mesimarja
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从 ゚∀从ハインはみんなの公衆便所のようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 20:59:20.25 ID:wMB0Kaw40
(*'A`)「うっ、でりゅ、ハインたんのここすごくいいでプ、
もう出ちゃうらピュー!」

从///从「オレも、もうだめだ!一緒にイクよ!」


つ。 ピュ
  o

プシュ!

トロトロ

从///从「あふぅううううううう!」

――――――

(*'A`)「それじゃーまたくるねー」


从 ゚∀从
   \,;  シュボッ
     (),
     |E|


从 ゚∀从y━・~~~「おうよー、金さえ持ってくれば
いくらでもヤラせてあげっからよ、いつでも来いや」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 21:09:01.58 ID:wMB0Kaw40
从 ゚∀从y━・~~~スー


从 ゚O 从y━・~~~プッハー


从 ゚∀从「今月で6万はもうかったな、一体何人と
ヤッたかすら覚えてねえや」

从 ゚∀从「あー」

从 ゚∀从「なんかケツがかゆいと思ったら、ケツ毛
モッサモサじゃねえか」

从 ゚∀从「あーめんどくせえ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 21:14:23.16 ID:cQWsSk+10
6万とか安くないか?
体売るのってもうちっと儲かるんじゃない?

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 21:16:28.74 ID:ACc3UGXzO
>>5
日本円にして6万という可能性が……

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 21:19:56.48 ID:QLu3QWa2O
>>6
日本円でも安いわ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 21:31:24.54 ID:wqNPKBVCO
お前ら売春に詳しすぎヒイタ


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 23:21:11.57 ID:mfPeCUiJ0
乗っ取り・・・それは太古の昔から続くうんたらかんたら




帰ってはこないのかな

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 23:32:56.83 ID:8gku2uS1P
ミ,,゚Д゚彡「おう、嬢ちゃん。こんなとこで何してる」

 汚い路地裏で煙草を吹かしていると、青年が声を掛けてきた。
 年の頃は、17か18か、いかにも高校生という雰囲気の青年だ。
 恐らく表の――つまりは、今背を預けている中華料理屋のバイトくんだろう

从 ゚∀从 「おしごと」

ミ,,゚Д゚彡「ちんちくりんがお仕事たぁ感心だこと」

从 ゚∀从 「ああ、ガキの見た目は売れるんだよ。腐った社会万歳」

ミ,,-Д-彡「んだ、売春か。小学生が糞ビッチだなんて。摩擦熱で火が付いちまえばいいのに」

 呆れてため息をつくバイトくんをせせら笑って、煙草を靴で踏み消した。
 黒猫が啼いて、足の下を潜り抜ける。
 カラスが遠く、椅子がわりに座ったポリバケツの宝を狙っている。

从 ゚∀从 「で? おじさんヤるの?」

ミ,,゚Д゚彡「いくらだよ?」

 私は服のボタンを外しながら、三本の指を立てた。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 23:43:25.64 ID:8gku2uS1P
ミ,,゚Д゚彡「三万? そいつはお高い。真っ当に働いてる小市民には厳しいね」

从 ゚∀从 「ばーか。ゼロが二つ多いっての」

ミ,,゚Д゚彡「三百? なら、俺はダッチワイフに欲情する趣味はねえな」

 青年の物言いは、どこか飄々としていた。
 それから手で退くようジェスチャーで告げて、手にもった生ゴミをポリバケツに納めた。
 開けた途端に周囲に充満する悪臭ごと、乱暴に蓋で押し固めてしまう。

从 ゚∀从 「悪いね、貧乏人。ここを勝手に仕事場にしてさ」

ミ,,゚Д゚彡「知るかよダッチワイフ。そういう感謝は神と店長に言ってくれ」

 それだけ告げて、青年は裏口から建物の中に収納されていった。
 頭上を見上げれば、四角く切り取られた空。
 横切る黒い電線に先ほどのカラス。

从 ゚∀从 「ダッチワイフか……なるほど、そのままだ」

 私は思い出し、自虐の笑みを浮かべて、もう一本煙草に火をつけた。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/17(水) 23:54:53.52 ID:8gku2uS1P
 次の日も、同じ場所での仕事終わりに、私は青年と出会った。
 彼は先日の料理店の制服ではなく、私服に身を包んでいた。

从 ゚∀从 「よう小市民。お仕事ご苦労」

ミ,,゚Д゚彡「おう、糞餓鬼。お仕事お疲れ」

 丁度ことを済ませた頃合で、私は地面に放った下着を穿く所だった。
 軽く土埃を払って、客の汚い欲望ごと仕事道具を封印してしまう。
 それからスカートに手を掛けて、まだ青年がそこにいることに気がついた。

从 ゚∀从「どうしたさ? 欲望でも抑え切れなくなったかい?」

ミ,,゚Д゚彡「いいや、生憎と持て余す前に処理してる。俺は仕事帰りにここで煙草吸うのさ」

从 ゚∀从「おいおい、学生が喫煙たぁいい度胸じゃねえか」

ミ,,゚Д゚彡「てめえは人のこといえねえだろ。同じだ」

 少し驚くが、だけれど、珍しいものでもない。
 お仲間同士、その場で二人して、煙草に火をつけて、しばらく茜色の空を見上げた。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:09:05.60 ID:8gku2uS1P
 先に口を開いたのは、青年だった。
 携帯映話機をいじっていた彼は、ふと、思い立つように口を開いた。

ミ,,゚Д゚彡「バタフライ計画って知ってるか?」

从 ゚∀从「ちょうちょがどうしたって? そんなこと、私の知るこっちゃないよ」

 仕草で携帯を示して、そのサイトを見せてくれた。
 画面に表示されていたのは、ニュースを収集するソフトウェア。
 LEDのバックライトがそれを裏側から照らして、この宵闇でもそれを眺めることができる。

ミ,,゚Д゚彡「気象を操作する企画だとよ」

 バタフライ……頭の中を隅々まで検索して出た結果は、カオス理論だ。
 カオス力学系の一つに挙げられた例を取って、そのままバタフライ効果。
 ブラジルの蝶の羽ばたきが、後にテキサスで竜巻を引き起こす。

从 ゚∀从「風が吹けば、桶屋が儲かるのと一緒じゃねえか」

ミ,,゚Д゚彡「そうだよ。だが、力学系の捕らえ方から見れば、可能性は無限ではなく有限だ」

从 ゚∀从「そいつで気象を操る計画ね。地球を自分たちの思い通りにできるとでも?」

ミ,,゚Д゚彡「なに、人間の支配下に置かれるものが一つ増えるだけさ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:19:38.43 ID:8gku2uS1P
 初期データの僅かなズレが、気象全体に影響する。
 この大きな差へと拡大する系が、予想不可知のカオス系なのだ。
 ストレンジアトラクターすら入手の困難なこの世で、一体そんなことができるというのだろうか?

从 ゚∀从「そんで? それがどうした。まさか風が吹いたから体じゃなくて桶でも売れってか?」

ミ,,゚Д゚彡「おいこら、よく読め………まずいんじゃねえか?」

从 ゚∀从「ああん?」

 携帯からタッチパネルを奪い取って、表示をスクロールする。
 ニュースの記者はなんとも冷酷な事実を告げて、それを世に放り出したらしい。
 遠く、パトカーのサイレンが聞こえて、少し寒気がした。

从 ゚∀从「忠告ありがとよ。用心するぜ」

ミ,,゚Д゚彡「おい、俺がいつこんな金を受け取るなんていった?」

从 ゚∀从「情報料さ。受け取りな」

ミ,,゚Д゚彡「ガキはガキらしく、その金で駄菓子むさぼって満足してな」

 煙草の煙がせわしなく揺れる。
 ゆったりと煙を吐き出して、それから青年は、煙草で私を指しながら告げた。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:27:01.61 ID:8gku2uS1P
ミ,,゚Д゚彡「俺はここで生まれ育ったからよ。地球のこたぁどうでもいいんだ。関係ない」

从 ゚∀从「おう珍しい。地球童貞かよ」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、そうだ。俺はこの非線形仮想空間で満足してる。だが人間だ」

从 ゚∀从「みたいだな」

 不安と戦慄を、監視ソフトウェアが感知する。
 スナップショットから、明晰と名づけた脳波状態を選んで動作させる。

ミ,,゚Д゚彡「てめぇ、やばいんじゃねえか?」

 塀の上をいつもの黒猫が走って消えた。

从 ゚∀从「そん時がきたらそん時だ。逃げる術もねえさ」

ミ,,゚Д゚彡「そうかい。なら、結局不安を煽っただけみてえだな」

 即座に、不安は消し飛んだ。

从 ゚∀从「ああ、じゃあな」

 そのはずだ。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:41:08.43 ID:8gku2uS1P
 シフトの関係からか、次に青年と出会ったのは二日後だった。
 青年は私の姿を見て、しばらく気がつかず、それから小さく笑った。

ミ,,゚Д゚彡「よう、随分とグラフィック変えたな。お姉さん」

从 ゚∀从「ああ、客の要望でね」

 コンソールパネルを呼び出して、その硝子質な表面を選択していく。
 設定関連のソフトをいじって、私はいつもの容姿へと変えた。
 背は低く、それなりに胸のある10代前半の美少女。

从 ゚∀从「やっぱりコレが落ち着くな」

ミ,,゚Д゚彡「さあね、俺はグラフィックを操作したことなんかないからな」

从 ゚∀从「ほう、じゃあスキャンの時からそのままかい?」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、自分の姿を変えるってのが、なんだか不可侵の領域があるような気がするんだ」

 今どき珍しい、古風な子だ。
 更に言うならば、それが正しいとすると、彼は高校生の時分にスキャンを受けたことになる。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:45:38.95 ID:8gku2uS1P
 ふと思い立って、私は恐る恐る尋ねた。


从 ゚∀从「……お前さん。いくつで死んだ?」


 仮想の心臓が体を叩く心地は、地球でもするのかと、妙な疑問が頭をよぎった。


ミ,,゚Д゚彡「オリジナルは生きている」


 本当に、今どき珍しい、生きた人間だった。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 00:54:41.15 ID:8gku2uS1P
 そうだ。おかしいと思ったんだ。
 仮想空間に人間がいて、地球童貞だと?
 なら、火星の植民地計画でも実行されなければ、ここにいるわけがない。

从 ゚∀从「どうしてここに着た?」

ミ,,゚Д゚彡「さあね? 地球の俺は随分と物好きだったんじゃないか?」

 やっぱりだ。

从 ゚∀从「そうか、そうかぁ。なあ、お前一度でいいから地球に行きたいと思った事はないかい?」

ミ,,゚Д゚彡「ないな。ロボットに押し込められて17倍で通り過ぎる地球なんかみたくもない」

 記憶がないんだ。
 きっと、スキャンされた脳みその持ち主は、ソフトウェアを走らせる前に、データベースを操作した。

从 ゚∀从「ああー、今ここはどこの鯖だ?」

ミ,,゚Д゚彡「シドニー。ずっと変わらないぜ」

 咥えた煙草が紫煙を揺らす。
 そうだった。この町は、シドニーのサーバーから移転されて居ないんだと、思い返す。
 なら、彼のオリジナルは、きっとシドニーに住んでいるのだろうか?

 未だ見ぬ地球に、少し心が揺れた。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:06:16.00 ID:8gku2uS1P
 次の日、私はラブホテルで仕事をした。
 けれども何故だか足は、あの路地へと向かっていた。
 いつもみたいに、汚い壁に寄りかかった青年が、煙草を吸っていた。

ミ,,゚Д゚彡「また着たか、ダッチワイフ」

从 ゚∀从「ああ、帰り道なんでね」

 嘘だ。

ミ,,゚Д゚彡「なんでそんな仕事をするんだ?」

从 ゚∀从「地球に行きたいのさ。体が欲しい」

 この仮想世界は、本来ならば死体置き場ともいうべき場所だ。
 体内撮影テクノロジーの発達で、人間の脳細胞の状態と機能を完璧に複写することができる。
 あとはコンピュータで、その仮想モデルソフトウェアを走らせれば、そこにコピーが完成する。

ミ,,゚Д゚彡「大金払って、ロボットに詰められて、浦島太郎みたいな経験したいのかね?」

从 ゚∀从「ああ、それでも、直接この目で地球が見たいんだ」

 スキャンした後、人間が死んでから、現実を模倣した仮想世界でそのソフトウェアを走らせればいい。
 そうすれば、人間の意識は死なない。
 スキャンの瞬間から、仮想世界で人生を再スタートできるのだ。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:20:12.41 ID:8gku2uS1P
 脳みそを完全に模倣した仮想モデルは、当然のように意識を持った。
 それが人生と呼ぶべきか、クオリアを感じるかはさておき、彼らは己の意識を主張した。
 コピーが人権を持つべきかで荒れた時代もあったという。

ミ,,゚Д゚彡「そんな生活したら、俺は発狂する自信があるぜ」

 今や、世界は現実世界と仮想世界に二分されている。

从 ゚∀从「なに、今もそういった生活を送っている。周りも一緒だから、体感できないだけなんだ」

 ソフトウェアの走査速度の関係で、私達の主観時間は現実の十七分の一になる。
 客観時間での17秒が、主観時間での1秒に相当する。
 これはソフトウェアを仮想世界から、現実のロボットに移転しても代わらない。

ミ,,゚Д゚彡「そこが重要なんだ。自分の居場所が高速で流れるか、そうではないかというのは、全く違う」

从 ゚∀从「そうかもしれない。けれど、外から見た時、と私達とで、一体どんな違いが出来ると思う?」

ミ,,゚Д゚彡「思想の相違だな。信じる神が違えば、また現実の捕らえ方も変わる」

从 ゚∀从「デウス・エクス・マキナを信奉した覚えはないがな」

ミ,,゚Д゚彡「そうか。まあ、俺は自分を女にして、その上で行為で稼ぐなんて真似できないね」

 風がビルとビルの合間を駆け抜けて、悲しい音をたてた。
 それが煙草をオレンジに燃え上がらせるのを見つめながら、私は彼の意見を吟味していた。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:33:57.43 ID:8gku2uS1P
 しばらく、彼とは会わなかった。
 生身の人間や地球というものに対しての憧れが、どうにも思った以上に強いらしい。
 なぜかと言えば、会えないだけの数日が、強く私の胸を焦がしたからだ。

从 ゚∀从「久しぶり」

ミ,,゚Д゚彡「ようダッチワイフ。元気かい?」

 ふと考えるのは、この思考が数字に置き換えられてCPUに計算されている様だ。
 仮想的にこの世界の私にとって、それが意味のないことであるのは間違いがない。
 だが、それは現実ではただの電気信号に置き変えられていることも、真実なのだ。

ミ,,゚Д゚彡「なあ、お前は地球で生きてみたいんだろ?」

从 ゚∀从「ああ、だから毎日胸糞悪い男どもを相手にして、それをこなしてる」

ミ,,゚Д゚彡「むしろ俺はさ、鳥になりたいな」

从 ゚∀从「さすが、生身の人間は言うことが違う。更に演算精度を落として何になるんだ?」

 煙草に火をつけて、ポリバケツに座る。
 はしご形神経系まで、この街を作った奴はスキャンしたのだろうか?
 驚いたゴキブリが走り回るのを眺めて、馬鹿なコトを考えた。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:42:18.63 ID:8gku2uS1P
ミ,,゚Д゚彡「ちがうさ。翼をもって、自由に飛んでみたいんだ」

从 ゚∀从「こうすればいいさ」

 コンソールパネルを出して、ソフトウェアを起動させる。
 使うのは、航空力学と物理演算のソフト、それからグラフィックの変更設定。
 私の背中に翼が生えて、それを羽ばたくだけで、私は宙へと浮いた。

从 ゚∀从「これも違うって言うのか?」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、まるで違う。俺は天使になりたいわけじゃなくて、鳥に成りたいんだ心から」

从 ゚∀从「なら、グラフィックを完全に書き変えて、鳥の容姿を手に入れればいい」

 例えグラフィックが変わっても、仮想上の脳や心臓は透明化されて、通常の機能を果たす。
 見る事はおろか、触る事が出来なくても、コンピュータの座標上ではそこにあることになるのだ。

ミ,,゚Д゚彡「それとはまた話が別なんだよ。空を飛ぶ鳥の気持ちも知らないくせに、憧れちまうんだ」

从 ゚∀从「よくわからんね。でも、私の地球に行きたいって目的と、似てるんじゃないか?」

ミ,,゚Д゚彡「そうかもしれない」

 空を飛ぶ雲と、その合間を縫うように空を滑る鳥とを、なんとなく見上げた。
 煙草の灰が落ちて、アスファルトを転がった。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:45:30.16 ID:8gku2uS1P
 




   それから、彼のバイトがある日は、毎日、そこで煙草を吸って時間を潰した。



   けれど、その日はやってきたんだ。



   ひねり潰すみたいに、強引な、奴に言わせるところの信じる神様の気まぐれで。




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 01:55:29.11 ID:8gku2uS1P
 その日は彼のシフトは入って居なかったはずだけれど、なんとなく足を向けた。
 私がそこに向かうと、彼はいつものように煙草を燻らせて待っていた。
 正確に言えば、それは破局ではないが、しかし近い何かを孕んだ現実だ。

ミ,,゚Д゚彡「決まったな」

从 ゚∀从「ああ、間に合わなかった」

 バタフライ計画は進み、この街のサーバーの持ち主が参加することになった。 
 サーバーの演算力を計画に渡すということは、つまり、街が取り壊される事を意味する。
 ソフトウェアは非常に容量を食うし、それを受け入れてくれるサーバーは早々なかった。

从 ゚∀从「お前はどこにいくんだ?」

ミ,,゚Д゚彡「俺か? 東京の富士通の演算力が空いてるそうだ。そこに移転になった」

 だから、移転費用を払い、ランダムに決められたサーバーに私達は移動する。
 非常に金の掛かる引っ越しみたいなものだ。
 不死ではあるが、もう一度会える時は、ないと思っていい。

从 ゚∀从「そうか。私は、ロンドンだって」

ミ,,゚Д゚彡「じゃあ、また金を溜めなおしか。頑張れよ」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 02:12:23.74 ID:8gku2uS1P
 会えない?
 いや、まだ手段は残されている。
 私には、いくらでも。

从 ゚∀从「なあ、私を買わないか?」

ミ,,゚Д゚彡「言っただろう? 俺は小市民だって」

 彼には人権があるのだ。
 なら、私を買える。

从 ゚∀从「マスターはきっと私を安く売るぞ? たいして稼ぎにもならないしな」

ミ,,゚Д゚彡「いいや、それでもだ。きっとお前の役には立てない」

从 ゚∀从「そうか……そうだな」

ミ,,゚Д゚彡「じゃあな、また会おう」

 今思うと、それが私の初めての失恋だった。
 人間ですらない人工の知能でも、研究の果て、人間を模倣して作られたソフトウェアでも、恋をするのだと知った。

 コピーの原理を模倣して作られた、人工意識。
 少し、胸が疼く。
 それは、人間以外でも感情を手に入れることができたという、これは小さな証だった。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 02:14:23.26 ID:8gku2uS1P



――所詮、私は公衆便所。

    だけど、少しの感情を持つことができて

            まだ、地球を夢みている――


从 ゚∀从ハインはみんなの公衆便所のようです  - 終 -

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/18(木) 02:21:03.97 ID:8gku2uS1P
支援ありがとうございました

ここで終わると叩きに負けたみたいで嫌だけど、プロットなしでながらできねえ
投下しながら、最初に作ったプロット書きなおすとか出来るほど器用でもないしなw

と言うわけでID:4n/XpqmjPに期待

88 名前: ◆xmNFXyaAwA :2009/06/18(木) 02:24:12.36 ID:8gku2uS1P
やべ、酉忘れ
オラお前ら! ID:4n/XpqmjP先生が書いてくれるそうだから、支援弾幕切らすんじゃねえぞ!

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