mesimarja
気に入ったスレを集めてみました。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

( ^ω^)はオカルトに依存するようです
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 22:54:11.18 ID:0ANL+HCx0
 あなたの名前は何ですか?

 「・・・・・・」

 あなたの、名前は?

 「長岡、です」

 あなたの家族は?

 「兄弟はいません。母親は・・・」

 「実家に住んでいます」

 父親は?

 「8年前の12月20日、実家の」

 「あ」

 「ずいぶん前に、脳梗塞で死にました」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 22:55:21.49 ID:0ANL+HCx0
 この写真に写っている人は?

 「内藤です。同じVIP大学に通う学生で、
 同じ美術サークルに在籍している、後輩です。
 下の名前は知らないというのが正しい」

 「あ」

 「まあ、後輩といっても、付き合いは友達のような、ものだよ」

 ではこの人は?

 「この人の事は何も知りません」

 「・・・・・」

 「こんな人は知らないなあ」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 22:57:33.40 ID:0ANL+HCx0
 この人は?

 「同じサークルのモララー君」

 「内藤君と同学年だ。内藤君はいつもどこか神経質な感じがするけど、
 モララー君は楽天的というか、抜けてるという感じかな。ちょっとアホなんだ」

 次

 「同じサークルの、しぃさん」

 「彼女の事はあんまり知らないね。彼女には嫌われてるみたいだからあまり喋ったこともない」

 次

 「これは知らないな」


 「あの」

 「これ、いつまで続けるの?」

 ・・・・・

 「そんなに嬉しそうにする事かなあ」

 ―――



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:00:12.38 ID:0ANL+HCx0
( ^ω^)「ではお疲れさまでした」

( ゚∀゚)「おう、お疲れ」

( ・∀・)「じゃあな」

川 ゚ -゚)「お疲れ様」

(*゚ー゚)「さようなら」


 僕はサークルの仲間と別れ、電車で自宅に帰っていた

 今日集まった理由を知っているのは僕とモララーと長岡先輩だけだ

 先日、彼女に振られたという長岡先輩を元気づけるためにとモララーが僕に持ちかけてきて、

 どうせならクー先輩やしぃさんも誘って皆で食事しようと言い出したのだ


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:02:31.44 ID:0ANL+HCx0
 僕はそもそも長岡先輩が女性と交際している事自体知らなかったのだが、

 それより長岡先輩が振られたという事が驚きだった

 彼は人見知りしがちではあるが、責任感もあり誠実であると思う

 彼が恋人を傷つける場面を想像する事は出来ない

 第一普段から失態というものを見せた事がない彼の事だから、

 実は破局の原因は相手にあるのではないかと考えてしまう

 ただ、今日の長岡先輩を見て、僕は少し安心した

 彼は僕らが元気づけるまでもなく、明るい様子で今日の集まりを楽しんでいたのだ

 モララーはそれに気付かなかったのか、やたらと長岡先輩に話を振り、酒を勧めていた


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:07:05.13 ID:0ANL+HCx0
 僕は電車の中で強烈な眠気に襲われていた

 よせばいいのに、モララーの奴は僕にも飲めと言って聞かなかった

 僕は酔うと眠くなるのだ

 正直に言って、皆と別れた時には倒れて眠りこけそうだった

 もう耐えきれない

 少し眠ろう

 そう思って目を閉じた

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:14:23.70 ID:0ANL+HCx0
( ^ω^)「・・・・・・・!」

 夢を見た余韻すらない

 気付いた時には、見た事もない駅で止まっていた

 すぐさま電車を降りた

 僕は電車に乗る際に、早く座って休みたかったため、一番近かった最後尾に乗り込んだのだった

 そのため駅の一番端に降りることになったようだ

 降りた所のすぐ近くにはトンネルがあり、辺りにも電灯は殆どなく、

 足元もはっきりしないほど暗い

 とりあえず、そばのベンチで反対方面の電車を待つことにした

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:18:43.82 ID:0ANL+HCx0
( ^ω^)「はあ・・・」

 気付けばもう汗だくになっていた

 電車の中では冷房のおかげで何ともなかったが

 ここはじめじめと暑苦しい、そしてやはり薄暗い

 静まり返っている

 考えるまでもなく不気味な雰囲気だ

 気味が悪い

 今にもあのトンネルから何かが出てきそうだと妄想していた

 僕は人一倍そういう不可思議な事が起きるのを考えてしまう性質だ

 友人には、人一倍どころではない、もはや病の域だと言われてしまっているが


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:24:50.63 ID:0ANL+HCx0
 それより、まさかもう帰りの電車がないなんて事はないだろうか

 時刻表を見に行った方がいいかもしれない

 ベンチから立ち上がりかけた時、

 トンネルから音がした

 電車だった

 僕が乗ってきたものと同じ方向だから、僕はこれには乗らないのだが、

 他に乗ろうとする人はいない

 駅を見渡してみても人がいない

 この時間にこんな所に来る人なんて殆どいないのではないだろうか

 そんな事はないか

 僕が偶然見知らぬ駅に来たというだけで、この駅を利用する人がいるかいないかは分からない

 そう考えている間に電車が止まった

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:28:28.84 ID:0ANL+HCx0

 ああ、いるじゃないか

 降りる人なら

 丁度僕の乗っていた車両の1両前から降りてくる


 あれは


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:32:04.76 ID:0ANL+HCx0
 長岡先輩だった

 ありえない

 彼の家がここにあるはずはない

 しかし、服装、体型は間違いなく彼のものだった

 僕は彼に近づいて、奇遇ですねなどと声をかける事は出来なかった

 なぜなら――



 僕は結局   その日から長岡先輩の姿を見ていない




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:37:39.41 ID:0ANL+HCx0
( ´_ゝ`)「随分前に似たような話を聞いた気がするが」

( ^ω^)「したよ。半年前にね」

( ´_ゝ`)「あの時は真面目に聞いてなかったみたいだ。もう一度
      はっきり言ってみてくれ」

( ^ω^)「だから」

( ^ω^)「あれはドッペルゲンガーだと思うんだよ」

 僕がそう言うと兄者は、僕の見た中でも最も呆れた顔をして、

 肺の中が空になるほど大きなため息をついた

 流石兄者。僕の少ない友人達の内で最も付き合いが長い

 僕がこういう類の話を始めると彼はいつもああいう顔をする

 それでも一応話には付き合ってくれる気らしい

( ´_ゝ`)「なぜそう思うんだ」

( ^ω^)「ドッペルゲンガーが現れると、オリジナルの人間は死ぬというじゃないか」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:42:06.59 ID:0ANL+HCx0
 兄者は呆れ顔のまま、ああともううともつかない声を出した

( ´_ゝ`)「一々こちらの反応を待たなくていい。まとめて話してくれ」

 さっさと喋れと促していたらしい

( ^ω^)「僕があれを見た後から、長岡先輩は消えてしまったというのは知っているだろ?」

( ´_ゝ`)「君から聞いたよ」

( ^ω^)「だいたい、絶対におかしいことなんだ」

( ^ω^)「僕が偶然寝過して止まった駅に、先輩が来るという事は」

( ^ω^)「あれは先輩本人ではないんだ」

 しばし無言が続いた


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:44:13.83 ID:0ANL+HCx0
( ´_ゝ`)「終わりか?」

( ^ω^)「僕にも何がどうなっているのかよく分らないんだ」

( ´_ゝ`)「やはり君は一度カウンセリングを受けた方がいい
      何なら僕がやってやろうか」

( ^ω^)「僕が狂っていると?」

( ^ω^)「おかしいのは僕の見た出来事の方だ
      兄者は僕が幻でも見たと言いたいのか?」

( ´_ゝ`)「いや、そうじゃない」

( ´_ゝ`)「君は確かにそれを見ているんだろうと思う」

( ^ω^)「じゃあ僕は何を見たんだ
      あれがドッペルゲンガーでないとしたら何なんだ」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:48:54.36 ID:0ANL+HCx0
( ´_ゝ`)「分からないのか?」

( ^ω^)「ああ」

( ´_ゝ`)「だから君は病的だというんだ
      依存しているといってもいい」

( ^ω^)「僕が何に依存してるんだ?」

( ´_ゝ`)「オカルトだよ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:52:53.69 ID:0ANL+HCx0
 違うとは断言出来ない

 間違いなく僕は一般人と比べ、

 超常現象の目撃を強く望んでいる

 その自覚もある

 しかし、依存という程のものだろうか

 超常現象というのは依存出来る程確かな存在ではないだろうと自分でも思うが

 そもそも、僕がそういう事に強い関心を抱き始めたのはいつの頃からだったか

 その時も同じように兄者に相談し、呆れた顔をされたに違いない

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 23:57:49.90 ID:0ANL+HCx0
( ´_ゝ`)「言っておくが」

( ´_ゝ`)「君の望みは叶えられないよ」

 昔、兄者には僕がオカルトを好む理由を話していたのかもしれない

 僕は最早その理由を忘れかけている

 どうにも思い出せそうにない

( ^ω^)「――僕が見たのは誰だ」

( ´_ゝ`)「そりゃあ当然」

( ´_ゝ`)「長岡先輩ご本人に決まっている」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:05:37.24 ID:QSRoyVNO0
 何を聞いていたんだこの男は

( ^ω^)「何を言うかと思えば
      だから彼があそこに来るのはあり得ないって言っただろう!」

( ´_ゝ`)「なぜだ」

( ^ω^)「来る理由が無いじゃないか
      サークルの皆にも聞いたが、彼は普通に家に帰ったというし」

( ´_ゝ`)「では君はなぜあそこにいたんだ」

( ^ω^)「だから偶然寝過してしまって、起きたらあの駅だったんだ
      君は、長岡先輩にはあの駅に来なければならない理由があり、
      僕が偶然寝過してまさにその駅で降りてしまったからこうなったとでもいうのか」

 兄者は呆れ顔をするのにも疲れたらしく脱力した表情で言った

( ´_ゝ`)「愚かという言葉を人の形で表すなら君みたいな面になるんだろうね」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:09:35.23 ID:QSRoyVNO0
( ´_ゝ`)「あのな、どんなに道理が通らない事でも、偶然に偶然が重なった故の事でも、
      人間は人間なんだよ。ドッペルゲンガーや怪物になったりはしないんだ。」

( ´_ゝ`)「君は一見理由が分からないというだけで、見たままの現実を超常現象だと捉えている」

( ^ω^)「分からんな
      僕には長岡先輩の事情と僕の偶然が重なる確率より
      超常現象が起きたという確率の方が信用できるよ」

( ´_ゝ`)「・・・君は超常現象がどんな意味を持つのか本当に分かっているのか?」

( ^ω^)「どういう事だ?」

( ´_ゝ`)「・・・・まあいいよ」

( ´_ゝ`)「それより、何で半年たった今その話をまた始めるんだ」

( ^ω^)「・・・そうだった。
      その話をしに来たんだった」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:16:22.75 ID:QSRoyVNO0
( ^ω^)「予め言っておくが僕はまともだと自覚している」

( ´_ゝ`)「まともな人はそんな前置きはつけんよ」

( ^ω^)「じゃあはっきり短く言う。
      長岡先輩が戻ってきた」

( ´_ゝ`)「帰っていいか」

( ^ω^)「君の家はここだ」

 兄者はあからさまに憐みの目を向けてきた

( ´_ゝ`)「真剣に通院を勧めるよ。
      ドッペルゲンガーだのオリジナルは死ぬだの言っておいて、何なんだそれは。
      自分が何を言っているのか分かっているのか?」

( ^ω^)「分かっているよ」

( ^ω^)「僕もあれを見ると気が狂いそうになるんだ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:23:16.95 ID:QSRoyVNO0
( ´_ゝ`)「あれって、帰ってきた長岡先輩の事か」

( ^ω^)「そうだ
      もう簡潔に言う事にするよ。
      長岡先輩になりすました別人が、長岡先輩として居座っているんだ」

( ^ω^)「さすがにこれは君でも異常な事態だと思うだろ?」

( ´_ゝ`)「確かに分かりやすいな。
      君でもしっかりと現実を把握出来ているほどだものな」

( ^ω^)「どういう事だ」

( ´_ゝ`)「サークルの皆さんの反応はどうなんだ?」

 この事を一層気味悪くさせているのはそれなんだ

 思い出すだけで自分の意識が不明瞭になる気さえする

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:31:09.97 ID:QSRoyVNO0
 ――言われるまで誰かすら分からなかった


 我らが美術サークルには、その良く分らない活動にそぐわず、贅沢にも部室を与えられていた

 部室にはテレビやゲーム機諸々や漫画などばかりで、真面目な活動を思わせる品は殆どない

 基本的に部室で作業をする事はないのだ

 唯一部室にある遊ぶためではないものは、卒業した先輩が始めたという、

 美術サークルで映像作品とやらを作るための機材だけだ

 なんでも、その映像作品を撮ることが部室の必要性をアピールする事になると言っていたと聞いたが、

 理解不能である。又聞きのせいでもないだろう

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 00:37:16.24 ID:QSRoyVNO0
 長岡先輩がサークルに顔を見せなくなってから半年が過ぎるまで

 僕はあの駅で起きた事を黙っていた

 自分の中で、実に非常識な仮説を信じていた

 僕ら後輩達には、詳しい事は知らされなかった

 本当に失踪という事なら、警察に届け出るべきだが、

 どうやら長岡先輩は親御さんには偶に連絡しているらしく

 心配する事は無いと伝えられた

 ただ、僕はそれを全く信じる事が出来なかった

 長岡先輩はもう戻らない

 勝手にそう確信していた

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:29:35.94 ID:QSRoyVNO0
 ―――
 
 あの日、僕が部室に入ると、部屋の真ん中の机で

 モララーと、クー先輩と、

 見知らぬ男が話をしていた

( ^ω^)「こんにちは」

( ・∀・)「あ、内藤」

川 ゚ -゚)

 クー先輩は静かに会釈をしただけだった

( ´∀`)「よう」

 見知らぬ男は馴れ馴れしく挨拶してきた

 僕は対応に困り、もごもご言いながら会釈をした

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:33:31.25 ID:QSRoyVNO0
( ^ω^)「こちらは・・・・」

( ・∀・)「入院してたんだって!」

( ^ω^)「え?」

( ・∀・)「長岡先輩」

( ´∀`)「ああ」

 入院?

( ^ω^)「長岡先輩?」

( ´∀`)「うん、心配かけたな」

 何で僕の質問にこの男が答えるんだ

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:36:22.42 ID:QSRoyVNO0
( ・∀・)「それにしても、連絡くらいくれてもいいんじゃないですか?」

( ´∀`)「すまんすまん
      俺はすぐに帰れると思っていたんだけどね
      案外長くかかってしまった」

 モララーもクー先輩も

 なぜ何もおかしいと思わないのだろうか

 入院して整形手術でもしていたのか?

 顔に大怪我でもしてこうなった?

( ^ω^)「入院って一体どんな」

( ・∀・)「内藤!」

 モララーはいきなり声を大きくした

 今のは窘められたのか・・?

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:39:23.52 ID:QSRoyVNO0
 結局どういう理由で入院していていたのかは聞き出せなかった

 確かに顔には少し傷があり

 特に右目は瞼に傷、白眼には一部充血が見られた

 それにしても、

 この男が長岡先輩本人であるとは信じがたいのだが、

 口調は仕草、雰囲気は長岡先輩のものだった

 さらに、モララーと普通に会話しているところを見ると、

 長岡先輩としての記憶は確かに持っているらしい

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:42:36.00 ID:QSRoyVNO0
 あまりにモララーとクー先輩が自然に接しているせいで

 この男が本当に長岡先輩のように感じてくる程だ

 いや、先程感じだように、体以外は長岡先輩と何ら変わらないのだ

 僕はふとまだこの部屋に来ていない人物を思い出した

( ^ω^)「・・・・しぃさんは?」

( ・∀・)「そう言えばまだ来てないね」

川 ゚ -゚)「長岡君、そろそろ病院に戻った方がいいんじゃない?」

( ´∀`)「そうですね、まだ完全に退院出来たわけじゃないですし」

( ・∀・)「そうだったんですか?」

( ´∀`)「本当はまだ病院にいなくちゃいけないそうだ
      じゃあ、俺は戻ります。じゃあな、モララー、内藤」

 僕はやはりもごもご言いながら俯いているだけだった

( ・∀・)「さようなら」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:45:44.49 ID:QSRoyVNO0
 そうして長岡先輩を語る男は消えた

 あの男も不自然なら、

 あの男の不自然さに気付かない

 この二人も不自然だ

 僕はこの二人すら疑い始めていた

( ^ω^)「あの、長岡先輩は、どこの病院にいたんですか?」

 二人とも答えない

川 ゚ -゚)

 クー先輩はただ黙っている

 視線をモララーへ向けた

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:48:28.98 ID:QSRoyVNO0
( ・∀・)「え?俺?」

( ・∀・)「俺は知らないぞ」

 クー先輩に再び目を向けてみる

川 ゚ -゚)「私も知らない」

( ^ω^)「長岡先輩、まだ完全に退院出来ていないようですけど」

( ^ω^)「今日はここに顔を見せるためだけに来てくれたんですか?」

川 ゚ -゚)「そういう事は本人がいるときに直接聞きなさい
     内藤君は何をよそよそしくしてたの?」

( ・∀・)「内藤変だったぞ」

 本当に僕が変なのか?

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:51:59.27 ID:QSRoyVNO0
 そうしているうちに、部室の戸が開いた

(*゚ー゚)「こんにちは」

 しぃさんは部室に入ると、すぐ席についた

(*゚ー゚)「さっきどなたかいらしてたんですか?
     ここに来る途中すれ違ったんですけど」

 長岡先輩らしき男の事だろうか

 やはりあの男を見て普通は長岡先輩だとは思わないだろう

 僕はようやくまともな反応を見た気がする

川 ゚ -゚)「長岡君だよ」

(*゚ー゚)「え?長岡先輩!?」

( ・∀・)「退院したんだよ」

川 ゚ -゚)「まだしてないよ」

( ・∀・)「あ、そうでした」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 04:54:45.30 ID:QSRoyVNO0
( ^ω^)「入院していたそうだよ」

(*゚ー゚)「ああ、そうなんですか」

 そうなんですかで済ませるか?

 どうして入院していたのか

 どこに入院していたのか

 なぜ連絡をしなかったのか

 顔が違うじゃないか

 今にも大声で訴えそうな程疑問に思うのは僕だけなのか?

 彼らはなぜ平然としているのだろうか


 これ以上その場に居たくなかった

 僕はそのあとすぐに帰宅した

 それから数日、部室には顔を出していない

 そして、兄者の家に相談しに行くことにしたのだった

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 10:37:58.77 ID:QSRoyVNO0
 ―――

( ´_ゝ`)「ふーん」

( ^ω^)「ふーんじゃないよ」

( ^ω^)「百歩譲って駅で見た長岡先輩が本物で、偶然が重なっただけだとしても、
      これはどう見たって異常じゃないか」

( ´_ゝ`)「確かにな」

( ´_ゝ`)「で?」

( ^ω^)「で?・・・・って言われても」

( ´_ゝ`)「だからどうしたいんだ」

( ^ω^)「僕は・・・どうしてもおかしいと思う」

( ^ω^)「はっきりさせたいんだ」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 10:44:39.98 ID:QSRoyVNO0
( ´_ゝ`)「そうか」

( ´_ゝ`)「その長岡先輩風の男の正体を暴けばいいんだな」

 昔から兄者には僕が妙なオカルトにのめりこみかける度に

 目を覚まされてきた

 というより、兄者と話す度に自分が不思議だと思っていた事が

 とるに足らない出来事であった事に気付かされ、白けた気分になってしまうのだ

 つまり僕は何度もくだらない事にのめりこんでいたともいえる

( ^ω^)「この気味悪い状況が変わるならなんでもいいんだ」

 その一方で、兄者にも説明できない異常というものを僕は期待してもいた

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 10:50:29.46 ID:QSRoyVNO0
( ´_ゝ`)「じゃあ、その前にやる事があるな」

( ^ω^)「何だ?」

( ´_ゝ`)「君の事だ」

( ^ω^)「僕が何か関係あるのか?」

( ´_ゝ`)「必要な準備なんだよ」

( ^ω^)「何をするんだ?」

( ´_ゝ`)「今回の事を最後まで見届けるつもりなら、
      オカルトに対する見方を変えてもらわなければいけない」

( ^ω^)「どういう事だ?
      僕のオカルトに対する態度は間違っていたって言うのか?」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/07(金) 10:59:07.27 ID:QSRoyVNO0
ちょっと時間があったので書きましたが、
次の復帰は夜ごろになります
支援ありがとう

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



プロフィール

K-AYUMU

Author:K-AYUMU

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク

ユーザタグ

カ行 タ行 ア行 ちんこ ハ行 サ行 マ行 ナ行 英数字  ^ω^) ('A`) ラ行 1レス ワ行 (´・ω・`) ショボーン ヤ行 ブーン ショボン トソン 'ー`)し ξ゚⊿゚)ξ (,゚Д゚) ドクオ まんこ (=゚д゚) J( 1レス カラマロス大佐 シュー ミセリ (-_-) いよう 川д川 人狼 (∪^ω^) 世紀末 ツンデレ 

FC2カウンター

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。