mesimarja
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( ^ω^)ないようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:31:13.20 ID:TGWLWwsT0
夏休み。ああ夏休み夏休み。
日本全国の学生達が浮かれまくる今日この頃。
僕のテンションは最悪であった。
理由は簡単だ。

( ^ω^)「ないお」

僕の菊座を拭い去らんがために存在する神聖なる紙―

トイレットペーパーが、なかったのである。


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:34:07.47 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「やっべぇーマジやっべぇー」

あえて緊迫感のない言葉を発したが、実際にはかなり危険な状況である。
何故かなど説明するまでもないだろう。
トイレットペーパーがないということは、先ほども言ったように僕の菊座を拭えないのである。
拭えないということは即ち、僕はいつまでも茶色い子離れできないということ。

( ^ω^)「僕はそんな軟弱な親じゃないっていうのに」

溜息が漏れた。ついでに小さい方もちょろちょろと漏れた。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:36:09.16 ID:TGWLWwsT0
とにかくこうして座り込んでいるだけでは状況は打開できない。
なんとかして、聖紙を手に入れる必要があった。

( ^ω^)「選択肢その1」

誰かを呼ぶ。
幸いなことに、僕の手元には携帯電話がある。
これを使って教室にいる誰かに連絡を取れば、楽々この状況を脱せるだろう。

( ^ω^)「…でも、これは今の僕にとっては両刃の剣だお…」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:39:20.85 ID:TGWLWwsT0
そう、今の僕には人を呼べない理由があったのだ。
別に局部を曝け出している格好を人に見せたくないわけではない。むしろ見せたい。
だが、手にしている物を人様に見せるわけにはいかなかった。

( ^ω^)「この秘蔵のエロ本だけは見せるわけにはいかないお…」

変態の僕にだってプライドというものがある。
こんな真昼間から、しかも学校のトイレでオナっていたということがバレた日には―

想像して、思わず残り汁が漏れた。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:43:02.24 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「誰かを呼ぶにしても、これだけは隠さないといけないお」

しかし生憎ここはトイレの中。本を一冊隠せるようなスペースはなかった。
持ち込むときは服の中に隠していたが、今の僕は全裸である。
何故なら、僕はオナニーをするときは全裸になることがモットーだからである。
とにかくお腹にかかった子種をふき取らないことには、服を着ることもできない。

( ^ω^)「逆に言えば…これさえ隠せれば人を呼べるということ…」

発想の転換というやつだ。
僕の負い目はこの本だけ。つまり、これがなければ負い目は完全になくなる。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:46:48.76 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「…よし」

心を決めた。今の状況でこれを消失させるには、この方法しかない。

( ^ω^)「僕のために犠牲になってくれお…!」

表紙で微笑む嫁に別れを告げる。
今までの記憶が、走馬灯となって蘇ってきた。

初めて彼女を見つけたあの日。
文房具を買うと嘘をつき、もらった金で彼女を手に入れたあの日。
家まで待てず、公園のトイレで放出したあの日。

その全てが素晴らしい思い出だった。
流れた涙を腕で拭う。そして。

僕はエロ本をトイレに流した。

詰まった。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:49:41.36 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「…ああ」

そうか。君はそんなにまでして。
僕と別れたくなかったんだね。

( ;ω;)「おおおぉぉぉ!!ごめんだおルイズうううぅぅぅ!!」

僕が間違っていた。
彼女を手放すなんて、最初からあってはならない選択だったのだ。
もう迷わない。
僕は手を伸ばす。最後の抵抗を続ける彼女へ。

( ^ω^)「ぬおおおぉぉぉ!!」

我が子が手につくのもいとわなかった。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:53:10.93 ID:TGWLWwsT0
(;^ω^)「はぁ…はぁ…」

懸命な救助活動の甲斐あって、ルイズは悪魔の海から引き上げられた。
しかし、僕は一度彼女を裏切った身である。
きっともう、彼女が僕に笑いかけてくれることはないだろう。

( ^ω^)「…え…」

だが、彼女は笑ってくれていた。
その顔は涙に濡れていたが、確かに笑ってくれていた。

( ^ω^)「もう二度と離さないお…」

静かに口付けをし、僕は二回戦へと馳せ参じた。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:57:00.12 ID:TGWLWwsT0
二回戦終了。

( ^ω^)「ふぅ…」

今度は詰まらなかった。

( ^ω^)「さーてこれで心おきなく誰かを呼べるお」

制服のポケットから携帯を取り出し、アドレス帳を開く。

【登録 0件】

そういえば、誰も登録していないのだった。
軽い音を立てて携帯を閉じる。
頬に熱い筋が通った感触があったが、きっと気のせいだ。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 22:59:08.94 ID:TGWLWwsT0
折りたたまれたそれを流し終え、再び便座に座り込む。
選択肢その1は完全に消えてしまった。
振り出しに戻る、というやつだ。

( ^ω^)「はー…まいったおー…」

だが落ち込んでいる暇はない。
どうにかしないことには、新たなる嫁に出会うこともできないのだ。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:03:20.53 ID:TGWLWwsT0
さて、次なる選択肢は―

「あー、腹いてぇ」

( ^ω^)「!!」

誰かがトイレに入ってきた。
まさに天の助けといえる。
彼に言えば、簡単にこの窮地を脱せるはずだ!

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:07:14.90 ID:TGWLWwsT0
すぐに助けを求めようと思ったが、その前に少し考える。
精子の境を彷徨っているところを助けてもらうのに、軽い言葉で助けを求めて良いのだろうか。
良いわけがない。
助けてもらうからには、それなりの礼儀というものがあるはずだ。
少ない脳味噌を捻り、僕は必死に礼節を尽くした言葉を考えた。

( ^ω^)「…よし」

これならいい。きっと彼も快く僕を助けてくれるはずだ。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:09:13.95 ID:TGWLWwsT0
咳払いを一つし、隣の個室に入った彼に声をかけた。

( ^ω^)「ああ勇者よ!貴殿は我を助けたもうために遣わされた紙の使いではないのか!?」

隣からがたん、という音がした。
きっと僕の呼びかけに応じてくれた証だ。
さらに気分を盛り上げながら、言葉を続けた。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:11:43.72 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「おお全知全能の紙ネピアよ、貴殿に感謝いたします!」

( ^ω^)「私ごとき矮小な一物を助けたもうために、彼のような勇猛果敢な勇者を遣わしてくれるとは!」

( ^ω^)「この内藤ホライゾン、感謝の気持ちで胸が張り裂けそうでございます!」

すらすらと言葉が出てくる。
きっと僕の感謝の気持ちがそのまま言葉になっているのだ。
考えるのではなく感じたことを、率直に。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:15:52.34 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「勇者よ!どうか私に、そこのセイントペーパーを渡してはくれまいか!」

( ^ω^)「こちらでは補給物資が足りていないのだ…」

( ;ω;)「このままでは…我が軍は…壊滅してしまう…」

我ながら悲壮感の出た言葉だったと思う。
これならば、彼もすぐに私…じゃなくて、僕を助けてくれるはずだ。
僕は上から放り込まれるだろう蜘蛛の糸を待った。

十分経った。まだこない。

三十分経った。どうしたのだろう。

一時間経った。きっと物資の調達に行っているのだ。

三時間経った。ヌいたらどうでもよくなった。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:19:31.06 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「勇者など…この世に居はしない…!!」

鬼がこの世に生まれた瞬間だ。
世の人間たちよ、恨むならばあの勇者を恨むがいい。
私という一人の人間を、鬼に生まれ変わらせたあの男を!

( ^ω^)「ふふはははは!!直にこの世界も終末を迎えるだろう!!」

高笑いがどこまでも響いた。

この時の僕はまだ知らない。
僕が入っていた男子トイレの入り口に、「変質者出没につき封鎖」と書かれていたことを―

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:21:09.29 ID:TGWLWwsT0
さて、鬼と成ったところで考えを改めよう。
選択肢その1とその2の失敗点。それは、どちらも人任せの策である、ということだ。

( ^ω^)「そう…結局、頼れる者は己のみなのだ…」

ついに悟った。
それはとても悲しい悟りだったが、同時に世界の真理でもあった。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:26:35.57 ID:TGWLWwsT0
( ^ω^)「最初から誰の力も借りる必要などなかったのだ…!」

お母さん指を、封印されし邪なる洞穴へ挿し入れた。

( -ω-)「我輩は…我輩は…」

指を勢い良く引き抜き、自身の閉じた瞼に這わす。
そう…これは僕が…我輩が先へ進むための儀式…。

( ФωФ)「今日この時から!!内藤ホライゾンは!!鬼と成ったのだ!!」

雷鳴(サンダーボルト)が轟く幻影(ビジョン)が浮かんだ。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:30:53.57 ID:TGWLWwsT0
体の奥から、どす黒い力が湧き上ってくる。

( ФωФ)「ふんっ!!」

腹に気を込めると、我輩の代便者が産まれた。

( ФωФ)「はぁっ!!」

膀胱に気を込めると、全てを汚す液体が降り注いだ。

( ФωФ)「くくく…今ならひとりでできるもんという言葉を信じられそうだ…」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:32:33.22 ID:TGWLWwsT0
最早我輩に恐怖の対象など、何一つ存在しない!!

( ФωФ)「いざ行かん!全てを拭うという一枚の聖紙を我が手に!」

( ФωФ)「ジーク!ホライゾン!」

( ФωФ)「ジーク!ホライゾン!」

( ФωФ)「ジーク!ホライゾン!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:35:37.59 ID:TGWLWwsT0
まずは隣国の制圧だ!
我輩は鍵をかけたまま個室の扉を蹴破り、隣の個室へと乗り込んだ。
我輩の恐怖に屈したのか、そこは既にもぬけの殻だ。

( ФωФ)「ふふはははは!!腰抜けな国もあったものだな!!」

全く歯応えのない制圧だ。これほどまでに我輩の力は増加したというのか。
少しばかり、自分の力が恐ろしい。

( ФωФ)「これは制圧の証だ!!」

ブラウンマウンテンを打ち立て、我輩は更なる制圧へと向かった。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:39:00.19 ID:TGWLWwsT0
その隣も、その隣も、その隣も、その隣も。
我輩は全ての国を制圧した。
もちろん小国にも容赦はしない。『汚れた聖水』によってかの国は我輩の物だと誇示されている。

( ФωФ)「この大陸はこれで完全制圧…か…」

しかし、肝心の聖紙は見つからなかった。
どうやらここはハズレのようだ。

( ФωФ)「なれば!!次なる大陸を制圧するのみ!!」

我輩は大陸『男子トイレ』を飛び出し、『女子トイレ』へと向かった!!

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:42:38.00 ID:TGWLWwsT0
そこは我輩にとって、まさに未開の地であった。
なんと、この大陸には先の大陸にあったような小国が一つとしてないのである。

( ФωФ)「それほどまでにこの大陸の軍事力は進んでいるということか…」

軽く武者震いを覚える。これだ。この感覚を我輩は欲していたのだ!

( ФωФ)「全軍聖紙は二の次!!各国の蹂躙を第一目標とせよ!!」

数百の軍勢が、瞬く間にかの大陸を蹂躙していく。
この大陸が我が手に落ちるのも時間の問題だろう…。

( ФωФ)「我輩は…自分の力が恐ろしい…」

( ФωФ)「…ふ…ふふふ…」

( Ф∀Ф)「ふふはははははっはっはっはっはっはぁ!!!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:44:42.85 ID:TGWLWwsT0
 ヽ(Ф∀Ф)ノ「はっはっはっはっはっはっはぁ!!!」
    (  )
    ノω|


 __[警]
  (  ) (ФωФ)
  (  ) V ノ )
   | |   | |

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:46:40.19 ID:TGWLWwsT0
  \
:::::  \            ホライゾンの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\:::::  \
 \::::: _ヽ __   _     外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
  ヽ/,  /_ ヽ/、 ヽ_
   // /<  __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
   || | <  __)_ゝJ_)_>    尻を・・・拭けなかったのかな?」
\ ||.| <  ___)_(_)_ >
  \| |  <____ノ_(_)_ )   とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
   ヾヽニニ/ー--'/        震える彼の掌を濡らした。
    |_|_t_|_♀__|
      9   ∂        「紙を見つけるのは、お前自身だ。」
       6  ∂
       (9_∂          ホライゾンは声をあげて失禁した。


おわり

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/26(日) 23:48:29.56 ID:TGWLWwsT0
この物語は実話に基づいたノンフィクションです。
今もこのホライゾンという少年は刑務所の中で臭い飯を食って漏らしています。
皆さんも道を踏み外さないよう、常にトイレットペーパーは携帯しておきましょうね。

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