mesimarja
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作者失格。のようです
1 名前::2010/03/15(月) 23:29:07.05 ID:o6RhVDz4P
馴れ合いの多い生涯を送って来ました。

自分には、作者の生活というものが、見当つかないのです。
自分はシベリアの田舎に生れましたので、作品をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。

自分はスレタイに惹かれて、開いて、wktkして、
そうしてそれが馴れ合いに使われるために作られたものだという事には気づかず、
作者が楽しんで書いているだけだと思っていました。しかも、かなり永い間そう思っていたのです。

馴れ合いをしなければ死ぬ、という言葉は、自分の耳にはただイヤなおどかしとしか聞こえませんでした。
その迷信は(いまでも自分には、なんだか迷信のように思われてならないのですが)しかし、いつも自分に不安と恐怖を与えました。

作者は、馴れ合いをしなければ死ぬから、そのために書いて、馴れ合いをしなければならぬ、
という言葉ほど自分にとって難解で晦渋で、そうして脅迫めいた響きを感じさせる言葉は、無かったのです。

つまり自分には、作者の営みというものが未だに何もわかっていない、という事になりそうです。
自分の幸福の観念と、世のすべての作者たちの幸福の観念とが、まるで食い違っているような不安。
自分はその不安のために夜々、転転し、呻吟し、発狂しかけたことさえあります。自分は、いったい幸福なのでしょうか。

つまり、わからないのです。
作者の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。
プラクテカルな苦しみ。ただ、馴れ合えたらそれで解決できる苦しみが。



『作者失格』 棺桶死 治


2 名前::2010/03/15(月) 23:32:12.97 ID:o6RhVDz4P









【+  】ゞ゚)「俺の作品をみろおおおおおおお!! 面白いだろおおおおお!?」











3 名前::2010/03/15(月) 23:35:45.77 ID:o6RhVDz4P
【+  】ゞ゚)「はー……ブログチェック……コメントつかねえなあ……記事更新したのに。ぶんてな作者ブログで一番上だぞこら」

【+  】ゞ゚)「んだよー、こいつなんて俺よりブログ更新速度遅いのにいっぱいコメントついてやがる」

【+  】ゞ゚)「作品の面白さでは、負けてないと思うんだけどなあ」

【+  】ゞ゚)「くっそが、何か書くか。書き上げたら反応もらえるもんなあ」

【+  】ゞ゚)「ほーら、メモ帳開け開け」

【+  】ゞ゚)「うわー、書きかけの物語だらけ」

【+  】ゞ゚)「これ全部完成してたら、俺のブログにもすげえコメントついたんだろうなあ、儲も沢山いたはずだ」

【+  】ゞ゚)「絵も貰って、チャットしても、スカイプしても、『オサムさーん! キャー!』って言われてたはずだ」

【+  】ゞ゚)「ラジオに出て、リスナーも俺に質問をいっぱい飛ばして、まとめサイトの人たちと仲良くなって」

【+  】ゞ゚)「表に出れば出るほど、横の繋がりは広がるんだ。狭い世界だからなあ、当たり前だ」

【+  】ゞ゚)「なんだよこれ、まさに『言い訳だらけの人生のようです』だな」

【+  】ゞ゚)「某スレの奴らも、ぼやいてばかりいないで作品を書けばいいんだ。目を惹く文章がいくつもあるのに、勿体無い」

【+  】ゞ゚)「いや、書き続けれないんだろうな。俺と一緒だ」

【+  】ゞ゚)「よし、書くか」

5 名前::2010/03/15(月) 23:38:30.42 ID:o6RhVDz4P
          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「何度読んでも、やっぱりこの作品面白いな」

【+  】ゞ゚)「コピペブログ巡るか、ネタ探しだ」

【+  】ゞ゚)「おお、いいなこの文章、メモ帳にコピーっと……」

【+  】ゞ゚)「収集つかなくなってきてるなあ、こんなに集めたのか」

【+  】ゞ゚)「この中のいくつが、俺の創作活動の役に立ったんだろうなあ」

【+  】ゞ゚)「いや、この書きかけのプロローグと第一話の数を見る限り、かなり役立ってんのかな」

【+  】ゞ゚)「1、2、3……」

【+  】ゞ゚)「13、14、15……」

【+  】ゞ゚)「うお、30個近くある、すげえ」

【+  】ゞ゚)「よっしゃ、書くぞ。この作品の続きから行こう」

6 名前::2010/03/15(月) 23:41:38.64 ID:o6RhVDz4P
          ―― 十分後 ――

【+  】ゞ゚)「うーん……?」

【+  】ゞ゚)「どんな感じだったっけ」

【+  】ゞ゚)「プロットとプロローグだけ見たらすげえ面白そうなんだけど」

【+  】ゞ゚)「えー。とりあえず、音楽かけよう、無音じゃ書けねえ」

【+  】ゞ゚)「うし、やるぜ」

          ―― 一時間後 ――

【+  】ゞ゚)「うお、2行しか進んでない」

【+  】ゞ゚)「もういいや、今日は書けねえ」

【+  】ゞ゚)「毎日言ってるけど、気にしない気にしない」

【+  】ゞ゚)「そのうちやる気がでる日がくる。その日まで待つのだ」

【+  】ゞ゚)「VIP覗こう」

8 名前::2010/03/15(月) 23:44:33.15 ID:o6RhVDz4P
【+  】ゞ゚)「某スレはー……ああ、またこの話題か。興味ない」

【+  】ゞ゚)「総合総合……いつも通り保守的で閉鎖的だな。閑散としてるや。絵師さんはすごいな、自作品の絵描いて欲しいわい」

【+  】ゞ゚)「上達しよう、という向上心はいいよね」

【+  】ゞ゚)「よし、投下もないし、いまからちょっと何か書いてみよう、メモ帳展開っと」

【+  】ゞ゚)「うし、発想は適当にいくか」

          ―― 一時間後 ――

【+  】ゞ゚)「結構できた、7~9レスぐらい?」

【+  】ゞ゚)「投下投下」

【+  】ゞ゚)「……」

10 名前::2010/03/15(月) 23:48:09.15 ID:o6RhVDz4P
【+  】ゞ゚)「やった、好反応」

【+  】ゞ゚)「やっぱり嬉しいな、自分の作品が注目されるってのは。『面白い』っていわれると優越感が沸くよね」

【+  】ゞ゚)「モチベーションも上がる」

【+  】ゞ゚)「ただ、これを現行に活かせるか、というとそうでもない」

【+  】ゞ゚)「というか既に、総合投下では満足できない状態にまで来てる」

【+  】ゞ゚)「総合だし、評価されてあたりまえだろ、とか思ってるなあ」

【+  】ゞ゚)「おれが総合プロだ」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「ブーン系小説スレいくつか立ってるなあ」

【+  】ゞ゚)「全部追うか、今日は時間あるし」

【+  】ゞ゚)「……」

11 名前::2010/03/15(月) 23:51:32.30 ID:o6RhVDz4P

          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「面白いか、面白くないか、で言われると、面白くない作品のほうが、多い」

【+  】ゞ゚)「おれだけがそう思ってるのか、全員がそう思ってるのか」

【+  】ゞ゚)「いやでも、相変わらずまとめさんが拾っていくし、おれが思っているだけなのだろう」

【+  】ゞ゚)「面白い作品もあるし、対比かしら。目が肥えてしまったのだろうか?」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「よーっしゃ、チャット覗こうチャット」

【+  】ゞ゚)「あー、0人か」

【+  】ゞ゚)「閲覧はいるのにな、2」

【+  】ゞ゚)「1になった」

【+  】ゞ゚)「おれか」

【+  】ゞ゚)「まあいいや、どっかコピペブログでも見よう」

12 名前::2010/03/15(月) 23:54:39.40 ID:o6RhVDz4P

          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「面白いか、面白くないか、で言われると、面白くない作品のほうが、多い」

【+  】ゞ゚)「おれだけがそう思ってるのか、全員がそう思ってるのか」

【+  】ゞ゚)「いやでも、相変わらずまとめさんが拾っていくし、おれが思っているだけなのだろう」

【+  】ゞ゚)「面白い作品もあるし、対比かしら。目が肥えてしまったのだろうか?」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「よーっしゃ、チャット覗こうチャット」

【+  】ゞ゚)「あー、0人か」

【+  】ゞ゚)「閲覧はいるのにな、2」

【+  】ゞ゚)「1になった」

【+  】ゞ゚)「おれか」

【+  】ゞ゚)「まあいいや、どっかコピペブログでも見よう」

15 名前::2010/03/15(月) 23:57:43.23 ID:o6RhVDz4P
          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「いやー、笑った笑った。妄想スレではメモ帳が膨らんだ」

【+  】ゞ゚)「こうやって文章眺めてると、イメージ膨らむな」

【+  】ゞ゚)「ちょっと書いてみよう」

          ―― 十分後 ――

【+  】ゞ゚)「プロローグ完成、っと」

【+  】ゞ゚)「書けるもんだなあ」

【+  】ゞ゚)「『書こう』と構えるから書けないのか、そうか」

【+  】ゞ゚)「いや、今構えたじゃん」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「なんだろうなあ」

17 名前::2010/03/15(月) 23:59:45.59 ID:o6RhVDz4P
【+  】ゞ゚)「『嫉妬作者のようです』に書いていたことなのかな?」

【+  】ゞ゚)「『頭の中で輝いていた話は、いざ現実にするとこうも色褪せてしまうのか。』だっけ」

【+  】ゞ゚)「続きは思いつく、のに、ただ、書けない」

【+  】ゞ゚)「『模倣の域を出ない設定。薄っぺらい登場人物。ありきたりな展開。』か」

【+  】ゞ゚)「あーあ、なんだろうなあ、どうしてこんなこと考えるようになったんだっけ?」

【+  】ゞ゚)「まあいいや」

【+  】ゞ゚)「やる気出るまで待つか」

【+  】ゞ゚)「お、チャット誰かいる」

【+  】ゞ゚)「こいつかよ、話題ねえよ。自分のことしか喋らないもん、聞いてないっての」

【+  】ゞ゚)「また一人入ってきた」

【+  】ゞ゚)「知り合い誰もいねえや」

【+  】ゞ゚)「監視タイム」

19 名前::2010/03/16(火) 00:02:30.38 ID:dld521AHP
          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「気づいたらもうこんな時間か」

【+  】ゞ゚)「俺の休日、終わっていくなあ」

【+  】ゞ゚)「ぶんてなー、っと」

【+  】ゞ゚)「ラジオやってるのか」

【+  】ゞ゚)「URLにジャンプ」

【+  】ゞ゚)「お、聞こえた聞こえた」

21 名前::2010/03/16(火) 00:05:33.39 ID:dld521AHP
          ―― 一時間後 ――

【+  】ゞ゚)「ブーン系の話全然してねえ!!」

【+  】ゞ゚)「なんだよ!!」

【+  】ゞ゚)「『あなたの作品面白かったですよ』『いえいえあなたの作品こそ』」

【+  】ゞ゚)「『だれだれさんから聞いたんですけどなになにさんって実は……』『あ、コンタクト飛んで来ました。凸くるそうです』」

【+  】ゞ゚)「『ちんこwwwwwwちんこwwwwwww』」

【+  】ゞ゚)「『うんこwwwwwwwうんこwwwwwwww』」

【+  】ゞ゚)「『おっぱいwwwwwwwwwおっぱいwwwwwwwwwww』」

【+  】ゞ゚)「なんだ、これ」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「くだらねえ」

【+  】ゞ゚)「……いや」

【+  】ゞ゚)「したらばは盛り上がってるし、おれがおかしいのかな」

25 名前::2010/03/16(火) 00:09:01.51 ID:dld521AHP
          ―― 三時間後 ――

【+  】ゞ゚)「くそが、惰性で終わりまで聞き続けてしまった。もう深夜じゃんか」

【+  】ゞ゚)「なんでこう、表面上の馴れ合いをするのかなあ」

【+  】ゞ゚)「いや、表面上じゃないのかも知れないけど」

【+  】ゞ゚)「こう、『あなたの作品、前作は良かったですけど、今作はあんまりですね』」

【+  】ゞ゚)「言われたほうも『なんだと、今から面白くなるから黙ってみてろ。大体、そっちの新作具合もどうなんですか』」

【+  】ゞ゚)「とか。殺伐と馴れ合い、が理想だと思うんだけど」

【+  】ゞ゚)「駄目出しできる所はしたほうが、いいと思うんだけどな」

【+  】ゞ゚)「作者側も、相手は素人なんだから適当に受け止めればいいし」

【+  】ゞ゚)「そこまで読み込んでくれている感想にもなるわけだから、いいと思うんだけど」

【+  】ゞ゚)「相手の情報の取捨選択をするのは、自分なんだし」

【+  】ゞ゚)「……」

29 名前::2010/03/16(火) 00:12:47.07 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「言う側も言えないんだろうな。『相手さんが機嫌を損ねて逃亡したらどうしよう』とか」

【+  】ゞ゚)「『俺が誰々に駄目出しした、と周りの作者にも伝達する』とか」

【+  】ゞ゚)「わからないでもないよなあ、その気持ち」

【+  】ゞ゚)「というか、おれだって、チャットでもスカイプでも直接表現では言えないもんな」

【+  】ゞ゚)「『あなたの作品のここは正直無いと思った』なんて」

【+  】ゞ゚)「プラス側だけを言うんじゃなくて、マイナス側をも言えるような関係がいいんじゃないだろうか」

【+  】ゞ゚)「ただの素人小説、趣味だから、『何そこまで熱くなっちゃってんの^^;』で終わらされる意見なんだけど」

【+  】ゞ゚)「くはー、なんだろうなあ、この気持ち」

【+  】ゞ゚)「チャット覗こう」

【+  】ゞ゚)「うおー、いっぱいいるなー」

【+  】ゞ゚)「……」

30 名前::2010/03/16(火) 00:14:28.30 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「ほとんど噛み合ってないぞこいつらの会話」

【+  】ゞ゚)「全員が全員主張するからか、あとは『この人マンセー』の意見だけ。上がる『そうですねえ』と同意の声」

【+  】ゞ゚)「特定の個人に対しての、お決まりの反応」

【+  】ゞ゚)「そいつも、そう言われるようにわざとそういう反応をしてる」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「見てるとつまらないけど、会話に参加したら楽しいから、わからないでもない、ような気がする」

【+  】ゞ゚)「こんな無意味な会話しないで、さっさと書き溜めろよ」

【+  】ゞ゚)「うおお、日々の自分にブーメランだな今の言葉……」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「はぁー……寝るか」

32 名前::2010/03/16(火) 00:16:39.60 ID:dld521AHP
          ―― また、とある日 ――

【+  】ゞ゚)「うおー、まったく書いてない」

【+  】ゞ゚)「書こう書こう、よっしゃ今なら書ける、とPC前にいなきゃ思うのに、いざ座ると書けない」

【+  】ゞ゚)「ぶんてな」

【+  】ゞ゚)「おれのブログはかなり下まで流されてるな」

【+  】ゞ゚)「この人更新ペースすごいな、見てみよう」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「ほー」

【+  】ゞ゚)「分量多いけど、ブーン系関係ないじゃんか」

【+  】ゞ゚)「こっちの人は――日常関係を書いて、後半にブーン系のことか。コメントも多数」

【+  】ゞ゚)「すごいなこの人。作品も面白いし、投下ペース速いし。そりゃあファンもつくか」

【+  】ゞ゚)「別のページっと」

【+  】ゞ゚)「あれ? また、ラジオか」

【+  】ゞ゚)「何度目だよ、と思いつつも開くおれ」

35 名前::2010/03/16(火) 00:19:25.95 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「ん? 誰だこいつ。聞いたことない声。したらばーっと。ああ、こいつか、よく聞く名前」

【+  】ゞ゚)「だがしかし、作品は全然書いちゃいないし、作品も面白くないし」

【+  】ゞ゚)「知名度だけが先行してる方ですか」

【+  】ゞ゚)「そういえば、実力と知名度が一致していない人って結構いるな」

【+  】ゞ゚)「『有名だから、ラジオに出る』が『有名になりたいから、ラジオに出る』になってるのか」

【+  】ゞ゚)「本末転倒だ。本来の目的と手段が入れ替わってる」

【+  】ゞ゚)「作品を馴れ合いに利用している、ってやつか」

【+  】ゞ゚)「そう考えると、なんか嫌だな」

【+  】ゞ゚)「でもしかし、有名になると、余計にやりづらそうな気もするけど」

【+  】ゞ゚)「『有名なあの人の作品なのに、この程度かよ』『有名無実乙』。って。現にありそうだ」

36 名前::2010/03/16(火) 00:22:29.50 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「ふっ――」

【+  】ゞ゚)「――馴れ合いとは、闇の力だ」

【+  】ゞ゚)「取り込みすぎればその身を食われるのだよ」

【+  】ゞ゚)「ブログだって、馴れ合いの道具なんだろうし」

【+  】ゞ゚)「匿名掲示板の名無しの一人から逸脱しすぎなんだよな、きっと」

【+  】ゞ゚)「『個』を持ちすぎなんだ」

【+  】ゞ゚)「おれも、生存報告とか新作発表とか現行状況とかを随時報告しようとブログを持ったけれど」

【+  】ゞ゚)「実際、ほとんど更新しないもんな。総合に投下したら、ブログでも更新するぐらいか」

【+  】ゞ゚)「訪問者リストを見ると、ほとんど誰も来てないって言うね」

【+  】ゞ゚)「誰も見てないんだから、更新する意味ないよな。大体、作品だってそうだ」

【+  】ゞ゚)「どうせ誰も見てないのなら、書く意味がない。時間の無駄だ」

38 名前::2010/03/16(火) 00:25:28.78 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「誰だって賞賛されたいんだし、優越感に浸りたいんだし、他人との相対的な評価で幸せを感じるんだし」

【+  】ゞ゚)「誰からの反応もない作品なんて、書く気すら起きない」

【+  】ゞ゚)「『わたくし、自分の妄想を文章にできるだけで楽しいのですわ!』なんて人はいるんだろうか」

【+  】ゞ゚)「『二十一グラムの旅をしますようです』のヒートみたいな奴は居ないんだろうな、現実には」

【+  】ゞ゚)「居たとしても、おれには、考えられないな」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「新作、書こうかな」

【+  】ゞ゚)「書かないと、絶対に賞賛はされないんだし」

【+  】ゞ゚)「書かないと、感想、意見、批評、支援、乙、が一つももらえない。温かい言葉に触れられない」

【+  】ゞ゚)「どうせ今の気分じゃ無理か。新しい作品でも探すか」

【+  】ゞ゚)「お、更新されてる。まとめさん方は本当に偉大やでえ」

【+  】ゞ゚)「これにしよう。短編だし」

41 名前::2010/03/16(火) 00:27:56.51 ID:dld521AHP
          ―― 三十分後 ――

【+  】ゞ゚)「……あー、はん」

【+  】ゞ゚)「やたらある地の文の量のわりに、何がいいたいかわからない」

【+  】ゞ゚)「だいたいこの物語、地の文なしでも表現できるんじゃね」

【+  】ゞ゚)「ただうるさいだけの音楽みたいだ」

【+  】ゞ゚)「いや、でもおれは、ただうるさいだけの音楽も好きだよ」

【+  】ゞ゚)「つまらない物語は嫌いだけどな」

【+  】ゞ゚)「逆に、地の文のまったくない話……」

【+  】ゞ゚)「中身のまったくない、ただAAが会話しているだけの作品……」

【+  】ゞ゚)「ギャグでもない、ほのぼのでもない、ただ、会話しているだけ」

【+  】ゞ゚)「面白い要素が一つもない作品って……なんなんだろうな……」

42 名前::2010/03/16(火) 00:29:26.52 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「まあ」

【+  】ゞ゚)「面白かったらなんでもいいんだよな結局。『面白いは正義』って本当だと思う」

【+  】ゞ゚)「ねらーなら全員が思ってると思う」

【+  】ゞ゚)「ブーン系民って、VIPにいるのに、VIPPERじゃないんだよなあ」

【+  】ゞ゚)「じゃあお前はどうなのだ、と聞かれても、胸を張って『あいあむびっぱー』とは言えないけど」

【+  】ゞ゚)「あ、でも、何人かは違うよな。本当にVIPPERって人たちがいる」

【+  】ゞ゚)「VIPPERの定義ってなんだろな、VIPには面白くない奴らもいるし」

【+  】ゞ゚)「ははっ」

【+  】ゞ゚)「VIPPER(笑)ブーン系民(笑)」

44 名前::2010/03/16(火) 00:32:59.63 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「理不尽な叩きに弱い、とか、精神的に弱いってのはあるだろうなあ、ブーン系民」

【+  】ゞ゚)「褒められる事に慣れてしまっているんだろう」

【+  】ゞ゚)「周りもそうだから、自分もそうだろう、当たり前なのだ、と」

【+  】ゞ゚)「いつの間にか、投下すれば支援がある、投下すれば乙がつく、投下すればまとめられる」

【+  】ゞ゚)「そう、思っていないか?」

【+  】ゞ゚)「つまらない物語。どこにでもあるような物語」

【+  】ゞ゚)「質の向上を目指さないで、『完成したから』と、つまらないものばかりで溢れかえってる」

【+  】ゞ゚)「よく自作品を見て『これは駄目だと思いながら投下してました』と言う人がいるけれど」

【+  】ゞ゚)「なんで『駄目』と思う作品を投下するのだろう?」

【+  】ゞ゚)「自分ですら満足できない作品で、どうして他人が満足できるんだ」

【+  】ゞ゚)「もっと、もっと、もっとさぁ……」

45 名前::2010/03/16(火) 00:35:50.28 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「つまらない作品は叩かれて当然だし、まとめも支援もつかなのが普通なんじゃないのか?」

【+  】ゞ゚)「ひょっとして、『頑張って書いたから』『新人だから』『完結させたから』」

【+  】ゞ゚)「そういうのが、免罪符になるとでも思ってるのだろうか?」

【+  】ゞ゚)「褒められる現状に、神経が麻痺しているんだ」

【+  】ゞ゚)「だから、一度誹謗中傷を浴びただけですぐに逃げる」

【+  】ゞ゚)「理不尽に叩かれるなんて当たり前なのに、自分の起こした事件で逃げる、とかもう笑えてくる」

【+  】ゞ゚)「体が大きくなって、髭の生えた、子供ばかり」

【+  】ゞ゚)「自作自演や他作者への意見なんて、気にすることないだろ」

【+  】ゞ゚)「周囲に認知されている『個』がその事件を起こすと、騒ぎ立てる」

【+  】ゞ゚)「『だから何か?』ぐらいの気持ちでいればいいのに。『見られたかったんだよ』とか最高じゃん」

【+  】ゞ゚)「あんまりされると、鬱陶しいけど、そこまで気にすることないのに」

【+  】ゞ゚)「ただの、便所の落書きなんだから」

47 名前::2010/03/16(火) 00:38:47.11 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「いや、そういうやつは、馴れ合いに入れてもらえないんだろうか」

【+  】ゞ゚)「ブーン系の中枢にいないから、わからんわい、わはは!」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「そうだよなあ、ただの、ネットの創作発表会なんだよ」

【+  】ゞ゚)「あーあ、なんで金にもならないこんなことで、こんなに悩まなきゃいけないんだ」

【+  】ゞ゚)「いや、きっと、金以外だから、こんなにも悩んでしまうのだろうか」

【+  】ゞ゚)「手を伸ばせば届きそうな場所にあるから、足場も忘れてジャンプするんだ」

【+  】ゞ゚)「はじめのうちは警戒しているのだけれど、だんだんいい子ぶってきて」

【+  】ゞ゚)「みんなから好かれようとして、できるだけみんなに合わせてしまう」

【+  】ゞ゚)「そのうち、チャットもラジオも猥談も耐え難くなって、けれど断れなくて」

【+  】ゞ゚)「ある日、張ってあった糸を切るように、辞めたくなる」

【+  】ゞ゚)「確かに昨日まで興味があったものが、その一瞬で消え失せるんだ」

【+  】ゞ゚)「無名の不特定多数の意見を拒否しながらも、無名の不特定多数の評価に、囚われてる」

【+  】ゞ゚)「便所の落書きだなんて言われているけれど」

【+  】ゞ゚)「どんどんど改築されていって、いつの間にか、便所は大きな空間になっていたんだ」

49 名前::2010/03/16(火) 00:41:41.87 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「あー……」

【+  】ゞ゚)「くそ」

【+  】ゞ゚)「むう」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「寝ようか」

【+  】ゞ゚)「寝よう」

【+  】ゞ゚)「なんなんだろうなあ、本当に」

51 名前::2010/03/16(火) 00:46:42.84 ID:dld521AHP
          ―― また、とある日 ――

【+  】ゞ゚)「うっひょおおおおおおおおおおおお」

【+  】ゞ゚)「書くぞおおおおおおおおおおおおおおお!!」

【+  】ゞ゚)「良いネタが浮かんだんじゃーい!! 今ならいける!! これで知名度上がる!! 認知されるよー!!」

【+  】ゞ゚)「作者ランク昇級試験きたよ!!」

【+  】ゞ゚)「PC前に居ないおれは、名立たる文豪も裸足で逃げ出すレベルじゃ!!」

          ―― 二時間後 ――

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「落選……か」

【+  】ゞ゚)「一人没ネタスレを立てる日もそう遠くないな」

【+  】ゞ゚)「でも、勿体無いしな、自分の発想の核を他人に上げるなんて」

52 名前::2010/03/16(火) 00:49:18.71 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「内心しらけながら、必死に盛り上がってる自分がいる」

【+  】ゞ゚)「それを心の片隅に認めながらも、認めたくなく」

【+  】ゞ゚)「作品を書き始めるけれど、いつもと同じ結果」

【+  】ゞ゚)「なあ、どうすれば良いんだ?」

【+  】ゞ゚)「答えは簡単だよな」

【+  】ゞ゚)「書かなきゃいいんだ」

【+  】ゞ゚)「なんでおれは義務感を感じてるんだ」

【+  】ゞ゚)「良作を見て焦燥感や劣等感を感じて、何故、自分の作品で優越感を追い求めるんだろうか」

【+  】ゞ゚)「ああ、踊る踊る。虚栄心だけがくるくると踊る」

【+  】ゞ゚)「実際、おれの作品なんて、たいしたことないんじゃないか?」

53 名前::2010/03/16(火) 00:53:01.45 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「必死に睡眠時間や自分の時間を削って書き上げても――」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「何を、得たんだ?」

【+  】ゞ゚)「趣味に結果を追うことが間違いなのか?」

【+  】ゞ゚)「文章力の向上は間違いなくあったな。もうずっとこの世界にいるんだし」

【+  】ゞ゚)「そこだな、長く居すぎた」

【+  】ゞ゚)「いや、違う」

【+  】ゞ゚)「『個』を持ちすぎた。不特定多数の一人から『オサム』という一個人になってしまった」

【+  】ゞ゚)「おれは、一人の『作者』なんだ」

【+  】ゞ゚)「すぐに増減するような作者数だけれど、確かに、『その作者の作品』というものはある」

【+  】ゞ゚)「もう、なんだか、疲れたな」

56 名前::2010/03/16(火) 00:56:44.06 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「作品を書くことに、飽きてしまった、という自分もいる」

【+  】ゞ゚)「でも、書き上げたい、という気持ちもある」

【+  】ゞ゚)「いや、『書かなきゃこの世界に居続けれない』」

【+  】ゞ゚)「書くことを止める事は、『ブーン系に居る資格の剥奪』なんだ」

【+  】ゞ゚)「築き上げた関係が壊れるのが、もう馴れ合えないのが寂しいから」

【+  】ゞ゚)「何もしないのは皆に悪いから、自分を誤魔化して、執筆に義務感を感じながらも書いている」

【+  】ゞ゚)「変な話だ。自分が楽しいからやっているはずなのに」

【+  】ゞ゚)「何を言われても気にしないけれど」

【+  】ゞ゚)「何も言われないと気にしてしまう」

【+  】ゞ゚)「今、まさにそんな状態だよ」

【+  】ゞ゚)「ここは、建前ばかりの世界だ」

【+  】ゞ゚)「ああ、やばいなあ」

【+  】ゞ゚)「おれが、終わっていく」

【+  】ゞ゚)「今までのおれが、作者としてのおれが、終わっていく」

59 名前::2010/03/16(火) 01:01:34.23 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「異常すぎるんだろうなあ、他のSSスレに比べると」

【+  】ゞ゚)「排他的で閉塞感でいっぱいなのに、他のSSスレよりか、注目度は低いし」

【+  】ゞ゚)「新ジャンルスレにでも行ってしまおうか?」

【+  】ゞ゚)「新都社の文豪は?」

【+  】ゞ゚)「他にも、いくらでも、小説サイトがある」

【+  】ゞ゚)「どうして、ブーン系小説なんだ?」

【+  】ゞ゚)「ブーン系小説、という舞台が好きなのか?」

【+  】ゞ゚)「顔文字、AAが使える。改行の工夫」

【+  】ゞ゚)「ネットスラングやマイナーネタ、立て読み」

【+  】ゞ゚)「自由だから、ブーン系小説なのか?」

60 名前::2010/03/16(火) 01:04:40.75 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「憧れの作者が居て」

【+  】ゞ゚)「その人との距離が最も近い世界が、ブーン系なのかな」

【+  】ゞ゚)「キャラ設定を一からしなくて良い、というスターシステム性もあるか」

【+  】ゞ゚)「役割は決まってるもんな、大体」

【+  】ゞ゚)「キャラは好きなんだけれど、舞台が嫌いなんだろうか」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「ブログなんて持たないで」

【+  】ゞ゚)「スカイプになんて参加しないで」

【+  】ゞ゚)「mixiにも入らなくて」

【+  】ゞ゚)「ツイッターで呟いたりしないで」

【+  】ゞ゚)「ただ見ているだけが、分相応に願うだけが、一番楽しいんだろうか」

【+  】ゞ゚)「トリップすらも、いらなかったんじゃあないか」

63 名前::2010/03/16(火) 01:09:03.14 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「どうしても、野心が出るんだよな」

【+  】ゞ゚)「結局、羨望が欲しいんだ」

【+  】ゞ゚)「上手な絵を投下して」

【+  】ゞ゚)「面白い物語を投下する」

【+  】ゞ゚)「羨まれたいんだ。間違いないな」

【+  】ゞ゚)「少なくとも、おれはそうだ」

【+  】ゞ゚)「そして――」

【+  】ゞ゚)「……」

68 名前::2010/03/16(火) 01:12:42.94 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「この世界はパッと見は楽しそうで、害の無い世界なんだ」

【+  】ゞ゚)「ああ、きっと」

【+  】ゞ゚)「心の弱い、向上心の無くなってしまう人間は『個』を持っちゃいけないんだ」

【+  】ゞ゚)「『目的を達成し、目的を失うことが最も悲しい』と誰かが言ったけれど」

【+  】ゞ゚)「おれは、目的を達成する前に、駄目になってしまった」

【+  】ゞ゚)「現状に、甘んじてしまっている」

【+  】ゞ゚)「依存しているんだ。現状に、馴れ合う日々に」

【+  】ゞ゚)「『依存はただの停滞だ』か」

71 名前::2010/03/16(火) 01:16:03.53 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「有名作者の気持ち、だなんてわからないな」

【+  】ゞ゚)「絶対的に自分が優れている、という優越感」

【+  】ゞ゚)「確実に人が認めていてくれる、お墨付き」

【+  】ゞ゚)「自称だけではなく、誰かに評価されている、と言う気持ちはどんなものだろうか」

【+  】ゞ゚)「作品を書き上げて、有名になれば、気持ちも変わるだろうか?」

【+  】ゞ゚)「けれど」

【+  】ゞ゚)「作品を書くはずの夜は、いつの間にか無意味な会話に使われて」

【+  】ゞ゚)「そんな自分に嫌気が差して」

【+  】ゞ゚)「ああ――」

【+  】ゞ゚)「この夜はいつの間に、夢を壊したのだろう?」

73 名前::2010/03/16(火) 01:19:44.90 ID:dld521AHP
          ―― 別の日 ――

【+  】ゞ゚)「変わらない毎日」

【+  】ゞ゚)「メッセ、スカイプ開いて、誰かからのコンタクトを待つ」

【+  】ゞ゚)「おれみたいな末席に飛んでくるはずがないけれど、一応『オンライン』だぜえと伝えている」

【+  】ゞ゚)「おれがいる、意味、あんのかなぁ……」

【+  】ゞ゚)「ぶんてなチェック。いつも通り」

【+  】ゞ゚)「まとめサイト巡り、昨日追ったスレが纏められている」

【+  】ゞ゚)「まとめで読んでも、スレで読んでも、つまらないものは変わらないな」

75 名前::2010/03/16(火) 01:21:56.43 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「メモ帳を開かずに、いつものチャットを開く」

【+  】ゞ゚)「いつもの顔文字が、いつもと同じことをしている」

【+  】ゞ゚)「必死だな」

【+  】ゞ゚)「キャラ付けしようと、必死に周りに自分を認識させようとしているんだ」

【+  】ゞ゚)「『自分はこういうキャラなんですよ』『ほら、お話しましょうよ』」

【+  】ゞ゚)「会話の途中で、無理矢理くだらないこと言ってさ」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「作者の性格なんて、どうでもいいじゃんか」

【+  】ゞ゚)「有名作者がキャラ付けてされているから、なんだろうな」

【+  】ゞ゚)「強い個性を持った人は、覚えられやすいから」

77 名前::2010/03/16(火) 01:25:04.55 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「キモい、死ね、と言われることは、有名への近道だから」

【+  】ゞ゚)「まるで、若手芸人だ」

【+  】ゞ゚)「あながち間違ってないな」

【+  】ゞ゚)「笑っちゃうぜ」

【+  】ゞ゚)「作品を書かないで、毎日『書いてませんよ~』と話して」

【+  】ゞ゚)「その癖、『自分はこういうキャラなんですよ~、仲良くしてね~』か」

【+  】ゞ゚)「自己顕示欲の塊だ」

【+  】ゞ゚)「馴れ合って、仮初の充実感を、繋がりの優越感を、抱いて」

【+  】ゞ゚)「何になる?」

78 名前::2010/03/16(火) 01:30:42.54 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「ブログやらツイッターで、自分の存在をマーキングして」

【+  】ゞ゚)「『こっちも褒めてあげるから、そっちも褒めてくれ』」

【+  】ゞ゚)「そういう精神を持っているやつらの言動から、意図が見え見えなんだよ」

【+  】ゞ゚)「悪い風潮だ」

【+  】ゞ゚)「『馴れ合っている相手の書いた作品は、必ずしも絶賛しなければならない』」

【+  】ゞ゚)「そう、思っているんだ」

【+  】ゞ゚)「『馴れ合っていれば、相手は作品を面白いと言ってくれる』」

【+  】ゞ゚)「そう、思っているんだ」

81 名前::2010/03/16(火) 01:35:25.84 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「ははっ、素晴らしいよなあ」

【+  】ゞ゚)「この人たちは、それで満足なんだろうか?」

【+  】ゞ゚)「そんなので満足するなら、質なんて向上するもんか」

【+  】ゞ゚)「おれなら、耐えられないな」

【+  】ゞ゚)「心のない優しさは、敗北と同じなんだ」

【+  】ゞ゚)「仮に」

【+  】ゞ゚)「自分で駄作と思っている作品を、繋がりのある人に褒められたって、納得するもんか」

【+  】ゞ゚)「例え、本当に面白いと思われていたって、心の底からは受け入れられないんだ」

82 名前::2010/03/16(火) 01:37:43.61 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「とはいえ、今はもう、全まとめ状態だ」

【+  】ゞ゚)「一話だけでも、完成させたら、読んでもらえるんだもんな」

【+  】ゞ゚)「それで満足して、投げた奴がどれぐらいいる? 続いても、二、三話だろ」

【+  】ゞ゚)「こんな甘ったれた、恵まれた境遇で、練磨されるのかな」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「自己満足に、どこまで追い求めているんだろうな」

【+  】ゞ゚)「でも、やるからには一番をとりたい、というのは、普通じゃあないのか?」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「作品をずっと書いていないおれには、わかんないな」

【+  】ゞ゚)「忘れてしまった、感覚だ」

85 名前::2010/03/16(火) 01:42:37.32 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「作者は投下マシーンでならなければならない」

【+  】ゞ゚)「作者は投下中に作品以外の文章を投下してはならない」

【+  】ゞ゚)「それ以外の発言は全て指摘されて、荒れる原因になる」

【+  】ゞ゚)「ガッチガチだ」

【+  】ゞ゚)「そりゃあ、隔離もされるわな」

【+  】ゞ゚)「好きなようにして、何が悪いんだよ」

【+  】ゞ゚)「好き勝手言いやがって」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「画面には、流れていく、どうでもいい会話」

【+  】ゞ゚)「そして、ふと、思ったんだ」

【+  】ゞ゚)「ああ……でも」

【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「おれも、同じなんだって」

86 名前::2010/03/16(火) 01:44:45.04 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「一番嫌いだった、『何もしないただの馴れ合い厨』に、おれはもうなってしまっているんだ」

【+  】ゞ゚)「作者間の繋がりを利用して、よりよい作品を生み出すのではなく」

【+  】ゞ゚)「この人が面白いと言ってくれたから、もうこれでいいや、といった妥協する奴らと」

【+  】ゞ゚)「同じなんだ、って」

【+  】ゞ゚)「それどころか、書いていないのだから、一番、性質の悪い奴なんだな、おれは」

【+  】ゞ゚)「他作者に文句だけを並べ立てているだけで――」

87 名前::2010/03/16(火) 01:47:07.84 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「……」

【+  】ゞ゚)「作者なんて、表に出てくるべきじゃなかったんだな」

【+  】ゞ゚)「まがりなりにも、おれたちは、物書きなんだ」

【+  】ゞ゚)「おれたちは文字の上に、世界を表現する」

【+  】ゞ゚)「その世界に、おれたち作者は参加しちゃ、いけないんだ」

【+  】ゞ゚)「くそ」

【+  】ゞ゚)「馴れ合いなんて、するんじゃなかった」

【+  】ゞ゚)「もう、だめだ」

【+  】ゞ゚)「書くことなんて、やめてしまおう」

【+  】ゞ゚)「書ける気が、しない」

88 名前::2010/03/16(火) 01:50:04.25 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「どうして、こうなったんだろうなあ……」

【+  】ゞ゚)「こんな気持ちで、書けるわけがない」

【+  】ゞ゚)「狂人だ」

【+  】ゞ゚)「正常じゃない」

【+  】ゞ゚)「おれは、今、正常じゃあないんだ」

【+  】ゞ゚)「戻れるのか? いや、無理だろうな」

【+  】ゞ゚)「おれは、狂人、という刻印を額に打たれたのだ」

【+  】ゞ゚)「作者、失格」

【+  】ゞ゚)「もはや、おれは、完全に、作者ではなくなってしまった」

【+  】ゞ゚)「ただ、一さいは過ぎていく」

【+  】ゞ゚)「自分がいままで阿鼻叫喚で生きてきた、所謂、『作者』の世界に於いて」

【+  】ゞ゚)「たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけだ」

【+  】ゞ゚)「ただ、一さいは過ぎていくんだ」

91 名前::2010/03/16(火) 01:54:13.71 ID:dld521AHP
【+  】ゞ゚)「引退宣言なんてしない、ただひっそりと、消える」



【+  】ゞ゚)「それでは皆様、虚構の地位を築き上げ、滑稽な夢の中で踊り続けてください」



【+  】ゞ゚)「決して、積み上げた城を崩されないよう、暴かれてしまわぬよう、お気をつけて」



【+  】ゞ゚)「さようなら」






92 名前::2010/03/16(火) 01:56:28.34 ID:dld521AHP
               △▼△

棺桶死治さんの述懐を読み終えた僕はただ、驚愕していた。

『自由気ままに、書きたいときにだけ書く』。
そんな言葉を体現していたような彼(文字でしか会話したことがないため、彼女かもしれない)が、
心の内にこんな感情を渦巻かせていただなんて、到底予想できなかった。

祭りごとや盛り上がることが大好きで、会話にもユーモアがあり、文字だけにも関わらず何度も笑わされた。
かと思えば、重厚な設定の濃密な地の文に包まれた、読者に問いかけるような作品を書き、僕自身何度も考えさせられたものだ。
書いた本数はそう多くなかったが、治さんの作品は一部で人気を誇っていた(少なくとも僕は大好きだ)。

そんな治さんが、ここまで追い詰められていたのだ。
僕と会話している間にも、ずっとずっと、こんなことを考えていたのだろうか。

確かに、馴れ合い関連では様々な問題があった。
某スレに追いこまれて逃亡した、が一番顕著な例だろうか。

僕も、何度か某スレに叩かれたことがある。作品がつまらない、発言が痛々しい、と。
ほとんど気にしてはいなかったが、時にそれは僕の胸に突き刺さり、しばらく作品が書けなくなった日もあった。
そんな頃、僕を励ましてくれたのは、治さんだったではないか。『気にするな、言わせたい奴には言わせておけ』、と。

93 名前::2010/03/16(火) 01:59:37.35 ID:dld521AHP
( ><)「……」

「この世界を変革しよう」と。
それだけ書かれたメールが僕に届き、先程の述懐が添付されていた。
ようするに、これは、

( ><)「変えたいと思うのならば、繋がりのある次の誰かに送れ」

そういうことなのだろう。
そうやって連鎖的に、不特定多数への配布を繰り返していけば、この世界は変わっていくのかもしれない。

僕は、どうするべきなんだろうか?

いや、答えなんてとうに決まっていた。
馴れ合い厨で溢れて、腐りきったこの世界を見限った治さんのように、僕もそうするべきなのだ。

94 名前::2010/03/16(火) 02:04:00.89 ID:dld521AHP
このままずっと時間が経過しても、この世界は変わらない。
世界を構築している全員が、馴れ合い厨なのだから当然なのだろう。
そして紛れも無く、僕自身も、世界の一部なのだ。

せめて、


せめて、僕が、


この治さんの意思を読み取った僕が、この世界にこの意見を提唱して回るべきではないのか。


そうだ。

これは、僕に課せられた使命ともいえるのだ。

95 名前::2010/03/16(火) 02:06:18.47 ID:dld521AHP
( ><)「一人は寂しい……誰かと繋がっていたい……」

( ><)「そう思う気持ちは、すごくわかるんです……」

( ><)「けれど、僕たちは『物語を書くことが好きで書いていた』はずだったのに」

( ><)「いつの間にか、『馴れ合いたいから物語を書く』に変わってしまっていたんです」

( ><)「……」

( ><)「原点に、戻るんです」

( ><)「自分の物語を表現することが楽しくて仕方が無かった、あの頃に!」

( ><)「よーっし! やってやるんです!!」

僕は拳を突き上げた。
画面の向こうの、顔も知らない人の文章にここまで心を動かされるなんて、不思議だった。
なんだか今なら、自分の頭の中の妄想をそのまま形に出来るような気がする。

僕は、メモ帳を開いた。

98 名前::2010/03/16(火) 02:09:29.41 ID:dld521AHP
と、同時に、パソコンの右下に文字が表示された。


スカイプからの連絡だ。


『やほー、ビロードちゃん、暇なんだー。お話しようよー』


(*><)「お話するんです!」


僕は即座にメモ帳を閉じた。

治さんから送られてきた文章を削除して、僕は気に入っている作者と通話を始めた。


          ―― 終わり ――

100 名前:◆1/KgJV1UfE :2010/03/16(火) 02:14:03.27 ID:dld521AHP
あとがき。

夜遅くまでお疲れ様でした。
意見、感想、質問、自分の考え、なんでもどうぞ。

人間失格から文章を改変して、いくつかのブーン系小説から文章を引用して作中に登場させています。


ブーン系のメタフィクション系で、今までになかったタイプの主人公を書こうと思った。
ラドンと作者の間でふらふらさせることがテーマ。とても書き難かった。けれど、できたとは思う。

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