

142 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:41:32.13 ID:W3eDTRKwO
>>140>>136の訂正

144 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:50:26.56 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚#∩「オワタくん!どうして気づかなかったんだい!」

\(^o^#)/「なおさんこそ」

(;^ω^)「喧嘩なんかしてたら負けちゃいますお!」

\(^o^#)/「とりあえず 抜き返します」
(;'A`)「オワタさん、一台でもリタイアしたら負けなんだからもっと慎重に…」

( ´_ゝ`)「来たぞ、弟者」

(´<_` )「アレだな、兄者」

2台のベルクカイザーが位置を変える。
(;'A`)「あれは…オワタさん、よけて!」

       ツヴァイラケーテ
( ´_ゝ`)「「2つのロケットっ!!」」(´<_` )

流石兄弟のマシンは加速し、後方のオワタのマシンを突風が襲うっ!!

146 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 00:57:06.79 ID:W3eDTRKwO
今度もなんとかギリギリのところで踏みとどまった。

('(゚∀゚#∩「オワタくん、気をつけるよ!」

( ´_ゝ`)「ふふふ、近寄らばツヴァイラケーテの餌食」

(´<_` )「たとえ追い抜いてもツヴァイフリューゲルでサヨナラさ」

( ´_ゝ`)「「見たか、流石兄弟のコンビネーション!」」(´<_` )

(;'A`)「こ、これはマズいぞ!」

(;^ω^)「さすが双子、抜群のコンビネーションだお。それに比べて…」

ブーンがちらりとなおるよとオワタの方を見る。

('(゚∀゚#∩「だからそうじゃなくて…」

\(^o^#)/「だけど それじゃあ…」

(;'A`)(まだ喧嘩してるよ…)

148 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 01:12:44.52 ID:W3eDTRKwO
( ´_ゝ`)「なあ弟者、せっかくだから勝利を確実にしておこうか」

(´<_` )「そうだな、兄者」

(;^ω^)「なにをする気だお…」

流石兄弟のマシンがコーナーにさしかかる。

( ´_ゝ`)「今だっ!」

(´<_` )「承知!」

       ツヴァラケーテ
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )

ベルクカイザーはコーナーを曲がりきる瞬間にツヴァイラケーテを放った!コースの壁に反射した複数の方向からの風がオワタのマシンを襲う!

/(^o^)\「ナンテコッタイ」

誰もがもうダメだと思った次の瞬間!

('(゚∀゚∩「オワタくんっ!」

なおるよのサンダーショットのGPチップが輝く!

('(゚∀゚∩「サンダードリフト走法っ!」



149 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 01:21:11.00 ID:W3eDTRKwO
( ´_ゝ`)(´<_` )「「なんだと!?」」

そのまま暴風域に飛び込み、わずかに残った無風地帯へオワタのマシンを押し込む!

('(゚∀゚∩「ふう…危なかったよ…」

\(^o^)/「なおさん…ありがとうございます」

('(゚∀゚*∩「お、オワタくんがクラッシュしたら僕も負けちゃうからだよ!そんなことより勝つ方法を考えるよ!」

\(^o^)/「はい!」

そうなのだ、命びろいしたとはいえ、不利な状況は変わらない。

\(^o^)/「なおさん いいことを思いつきました」

('(゚∀゚∩「なんだい、オワタくん!」

\(^o^)/「壁の両脇から追い抜くんです」

('(゚∀゚∩「そんなことしたってツヴァイフリューゲルでやられちゃうよ!」

\(^o^)/「ツヴァイフリューゲルを うたせるんです」

('(゚∀゚∩「どういうことだい?」

\(^o^)/「耳を貸してください」

154 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 01:35:51.48 ID:W3eDTRKwO
\(^o^)('(゚∀゚∩ウンウン
(´<_` )「無駄なことを…」
( ´_ゝ`)「最後の直線だ!」
\(^o^)/「これが 最後のチャンスです」
('(゚∀゚∩「いくよ、オワタくん!」
\(^o^)/「はい!」
\(^o^)/「いっけー ピンクちゃんスペシャル」
( ´_ゝ`)「やけになったか」

(´<_` )「手加減はせん」

      ツヴァイフリューゲル
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )
\(^o^)/「耐えるんです ピンクちゃんスペシャル」
オワタのマシンがピンク色に輝く!

     マジカルチアリング
\(^o^)/「魔法少女の応援っ!」
(;'A`)「え?な、なにあれ?立体映像?」
(;^ω^)「ボディにペイントされた女の子が浮かび上がってマシンを応援してるお!」

156 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 01:49:22.44 ID:W3eDTRKwO
*(‘‘)*ガンバレガンバレ オ・ワ・タ!ガンバレガンバレ ワークスチャン!

(´<_`;)「な、なんだあれは!?」

(*´_ゝ`)「え~、弟者知らないの?魔法少女へりかる☆クラウンのピンク・クラウンちゃんだよ?本当はお姫様なんだけど、普段はヘリカル沢近として人間界で暮らしてて…」

(´<_`#)「そんなことはどうでもいい!あのマシン、ツヴァイフリューゲルを耐えきったぞ!」

( ´_ゝ`)「大丈夫だって、あそこまで後退したらさすがに届かないって…」

('(゚∀゚∩「隙ありだよ!」

(´<_` )「クッ…だが弱まったとはいえまだ風は吹いている。この風の中、我々のマシンを追い抜いてゴールすることは不可能!」

('(゚∀゚∩「それはどうかな?いっけー、サンダーショット!」

なおるよのマシンが壁を吸いつくようして走る!

(´<_`;)「バカな!壁走りだと!?」


158 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 02:02:06.97 ID:W3eDTRKwO
(´<_`#)「兄者、もう一度ツヴァイフリューゲルだ!」

(*´_ゝ`)「ピンクちゃん…ハアハア」

(´<_`#)「兄者のクソッたれーっ!」

スターター「ゴール!」

('(゚∀゚∩「やった、勝ったよ!」

なおるよがトップでゴールし、オワタも無事完走した。2人の勝利だ。

(´<_`;)「俺たちのコンビネーションが破れるなんて…」

(*´_ゝ`)「ねえねえ、そのマシンもっと良く見せてくれる?」

\(^o^)/「いいですよ」

(*´_ゝ`)「おお、よく描けてるなぁ」

\(^o^)/「自信作ですから」

(´<_`#)「…って兄者!なにやってるんだ!帰るぞ!」

( ´_ゝ`)「え?もう帰るの?この研究所広いしもう少し見学してこうよ」

(´<_`#)「なにしに来たんだ!いいから帰るぞ!」

兄者は弟者に引きずられて帰っていった。にこやかに手を振って、また来るよ~なんて言いながら…。

159 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 02:08:27.84 ID:W3eDTRKwO
( ^ω^)「それにしても2人とも見事なコンビネーションでしたお!」

('(゚∀゚∩「そうでしょう!僕の華麗な壁走りのおかげだね!」

\(^o^#)/「ツヴァイフリューゲルを耐えきった僕のマシンのおかげです」

('(゚∀゚#∩「僕が君のマシンを助けたこと忘れたのかい?」

\(^o^#)/「作戦を立てたのは僕です」

またしてもなおるよとオワタは喧嘩を始めた。

(;'A`)「また始まった」

(;^ω^)「き、きっと喧嘩するほど仲が良いんだお」

(;'A`)「そ、そうだよね」

なおるよとオワタ、2人の友情が勝ち取った勝利。だが、彼らの戦いはまだまだ続く。

174 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 10:44:41.74 ID:W3eDTRKwO
~第3話・堕ちた天才 孤高のレーサーショボン~

流石兄弟との激闘に勝利した4人はモナー博士の研究室に戻った。

('(゚∀゚∩「博士!勝ちましたよ!」

\(^o^)/「僕の おかげです」

( ´∀`)「2人ともよくやったモナ。モニターで見てたモナよ。…そうだ、ドクオくん、ブーンくん、2人のマシンの修復が完了したモナ」

( ^ω^)「本当ですかお?」

('A`)「ありがとうございます!」

( ´∀`)「さあ、このケースの中モナ」

モナーに促される2人。

( ^ω^)「じゃあブーンから…おっお、すっかりきれいに直ってるお!」

( ´∀`)「修復ついでに強度もあげておいたモナ。これでちょっと小突かれたくらいじゃ壊れなくなったモナよ」

176 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 10:56:11.09 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「さあ、ドクオくんも」

(;'A`)「は、はい」

おそるおそるケースを開けるドクオ…

(;'A`)「おおっ!」

そこにあったのは、ひとまわり大きく、力強いフォルムになったエンペラーだった。

( ´∀`)「損傷がひどかったから、エンペラーPROと融合したモナ。気に入ってくれたモナ?」

たしかによくみると普通のエンペラーPROではなく、かつての名残が随所に残っている。

('A`)「は、はい!ありがとうございます!あ、これは…」

ドクオはマシンのノーズに目を留めた。そこには本来あるはずの496(四駆郎)という数字ではなく、190(ドクオ)という数字が入っていた。

( ´∀`)「それはちょっとしたサービスモナ。そのマシンは世界に一台しかない、ドクオくんだけのマシンモナよ」

('A`)「ありがとうございます、モナー博士!」

178 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 11:06:56.85 ID:W3eDTRKwO
( ^ω^)「早速テスト走行したいですお!」

( ´∀`)「じゃあ研究所のコースで…といいたいところだけど、さっきの流石兄弟とのレースでところどころ壊れてるから今修復中モナ」

('A`)「じゃあどうしましょう…」

('(゚∀゚∩「町に出るよ!ついでに優秀なレーサーも探すよ!」

( ´∀`)「そうしてくれると助かるモナ」

\(^o^)/「ドクオくんとブーンくんはそれでいいですか?」

('A`)「はい!」

( ^ω^)「楽しみですお」

こうして4人は町に出た。

179 名前: 【中吉】 :2008/11/01(土) 11:16:38.63 ID:W3eDTRKwO
('A`)「さて…どこにいきましょう」

('(゚∀゚∩「あっちの広場にコースがあったはずだよ!」

\(^o^)/「いきましょう」

広場に着くと、コースはすでに大勢のミニ四レーサーで賑わっていた。

( ^ω^)「ブーンたちもいくお!」

('A`)「うん」

前のレースが終わったのを見てスタート地点にいく。

( ^ω^)「おっお、ホライゾンがんばるお!」

('A`)「エンペラー…どれだけパワーアップしたんだろう…」

そこへ1人のレーサーがやってきた。

「失礼。僕も走らせていいかな?」

途端に周囲がざわめきだす。

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/01(土) 11:24:01.17 ID:W3eDTRKwO
(´・ω・`)

「ショボン…ショボンだ!」

「あの有名レーサーの?」

「ああ、すっげー速いんだぜ」

(;'A`)「ショボンってこの前VTRで見た…」

(;^ω^)「おっお、覆面レーサーに最後まで食い下がってたレーサーだお」

覆面レーサーという言葉にショボンが反応する。

(´・ω・`)「あのレースを見たのかい。あのときの僕とはもう違うさ」

(;'A`)「す、すみません」

(´・ω・`)「いや、いいんだ。さあ、レースをしようじゃないか」

('(゚∀゚∩「僕がスターターをやるよ!」
それぞれマシンを構える。

('(゚∀゚∩「レディ…ゴー!」

182 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 11:33:14.08 ID:W3eDTRKwO
(;^ω^)「お…!」

(;'A`)「ちょ…!」

ショボンのマシンは圧倒的な速さで2人のマシンを置き去りにした。一方2人のマシンはというと…

(;^ω^)「う~ん…なんだか…」

(;'A`)「不安定だな…」

修復が終わったばかりのマシンはまだ馴染んでいないのだろうか、どうも不安定なようだ。

\(^o^)/「今日は他のマシンは気にせずに 自分のマシンの調整に集中するといいですよ」

('A`)「は、はい」

その間もショボンのマシンは圧倒的スピードで走っている。

(;^ω^)「すごいお…負けてられないお」

('A`)「調整しなきゃな…少しよくなってきたかな」

ホライゾンとエンペラーも少しずつ安定してきた。

184 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 11:43:20.86 ID:W3eDTRKwO
レースはそのままショボンが圧倒的大差をつけて勝利した。
(´・ω・`)「………」

(*^ω^)「す、すごいお!速すぎるお!」

('A`)「俺たちはモナー博士に頼まれて優秀なレーサーを探してるんだけど、よかったら…」

(´・ω・`)「がっかりだよ」

ショボンがドクオの言葉を遮る。

(;'A`)「え?」

(´・ω・`)「君がドクオ、ホライゾンを使ってる君はブーンだろう?」

(;^ω^)「お…どうしてブーンたちの名前を…」

(´・ω・`)「フサギコとハインリッヒの報告書を読んでどんなレーサーかと楽しみにしてたのに…」

('(゚∀゚;∩「な、なんだって!」

\(;^o^)/「ということは」

(´・ω・`)「モナー研究所…この程度か。ニダー研究所を選んだ僕の選択は正しかったようだね」

(;'A`)「ニダー研究所所属…!」

188 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 11:50:50.48 ID:W3eDTRKwO
(´・ω・`)「今頃モナー研究所にレースの招待状が届いてるはずだよ。期日は1ヶ月後…。それまで精々精進するんだね。僕を退屈させないでくれよ」

そう言い残すとショボンは去っていった。

('(゚∀゚;∩「ショボンくんがニダー研究所の手に落ちていたなんて…」

\(^o^)/「速さを追い求めた結果でしょうか」

(;^ω^)「どんな理由にしろ、とんでもない強敵だお」

(;'A`)「ああ…1ヶ月後か…」

4人は研究所に帰り、モナー博士に報告した。

( ´∀`)「う~ん…ショボンくんがニダー研究所に…これは痛いモナね」

('(゚∀゚∩「ええ。…博士、レースの招待状というのは…」

( ´∀`)「これモナ」

モナー博士が一通の封筒を取り出す。

192 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 12:06:25.95 ID:W3eDTRKwO
('A`)「期日は1ヶ月後…場所は…ニダー研究所!?」

(;^ω^)「あからさまに罠っぽいですお」

( ´∀`)「う~ん…断ってもいいけど…ショボンくんのことが気になるモナ」

('A`)「ショボンのことが?」

( ´∀`)「ショボンくんは人一倍ミニ四駆に真剣に取り組むレーサーモナ。今回はそれが行き過ぎてこんなことになったけど…本当は良いミニ四レーサーだと思うモナ」

( ^ω^)「お、つまり…」

( ´∀`)「君たちにショボンくんの目を覚まさせて欲しいモナ」

('(゚∀゚∩「わかりましたよ!」

(;^ω^)「だけど簡単に勝てる相手じゃないお…」

\(^o^)/「レースまでは1ヶ月あるから」

('A`)「特訓…ですね」

こうしてドクオたちはニダー研究所でのレースに向けて、特訓を始めたのであった。

199 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 12:32:38.95 ID:W3eDTRKwO
~第4話・特訓!必殺技を習得せよ~

――ニダー研究所――

ここはとある山奥にあるニダー研究所…。そのトレーニングルームに3人のレーサーがいた。

ミ,,゚Д゚彡「よお、ショボン、お前この前ドクオとブーンと走らせたんだってな」

(´・ω・`)「ああ、それがどうかしたかい?」

ミ,,゚Д゚彡「圧勝したんだろ?なんでぶっ壊さなかったんだよ」

(´・ω・`)「勝てばいいんだろう?…それに僕のマシンの必殺技は相手の後ろをとらなきゃ使えないからね」

从 ゚∀从「自分のマシンは絶対に抜かれないってか?言ってくれるねぇ」

ミ,,゚Д゚彡「ショボン、お前ニダー研究所に来てから一度も相手のマシンを壊してないだろ。…お前がモナー研究所のスパイじゃないかって疑ってる奴もいるぜ?」

(´・ω・`)「くだらないことを」

ミ,,゚Д゚彡「だからよ、次のレースで奴らのマシンぶっ壊そうぜ。俺のレイスティンガーのと対をなす必殺の槍、ニダー博士からもらったんだろ?」

(´・ω・`)「ふん…まあ、彼らも少しだけ気になるところはあった。次は楽しませてくれるいいが」

202 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 12:52:36.54 ID:W3eDTRKwO
――ニダー研究所・所長室――

<ヽ`∀´>「…どういうことニダ?」

(´<_` )「言葉の通りです…ニダー研究所を辞めさせていただきたい」

( ´_ゝ`)「弟者、本当にいいのか?俺のわがままで…」

(´<_` )「ああ…彼らとのレースで感じるところがあったのは、兄者だけじゃないさ」

( ´_ゝ`)「彼らの走り…ミニ四レーサーとしての強い信念を感じた」

(´<_` )「最後にツヴァイフリューゲルを撃たなかったのも、本当は正々堂々と勝負したかったからなんだろ?」

(*´_ゝ`)「テヘ、弟者にはバレちゃったか」

(´<_` )「当たり前だ。俺たちは一心同体だからな」

<ヽ#`∀´>「おい、ウリを置いてきぼりにするなニダ!…で、研究所を辞めるということは、それなりの覚悟はできてるニダね?」

(´<_` )「承知の上です」

<ヽ`∀´>「…ふん、これから貴様らはニダー研究所のレーサーの標的になるニダ。覚悟するニダ」

( ´_ゝ`)「それでも俺たちは自分の信念を貫く。彼らが気づかせてくれたから」

(´<_` )「…失礼します」

205 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:06:29.21 ID:W3eDTRKwO
<ヽ`∀´>「…しかしここで流石兄弟の離脱は痛いニダ。次のレース、お前の出番ニダ」

( _ )「………」

部屋の隅に控えていた覆面のレーサーが無言で頷く。

<ヽ`∀´>「さて、あとは新レーサーのスカウトニダね…」

208 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:17:44.31 ID:W3eDTRKwO
――モナー研究所・レース場――

('A`)「ふう…」

( ^ω^)「おっお、疲れたお」

ドクオたちはニダー研究所でのレースに向けて、特訓をしていた。

('(゚∀゚∩「2人ともかなり速くなったよ!」

なおるよの言葉通り、2人のマシンの速度は飛躍的にのびていた。

('A`)「でも…」

( ^ω^)「だおね…」

ドクオとブーンは浮かない顔をする。

\(^o^)/「どうしたんですか」

('A`)「必殺技が出せないんです」

そう、2人はまだ必殺技を出せないでいた。

('(゚∀゚∩「う~ん…そんなに焦って身につけなくてもいいと思うよ?」

('A`)「だけど…」

ドクオは思い出す。ハインリッヒのマシンの凄まじい攻撃、流石兄弟の加速と攻撃が一体になった必殺技、そしてそれを破ったオワタとなおるよの技。

211 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:26:44.16 ID:W3eDTRKwO
('A`)「奴らの必殺技に対抗するために、やっぱり必要だと思うんです」

\(^o^)/「それもそうです」

( ^ω^)「ところで必殺技ってどうしたら出せるんですかお?」

('(゚∀゚∩「マシンとレーサーの心がシンクロしたときに生み出されるんだよ!」

('A`)「マシンと…シンクロ…」

( ^ω^)「じゃあ具体的な修得方法は…」

\(^o^)/「ないですね 人それぞれです」

('A`)「う~ん…じゃあとりあえず走らせるか」

( ^ω^)「おっお…そうだおね」

214 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:35:25.88 ID:W3eDTRKwO
――荒巻模型店――

( ><)「こんにちはなんです!」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、ビロードくんいらっしゃい。今日もミニ四駆?」

( ><)「そうなんです!今日はお父さんも一緒なんです!」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?お父さんって…モナー博士!?」

( ´∀`)「お邪魔するモナ」

ξ;゚⊿゚)ξ「こ、こんにちは、モナー博士。どうしてこんな小さな模型店に…」

( ´∀`)「そんなに気を遣っていただかなくて大丈夫モナ。ところで店長さんはいらっしゃいますかモナ?」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、はい、おじいちゃんならお店の方に…呼んできますね」

( ´∀`)「いや、私がいきますモナ。…ビロード、みんなと仲良く遊んでるモナよ?」

( ><)「はいなんです!」

217 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:43:35.21 ID:W3eDTRKwO
――店内――

/ ,' 3 「いらっしゃい…おや」

( ´∀`)「お久しぶりですモナ、荒巻先生」

/ ,' 3 「ふぉっふぉ、隠居した身じゃ、先生はやめとくれ。久しぶりじゃのモナーくん、ご家族は元気かの?」

( ´∀`)「はい、妻も息子も元気ですモナ」

/ ,' 3 「それはよかった。…それで、今日はいったいなんのようかの?」

( ´∀`)「ドクオくんとブーンくんのGPチップについてですモナ」

/ ,' 3 「ふぉっふぉ、あれかの」

( ´∀`)「あのGPチップ…かつて先生が研究なさっていたものですね?マシンとレーサーのシンクロのみならず、他のレーサー、マシンとのシンクロさえ可能にするという…」

220 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13:53:03.52 ID:W3eDTRKwO
/ ,' 3 「ふぉっふぉ、その通りじゃ。あの2人なら正しく使いこなしてくれると思っての」

( ´∀`)「私もそう思いますモナ。…それはいいのですが、ひとつ気になることがありますモナ」

/ ,' 3 「なんじゃ?」

( ´∀`)「この前私の研究所にニダー研究所のレーサーが2人やってきましたモナ。その2人のマシンが…」

/ ,' 3 「ふむ、そのシステムを搭載していたというわけじゃの」

( ´∀`)「はい。まだ未完成のようでしたが、かなりの性能でしたモナ」

/ ,' 3 「ワシと一緒に研究していたときに興味を示しておったからの。その名残じゃろう。…だがニダーの狙いは別にあるはずじゃ」

( ´∀`)「別、といいますと…」


223 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:04:37.41 ID:W3eDTRKwO
/ ,' 3 「ワシの研究は複数のレーサーとマシンがそれぞれシンクロし合って共にスピードアップする、そういうものじゃ。だが、ニダーの目指したのは1人のレーサーへの力の集中…!」

(;´∀`)「それはつまり…!」

/ ,' 3 「1人のレーサーのマシンが他のレーサーのマシンの力を吸い上げてパワーアップするんじゃ。シンクロした他のレーサー、マシンの必殺技の使用も可能になる」

(;´∀`)「だけど、そんなことしたら…」

/ ,' 3 「うむ。共有ならまだしも、複数の人間の思考が1人の人間に流れ込むのじゃ。下手をしたらレーサーの心が壊れてしまう…」

(;´∀`)「そ、そんな…!」

/ ,' 3 「ニダーの目論見に気づいたワシは研究から身を退いた。しかし、ニダーの奴は今まさにその研究を完成しようとしている」

( ´∀`)「…あの覆面レーサーモナね」

/ ,' 3 「だからワシもドクオくんとブーンくんに渡したGPチップを完成させたのじゃ。ニダーの野望を阻むために」

225 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:12:21.01 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「そうだったモナか…」

/ ,' 3 「それにしてもニダーの奴もどうしてあんなになってしまったのか…昔は真面目な科学者じゃったのに…」

( ´∀`)「やはり奥さんを亡くしてからですね…」

/ ,' 3 「そうじゃのう…あれもかわいそうな奴じゃ」

( ´∀`)「不器用な男ですからね…」

/ ,' 3 「モナーくん、ここにドクオくんたちに渡したものと同じGPチップが3枚ある。君の見込んだレーサーに渡してやってくれんかの?」

( ´∀`)「…!わかりましたモナ」

/ ,' 3 「君たちならきっとニダーの野望を止められると信じておるぞ!…そしてニダーの奴も救ってやってくれ」

( ´∀`)「…わかりましたモナ!必ず…!」

226 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:19:31.10 ID:W3eDTRKwO
――荒巻模型店・併設コース――

( ><)「いくんです!ブリッツァーソニック!」

(=゚ω゚)ノ「負けるなょぅ!スピンアックス!」

子供たちがミニ四駆を走らせている。

( <●><●>)「僕が勝つのはわかってます」

( ><)「あっ!」

(=゚ω゚)ノ「抜かれちゃったょぅ!」

( ><)「またワカッテマスくんの勝ちなんです!すごいんです!」

(*<●><●>)「それほどでもないんです」

そしてそれを羨ましそうに眺めるひとりの少年がいた。

(-_-)「………」

230 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:28:41.53 ID:W3eDTRKwO
( ><)「こんにちはなんです!」

(;-_-)「…こ、こんにちは」

少年は人見知りをする性格なのか、オドオドとしている。

( ><)「僕はビロードっていうんです!」

(=゚ω゚)ノ「ぃょぅだょぅ!」

( <●><●>)「ワカッテマスです」

(;-_-)「え、あ…ヒッキー…」

( ><)「ヒッキーくんですか!ヒッキーくんはミニ四駆持ってないんですか?」

(-_-)「一応…持ってる…と、こっちじゃない」

ヒッキーは一度出しかけたマシンを引っ込めて違うマシンを取り出した。

( ><)「トライダガーXですね!カッコイいんです!一緒に走らせましょう」

(-_-)「え…あ、うん」

(=゚ω゚)ノ「さあ、早くだょぅ!」

( <●><●>)「楽しみです」

234 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:36:18.81 ID:W3eDTRKwO
( ><)「またワカッテマスくんのビートマグナムの勝ちなんです」

(=゚ω゚)ノ「僕は2位だょぅ」

(-_-)「ビリだった…」

( <●><●>)「まだまだコーナリングが甘いですね」

( ><)「負けちゃったけど楽しかったんです!ね、ヒッキーくん!」

(-_-)「え…」

(^_^)「うん!」

(=゚ω゚)ノ「これでヒッキーくんも友達だょぅ!」

( <●><●>)「これからもよろしくです」

(-_-)「友達…!」

ξ゚⊿゚)ξ(子供はすぐに仲良くなれていいわね)

「お~い、ビロード、そろそろ帰るモナよ?」

235 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:40:26.47 ID:W3eDTRKwO
( ><)「あ、お父さん!聞いてください、新しいお友達ができたんです!…あれ?」

(=゚ω゚)ノ「いなくなっちゃったょぅ」

( <●><●>)「大人の人に挨拶するのが恥ずかしかったんですね、わかります」

( ´∀`)「良かったモナね。さあ、帰るモナ」

( ><)「みんな、また明日なんです!」


237 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14:46:57.16 ID:W3eDTRKwO
――モナー研究所・レース場――

(;'A`)「やっぱりダメだ…」

(;^ω^)「必殺技…できないお。レースはもう明日なのに…」

('(゚∀゚∩「なんとかなるよ!」

\(^o^)/「ところでモナー博士が交換してくれたGPチップ いままでのとどこが違うんでしょう」

('(゚∀゚∩「今のところ違いは実感できないよ!」

必殺技を修得できないままレースに臨むことになったドクオとブーン。勝負の行方は?そしてショボンの目を覚ますことはできるのか?覆面レーサーの正体とは?次回、全てが明らかになる!

241 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:07:04.79 ID:W3eDTRKwO
~第5話・決戦!ニダー研究所!~

( ´∀`)「みんな、準備はいいモナ?」

('(゚∀゚∩「バッチリですよ!」

\(^o^)/「完璧です」

(;'A`)「う~ん…」

(;^ω^)「お…」
結局2人は必殺技を修得できなかったのだ。今日はレースの前日の夕方。ニダー研究所の近くの旅館に泊まる予定なのだ。

( ´∀`)「ニダー研究所は火山帯にあるから、近くに温泉が出るモナよ」

(;'A`)「そんな呑気な…」

('(゚∀゚∩「緊張をほぐすことも必要だよ!」

かくして一行は出発した。

243 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:12:57.81 ID:W3eDTRKwO
\(^o^)/「なかなかいい旅館ですね」

( ^ω^)「おっお、広いお!」

( ´∀`)「まずは荷物を預けて…モヌァ!」

モナー博士が奇声をあげる。なにやらモナー博士のバッグがゴソゴソ動いていたからだ。

( ><)「ぷはぁっ!苦しかったんです!」

(;´∀`)「ビロード!なにやってるモナ!」

(#><)「僕を置いてみんなで旅行なんてずるいんです!」

(;´∀`)「これは旅行じゃなくて…まあ、来ちゃったものは仕方ないモナ」

予想外の出来事もあったが、無事にチェックインを済ませ、食事をとった。

247 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:26:33.61 ID:W3eDTRKwO
(*^ω^)「ご飯おいしかったお」

(;'A`)「ブーンは食べ過ぎだって」

( ´∀`)「次はお風呂モナね」

( ><)「わーい!温泉なんです!」

\(^o^)/「ここの温泉は混浴らしいですよ」

(*^ω^)「お?」

(*'A`)「それはなかなか」

( ´∀`)「それじゃあ早速いくモナ」

みんな温泉に入る準備を始めるが…

('A`)「あれ?なおさんは行かないんですか?」

('(゚∀゚;∩「ぼ、僕はあとで入るよ!」

('A`)「?そうですか」

なおるよ以外は温泉に浸かり、寝床についた。

('A`)(…目が覚めちゃったな)

ドクオは夜中に目を覚ましてしまった。
('A`)(明日のレース…大丈夫かな。結局必殺技も身に付かなかったし)

256 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:43:16.56 ID:W3eDTRKwO
('A`)(考え込んでも仕方ないな。よし、トイレ行って寝よう)

ふと、布団がひとつ空いていることに気づくドクオ。

('A`)(あの布団は…なおさんか。なおさんもトイレかな)

トイレを済まし、部屋に帰ろうとしたドクオだったが…。

('A`)(おかしい…部屋からトイレまでいくには一本の廊下しかない。それなのになおさんとすれ違わなかった)

ドクオは思い出す。

('A`)(あ、温泉あとで入るって言ってたな。…それにしてもこんな時間に入るか?)

(;'A`)(もしかしてのぼせて倒れてるとか!?一応確かめに行かなくちゃ!)

浴場に向かうドクオ。浴場からは水音と鼻歌が聞こえる。

('A`)(よかった、無事みたいだ)

一応確かめるために浴場の扉を開けたドクオが目にしたものは…

('A`)「なおさんいますか……え!?」

真っ白で柔らかそうな肌をした、ショートカットの美少女だった。

「い、いやだよーっ!!」

次の瞬間ドクオの頭に洗面器が直撃し、気がつくとドクオは布団の中にいた。

259 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 15:55:19.19 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「みんなおはようモナ。良く眠れたモナ?」

\(^o^)/「はい」

( ><)「ぐっすりなんです」

( ^ω^)「お?ドクオはなんだかフラフラしてるお?」

('A`)「うん…なんだか変な夢を見てね。あ、なおさん…昨日夜中にお風呂入ってましたか?」

('(゚∀゚;∩「う、ううん!結局入らないで寝ちゃったよ!」

('A`)「…そうですか」

\(^o^)/「汚いですね」

('(゚∀゚;∩「う、うるさいよ!」

( ´∀`)「さあ、出発するモナよ」

( ><)「僕も行きたいんです!」

( ´∀`)「ダメモナ!今日は遊びじゃないモナ。おとなしくお留守番してるモナ」

( ><)「つまんないんです…でもわかったんです」

( ´∀`)「ニダー研究所に行くモナ!みんな、気合い入れて行くモナ!」

('A`)( ^ω^)('(゚∀゚∩\(^o^)/「「「「おーっ!」」」」

265 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:14:38.39 ID:W3eDTRKwO
('A`;)「博士…まだですか?」
\(;^o^)/「疲れちゃいました」
(;´∀`)「もう少しモナ…」
ニダー研究所は車も通れない山奥にあるため、徒歩で行かなければならないのだ。
( ^ω^)「お、建物が見えましたお!」
('(゚∀゚∩「あれが…」
( ´∀`)「ニダー研究所モナ!」
一行はニダー研究所にたどり着いた。
( ´∀`)「さあ、行くモナ」
巨大の正門前でチェックを受ける。
門番「どちらさまですか?」
( ´∀`)「モナー研究所一同モナ。ここに招待状があるモナ」
門番「…たしかに。お通りください」
モナーたちは研究所内へ入っていった。
門番「ふう…一服するか」
( ><)サササササ!
門番「…ん?コラ、待て、そこのガキ!勝手に入るな!」

267 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:22:38.07 ID:W3eDTRKwO
所内に入った一同を迎え入れたのは…

从 ゚∀从「よお」

ミ,,゚Д゚彡「久しぶりだな」

(;'A`)「おまえらは!」

从 ゚∀从「そう身構えんなって。コースまで案内するぜ」

ハインリッヒとフサギコに案内されてコースまで到着した。
('(゚∀゚;∩「こ、これは…!」

\(^o^;)/「暑いです」

(;^ω^)「落ちたら死んじゃうお」

煮えたぎる溶岩の上に作られたコースだった。

( ´∀`)「ニダーめ…えげつないコースを作ったモナね」

270 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:48:58.82 ID:W3eDTRKwO
「ウェーハッハッ!気に入ってくれたニカ?」

不快な笑い声が響き渡った。

( ´∀`)「ニダー…!」

<ヽ`∀´>

('A`)「あいつが…!」

そしてその隣には…。

(;^ω^)「ショボンと…覆面レーサー!」

(´・ω・`)( _ )「………」

<ヽ`∀´>「久しぶりニダね、モナー。今日こそ決着をつけるニダ」

( ´∀`)「ニダー、おまえは間違ってるモナ!ミニ四駆は破壊の為の道具じゃないモナ」

<ヽ`∀´>「全てはレース結果が教えてくれるニダ。…ルールの説明をするニダ。ルールは簡単、トップでゴールしたレーサーのいたチームの勝ちニダ。こちらのチームからはフサギコ、ハインリッヒ、ショボン、そして…」

<ヽ`∀´>「ウリの息子、ヒッキーが出るニダ!」

そういうとニダーは覆面レーサーの覆面を取り去った。

271 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 16:58:28.62 ID:W3eDTRKwO
(-_-)「………」

(;'A`)「ニダー博士の…」

(;^ω^)「息子!?」

(#´∀`)「ニダー…自分の息子にまで…!?」

温和のモナー博士が怒りを露わにする。

<ヽ`∀´>「さあ、勝負ニダ。レーサーはスタート位置につくニダ」

从 ゚∀从「よお、今度は粉々にしてやるよ」

ミ,,゚Д゚彡「いや、溶岩に落として溶かしちまおうぜ!ギコハハハ!」

(#^ω^)「負けないお!」

('(゚∀゚∩「ブーンくん、冷静に。挑発にのっちゃだめだよ」

(´・ω・`)「最速はこの僕だ」

(-_-)「………」

('A`)「ショボン…」

ドクオはショボンが自分たちなど眼中にないことに気づいた。そう、ショボンは覆面レーサー、つまりヒッキーへのリベンジを目論んでいるのだ。

276 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:29:05.78 ID:W3eDTRKwO
<ヽ`∀´>「レディ…ゴー!」

ニダー博士自らによってスタートの合図が切られた。8台のマシンが一斉に飛び出す。

(´・ω・`)「いくんだ!ウイニングバード!」

トップに飛び出したのはショボンのウイニングバードフォーミュラだ。

続いてなおるよ、オワタ、ドクオ、ブーンと続く。

(;^ω^)「あいつら、なんであんなに後ろにいるんだお?」

('(゚∀゚∩「きっと後ろから攻撃してくるつもりだよ!みんな気をつけて!」

从 ゚∀从「はっは、その通り!」

ハインリッヒのサイクロンマグナムがオワタのマシンに体当たりする。

\(^o^;)/「ワークス!」

('(゚∀゚∩「オワタくん、今助けるよ!」

ミ,,゚Д゚彡「おっと、そうはいかねえ」

フサギコのレイスティンガーがなおるよのマシンに迫る。

278 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:39:29.51 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚;∩「クッ…!ドクオくん、ブーンくん、ここは任せて2人はショボンを追うんだよ!」

トップでゴールしたレーサーでチームの勝利が決まる。ショボンを逃げきらせるわけにはいかない。

(;^ω^)「わ、わかりましたお!」

(;'A`)「は、はい!いけっ!エンペラー!」

ドクオとブーンのマシンが抜け出してショボンを追う。ヒッキーは依然として最後尾で不気味な存在感を放っている。

('A`)「マシンは…レーサーの意志に応えて加速する…!」

( ^ω^)「ブーンたちを先にいかせてくれた2人のためにも…」

(#'A`)「いけっ!エンペラー!」

(#^ω^)「いくお!ホライゾン!」

280 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 17:59:24.67 ID:W3eDTRKwO
2人のマシンが急激に加速し、ショボンのマシンとの差を詰める!

(´・ω・`)「へえ…少しは速くなったみたいだね…でも…!」

ショボンのマシンがさらに加速して引き離しにかかる。

(;^ω^)「お…やっぱり速いお…!必殺技があれば…!」

そのころ後方では…。

ミ,,゚Д゚彡「そろそろ終わりにしてやる…いくぜ!俺の必殺技…!」

レイスティンガーのGPチップが輝き、マシンの先端に特殊合金製の針が現れる!

     グングニール
ミ,,゚Д゚彡「必中の槍っ!!」

('(゚∀゚∩「ふんっ!かわすよ!サンダードリフト走法っ!!」

なおるよのマシンも輝きながらジグザグにドリフトする!
これなら針はあたらない…かに思えたが…!

ミ,,゚Д゚彡「へへ、一匹片付いたぜ」

('(;∀;∩「サンダーショットっ…!」

フサギコのレイスティンガーはそのあとを追尾して、モーターを串刺しにした。

284 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:10:17.96 ID:W3eDTRKwO
ミ,,゚Д゚彡「俺のマシンの必殺技は必ず当たる…一度狙われたら逃げられないぜ」

\(^o^;)/「なおさん!」

从 ゚∀从「安心しな、次はおまえの番だ…」

从#゚∀从「ウオオオオオオ…!」

     スパイラルエッジ
从#゚∀从「螺旋の刃っ!!」

高速回転するマシンが螺旋状の空気の刃を生み出すっ!

\(;o;)/「ワ、ワークス…」

オワタのマシンはボロボロになり、壁に叩きつけられて停止した。

コース前方…。

(;'A`)「な、なんだ!?」

(;^ω^)「なおさんとオワタさんだお!」

後ろから聞こえたなおるよとオワタの悲鳴に振り返る2人。

(´・ω・`)「どうやらあの2人のマシンはハインリッヒとフサギコに破壊されたようだね」

サラリと言ってのけるショボン。

290 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:32:43.70 ID:W3eDTRKwO
( A )「…せねえ」
(  ω )「…さないお」
(´・ω・`)「?」
( A )「あの2人がどれだけマシンを大切にしていたか…」
(  ω )「それを…破壊するなんて…」
(#'A`)「絶対許せねえ!!」
(#^ω^)「許さないおっ!!」
(#'A`)「ブーン、勝つぞ!」
(#^ω^)「当たり前だお!いくお!ホライゾン!」
ブーンが両腕を広げ、全力疾走する!


⊂二二二(#`ω´)二⊃

(#`ω´)「いくお!ホライゾン!」

      パワーブーンスター
(#`ω´)「内藤的加速装置っ!」

ホライゾンが輝きながら強烈な加速を見せるっ!そして…

(;´・ω・`)「な、なんだと!?」

ショボンのマシンを抜き去ったっ!

292 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 18:45:33.97 ID:W3eDTRKwO
(#'A`)「俺たちもいくぜ!エンペラー!」

ドクオのエンペラーが輝きだす…!

(#'A`)「これが俺たちの必殺技…!」

   インペリアルソード
(#'A`)「皇帝の剣だっ!!」

エンペラーはさながら鋭利な剣のごとく、空気を切り裂きなが進むっ!

(;´・ω・`)「またしてもっ!」

ショボンのマシン、さらにはブーンのマシンまで一気に抜き去るっ!

( ^ω^)「お!ドクオもやるお!」

298 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:22:38.14 ID:W3eDTRKwO
そのころ後方では…。

从 ゚∀从「さーて…こいつらのマシンどうする?」

ミ,,゚Д゚彡「もう直らないように溶岩の中に落としちまおうぜ!」

('(゚∀゚;∩「や、やめてよ…」

\(^o^;)/「ピンクちゃんスペシャルが…」

从 ゚∀从「これで本当におしまいだ!」

ミ,,゚Д゚彡「あばよ!」

2人のマシンがコースの外に放り出される…!

('(;∀;∩「いやだぁ~~!」

\(;o;)/「うわぁぁ~~!」

そのとき!一陣の風が巻き起こり、マシンをコース上に押し戻す!

从#゚∀从「誰だ!」

ミ,,#゚Д゚彡「邪魔するんじゃねぇ!」

301 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:43:36.65 ID:W3eDTRKwO
「どうやら間に合ったようだな」

「危ないところだったな」

从#゚∀从「おまえらはっ…!」

( ´_ゝ`)「兄者と!」

(´<_` )「弟者!」

( ´_ゝ`)(´<_` )「「流石兄弟、参上!」」

ミ,,#゚Д゚彡「ちっ、裏切り者が!」

\(^o^)/「兄者さん」

('(゚∀゚∩「弟者さん!」

( ´_ゝ`)「助けに来たぜ」

(´<_` )「あとは任せろ!」

('(゚∀゚∩「どうして…?」

(´<_` )「このまえの君たちの走りに感じるものがあってね、ニダー研究所は辞めたんだ」

306 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 19:58:39.49 ID:W3eDTRKwO
(*´_ゝ`)「そう!オワタくんの周りの目を気にしない痛車に感動してね!」

('(゚∀゚;∩「え?」

(´<_`;)「ちょっと待て、兄者!そんな理由だったのか!」

(*´_ゝ`)「そうだよ!だってあんな痛恥ずかしい車を堂々と走らせるなんて…兄者感動したっ!」

\(^o^)/「そうですよ 周囲の目なんか 気にすることありません 女の子は二次元に限ります」

( ´_ゝ`)「そうそう!机離したりしてこないし!」

\(^o^)/「席替えで隣になったからって泣いたりしないし」

( ´_ゝ`)「お釣りを上から落としたりしないし」

( ´_ゝ`)\(^o^)/「「ねーっ!」」

('(゚∀゚#∩「ふんっ!」

なおるよがなぜかオワタを軽く小突く。

\(^o^;)/「なにするんですか なおさん」

('(゚∀゚∩「………バカ」

ミ,,゚Д゚彡「おーい、俺たち無視すんなよ」

309 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:06:29.39 ID:W3eDTRKwO
(*´_ゝ`)「ふっふっふ、おまえらはこの新ボディで撃退してやるぜ!」

兄者が取り出したのは女の子がプリントされたトルクルーザーだった。

\(^o^)/「魔法少女へりかる☆クラウンの オレンジ・クラウンちゃんですね」

(´<_`;)「いつのまに…ちょっと待て兄者!ベルクカイザーのボディじゃないとツヴァイフリューゲルもツヴァイラケーテもできないぞ!」

( ´_ゝ`)「………」

('(゚∀゚∩「………」

\(^o^)/「………」

从 ゚∀从「………」

ミ,,゚Д゚彡「………」

(;´_ゝ`)「付け替えるから待っててっ!」

从#゚∀从「やっちまえ!」

ミ,,#゚Д゚彡「おう!」

312 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:16:00.28 ID:W3eDTRKwO
一方コース前方…。

(;´・ω・`)「くそっ!追いつけない!」

('A`)「ブーン、このまま逃げきるぞ!」

( ^ω^)「承知だお!」

<ヽ#`∀´>「なにやってるニダ、ショボン!ウリが与えた必殺技、
 ゲイボルグ
“必中の飛槍”を使うニダ!あれなら離れた相手でも倒せるニダ!」

(;^ω^)「お!?そんなものが…マズいお!」

(´ ω `)「…がう」

<ヽ`∀´>「どうしたニダ、ショボン?」

(#´・ω・`)「違うっ!僕の求める勝利はそんなものじゃない!」

('A`)「ショボン…」

318 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:34:54.54 ID:W3eDTRKwO
<ヽ#`∀´>「…!だったらお前にはもう期待しないニダ!…ヒッキー!」
<ヽ#`∀´>「お前の力を見せてやるニダ!」
(-_-)「…了解」
瞬間、ヒッキーのマシン、レイホークガンマの周りにつむじ風が巻き起こる!
(´<_`;)「クッ…なに?」
(;´_ゝ`)「ちょ、まっ…ってあれ?」
流石兄弟を攻撃していたハインリッヒとフサギコが動きを止める。
从 ゚∀从「あれをやるのか…」
ミ,,゚Д゚彡「チッ!いいとこなのによ!」
\(;^o^)/('(゚∀゚;∩「「?」」
(-_-)「…加速」
一言ヒッキーがそうつぶやいた瞬間、最後尾にいたレイホークガンマは弾丸のように飛び出した。
(´<_`;)「ぐっ!」
(;´_ゝ`)「はうあっ!」
ミ,,;゚Д゚彡「うっ!」
从;゚∀从「ぐおっ!」

320 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:47:33.69 ID:W3eDTRKwO
レイホークガンマは流石兄弟のマシンだけではなく、ハインリッヒとフサギコのマシンも吹き飛ばしながら進む。

(´<_`;)「見境なしか…」

そしてそのまま先頭グループの3台に迫る!

    ソニックブーム
(-_-)「音速の衝撃波」

(;^ω^)「おっ…!なんだお、このキーンって音は!」

('A`;)「うわっ!」

(;´・ω・`)「クッ!」

3人のマシンを衝撃波が襲う!

(;'A`)「エンペラー!」

(;^ω^)「ホライゾン!」

ドクオとブーンのマシンは吹き飛ばされたものの、壁に叩きつけられるだけでするんだ。しかし、ショボンのマシンはコース外に吹き飛ばされ、溶岩へ…

(;´・ω・`)「ウイニングバード!」

321 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 20:55:20.16 ID:W3eDTRKwO
とっさにショボンがマシンに右手を伸ばす。しかしショボンもバランスを崩してしまった。コースを掴もうとした左手も虚しく空を切る…。

(´ ω `)(ああ、僕は死ぬのか…最後にまたちゃんとしたレース…したかったな)

「ショボーーンっ!」

しかし、ショボンの左手を誰かが掴んだ。

(;´・ω・`)「え…ドクオ…くん?」

(;'A`)「よかった…間に合った…」

(´・ω・`)「どうして…」

(;'A`)「どうしてって…当たり前だろ?お~い、ブーンも手伝ってくれ!」

( ^ω^)「わかったお!」

(;´∀`)「ショボンくん…良かったモナ…」

<ヽ`∀´>「ウェーハッハ!しかしこれでヒッキー以外は走行不能ニダ!ウリ達の勝ちニダ!」



325 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:04:59.85 ID:W3eDTRKwO
「みんなやっと見つけたんです!…うわあ~すっごい大きいコースなんです!」

そのとき、呑気な声がコースに響き渡った。

(;´∀`)「ビロード!?」

( ><)「ついてきちゃったんです!」

ビロードはキョロキョロとあたりを見渡す。

(*><)「あ、ヒッキーくんなんです!…うわぁ、ヒッキーくんのマシンすごく速いんです!僕も走らせるんです!」

ビロードはヒッキーに近寄ると、マシンを取り出し走らせた。

<ヽ`∀´>「あのガキ、モナーの息子ニカ?…よし、ヒッキー、そいつのマシンも壊すニダ!」

(-_-)「………」

しかしヒッキーは応えない。

<ヽ`∀´>「ヒッキー?聞こえないニダか?」

328 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:15:35.78 ID:W3eDTRKwO
(-_-)「できないよ…」

<ヽ`∀´>「どうしたニダ、ヒッキー!早く壊すニダ!」

(;_;)「友達のマシンを壊すなんて出来ないよっ!」

<ヽ;`∀´>「な…!ヒッキー!」

そう叫ぶとヒッキーは電池が切れたかのように倒れ、同時にマシンも停止した。

(;><)「ヒッキーくん、ヒッキーくん!どうしたんですか!」

(;´∀`)「いかんモナ!」

モナー博士がヒッキーに駆け寄って脈をとる。

(;´∀`)「よかった、気を失っているだけモナ…」

(;><)「よかったんです!」

( ´∀`)「この額についてるのがGPチップと連動したパーツモナね…感情が高まりすぎてオーバーヒートを起こしたモナ」

330 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:23:56.98 ID:W3eDTRKwO
(#´∀`)「こんな危険なものを子供につけるなんて…何を考えてるモナ、ニダー!」

モナー博士が叫ぶ。しかしニダー博士の耳には入っていないようだ。

<ヽ ∀ >「ウリの…最高…傑作が…」

(#´∀`)「まだそんなことをっ!」

<ヽ ∀ >「今日は全員走行不能…レースは後日仕切り直すニダ」

从 ゚∀从「じゃあ、場所変えますか、博士」

ミ,,゚Д゚彡「おう、撤収だ、ゴルァ!」

(´<_`#)「待て!お前たちこの状況を見て、まだニダー博士についていくつもりか!?」

从 ゚∀从「…俺たちには俺たちの事情があるんだよ」

ミ,,゚Д゚彡「あばよ」
ニダー博士、ハインリッヒ、フサギコは去っていった。

334 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:37:10.48 ID:W3eDTRKwO
( ><)「ヒッキーくん、ご飯ができたんです!」

(-_-)「うん…今行く」

あのレースのあと、ヒッキーはとりあえずモナー博士の家に置かれることになった。

从'ー'从「今日はハンバーグよ~」

( ´∀`)「おいしそうモナね」

(*><)「わ~い!ハンバーグ大好きなんです!ヒッキーくんはハンバーグ好きですか?」

(-_-)「うん」

( ><)「よかったんです!…ヒッキーくん、よかったらウチの子になるといいんです!ね、お父さん!」

(;´∀`)「ビロード…」

( ><)「だってそうなんです!ヒッキーくんもあんな怖いお父さんのところに帰るより…」

(-_-)「やめて…」

ヒッキーがビロードの言葉を遮る。

(-_-)「お父さんの悪口は言わないで…」

336 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:44:43.49 ID:W3eDTRKwO
( ><)「ごめんなさいです…」

( ´∀`)「…ヒッキーくんはあんな怖いものを取り付けられてもお父さんのことが好きモナか?」

(-_-)「…違うんです。あれは僕が自分からつけてもらったんです」

( ´∀`)「モナ?」

(-_-)「お父さん、お母さんが死んじゃってから全然笑わなくなって…。でも、僕がレースに勝つと笑ってくれて…」

(;_;)「だ、だから、ぼ、僕がもっとレースに勝てば、も、もっといっぱいマシンを壊せば、元の優しいお父さんに戻ってくれるかなって…」

339 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 21:51:05.71 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「それは辛かったモナね…」

从;ー;从「かわいそうに、まだこんなに小さいのに…」

モナー博士の奥さんがヒッキーを抱きしめる。やがてヒッキーは泣き疲れて眠ってしまったようだ。
( _ )「ムニャ…お父さん、お母さん…」

( ´∀`)「なんとかしてニダー博士を正気に戻すモナ…おや、電話モナ」

モナー博士が電話に出る。

( ´∀`)「そうモナか…ニダー博士から連絡があったモナね」

341 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:01:23.36 ID:W3eDTRKwO
レーサーたちがモナー研究所に呼び寄せられた。

( ´∀`)「レース会場と日時が決まったモナ」

(;'A`)「本当ですか!?」

(;^ω^)「いったいどこですかお?」

( ´∀`)「ここにある鍾乳洞モナ」

(´<_` )「ああ、ここか…」

('(゚∀゚∩「知ってるの?」

( ´_ゝ`)「ニダー研究所所属のレーサーが特訓をする場所だ」

\(^o^)/「なるほど」

(´・ω・`)「中はいくつもの穴に別れていて、下手すると迷って出てこられなくなるんだよ」

あのレースのあと、ショボンも仲間に加わった。ニダー博士から受け取った攻撃的なGPチップは外し、荒巻のGPチップを装着していた。

342 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:12:04.64 ID:W3eDTRKwO
( ´∀`)「今回も危険な戦いになると思うモナ…それでもついてきてくれるモナ?」
('A`)「当然です」
( ^ω^)「行きますお」
('(゚∀゚∩「もちろんですよ!」
\(^o^)/「ピンクちゃんがいれば怖いものはないです」
(´・ω・`)「ある程度内情を知った僕がいれば役に立つでしょう」
( ´_ゝ`)(´<_` )「「俺たちもな!」」
( ´∀`)「みんな…ありがとうモナ。レースは明後日モナ。それまでに各自準備をして…」
「待ってください!」
( ´∀`)「ヒッキーくん!」
ヒッキーが研究室に飛び込んできた。
(-_-)「僕も…連れて行ってください!」
( ´∀`)「ヒッキーくん、また危険な目にあうかもしれないモナよ?」
(-_-)「それでも…お父さんを元に戻してあげたいんです!」
( ´∀`)「…わかったモナ。ニダー博士を元に戻せるのはヒッキーくんしかいないかもしれないモナね」


346 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:30:55.53 ID:W3eDTRKwO
――レース当日――

( ´∀`)「ここモナね」

(;'A`)「ここが…」

指定された鍾乳洞にはいくつかの入り口があった。そしてそれぞれの入り口にはレーサーの名前が書かれていた。

「おはよう、諸君!」

と、スピーカーからニダー博士の声が流れてきた。

「ルールの説明をしよう。見ての通り、それぞれの入り口に君たちの名前が書かれてるニダ。
君たちは自分の名前の書かれた入り口に入り、用意された相手と勝負するニダ。
出口はすべてウリのいる場所に繋がってるニダ。最初に抜け出したレーサーがウリと対決するにだ。それでは、待っているニダ」



349 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:46:06.43 ID:W3eDTRKwO
('(゚∀゚∩「僕は…ここだよ!」
\(^o^)/「この穴ですね」
( ´_ゝ`)「俺は…あれ?」
(´<_` )「流石兄弟って書いてあるな。2人で入れってことか」
みんなそれぞれ自分の名前のかかれた入り口に入っていく。
( ^ω^)「ブーンもいくお!」
( ´∀`)「私とヒッキーくんはどうしたらいいモナ?」
(-_-)「名前がない…」
そこへ、1人の男が現れた。
門番「モナー博士ですね?」
(;´∀`)「びっくりしたモナ!…そうモナよ」
門番「モナー博士は特別に直通通路で決勝会場までお連れします」
( ´∀`)「わかったモナ。ヒッキーくんも一緒に来るモナ」
(-_-)「はい」
(´・ω・`)「僕たちも行こうか」
('A`)「うん!」
こうして全てのレーサーが鍾乳洞に入った。

352 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 22:54:12.81 ID:W3eDTRKwO
('A`)「中は意外と広いんだな」

ドクオは鍾乳洞に入り中を見回す。外からの印象とは違い、しっかり整備されたコースのようだ。

('A`)「で、俺の相手は…!」

コースのスタート地点には1台のマシンが置かれていた。問題はそのマシンが…

(;'A`)「お、俺のとそっくりなエンペラー!?」

そう、ドクオのマシンと寸分違わぬマシンだったのだ。

「ウェーハッハ、驚いたニカ?」

スピーカーからニダー博士の声が流れる。

「君たちの相手をするのは、前回のレースを元に作成した、君たちのマシンのコピーニダ。もちろんただのコピーじゃなく、オリジナルよりもパワーアップされてるニダよ」


357 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:02:32.22 ID:W3eDTRKwO
「レーサーはいないけど、自動で走るようにプログラミングしてあるから心配ないニダ。それでは健闘を祈るニダ」

そこまで言うとスピーカーはブツっと切れた。

('A`)「みんな自分のマシンのコピーと戦うのか…!」


――流石兄弟たちのコース――

( ´_ゝ`)「…って流れたのに」

(´<_` )「どうしてお前たちが相手なんだ?」

ミ,,゚Д゚彡「裏切り者の始末はしなくちゃいけないからな」

从 ゚∀从「そういうこった。ありがたく思え」

(´<_` )「まあ、誰が相手でも関係ないさ」

「レーサーノミナサンハ スタートイチニツイテクダサイ」

機械音声が流れる。

「レディ…ゴー」

各コース、レースがスタートした。

361 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:13:06.87 ID:W3eDTRKwO
(;'A`)「うおっ!こいつ本当に俺のマシンと同じ挙動だ!」

ドクオの相手、コピーエンペラーはドクオのマシンと同じ動きを見せながら、常にドクオのマシンの一歩手前を走っている。

('A`)「よし…だったら…」

   インペリアルソード
('A`)「皇帝の剣っ!!」

必殺技で追い抜きにかかる!…だが!

(;'A`)「な、なに!?」

コピーマシンも必殺技を使ったのだ。依然差は縮まらない。

(;'A`)「クソっ!」

364 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:22:27.90 ID:W3eDTRKwO
――決勝会場――

決勝会場ではニダー、そしてガラスに仕切られた観覧席でモナーとヒッキーがレースの様子をモニターで見ていた。

<ヽ`∀´>「ウェーハッハ、苦戦してるニダね」

(;-_-)「お父さんっ!」

( ´∀`)「ニダー、こんなことしてどうするモナ!」

<ヽ`∀´>「…ヒッキー、ずいぶんとモナーに懐いたニダね…まあ、いい。ウリが勝って、ウリの正しさを証明してみせるニダ」

366 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:29:20.83 ID:W3eDTRKwO
――流石兄弟――

( ´_ゝ`)「どうしてお前らはニダー博士に協力するんだ?」

(´<_` )「この前事情があると言ったな」

走りながら問いただす流石兄弟。

从 ゚∀从「言ったってお前らにはわからねーよ」

ハインリッヒのサイクロンマグナムが攻撃をしかける。

(´<_` )「おっと…!なぜそう言い切れる?」

かわしながらなおも聞く。

ミ,,゚Д゚彡「お前らとは環境が違うんだよ!」

レイスティンガーが兄者のマシンを襲う。

(;´_ゝ`)「ひゃっ!…環境?」

368 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:34:44.04 ID:W3eDTRKwO
从 ゚∀从「…いいだろう、話してやるよ。俺たちはな、孤児だったんだ」

(;´_ゝ`)「孤児?」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、そうだ。誰からも必要とされず、孤児院で膝をかかえて震えてたんだ」

从 ゚∀从「そんな俺たちを引き取ってくれたのがニダー博士だった」

ミ,,゚Д゚彡「毎日の訓練は厳しかったけど、成果を出せば俺たちに笑いかけてくれた」

从 ゚∀从「俺たちを必要としてくれた」

(´<_` )「…だけどそれはお前らを利用してるだけじゃないのか?」

371 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:44:43.81 ID:W3eDTRKwO
从 ゚∀从「わかってるさ…」

ミ,,゚Д゚彡「それでも俺たちの居場所はここしかないんだ」

从#゚∀从「ニダー博士が、俺たちの親父なんだよ!」

(´<_`#)「だったらなんでなおさら間違った方向に進んでいるニダー博士を正してやらないんだ!」

( ´_ゝ`)「弟者…」

それまで黙っていた兄者が口を開く。

( ´_ゝ`)「言葉でいっても無駄だろう。走りで示すんだ、なおくんとオワタくんがしてくれたように」

(´<_` )「兄者…わかった!」

从#゚∀从「ゴチャゴチャうるせえ!これで終わりだ!」

ミ,,#゚Д゚彡「串刺しにしてやるぜ!」

     スパイラルエッジ
从#゚∀从「螺旋の刃っ!!」

      グングニール
ミ,,#゚Д゚彡「必中の槍っ!!」

       ツヴァイフリューゲル
( ´_ゝ`)「「2つの翼っ!!」」(´<_` )

373 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 23:57:43.51 ID:W3eDTRKwO
――ショボン――

コピーマシンを見つめるショボン。

(´・ω・`)「今までの僕はこんなに荒々しい走りをしていたんだね…」

(´・ω・`)「無駄が多いよ…それっ!」

ショボンのマシンがコピーマシンを追い越す。

(´・ω・`)「僕にとってはこの試練は大したことないな。GPチップもとりかえて、あのときとは違う走りなんだから」

しかし、コピーマシンが輝きだす。

        ゲイボルグ
(´・ω・`)「ああ、必中の飛槍か。結局僕は一度も使わなかったな。あのときだって…」

(´・ω・`)「彼らが大切なことを教えてくれたから。それに、その技は僕には通用しないよ」

ショボンねマシンが輝きだす!

(´・ω・`)「今の僕にはこれがあるからね」

     ウイニングウインド
(´・ω・`)「勝利への追い風っ!!」


375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/02(日) 00:06:29.69 ID:+SzuEiXTO
――オワタ――

\(^o^)/「一見そっくりに 作られてるけど まったく違います」

コピーマシンのペイントをジロジロと眺め回すオワタ

\(^o^)/「眉毛の角度が0、5度低い」

\(^o^)/「髪の色が若干薄い」

\(^o^)/「ウエスト位置が1ミリずれてる」

\(^o^)/「そしてなによりも」

\(^o^)/「愛 が た り な い 」

\(^o^)/「いきなさい TRFワークスピンクちゃんスペシャル」

     マジカルチアリング
\(^o^)/「魔法少女の応援っ!!」

379 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:12:13.57 ID:+SzuEiXTO
――なおるよ――

('(゚∀゚∩「これはなかなかやっかいだよ!負けちゃうかもしれないよ…」

('(゚∀゚∩「…なんてね!冗談だよ!」

('(゚∀゚∩「僕たちの絆、機械なんかには断ち切れないよ!」

('(゚∀゚∩「それはそうと、僕のマシンだけ必殺技が地味だよ…漫画の技と同じだし…」

('(゚∀゚∩「まあ、いいんだよ!きっと新技フラグだよ!前向きにいくよ!」


('(゚∀゚∩「サンダードリフト走法っ!!」

382 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:21:37.56 ID:+SzuEiXTO
――ブーン――

( ^ω^)「君はかわいそうだおね」

コピーマシンに語りかけるブーン。

( ^ω^)「隣を走るレーサーがいないんだから」

( ^ω^)「悪いけど、先にいかせてもらうお。いくお、ホライゾン!」


⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーーン!

       パワーブーンスター
( ^ω^)「内藤的加速装置っ!!」

383 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:31:15.95 ID:+SzuEiXTO
――ドクオ――

('A`)「な~に焦ってんだ俺」

('A`)「相手は機械なんだ」

('A`)「マシンとレーサーの心がひとつになったとき、必殺技が生まれる」

('A`)「レーサーの心がマシンを速くする」

('A`)「…だったらさ、最初から俺たちが負けるわけないじゃん」

('A`)「いくぜ、相棒!」

   インペリアルソード
('A`)「皇帝の剣っ!!」

385 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:36:33.82 ID:+SzuEiXTO
――決勝会場――

モニターはブラックアウトし、何も映し出していない。

<ヽ`∀´>「ゴール間際は映さない方が、誰が最初に来るかわからなくて楽しみニダ。それとも誰も来ないかもしれないニダね。ウェーハッハ!」

( ´∀`)「彼らの中に、機械に負けるようなレーサーは1人もいないモナ」

<ヽ`∀´>「そうニダかね。…お、走行音が聞こえて来たニダ」

ニダーの言うとおり、マシンの走行音が聞こえてくる。

<ヽ`∀´>「誰が来るニカね」

決勝会場に飛び込んで来たのは…。

388 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:41:19.40 ID:+SzuEiXTO
(#'A`)「おーっし!ゴールだ!」

( ´∀`)「ドクオくん!」

さらに、次々と他のレーサーも到着する。

(´・ω・`)「おや、一番乗りはドクオくんかい」

( ^ω^)「結構僅差だったおね」

('(゚∀゚∩「楽勝だったよ!」

\(^o^)/「可愛いは正義」

( ´_ゝ`)(´<_` )「「流石だな、俺たち!」」

从 ゚∀从「ニダー博士、すみません…」

ミ,,゚Д゚彡「敗れてしまいました…」

<ヽ#`∀´>「ぐぬぬぬぬ…」

394 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 00:54:20.62 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「…まあ、いいニダ。これからウリが再起不能にしてやるニダ。お前が相手ニダね、ドクオ?」

('A`)「ああ!」

<ヽ`∀´>「スタート位置に着くニダ」

そういうとニダーはマシンを取り出す。

<ヽ`∀´>「ウリのアストロブーメランに勝てるマシンなど、この世に存在しないニダ。…そこで見てるニダ、ヒッキー!」

(-_-)「お父さん…」

スターター「それでは両選手、位置について。レディ…ゴー!」

('A`)「いっけーっ!エンペラー!」

<ヽ`∀´>「圧倒してやるニダ!アストロブーメラン!」

とうとう最後の戦いの火蓋がきって落とされた。

396 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:06:30.00 ID:+SzuEiXTO
まずはドクオのマシンが先行する。

('A`)「よし、いい調子だ!」

<ヽ`∀´>「クックック…やるニダ、ブーメラン!」

ニダーのマシンが輝きながら高速回転を始めるっ!

( ´_ゝ`)「あれはっ!」

从 ゚∀从「俺のマシンの技だな」

スパイラルエッジ
螺旋の刃がドクオのマシンを襲うっ!

(;'A`)「くっ、危なかった…」

なんとかかわしたエンペラー。

<ヽ`∀´>「チッ…次は外さないニダ」

('A`)「今のはハインリッヒの必殺技…どういうことだ?」

<ヽ`∀´>「クックック…ウリのアストロブーメランはウリの配下のマシンのすべての必殺技を使えるニダ」

(;'A`)「なに?」

<ヽ`∀´>「それだけじゃないニダ!すべてのニダー研究所の所属レーサーの力が、今ウリのマシンに集まってるニダ」


397 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:13:57.92 ID:+SzuEiXTO
(;´∀`)「あの腕についている大きな装置、ヒッキーくんが使っていた装置の強化型モナ!?なんて危険なものを…」

(;-_-)「そんな…!それじゃあお父さんは…」

( ´∀`)「…今の私たちにはレースを見守ることしかできないニダ…」

<ヽ`∀´>「おっと…ウリの配下のレーサーのすべての必殺技といったけど、間違いだったニダ」

('A`)「なんだと?」

マシンがコーナーにさしかかる。

<ヽ`∀´>「サンダードリフト走法っ!」

('(゚∀゚;∩「ぼ、僕の技だよ!」

('A`)「俺の仲間の技も使えるってわけか…」

400 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:20:11.10 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「ウェーハッハ!怖じ気づいたニダか?」

('A`)「だからなんだよ」

<ヽ`∀´>「ニダ?」
('A`)「なおさんのサンダードリフト走法はもっと鋭いぜ?」

ドクオのマシンは離されない。

<ヽ#`∀´>「ウヌヌ…パワーブーンスター!」

('A`)「だから無駄だって…」

やはりドクオのマシンは食い下がる。いや、抜き返す。

<ヽ#`∀´>「なぜニダ!お前のマシンは必殺技を使っていないというのに…!?だったらぶっ壊してやるニダ!グングニール!」

403 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:30:33.51 ID:+SzuEiXTO
('A`)「かわせ!」

ドクオのエンペラーがグングニールがかわす!

<ヽ;`∀´>「なぜニダ!グングニールは必中のはず…!」

('A`)「…今まであんたが使った技…そのどれもがあんた自身のものじゃない」

('A`)「必殺技ってのは、マシンとレーサーの心がひとつになって初めて生まれるもの」

('A`)「あんたとあんたのマシンには、その過程がない」

('A`)「それに、すべての配下のレーサーから力を集めてるだって?」

('A`)「力ってのは人から奪いとるもんじゃない。一緒に走って、磨き合ってお互い手に入れるものなんだ」


405 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:40:28.92 ID:+SzuEiXTO
('A`)「今まで勝負したライバル、一緒に戦ってきた仲間たち…」

('A`)「たとえ今一緒に走っていなくたって、そいつらの力は確かに俺と、俺のマシンの中に息づいてる。俺たちを後押ししてくれてる」

('A`)「そんな俺、いや、俺たちは」

('A`)「あんたのその借り物の必殺技、借り物の力なんかには…」

(#'A`)「絶対負けねえっ!!」

<ヽ#`∀´>「クッ、綺麗事をっ!…それならこれはどうニダ?」

      ソニックブーム
<ヽ#`∀´>「音速の衝撃波っ!!」

407 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 01:50:55.40 ID:+SzuEiXTO
<ヽ#`∀´>「ウェーハッハ!全範囲攻撃ニダ!これなら避けられないニダ!」

(;^ω^)「み、耳がおかしくなるお!」

(;´・ω・`)「ここは鍾乳洞の中だから、反響して威力がさらに上がってるんだ!」

<ヽ#`∀´>「ウェーハッハ!壊れろ!みんな壊れろニダ!」

しかしドクオは慌てない。

('A`)「忘れたのか?俺たちの必殺技を」

<ヽ#`∀´>「ニダ?」

('A`)「音っていうのは空気を振動させて伝わるんだよな?」

('A`)「必殺技を使うとき、俺のマシンは剣になる」

('A`)「空気を切り裂く、天下無敵の剣になるっ!!」

(#'A`)「いくぞっ!!エンペラー!」

    インペリアルゥソーーードーーーーッ!!!!
(#'A`)「皇帝の、剣ーーーーーっ!!!!」

411 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:01:34.05 ID:+SzuEiXTO
スターター「ゴ、ゴーーーール!」

(;^ω^)「か、勝ったお…?」

(;´・ω・`)「う、うん…」

('(゚∀゚;∩「ドクオくんが…」

\(^o^)/「勝ちましたよ!」


「「「「ウオオオオオオ!!!!!」」」」

みんなの歓声が地鳴りのように響き渡った。

(;'A`)「へへ…疲れたぜ…」

(*^ω^)「ドクオ、やったお!ニダー博士に勝ったお!」

(*'A`)「ああ!」

( ´_ゝ`)「「流石だな、ドクオくん!」」(´<_` )

(;´・ω・`)「ちょっと待って!ニダー博士の様子がおかしい!」

ショボンの声に一同静まり返る。

412 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:08:17.70 ID:+SzuEiXTO
<ヽ ∀ >「コワス…コワス…ミンナコワス…」

(;´∀`)「こ、これはマズいモナ!装置のせいでニダー博士の人格がおかしくなってるモナ!」

<ヽ ∀ >「コワス…コワス…」

ニダー博士のマシンがソニックブームを放ち始める!

(;´_ゝ`)「うおおっ!」

(´<_`;)「このままだと鍾乳洞が崩れ落ちるぞ!」

(-_-;)「お父さんっ…!」

(;´∀`)「ヒッキーくん、近づくと危ないモナ!」

ヒッキーはモナー博士の制止を振り切り、ニダーに駆け寄る。そして1台のマシンを取り出した。

414 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:15:29.72 ID:+SzuEiXTO
(-_-)「お父さん、見てよ、このマシン」

<ヽ ∀ >「コワス…ミンナコワス」

(;´∀`)「ヒッキーくん、ダメモナ!早く離れるモナ!」

(-_-)「ねえ、覚えてる?お父さんが初めて僕にくれたミニ四駆だよ?」

<ヽ ∀ >「オトウサン…ミニヨンク?」

ニダー博士の動きが止まる。

(-_-)「そうだよ、このトライダガーX。僕がテストで100点とったからって、ご褒美にくれたんだ」

<ヽ ∀ >「………」

(-_-)「あの頃はまだお母さんが生きてて…2人でヒッキーは偉いねって誉めてくれて…」

<ヽ ∀ >「オカアサン…ヒッキー…」

417 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:22:26.78 ID:+SzuEiXTO
(-_-)「それで、夕飯の時間まで2人でいじってて、お母さんに叱られたんだ…」

(-_-)「ねえ、お父さん…」

(;_;)「本当に覚えてないの?僕のことも、お母さんのことも…そんなの嫌だよ…思い出してよ…」

<ヽ ∀ >「ヒッキー…」

“ほ~ら、ヒッキー!今日は100点を取ったヒッキーにご褒美ニダ!”
“偉いわねぇ、ヒッキーは”
“わ~い、ありがとう、お父さん、お母さん!”
“早速一緒に組み立てるニダ”


420 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:28:22.76 ID:+SzuEiXTO
<ヽ ∀ >「ヒッキー…」

“あなた~、ヒッキー、お夕飯ができたわよ~…ちょっと、いつまで遊んでるんですか!”
“ごめんなさい!”
“す、すまんニダ”
“もう、あなたまで一緒になって…いつまで経っても子供みたいなんたがら…早く片付けて、手を洗っていらっしゃい。今夜はシチューよ”
“は~い”
“お父さん、怒られちゃったね”
“そうニダね…”
“プ…”
“フフ…”
“アーハッハ!”

<ヽ ∀ >「ヒッキー…」

424 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:34:37.94 ID:+SzuEiXTO
(つ_;)「お父さん…?」

<ヽ ∀ >「ヒッキー…!」

(;_;)「お父さん!」
<ヽ;∀;>「ヒッキー!」

('(゚∀゚;∩「き、記憶が戻った!?」

(;_;)「お父さん、僕だよ、ヒッキーだよ!わかる!?」

<ヽ;∀;>「ああ…ああっ…!ヒッキーの顔を忘れるもんかニダ!」

(;_;)「良かった、記憶が戻ったんだね!」

<ヽ;∀;>「ウリは…今までなんてことを…!」

(;_;)「大丈夫だよ!また2人でやり直そうよ!」


426 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:40:36.70 ID:+SzuEiXTO
( ;ω;)「おっお…いい話だお…」

(;'A`)「お、おい、危ないぞ!」

そのとき、ニダー博士とヒッキーの頭上の岩が崩れて落ちてきた!

(;´_ゝ`)「弟者!ツヴァイフリューゲルだっ!」

(´<_`;)「ダメだ!間に合わない…っ!」

ズシンという鈍い音と共に、砂埃が舞い上がった。

(;´∀`)「ふ、2人は無事モナか?」

428 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:45:13.76 ID:+SzuEiXTO
もうもうと立ち上がった砂埃が次第におさまる。ニダー博士とヒッキーは…。

('(゚∀゚;∩「ぶ、無事だよ!」

从 ゚∀从「俺たちの親父と弟を」

ミ,,゚Д゚彡「怪我させるわけにはいかねーだろ」

ハインリッヒとフサギコの必殺技が2人を救ったのだ!

(;'A`)「よかった…」

(;´∀`)「しかしグズグズはしていられないモナ!この鍾乳洞、いつ崩れ落ちるかわからないモナ!」

<ヽ`∀´>「…わかったニダ!出口はあっちニダ!」

\(^o^)/「急ぎましょう」

430 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 02:54:13.36 ID:+SzuEiXTO
ニダー博士が先頭になって出口を目指す。しかし…

<ヽ;`∀´>「ここが出口…だったニダ…」

(;´∀`)「これは…」

崩れ落ちた岩で出口が塞がってしまっていたのだ。

('(゚∀゚;∩「これじゃあ出られないよ…」

(;´・ω・`)「救助を待つにしていつ崩れるかわからない状況じゃ…」

絶望感が漂い始める。

('A`)「…みんな、聞いてくれ…俺に考えがある」

ドクオがある考えを皆に伝える。

(;^ω^)「本気かお?」

\(^o^;)/「かなりの賭けです」

('(゚∀゚;∩「だけど…」

(;´・ω・`)「他に方法はないね」

433 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:04:58.25 ID:+SzuEiXTO
('A`)「じゃあ、マシンを出して俺の言う通りにフォーメーションを組んで」

ドクオが先頭に立ち、右後ろにブーン、さらにその右後ろにオワタ。ドクオの左後ろにショボン、さらにその左後ろになおるよ。いわゆる魚鱗の陣と呼ばれるフォーメーションだ。

('A`)「じゃあ、いくぜ?」

ドクオがマシンのスイッチを入れる。他の4人も頷いてスイッチを入れる。

(#'A`)「いくぜ…!」

(#^ω^)「おっお!」

(#´・ω・`)「いこう!」

('(゚∀゚#∩「いくよ!」

\(^o^#)/「いきます」

5台のマシンが輝きながら、埋もれた出口に突進する!そのとき、5台のマシンと、5人のレーサーは確かにシンクロしていた!

              エターナルウイング
(#'A`)(#^ω^)(#´・ω・`)「「「「「永遠の翼っ!!」」」」」('(゚∀゚#∩\(^o^#)/

437 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:14:31.82 ID:+SzuEiXTO
ξ;゚⊿゚)ξ「ねえ、おじいちゃん、大丈夫かしら?」

/ ,' 3 「うむ、彼らなら心配ない」

ツンと荒巻はドクオたちが心配で鍾乳洞の近くまで来ていたのだ。

ξ;゚⊿゚)ξ「だけど今にも崩れそうよ?」

周囲には消防隊や救急隊も来ている。しかし救助作業は難航している。

/ ,' 3 「大丈夫じゃ。彼らを信じなさい」

ξ;゚⊿゚)ξ「でも…」

「お、おい!あれを見ろ!」

人々の目線が集中する。そこには岩を突き破り、輝きながらまるで翼のように飛び出す5台のミニ四駆があった。

/ ,' 3 「ほう…!彼ら本当にやりおったわい!」

440 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:28:24.95 ID:+SzuEiXTO
~エピローグ~

('(゚∀゚#∩「僕の勝ちだよ!」

\(^o^#)/「僕の勝ちです」

鍾乳洞でのレースから3ヶ月が経ち、今ではみんな平和な日常を取り戻していた。

(*´_ゝ`)「オワタくん、新作の痛車見せにきたよ~」

(´<_`;)「最近兄者はそればっかりだな」

覆面レーサー及びニダー博士敗れる!のニュースはあっという間にミニ四駆界に広まり、5人のレーサーは一躍有名人になった。

( ><)「いくんです、ブリッツァーソニック!」

(-_-)「負けるな、トライダガー!」

(=゚ω゚)ノ「僕だって負けないょぅ!」

( <●><●>)「勝つのは僕です」

ヒッキーくんもすっかり明るさを取り戻した。ちなみに覆面レーサーだったことは世間に内緒だ。

444 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:35:11.63 ID:+SzuEiXTO
「ブーンお兄ちゃん、あれ見せて!」

( ^ω^)「おっお!わかったお…」

⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーーン!

「すご~い!はや~い!」

ξ゚⊿゚)ξ「有名になっても変わらないわねぇ」

/ ,' 3 「そこがブーンくんのいいところじゃ」

( ´∀`)「荒巻先生、ちょっといいですかモナ?」

モナー博士は依然としてミニ四駆研究の第一人者として活躍している。



447 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:42:18.50 ID:+SzuEiXTO
<ヽ`∀´>「フサギコ、こっちのデータをよろしく頼むニダ」

ミ,,゚Д゚彡「わかりました」

从 ゚∀从「博士、こっちはこれでいいっすかねぇ」

ニダー博士は一連の事件の後、深く責任を感じて研究所を閉鎖する決意をした。
しかしハインリッヒやフサギコを始めとする所属レーサー、そしてモナー博士と荒巻にも説得され、研究所を続けることにした。今ではミニ四駆の技術の向上だけではなく、健全なミニ四レーサーの育成にも尽力している。

450 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:48:22.63 ID:+SzuEiXTO
「おい、あれがショボンだぜ!」

「やっぱりはえーな…」

(´・ω・`)「…そこの君」

「は、はい!」

(´・ω・`)「タイヤの径を小さくしてみたらどうかな?そしたら今より安定する思うよ」

「あ、ありがとうございます!」

ショボンはマシンの速さは相変わらずだが、かつての人を突き放すような雰囲気はなくなり、多くのレーサーに慕われている。ショボンのことを孤高のレーサーと呼ぶ者はもう誰もいない。

(*´・ω・`)「ハァ…ドクオくんどこにいるのかな…会いたいな…」

453 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:54:10.00 ID:+SzuEiXTO
そして、ニダー博士を一騎打ちで打ち破り、最もその名を上げたドクオは…


「よ~し、レースしようぜ!」

「おし、いいぜ!」

( )「俺も入れてもらっていいかな?」

「いいですよ」

「あれ、あんたの顔どこかで見たような…もしかして有名な人?」

( )「俺かい?」

('A`)「俺はただのしがないミニ四レーサーさ」

今もどこかで愛車のエンペラーを走らせているという…。


~ミニ四レーサー('A`)のようです~ 完

455 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 03:56:13.12 ID:+SzuEiXTO
終わった…やっと終わった!今まで支援してくれた人たち、本当にありがとう!

458 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 04:05:20.62 ID:+SzuEiXTO
川 ゚ -゚)「…という話だったのさ」

从 ゚∀从「ふ~ん…。なんだ、男同士がズッコンバッコンじゃないんだな」

川 ゚ -゚)「なんてお下品な。はしたない」

从#゚∀从「お前がいつも読んでるヤツじゃねーか!」

川 ゚ -゚)「まあ、そういうコッテリしたのも嫌いじゃないが…なんだろう、妄想する領域を残したものの方が萌えるだろう?」

从 ゚∀从「いや、まったくわかんね」

川 ゚ -゚)「そうか?」

从 ゚∀从「そうだよ。これだから腐女子ってヤツは…」

464 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/02(日) 04:24:22.61 ID:+SzuEiXTO
あ~っと…読んでるのほとんどミニ四駆スレ民の気がするから不要な気がするけど…。

腐女子な川 ゚ -゚)は俺の書いた“('A`)がミニ四駆をふたたび走らせるようです”の登場キャラ。
ここにまとめが載ってる↓
ミニ四駆VIP Wiki http://minivip.dotpp.net/

宣伝ごめんね。

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



プロフィール

K-AYUMU

Author:K-AYUMU

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク

ユーザタグ

カ行 タ行 ア行 ちんこ ハ行 サ行 マ行 ナ行 英数字  ^ω^) ('A`) ラ行 1レス ワ行 (´・ω・`) ショボーン ヤ行 ブーン ショボン トソン 'ー`)し ξ゚⊿゚)ξ (,゚Д゚) ドクオ まんこ (=゚д゚) J( 1レス カラマロス大佐 シュー ミセリ (-_-) いよう 川д川 人狼 (∪^ω^) 世紀末 ツンデレ 

FC2カウンター

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。