mesimarja
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( ^ω^)世界は彼の玩具のようです
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:16:45.20 ID:rg3ZtY7EO
あるところにこの世界を創造した男が居た。
彼は気の向くままに世界を壊し、癒し、また壊しを繰り返していたのである。
しかしその事に誰も文句は言えなかった。
所詮世界は彼の玩具であり、また私自身もその一部であるのだから。

( ^ω^)「退屈だお」

( ^ω^)「僕は退屈なのだお」

そう彼が呟いたのは何度目だろうか。
少なくとも軽く百は越えているだろう。
彼の退屈が収まることは無い。
彼は生きる事が退屈だからと、死んだこともある。
…結局のところ死んだ方が退屈だったので生き返ったのだが。
生きるのも死ぬのも生かすのも死なすのも、彼の自由なのだ。
彼が作った世界なのだから。

( ^ω^)「ふむ、この街をどう壊すかを考えれば退屈じゃなくなるかもしれない」

とある街をどうやって壊すかを、また違う街を実際に壊して考える。
そうしてまたひとつ壊れていく世界に私は泣いた。

( ^ω^)

だがそれでも、彼は笑っていた。
退屈そうな顔をしながらも笑っていたのだ。


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:17:42.98 ID:rg3ZtY7EO



( ^ω^)世界は彼の玩具のようです





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:18:25.42 ID:rg3ZtY7EO
観察1:破壊

ここはとある夫婦の家である。

(,,゚Д゚)「しぃ、好きだゴラァ」

(*゚ー゚)「私も好きよギコ君」

新婚の二人は共に愛し合っているらしい。
朝から愛の言葉を囁き合うぐらいだ。
ああ美しき夫婦愛かな。

(,,゚Д゚)「そういえば知ってるか、しぃ?」

(*゚ー゚)「何をなの?」

夫の方が問う。
妻に何を知っているかと聞きたいのだろう。
下らない話ならばどうしてくれよう。
…私はどうも出来ないのだが。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:19:34.84 ID:rg3ZtY7EO
(,,゚Д゚)「最近街が一つ消えたらしい」

(;*゚ー゚)「えっ」

街が消えた。
これは彼の仕業だろうか。
いや、だろうか、ではなく彼の仕業なのだろう。
そのような事が出来るのは彼だけである。
しかし今回の彼は考えでもあるのだろうか。
記憶を改竄しないと面倒臭くなるというのに。

(,,゚Д゚)「怪奇現象にも程があるよな」

そう、そうだ。
一つ忘れていたが、どうやら私以外は彼の存在は知らないらしい。
彼は自らの存在を知らしめるのが面倒臭かったようだ。
退屈ならば、知らしめればよかっただろうに。

(*゚ー゚)「怖いわね…」

ああ、怖いとも。
彼の存在は何より怖い。

(,,゚Д゚)「ま、この街は大丈夫だろうさ」

ああフラグを立ててしまった。
この街はいずれ壊されて消えてしまうだろう。
跡地には新しい街が出来るから、彼にとってはどうでもいいだろうが。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:20:52.04 ID:rg3ZtY7EO
(,,゚Д゚)「とりあえず飯を食おう」

(*゚ー゚)「そうね」

人間とは切り替えが早いものである。
怖がっていた次の瞬間朝食の用意、というのは中々凄い。
…むしろありがちなのだろうか?

(,,゚Д゚)「今日は何だゴラァ」

(*゚ー゚)「目玉焼きに、トーストにベーコンよ」

(,,゚Д゚)「今日はパンか」

私の個人的に朝は米だと思うのであるが、そこは個人差という便利な言葉で終わらせよう。
効果には個人差があります、という言葉は凄く便利だと思うのだが、個人的に。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:22:26.46 ID:rg3ZtY7EO
まあそんなことはさておいて二人は一緒に朝食を食べ、一緒に家を出た。
テキトウなのは私が面倒になったわけではない。断じて。

(,,゚Д゚)

夫の方はとある会社で上司に怒られ部下や同僚に慰められ、よくある仕事風景である。

(*゚ー゚)

妻の方は…おや、若い男と密会の様子である。
喋って笑って、ホテルに直行。
おやおや、あの夫への笑顔は嘘だったのだろうか。
などと言うのは無粋だろうか。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:25:31.44 ID:rg3ZtY7EO
…さて、二人が用事で居なくなった今、私は彼と同じく退屈になったのであるが。
退屈な時間を喋っても退屈なままであるから、つまり二人が帰るまでタイムスリップをしよう。
時間を早く進ませるのは神の特権と誰が決めただろうか。
いいや誰も決めてはいない。
と、自問自答をするのも飽きた。

では時間を進ませよう。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:26:14.23 ID:rg3ZtY7EO
(,,゚Д゚)「ただいまー」

(*゚ー゚)「あらおかえりなさい」

進ませている間に妻の方は帰ってきていたらしい。
何事も無かったかのように笑顔で夫を迎えている。
夫に教えてやりたいがそれが出来ないのが悔しい。
そう私が悔しがると同時に夫は真実を知らずに妻を抱き締めた。

(,,゚Д゚)「愛してるぞー」

(*゚ー゚)「えぇ、わ」

そこでグチャリ、と彼の拳が全てを壊したようだ。
夫婦の方は抱き合ったまま薄っぺら。
ああ美しき夫婦愛かな。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:27:00.99 ID:rg3ZtY7EO
(,,゚Д゚)(゚ー゚*)

二人の事などつゆしらず、彼は街を壊し続ける。
考えに考えて、結局拳で壊すところが彼の少々愚かなところであった。
そういえばフラグ消化したなあ、浮気相手も壊されたなあ等と思いつつも完全に薄っぺらな地面と化す街と人を私はジッと見守る。

そうして夫婦と街が壊されたのを見て、また私は涙を流したのである。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:27:52.38 ID:rg3ZtY7EO
観察2:創造

また世界が壊れた所で今見ているのは彼の住む場所である。
部屋の真ん中に彼の世界のジオラマが置いてある以外は非常によくある部屋なのだが、やはりふいんきが違う。
何故か変換出来ないがふいんきが違うのだ。

いや、私は雰囲気だと分かっているのだが。

( ^ω^)「そろそろ新しい街を作らないと、国が一つ無くなってしまうお」

どうやら今日は街を作り直すらしい。
そう言えば私は国や街が出来上がる所を見たことが無いな、等と考えそのまま傍観する事にした。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:29:17.17 ID:rg3ZtY7EO
( ^ω^)「ま、作ってる間は暇じゃないしちょうどいいお」

世界の一部を作る事は退屈な作業ではないらしい。
退屈で退屈で世界そのものを作ったのだから当たり前と言えば当たり前である。

( ^ω^)

彼は調子外れの鼻唄を歌いながら、彼の真横に鎮座する箱から家やビルの模型を取り出す。
それをボンドと思わしき接着剤でジオラマに設置していく。
模型をジオラマに設置するだけの誰にでも簡単なお仕事です。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:30:13.07 ID:rg3ZtY7EO
( ^ω^)「ありゃ、ここは日当たりが悪くなるかお」

…一応、彼も色々と考えてはいるらしい。
しかし考える事が日当たりの事とはまた馬鹿なのか彼らしいのか。

( ^ω^)「ここにコンビニを…」

そこで私は気付く。
黙々と設置していっているが、その場所は今かなりシュールなのではないか?
今そこへ行けば空からいきなりビルやコンビニが降ってくる、というシュールすぎる光景に出会す事だろう。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:30:55.38 ID:rg3ZtY7EO
( ^ω^)「家は何軒ぐらいがいいか」

私的には家一軒の街を見てみたい気もする。

( ^ω^)「家が一軒だったら面白いお」

おやおや、彼と思考が一致してしまった。
だがしかし面白そうなものは面白そうなのだから仕方無い。

( ^ω^)「逆に家がびっしりとあるのはどうだろう」

想像したら気持ち悪い。
が、しかし、それは実際の街とあまり変わらないかもしれない。
店などを除けば、実際の街も家がびっしりと建っているようなものだ。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:31:40.97 ID:rg3ZtY7EO
私は彼の作った街をじっくりと見てみる。
この街には大きな建物と駅が足りない気がした。

( ^ω^)「あと足りない物は…」

駅。
そう口にしても彼には決して届く事はないが、呟いてしまう。
仕方無いだろう、人間だもの。
…みつをの便利さは異常とだけ言っておく。

( ^ω^)「むむむ」

考え込む彼はやはり馬鹿なのかと思ってしまう。
だが人生にしても癖にしてもゲームにしても、やっている本人は気付きにくいものだ。
故に仕方無いと言えば仕方無いのか。
それとも生き物は皆同様に馬鹿ということなのか。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:34:38.83 ID:rg3ZtY7EO
( ^ω^)「あ」

いきなり間抜けな声を出した彼は、駅に気付いたのだろうか。

( ^ω^)「そういえば、飯を食べるのを忘れていたお」

そんな事どうでもいいだろう。
何故だろう、焦れったい。
彼の前に現れて彼に教えてやりたい気分である。
…私が彼の玩具である以上、そんな事は出来ないのだが。

( ^ω^)「お…?」

彼はまた間抜けな声を出す、今度は風呂だろうか。
それとも散歩の時間か何かか。

( ^ω^)「そうそう、駅だお駅」

…私は何かやりきれない気分に襲われ、そして彼の頭をしたたかに叩きたくなった。
勿論ハリセンである。
KANSAIの笑いにはハリセンやさかい。
でんがなまんがな。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:35:38.11 ID:rg3ZtY7EO
( ^ω^)「後、ここにデパートを置けば完璧かもしれんお」

( ^ω^)「…」

( ^ω^)「やっぱり完璧だったおね」

と、そんな事を考えている間に街が完成したようだ。
そろそろ私も起きる時間だろうから、次に夢を見た時はその場所に行ってみるとしよう。

( ^ω^)「…でもやっぱり、終わると退屈になるおね」

嗚呼、彼はまた破壊を繰り返そうとしているのだろうか。
私に止める術はないから、傍観するしかないのだけれどその無力さにも少し悲しくなった。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:36:35.34 ID:rg3ZtY7EO
休題

睡眠という、平穏な時間を邪魔するピピピピピという何の温かみもない電子音に私は目を覚ました。
彼の頭を叩く代わりに目覚まし時計を叩いて止め、伸びをする。

lw´‐ _‐ノv「うーん」

少しだけ気だるさが残るが、私は脳をいつも通りに回転させようと頑張っていた。
ああ、甘いものが食べたい。

lw´‐ _‐ノv「スイーツ(笑)が食べたいものだ」

そういえば昔、朝から甘いものはないと言われたか。
朝からスイーツ(笑)も中々良いものなのだけれど。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:37:43.82 ID:rg3ZtY7EO
まあそんな他愛もないことは放っておいてだ。

lw´‐ _‐ノv「またあの夢を見たな」

あの夢、とはつまり彼の事である。
私はなんだ、神というものが欲しいのだろうか。
それとも街を破壊したい願望でもあるのか。

lw´‐ _‐ノv「どっちにしても、危ないな」

破壊願望は危ないにも程がある。
危険人物素直シュール様だ。
ひれ伏せ。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:38:55.42 ID:rg3ZtY7EO
そこまで考えて、不意に腹の虫が鳴いた。

lw´‐ _‐ノv「腹へった」

呟き部屋を出る。
慎重に慎重に。
何故慎重になるかと言えば私の部屋は二階にあり、リビングへは急な階段を下るしか無いからだ。

lw´‐ _‐ノv「しかし、乙女の腹に虫というのは想像したらグロくないか」

川 ゚ -゚)「え」

この恥ずかしい独り言を朝飯を作っていた姉に聞かれていたようだ。
…思い付いた事を口にするのは私の悪い癖である。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:40:00.65 ID:rg3ZtY7EO
lw´‐ _‐ノv「独り言だ、姉さん」

川 ゚ -゚)「そう、ならいいけど」

いつもの事だからかあっさり引き下がる。
いや、いつもあんな独り言を言っている訳ではないが。

lw´‐ _‐ノv「姉さん、ご飯」

川 ゚ -゚)「今日はパンだがいいか?」

いや、パンはないだろう。
日本人なら米だろう。
この白人気取りめ。

しかし、しかしだ、やはり腹はへる。
ここは私も白人を気取るしかないのだろうか?

lw´‐ _‐ノv「むむむ…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:41:12.11 ID:rg3ZtY7EO
…。

悩んだ末、私は納豆をパンにかけて食べた。
意外と美味しかったのが悔しい。

lw´‐ _‐ノv「ごちそうさま」

川 ゚ -゚)「お粗末様」

一言だけ交わして、私は部屋に戻る。
今日は日曜日だ、引きこもりとかではない。
毎日が日曜日とかでもない。

誰に言ってるか知らないが勘違いするなよ。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:42:10.01 ID:rg3ZtY7EO
部屋に戻った私はまた夢について考える事にした。

lw´‐ _‐ノv「彼なあ…」

彼。
名前は何と言うのだろう。
…気になる。

lw´‐ _‐ノv「声、かけてみたいな」

いや、無理だが。
無理にも程があるが。

だが、少し待ってほしい。
あれが夢ならば私の気次第でどうにかなるのではないか?

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/12(月) 08:43:43.34 ID:rg3ZtY7EO
lw´‐ _‐ノv「多分どうにかなる!」

多分、恐らく、きっと。
どうにかなる。

lw´‐ _‐ノv「うんうん」

そう決め付けて私は頷く。
、と同時にガラガラだろうかドカバキだろうか、形容しがたい音が上から聞こえてきた。

lw´‐ _‐ノv「?」

不思議に思って見上げたそこには音を立てて崩れる天井と彼の拳があり私は悲しむ暇も無く潰れ

31 名前: ◆cirno..4vY :2010/04/12(月) 08:44:38.59 ID:rg3ZtY7EO
彼を観察していたシュールが死んだので物語はここで終わりです。
シリアスに出来なかったのが心残り。

おやすみなさい

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