mesimarja
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('A`)愛して止まぬようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:17:41.19 ID:Wjohel410
鬱田ドクオはパンツが好きであった。
誰よりもパンツを愛している自覚があったし、実際誰よりもパンツを愛していた。
彼にとってはパンツが誰のものであるかとかそういったことは瑣末な問題に過ぎない。
重要なのはパンツであるというその一点のみなのである。
パンツでさえあれば、例えそれが自分の祖父のものであっても構わない。
鬱田ドクオはそういう人間であった。

これはそんな人間の、ちょっと変わった一日を描いた物語である。


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:20:01.54 ID:Wjohel410
朝。
まず、鬱田ドクオは起床する。

('A`)「ん…朝か…」

当然、その体はパンツにまみれている。
様々なパンツを体にかけ、毛布代わりにして寝るのは彼にとって当然の日課であった。

('A`)「今日もすっきり起きられたなぁ」

そう言いながら、まみれたパンツを丁寧に折りたたんでいく。
自身の嗜好品であるパンツに対して礼を欠かさない。
それが彼の美学であった。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:22:39.64 ID:Wjohel410
次に彼が行うのは、洗顔である。
いくら彼が常軌を逸した性癖の持ち主であろうとも、その行動全てが常軌を逸しているというわけではないのである。

('A`) バシャバシャ

顔に水を数度かけ、ごしごしとこする。
ただでさえすっきりとした寝起きだったが、より頭がすっきりしたように思えた。
手を横に伸ばし、タオル掛けを探す。

('A`)「あったあった」

掛けてあったパンツを手に取り、顔を拭いた。
頭のすっきり度合いが当社比三倍程度に感じられた。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:26:22.96 ID:Wjohel410
顔を拭いたパンツを首にかけ、リビングへ向かった。
鬱田ドクオは一人暮らしであるため、朝食も自炊していた。
顔が残念であるのと、性癖が残念であるのが独り身の理由であることは言うまでもない。
だが、彼が自身の性癖を呪ったことは一度もない。
むしろ『パンツの良さがわからない女などと一緒になれるか』とさえ思っていた。
需要と供給は一致しているので、なんら問題はない。

('A`) ムシャムシャ

そんな彼であるからして、朝食ももちろんパンツである。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:29:08.04 ID:Wjohel410
ここで誤解のないように言っておきたいのだが、鬱田ドクオが食しているのは紛れもなくパンツである。
パンが二個でパンツーとか、そういう下らない駄洒落を言うつもりは毛頭ない。

('A`)「うん…やっぱり朝はレースだな…」

彼はあまり朝が強くないため、朝食も軽めに済ませていた。
トランクスのような重いものは、ディナーに回すのが鬱田流だ。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:31:09.35 ID:Wjohel410
('A`)「ふぅ…さて、牛乳でも飲むか」

一人部屋ようの小さな冷蔵庫を開け、牛乳の紙パックを取り出す。
健康に気を遣う鬱田は、毎朝一杯の牛乳を欠かさない。

('A`)「これがまた目が覚めるんだよな」

口を開き、中身をコップに注いだ。

当然中身は白のブリーフである。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:33:32.43 ID:Wjohel410
ちなみに、言うまでもないことだとは思うが補足しておこう。
コップもパンツである。

('A`) ングング

腰に手を当て、一気に飲み干した。ブリーフを。

('A`) プハー

ぐい、と腕で口を拭う。髭になっていたりしたら格好がつかないからだ。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:36:18.67 ID:Wjohel410
今しがた空になった紙パックの上部を見て、彼は驚いた。
賞味期限の印字が一週間前の日付だったのである。

('A`)「あっちゃー…でも、飲んだ感じ腐ってはいなかったよな…?」

恐る恐る腹をさするが、便意を催す気配はない。
安堵の溜め息を一つつき、鬱田は通勤用のスーツに着替え始めた。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:38:37.44 ID:beu4TMsAO
ブリーフの賞味期限てなんだよwwwwwww

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:38:56.77 ID:Wjohel410
鬱田は顔は残念だが、意外とお洒落には気を遣う男である。
いや、顔が残念だからこそお洒落に気を遣うのかもしれない。
彼はそれが自分にとって最低限のマナーだと思っているのだ。
そんな彼のクローゼットには、パンツがびっしりと並んでいる。

('A`)「今日はどれにするかなぁ」

フォーマルなパンツを一つ一つ取り、体にあてがう。
この時間は彼にとって非常に重要な時間だ。
人間の第一印象は外見で決まる。
これもまた、彼がお洒落に気を遣う大きな理由だ。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:41:26.59 ID:Wjohel410
数分ほど悩み、ようやく鬱田は一つのパンツを着た。
彼が選んだのは、真っ白なパンティーであった。
フレッシュさを演出しながらも、決してはしゃぎすぎない配色。
シンプルで、かつ大胆。大人の魅力も損なわない。
まさに、今日の彼にとって最良の一枚である。

('A`)「うん、決まってる」

だから、今日ぐらいは許してあげて欲しい。
鏡の前でポーズを決める、彼のことを。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:43:29.14 ID:Wjohel410
一人ファッションショーを楽しんだ鬱田が次に選ぶもの、それはパンツである。
といっても、彼が好きなほうのパンツではない。
少し前まで世間一般でズボンと呼ばれていたほうのパンツだ。
だが、そこはパンツ好きの鬱田のこと。パンツとして履くのも、もちろんパンツだった。

('A`)「上が白だから、下も白のほうがいいな」

ここは迷いなく白のパンティーを選ぶ。
上下をあわせるという意味でも、これまた最良の一枚だ。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:46:17.00 ID:Wjohel410
('A`)「よし、と。あとはネクタイだ」

これが冬場であれば、上にもう一枚羽織るパンツを選ばなければならないのだが、今は夏場である。
あとはネクタイとしてパンツを締めれば通勤ファッションの出来上がりだった。

('A`)「でもこれが悩むんだよな…」

ネクタイというのは、単に服に合わせれば良いというものではない。
例えば赤いネクタイは力強さを表し、青いネクタイは冷静さを表す。
即ち、ネクタイがその人の人間性を表すと言っても過言ではないのだ。
鬱田が悩むのも頷ける話である。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:48:20.55 ID:Wjohel410
('A`)「こっちの赤いのもいいけど、青も捨てがたいな…」

('A`)「いや待てよ。黒、っていう選択肢もあるな。もしくは意表をついて、チキンラーメンか?」

大量のパンツを、ひたすら締めては外す。
その作業を何十回か繰り返し、ようやく鬱田は決心した。

('A`)「これだ。これしかない」

鬱田が締めたパンツ。
それは、紫のTバックだった。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:50:55.20 ID:Wjohel410
('A`)「紫色の持つミステリアスさと、Tバックの持つ大人の魅力。完璧だ」

今一度パンツを結びなおし、満足そうに微笑む。
その鬱田の姿は、まさに戦うサラリーマンだった。

('A`)「さて、ぼちぼち行かないと遅刻だ」

鞄代わりのパンツを持ち、玄関でパンツを履く。
パンツ一色で染めるのが彼のスタイルだ。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:51:08.53 ID:JGRT6qBp0
上にパンツってどういうことだよwwwww

糞馴れ合いのクリフト様、早く消えろクズ

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:55:51.18 ID:Wjohel410
(,,゚Д゚)「おう、おはよう鬱田さん!今日も決まってんなゴルァ!」

('A`)「あはは、ありがとうございます」

商店街をパンツ姿で歩く鬱田は、意外と人気者だ。
女性にもモテこそしないものの、友達や知り合いは多い。

('、`*川「あ、鬱田さん。そのTバックすごく似合ってますね」

('A`)「ありがとうございます。でもこれ、デパートのセール品なんですよ」

('、`*川「ええ!?そうなんですか!?」

こんな風に、パンツについて談笑を交わすこともしばしばだ。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:58:19.33 ID:Wjohel410
そんな風にして、二度三度逮捕されかけながらも鬱田は最寄駅に辿り着いた。
朝のラッシュで混雑するホームは暑い。
だが、通気性のいいパンツを着ている鬱田は非常に快適だった。

('A`)「(なんでみんなパンツを着ないんだろう…)」

パンツを着ることが日常化している鬱田にとっては、それが不思議でならない。
なぜあんな堅苦しいスーツを着ているのか。ワイシャツを、ネクタイを、パンツ(ズボンのほうである)を。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 22:58:58.49 ID:beu4TMsAO
街単位でおかしいとは

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:00:39.37 ID:Wjohel410
('A`)「(まぁ、しょうがないか…人は皆違うものだし…)」

そう考えて自分を納得させ、鬱田は電車に乗り込んだ。
素肌に他人のスーツが密着するのが、鬱陶しくてたまらない。

('A`)「(はぁ…早く着かないかな…)」

早く着いて、パンツを洗いたい。
鬱田は心からそう思った。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:02:40.99 ID:Wjohel410
数十分して、ようやく電車は鬱田の目的地に着いた。
雪崩出る乗客に紛れて、鬱田も駅に降りた。

('A`)「ふぅ…毎朝ほんと、大変だよ」

ポケットから取り出した定期入れパンツを自動改札に当てて通る。
定期をいちいち取り出さずに済むのは便利だな、と今更ながらに鬱田は思った。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:05:20.95 ID:Wjohel410
('A`)「おはようございます」

駅から歩くこと十分ほど。
鬱田は自分の職場である、VIPランジェリーに着いた。
パンツ好きである彼が下着会社を就職先に選んだのは当然のことと言える。

( ・∀・)「おはよう鬱田くん!今日もパンツが決まってるね!」

先に会社に着いていた上司の茂羅が片手を挙げて話しかけてきた。
彼の服装ももちろんパンツである。
下着会社なのだから当然だ。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:07:44.67 ID:Wjohel410
('A`)「僕は顔がダメな分服装に気をつけないといけませんからね」

( ・∀・)「またそんなことを言って。弱気になっちゃダメだよ」

そういう茂羅はイケメンだが、服装のセンスは確かに鬱田に劣っていた。
少々ずぼらな面もあり、数日同じパンツを着続けるのもマイナスポイントである。
もちろん、パンツを愛する心は鬱田にも負けていないのだが。

( ・∀・)「じゃあ僕はこれから営業があるんで失礼するよ」

('A`)「はい。頑張ってください、茂羅さん」

意気揚々と会社を後にした茂羅は、30m先で職質を受けた。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:10:53.54 ID:Wjohel410
さて、鬱田の仕事について説明しよう。
彼の仕事場は商品の開発部門である。
つまり、新しいパンツを考えることが仕事であった。

('A`)「さて…それじゃ、新商品の開発会議を始めたいと思います」

会議室でホワイトボードの前に立つ鬱田。
彼は若手ではあったが、そのセンスを買われてそれなりの地位に着いていた。

('A`)「今回もまずは皆さんの案を発表してもらいます。よろしいですね?」

ぐるりと会議室を見回すと、座っている人間は誰もが自身に満ち溢れた顔をしていた。
着ているパンツは人それぞれだが、熱意はみな同じだけ持っている。
鬱田は、この会社に入って良かったと心底思った。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:14:25.85 ID:Wjohel410
( ^ω^)「それではまず、僕からプレゼンさせていただきますお」

少々小太りな青年が前に出た。
はみ出た肉を抑えるために使っている、ピンクのパンツがチャーミングである。

( ^ω^)「僕が今回提案するのはこちら」

備え付けのノートパソコンをクリックすると、前面のスクリーンに画像が表示された。
画像では、パンツから音が出る様子が描かれていた。

( ^ω^)「今までのパンツは既に、着る、食べる、住む…といった『衣食住』の三つを満たしていますお」

( ^ω^)「そこで僕は、これからのパンツには娯楽性が求められると考えますお」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:18:42.11 ID:Wjohel410
青年―内藤が考えたのは、聴いて楽しむパンツだった。
つまり、彼は娯楽性を音楽に求めたのである。

( ^ω^)「現状、ヘッドフォンやイヤフォンとして使えるパンツは未だ登場していませんお」

('A`)「ええ。パンツという布に、そういった電子機器を組み込むことが難しいからですね」

( ^ω^)「そうですお。また、組み込めたとしても既存の機器と同程度の性能が見込めませんでしたお」

('A`)「では内藤さんには、既存の機器と同程度の性能を持ったパンツを作成できる見込みはあるのですか?」

鬱田の問いかけに、内藤は深く頷く。
彼の瞳に、鬱田は情熱の炎が燃えるのを見た。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:21:23.59 ID:Wjohel410
( ^ω^)「百聞は一見に如かず、と言いますから…今回は実際に試作品をお持ちしましたお」

('A`)「テストするのは聞くほうですけど、ね」

鬱田のジョークに、場の空気がふっと緩んだ。
こういった話術も、ビジネスマンには欠かせない素養である。

( ^ω^)「皆さん、パンツは着けていただけましたかお?」

耳にパンツを装着した全員が頷く。
それを確認し、内藤は再びパソコンを操作した。

( ^ω^)「今から音楽を流しますお…はい」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:24:21.95 ID:Wjohel410
('A`)「…!これは…」

瞬間、彼らに電撃が走った。
なんと、耳に当てたパンツから完璧な音質のクラシックが流れたのだ。

('A`)「素晴らしい…パンツに包まれて、クラシックを聴ける日が来るとは…」

他の社員たちも、口々にヘッドフォンの性能を褒め称えていた。

('A`)「内藤さん…一体、これだけの性能をどこから…?」

( ^ω^)「今回の製品、実は…ニューソクオーディオさんの協力を借りていますお」

ニューソクオーディオとは、今業績を伸ばしている話題の会社であった。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:27:32.82 ID:Wjohel410
( ^ω^)「より自身の名をアピールしたいということで快くご協力頂けましたお」

('A`)「なるほど。この商品は私たちだけでなく、先方の利益にもなるということですね」

( ^ω^)「そういうことですお」

('A`)「しかし、これだけの性能となるとやはり値段の面が問題ですね…」

ドクオはかねてから、近年のパンツの高額化を懸念していた。
本来皆が気軽に着られるものでなければならないパンツ。
それが、ブランド物や高機能化などによって高額化の風潮にあったのである。
この製品は確かに素晴らしいが、それがまた高額化を煽ることになってしまうのではないか…。
鬱田は、それが気がかりだった。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:29:23.12 ID:Wjohel410
( ^ω^)「…確かに、その点は改善すべき点だと思っていますお」

内藤はこの日初めて、苦しい顔を見せた。

( ^ω^)「ですから、その他ほ改善点も含めて…皆さんから意見をもらいたいと思っていますお」

('A`)「そうですね。これだけの製品を埋もれさせてしまうのは惜しすぎます」

('A`)「私から会社に、研究費を出せないかかけあってみます」

鬱田の発言に、会議室がどよめいた。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:32:33.11 ID:Wjohel410
研究費を出すからには、当然結果を出さなくてはならない。
支出に釣り合うか、それ以上の利益を確実に出す必要がある。
しかし、今回の製品はまだ案が出たばかりのものだ。
そんな不安定な製品に、研究費を出せるのだろうか?
また出したとして、本当に利益はあがるのか?
そういった不安が、会議室に渦巻いた。

('A`)「…確かに、皆さんの不安もわかります。ですが」

('A`)「皆さんも聞いたはずです。今のパンツから流れるクラシックを」

('A`)「私はそこに未来を見ました。これを製品化できれば、多くの人が喜ぶと」

('A`)「ですから私は内藤さんに最大限協力します。…皆さんは、どうでしょうか」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:34:24.19 ID:Wjohel410
数分の沈黙があった。
やがて、一人の社員が手を挙げる。

(-@∀@)「あの…僕は、この製品。売れると思います」

眼鏡型パンツをかけた社員は、小さい声で、しかしはっきりとそう言った。
それに続くようにして、全ての社員が気勢を上げる。

('A`)「…それでは、決定ですね。頑張りましょう、内藤さん」

( ^ω^)「はい!」

こうしてまた、新しいパンツが世に生まれていく―

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:37:48.18 ID:Wjohel410
('A`)「今日はいい会議だったな」

夕日を背に浴びながら、鬱田は今日の会議のことを思い出していた。
あれほどの気力を感じたのは、久しぶりに思う。

('A`)「ふふ…僕もまだまだ頑張らないと」

内藤は自分よりも更に若い社員だ。
その社員が、あれだけの大作プランを打ち出している。
負けてはいられないと思った。

('A`)「っとと…それはまぁ置いておいて。夕飯の買出しを忘れてた」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:40:10.99 ID:Wjohel410
この日、鬱田が夕食に選んだのは赤のボクサーパンツだった。
闘志を漲らせるには打ってつけである。

('A`)「よく煮込むとダシが出て、汁まで美味いんだよな」

鍋型のパンツで煮込みながら、味を確認する。

('A`)「ちょっと薄いかな…塩パンツをもう少し入れよう」

調味料の棚から黄色いパンツを取り出し、ちぎって鍋に入れる。
再び味見をすると、いい具合の塩加減になっていた。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:43:09.23 ID:Wjohel410
食事を済ませると、強烈な睡魔が鬱田に襲い掛かってきた。

(ぅA`)「今日はよく働いたし…早く寝るか…」

寝巻きのパンツに着替え、毛布のパンツをベッドにかける。
のそのそと潜り込み、目を閉じる。
脳裏に浮かんでくるのはパンツの未来のこと。

('A`)「大丈夫…若い人も頑張ってるし、先輩だって…だから…僕も…」

大きな希望を抱いて、鬱田は眠りに就くのだった。

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:47:47.61 ID:Wjohel410
以上が、パンツを誰よりも何よりも愛する男鬱田ドクオの一日である。
彼の行動は一見常軌を逸しているように思えるかもしれないが、それは大きな間違いである。
人間は誰しも好きな物があるが、どこかでその感情をセーブしてしまっているのだ。

だが鬱田ドクオ、彼は違う。

彼は自分の好きな物―つまり、パンツに忠実である。
彼はパンツを愛しているから、何でもできるのだ。
今の世の中に足りない物はその情熱なのではないか。私はそう思う。

                                          <了>

                               200X年 ○月△日 鬱田ドクオ 独房内で

※本作品はフィクションであり、全ての登場人物は作者と全く関係ありません。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/19(木) 23:49:04.28 ID:Wjohel410
以上で、('A`)愛して止まぬようですは投下終了となります
マジキチで本当にすいませんでした

ちなみに僕は縞パンがいいと思います

コメント

マジキチ
[2009/11/29 23:22] URL | #- [ 編集 ]


だがそれがいい!!!
[2009/12/01 07:56] URL | #- [ 編集 ]


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