mesimarja
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( ^ω^)君との約束のようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:26:23.61 ID:opSP1zeIO

(; ^ω^)たたない

今度こそいきまし



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:29:35.69 ID:opSP1zeIO

10年前僕は君と出逢った。
あの頃までの僕は誰かを好きになるって事がどういう事かわからなかった。
永遠に君に会えなくなったあの時、僕は言いようもない悲しさに襲われた。






3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:31:26.85 ID:opSP1zeIO




( ^ω^)君との約束のようです





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:36:01.59 ID:opSP1zeIO

十年前--

花びらが舞う桜の並木道で僕らは出逢った。

('、`*川「ねぇキミキミ」

最初に話掛けてきたのは君の方だった。

('、`*川「うん、昔どこかで会ったことあったっけ?」

突拍子もない質問に僕は戸惑った。
でもそんな君の姿に僕はどこか懐かしさを感じた。




5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:37:48.15 ID:opSP1zeIO

それから一年程時間がたっただろうか。また桜の綺麗な季節だった。

从'ー'从「新しく入ったバイトだよ~」

('、`*川「よろしく、って君はこの前の…」

次に出逢ったのはバイト先だった。
こんなこともあるもんなんだなって可笑しくって二人で笑ったっけ。

それから僕はバイトの時間が楽しみだった。思えばその時から僕は君の事が--

雨がしとしとと降る季節には同じ大学の生徒だと知った。

('、`*川「ねぇねぇキミはこの日暇かな?暇なら一緒に夏祭り行こうよ」




6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:40:08.52 ID:opSP1zeIO

夏祭りの日、浴衣姿の君はいつもと違う雰囲気で、僕はとてもドキドキしたのを今でもはっきりと覚えている。

('、`*川「ねぇねぇキミは…」

結局最期まで君は僕を名前で呼ぶことはなかった。
それが無性に寂しくなることもあったっけ。

クリスマスには君はケーキを作ってきた。
砂糖と塩を間違えていたケーキはしょっぱかったけど君が作ってくれたものなら僕は何でも食べられた。




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:44:47.70 ID:opSP1zeIO

もう一度春がきた。
この時から君の体は病気に蝕まれていたなんて僕はしらなかった。

('、`*川「もし…さ、キミはわたしが居なくなったら寂しい?」

君がそんな弱音を吐くとこを僕は初めて聞いた。
あの時は「寂しいよ」って言ったけどまさか本当に居なくなるなんてその時は全く想像していなかった。

夏祭り
クリスマス
大晦日
バレンタイン
--

僕は君と過ごす日々がただただ心地良かった。
君と初めて出逢って四度目の春が来た。

今思えばこの時から君はどこか様子がおかしかった。
憂鬱そうな表情を浮かべる事が多くなった。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:53:49.48 ID:opSP1zeIO

('、`*川「キミはさ、好きな人とかっているの?」

この時僕は喉まで出かかった言葉を必死にのみ込んだ。
だって僕はこの気持ちの名前を知らなかったから。


君と過ごした最後の夏。

('、`*川「線香花火しようよ」

そう言って君は僕を連れて海へいった。

('、`*川「ここあんまり人も来ないし良い隠れスポットなんだよね」

胸をはってそういう君がどこか可笑しくて僕は笑った。

('、`*川「笑うとこじゃないと思うんだけどな~」

少し不満そうに文句を言ってくる君も笑っていた。

夜の砂浜には僕らの笑い声と線香花火のパチパチと鳴る音だけが響いていた。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 20:58:19.33 ID:opSP1zeIO


そして秋が来た。

('、`*川「ねぇねぇ紅葉狩りにでも行こうよ」

この時、君はきっと自分の最期が近いことを知っていたのだろう。

('、`*川「…綺麗だね」

僕が君に相槌をうつと君は寂しそうに目を細めた。

('、`*川「また…見れるかな?」

そう呟いた君はその寂しそうに細めた目を僕に向けた。
僕はその問いかけにゆっくり頷いて君を抱き締めた。
君の体はびっくりするほど軽くて簡単に壊れてしまいそうだった。
('、`*川「…」

僕が毎年見にこようと提案すると君は少し驚いた様な表情を浮かべた後、微笑んで言った。

('ー`*川「うん…約束だよ」

--




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:02:19.72 ID:opSP1zeIO

そんな君が倒れたのは枯れ葉がかさかさと音を立てる肌寒い冬だった。

('、`*川「わたしさ、もう長くないんだ」

耳を疑った。
君が居なくなる?
そんなの--
僕は君の名前さえ知らないってのに。

('、`*川「隠しててゴメン。キミに言うと迷惑かかると思ってさ」

その言葉を聞いてより僕は悲しくなった。
この時、初めて君の目の前で泣いてしまった。そんな僕の背中を君は子供をあやすように何回も何回もさすった。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:05:46.93 ID:opSP1zeIO

雪が降り積もったある日、君は外に出たいと言い出した。
勿論僕は反対した。
でも君が余りにもお願いしてくるもんだから遂には僕も折れた。

('、`*川「雪だるま作ろうよ」

いつもの調子でそんなこと言う君を見て、僕はどこか切なかった。だって君はもう一人で歩く事も出来なくなっていたから。
それでも君は僕に捕まりながら雪をすくった。
何度も何度も。
そうして出来た雪だるまはどこか歪だったけど君は嬉しそうに笑った。

('ー`*川「ありがとね」

それが君の最後の言葉だった。



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:11:40.34 ID:opSP1zeIO

春、夏、秋、冬。
それぞれに君との想い出が詰まっている。
そのどれもが僕にとってかけがえのないものだ。
君からの手紙が僕のもとへ届いたのは君が居なくなって二日後のことだった。

('、`*川
「キミへ
このてがみがキミのもとへ届いたって事はわたしはもういないんだね。
それはすごい残念な事だけどそういう運命だったと思うことにするよ。
約束守れなくてごめんね。
 わたしはキミの事が好きだったよ。
こんなわがままなわたしに最後までつきあってくれてありがとう」

手紙には震えた文字でそう綴られていた。
僕は涙が止まらなかった。
皮肉なことに、君に対するこの気持ちが恋って気付いたのはこの時だった。



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:15:13.35 ID:opSP1zeIO

それから幾年もの時間が走るように過ぎ去っていった。
時間の流れとは逆に、君への想いは積もっていくばかりだった。
それから僕は人との接触を出来るだけ拒んできた。
怖かった。
また僕の目の前から居なくなってしまうのではないかと考えると。そんな折、君と親しかった看護師から会えないかという連絡があった。
勿論僕は迷った。
でも、君の話が聞けるかもしれない、そう思った僕は会うことにした。



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:21:33.07 ID:opSP1zeIO

从°∀从「これを…」

そういって彼女が取り出したのは小さな桜のストラップだった。

( ^ω^)「これ…は」

--行っちゃうのかお?
--うん、ごめんね
--…そんなのは嫌だお。行かないでくれお
--…ごめんね

从°∀从「伊東さんがいつも大事にされていたものです」

--グスッグスッ
--泣かないで
--だって、ペニサスが…行っちゃうんだもん

(  ω )「…僕は…馬鹿だ」

--大丈夫、また必ず会えるから。
--ほ、本当かお?
--うん、約束。
--約束?
--
-



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:24:21.19 ID:opSP1zeIO

その日の帰り道、僕は酒を浴びるほど飲んだ。酔って全てを忘れたかった。
でも飲めば飲むほど冷静になる自分がいた。結局中途半端に酔いがまわった状態で店をでた。
その帰り道、僕はトラックに轢かれた。
死ぬのは怖くなかった。
実際轢かれる瞬間、やっと君に会える。そう思ったほどだ。
そこで僕の意識は途絶えた。
---
--
-




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:27:35.51 ID:opSP1zeIO

-
--
---
( ^ω^)(そうか…僕はトラックに轢かれたんだ)

暗闇の中、僕は歩き続ける。
これが走馬灯ってやつなのかな、なんて思いながら更に僕が歩き続けていると、急に視界がひらけた。

--綺麗な花畑に伸びるのは2つの影。
1つは僕のでもう1つは君。

('、`*川「やっほ。久しぶり」

( ^ω^)「…久しぶりだお」

久しぶりに会った君は相変わらず綺麗だった。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:29:23.86 ID:opSP1zeIO

( ^ω^)「ここはどこなんだお?」

('、`*川「そうだな…この世とあの世の境目ってところかな」

( ^ω^)「そうなのかお…じゃあ僕は死ぬのかお?」

('、`*川「それは君次第だけど…」

さらに君は言い被せる。

('、`*川「君はまだここにくるべきじゃない」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:36:12.79 ID:opSP1zeIO

( ^ω^)「…なんでだお?」

…僕の願いは君が居なくなったあの時から1つしかないっていうのに。

( ^ω^)「僕は君と一緒に…('、`*川「それ以上は言わないで」

('、`*川「それ以上続けたらキミは戻れなくなる」

なんで…
やっと会えたのに…

(# ^ω^)「そんなの別に構わないお!」

なんで君はそんなこと言うんだ。

('、`*川「わたしがそんなキミは嫌なの。私が好きだったキミは、もっともっと魅力があった。
今のキミは過去に囚われ過ぎてる」

( ^ω^)「僕に君を忘れろっていうのかお?」

('、`*川「それも違う。過去に囚われるのと、過去を思い出にするのは違うってこと」

( ^ω^)「僕は囚われてるわけじゃ…」

('、`*川「じゃあ何でいつも悲しそうなのさ?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:42:00.42 ID:opSP1zeIO

(; ^ω^)

('、`*川「わたしはキミのそんな顔見たくない。…それに、キミだって気付いてるはずだよ。キミの周りにはまだキミを必要としてる人が沢山いる」

( 、*川「キミは優し過ぎるよ。これからはわたしの為じゃなくて自分の為に生きるべきだよ」

( ^ω^)「僕は…」

( 、*川「わたしの最後のわがままを聞いて。キミはここに来るべきじゃないの。わたしにキミを失望させないで」

それだけ言うと君は後ろを向いてしまった。その背中は小刻みに震えていて、僕と君の間にある距離を感じてしまう。
死んだ者と生ける者、その両者は決して交わることはない。
そして僕は生きなきゃいけない。
それは君にサヨナラを告げなきゃいけないってことだ。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:45:50.78 ID:opSP1zeIO

でも最後にどうしても君に伝えなくちゃいけない。

( ^ω^)「…わかったお。でもこれだけは言わせてくれお」

( 、*川「なに?」

( ^ω^)「君と過ごした日々は絶対忘れないお。」

( 、*川「…」

( ^ω^)「君が声をかけてくれた日、君と過ごしたクリスマス、君とやった線香花火、そして君と作った雪だるま…」

泣いちゃいけない。心のどこかが僕にそう語りかける。

( ^ω^)「色んな想い出をありがとうだお、ペニサス」




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:48:18.20 ID:opSP1zeIO

( 、*川「…忘れてなかったんだ」

( ^ω^)「ストラップ、ずっと大事にしてくれてたんだおね」

( 、*川「…当たり前じゃん」

( ^ω^)「綺麗になったおね。全然気付かなかったお」

( 、*川「…当たり前じゃん」

( ^ω^)「僕はペニサスのことが好きだったお」

(;、;*川「…当たり前じゃん」

( ^ω^)「あの日の約束は一度足りとも忘れたことはなかったお」
(;、;*川「わたしもだよ」

( ^ω^)「…気付くのが遅くて、ごめんだお」

(;、;*川「…全くだよ。わたしは待ってたのにさ。…でもいいの、だって…」

そこまで言って君は涙を袖で拭った。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:52:38.25 ID:opSP1zeIO

('ー`*川「キミが覚えていてくれたから。それだけでわたしは満足だよ」

そういった君の笑顔はどこか僕の胸を締め付けた。

( ^ω^)「ペニサス…」

('ー`*川「ん?ってどうしたの!?」

君の寂しそうな笑顔は見たくない。
そう思った僕は君を抱き締めた。

( ^ω^)「ペニサス…僕からのお願い、聞いてくれないかお?」

( 、*川「なに?」

( ^ω^)「笑って見送ってくれないかお。…あの日の約束だお?」

( ー*川「フフ…ブーンはずるいよ。…さぁ、早くしないと帰れなくなるよ!」

その言葉を聞いて僕は頷いた。

( ^ω^)「またいつか、かならず会おうお」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:55:56.24 ID:opSP1zeIO

( ー*川「…気長に待ってるよ。あ、そうだ」

頬に柔らかいものが当たる。
驚いた表情の僕に君はイタズラな笑みを浮かべ言う。

(^ー^*川「ブーン、幸せになりなよ」

そう言った君は今までで最高の笑顔だった。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 21:59:45.74 ID:opSP1zeIO

エピローグ-それから-

('A`)「ったく。お前はこんな大事な日にも遅刻かよ」

(; ^ω^)「すまんお」

('A`)「謝るのは俺じゃないだろ。ったくなんであいつもお前なんかを選んだんだろうな」

( ^ω^)「フヒヒwwwwサーセンwwww」

('A`)「あぁ~うぜぇ。さっさと迎えにいけよ。そして殴られてこい」

(; ^ω^)「それだけはマジ勘弁だお。えっ…とどこに行けばいいんだお?」

('A`)「はぁ…。ここ真っ直ぐ行って突き当たりを左だよ」

(; ^ω^)「助かるお!じゃああとで!」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 22:01:05.14 ID:opSP1zeIO

从#°∀从「おっそい!」

(; ^ω^)「…」

从#°∀从「無視とはいい度胸してるじゃないか」

(; ^ω^)「あっ…いや…ごめんだお」

从#°∀从「全くこんな日にもお前ってやつは…」

(; ^ω^)「本当にごめんだお。ちょっと寄らなきゃいけない所があったから」

从#°∀从「全く!新郎が遅れるってどういうことなんだか!」

(; ^ω^)「返す言葉もないお…」

从°∀从「全く…。ほら!早く行くぞ!」




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 22:04:24.39 ID:opSP1zeIO

……

ゴーン、ゴーンと教会の鐘の音が辺り一面に広がる。
太陽は光り輝き、小鳥達は皆気持ち良さそうに鳴いている。
皆からの冷やかしの声が照れくさくて、僕は咄嗟に隣にいるハインを見る。

从*°∀从

頬を林檎の様に赤く染めながらハインは照れくさそうに笑っている。
僕は目線を空に移した。

--キミも見てるだろうか。

僕は心でそう呟いた。



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 22:07:24.09 ID:opSP1zeIO





「おめでとう」





--風の音に乗って、キミの声が聞こえたような気がした。

( ^ω^)「…ペニサス」

从*°∀从「どうしたんだ??」

( ^ω^)「いや…僕の気のせいだお」

ありがとう。

(* ^ω^)「これからも宜しくだお!!」

从*°∀从「おう!!」

僕は今幸せです。





44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/16(土) 22:09:00.76 ID:opSP1zeIO

以上です。
大分AAがずれてると思いますが読んでくれた人感謝です。



コメント

ハインきめぇwwwww
[2009/06/09 15:20] URL | #- [ 編集 ]


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