mesimarja
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('A`)ホームレスのようです
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:10:43.25 ID:iqT9NQpZ0

今日から夏休みのはずだったのだ
大学のテストを低空飛行で潜り抜け、ようやく辿り着いた8月6日
すべてを終わらせ、学食でラーメンを食って、きたる二カ月間の悠々自適なニートライフに心を躍らせつつ家に帰った

('A`)「……え?」

俺んちが燃えてた
ピンポイントで空爆でもされたみたいに。もうもうと黒煙を上げて
俺んちが燃え上がってた


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:16:04.56 ID:iqT9NQpZ0

築六十年くらいのボロアパートだったから、まあ何が起きても不思議ではなかった
深夜にくみ取り式の共同トイレを使おうとして、床が抜け落ちてウンコまみれになった住人もいる

(;'A`)「……って消防車! 消防車!」

あわてて携帯を取り出し、消防車を呼ぼうとする。しかし何番だったか思い出せない。119か? 119は救急車だった気がする

(;'A`)「いや……救急車と消防車は同じだったっけ? いやまてそれよりパソコンの救急車ってどこだよおい俺のHDDがうわあわあ」


( ^ω^)ノシ「あー、ドクオかお。もう消防車は呼んだお、安心するお」

テンパっていると、近くの自販機のあたりからテクテクとニヤケ顔の男がやってきた
数ヶ月前に便所でウンコまみれになったブーンという同学年の生徒だ。こんな状況だというのに、呑気にコーラを飲んでいる

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:20:48.42 ID:iqT9NQpZ0

(;'A`)「あ……呼んだんだ。ってかお前、ずいぶん落ち付いてるけど私物とか大丈夫なのか……?」

燃え盛るアパートはどうみても全焼フラグビンビンだ。おそらく俺の部屋だけ無事に残ることなどまずあり得ない
パソコンもゲームも夜の友達たちもすべてまっ黒けな灰になってしまうだろう

それを思うとひどく陰惨な気分になる

( ^ω^)「ああ、最低限のモンはもちだしたお。なんせ出火元はうちの部屋だったし、すぐ気付いたお」

(;'A`)「ああ、羨ましいな……って? お前ん部屋!? なんだよ! なんで燃えたんだよ!」

( ^ω^)「いや、ちょっと……」

(;'A`)「ちょっとじゃねえよ! 俺の部屋まで燃えてんだぞ!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:23:58.24 ID:iqT9NQpZ0

( ^ω^)「分かったお……でも、一つ誓うお」

('A`)「なにをだ」

( ^ω^)「決して怒らないと」

('A`)「そりゃ聞いてみないと判断できん」

( ^ω^)「じゃあ、怒ってもいいから損害賠償とかを一切請求しないと」

('A`)「もうその時点でお前に責任があるってこと暴露してるよな? いいからもう吐けよ」

( ^ω^)「……トースターってあるお?」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:29:37.52 ID:iqT9NQpZ0

('A`)「ああ、パン焼くあれだろ? あれが火でも噴いたのか?」

( ^ω^)「んじゃ次、片栗粉Xは?」

('A`)「常識だな」

( ^ω^)「お。あれって粉の配合バランス悪いと使ってるうちに原型崩れるお?」

('A`)「ああ。特にお前はいつも水分を余計に入れすぎるからな」

片栗粉Xをたしなむ者は誰もが、その「頑丈すぎず、もろすぎず」の黄金比を模索するものだ

( ^ω^)「そう、いつものように水を多く入れて、もろいXを生成してしまったブーンは……」

(;'A`)「まさか……トースターで外壁をっ!?」

( ^ω^)「あぶったお。焦がして固めようとしたを。さながら正月のオモチのように……」




( ^ω^)「で、あぶってる間におかず探してネットサーフィンしてたら、いつの間にか台所が燃えてたお」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:33:02.84 ID:iqT9NQpZ0

それ後ブーンは窓から家財道具を持って脱出したらしい。1階だからこそなせた避難方法だ

('A`)「いやお前、弁償しろよ」

( ^ω^)

('A`)「なにかしゃべれよ」

( ^ω^)

('A`)「だめだこいつ」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:37:41.39 ID:iqT9NQpZ0

もとよりブーンは貧乏学生だ
やつが持ち出した家財道具というのも、その辺に置かれているのを見ればパソコンと炊飯器と業務用片栗粉くらいだ

そもそも、このアパートの家賃は月5000円だ。住んでる住民の数も片手の指以下、うち一名は生きてるか死んでるか分からない大家だ
家財が大量にあるやつが住んでいるはずが――

('A`)「あっ」

( ^ω^)「どうしたお?」

('A`)「急にしゃべりだすなよ……。お前さ、この火事はもうジョルジュに伝えたか?」

( ^ω^)「あいつ発狂しちゃうお」

('A`)「だよな」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:44:16.00 ID:iqT9NQpZ0

ジョルジュとはこのアパートの201号室に住む学生である
しかし学生というのは仮の身分であり、大学にはまったく姿を現さない
何をしているのかと言えばバイトである。未明はコンビニで働いていたかと思えば、夜明けとともに工事現場に赴き、昼はピザを配達、夜になったらクラブの呼び込み

ここ最近は「ちょっくら新薬の治験ハシゴして100万くらい稼ぐわ!」と意気込んでいた


('A`)「あいつの部屋、何体くらいあったんだっけ?」

( ^ω^)「前に飲みに行ったときは、非バルーンタイプだけでも20体はあったお」

('A`)「空気抜いたのはいくらでもしまえるだろうから……うわあ……」

彼の趣味は、ダッチワイフの収集なのである

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:47:11.91 ID:iqT9NQpZ0

たかがダッチと侮るなかれ
縮まないタイプで、さらに間接稼働、その上軟質ゴムコーティングなどを施された逸品は生身の女に匹敵するくらいの気持ちよさだ
もちろんそんな最高級品は値も張る
定期的なメンテのための道具も必要になってくるだろう

ジョルジュの部屋は、家賃こそ5000円だが、家財も含めた資産総額はやばいことになっていただろう

('A`)「あいつ自殺しちゃうんじゃないかなあ……」

( ^ω^)「まだバイト中だからしばらくはかえってこないお、そのうちに逃げるお」

('A`)「お前……」

( ^ω^)「殺されかねんお」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:51:03.15 ID:iqT9NQpZ0

('A`)「ていうか、大家はどこいったの? お前弁償とか求められるんじゃないの?」

( ^ω^)「あの大家もとから死んでるって噂だったし、火葬されてるんじゃないかお?」

(;'A`)「いやいやいや! ちゃんと確認しとけよ!」

(:::^ω^)

(;'A`)「微妙に黒くなるなよ! なんかこええよ!」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:55:33.74 ID:iqT9NQpZ0

「あっれー? お前ら何してんのwwwwww?」

と、その時。路地の向こう側から大きく手を振りながら近づいてくる人影があった
それがだれか気付いた瞬間、俺は猛烈に逃げ出したくなった

  _
( ゚∀゚) ノシ「今日バイト休みになったわwwwwwでもちゃんと給料でるってwwwやりいwwww」
  _
( ゚∀゚) 「というわけで今から充実のセックス(ただしダッチと)するわwwwwwww」
  _
( ゚∀゚) 「ほらwww新品のローションも買ってきた……し……?」


竜頭蛇尾。そんな言葉がぴったりな感じで、ジョルジュのセリフは陽気さを失った
無理もない。ここまで近づけば否応なく視界に入ってくる
ほとんど炭クズと化した我らがアパートが

  _
( ゚∀゚) 「えっと、これ、ドッキリ?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 05:59:22.09 ID:iqT9NQpZ0

('A`)「えっとねジョルジュ、これは、そう、全部こいつが」

( ^ω^)「ドッキリだお」
  _
( ゚∀゚)「だ、だよなーwwwびっくりしちゃったじゃんwwww俺んちが燃えるとかないわーwww」
  _
( ゚∀゚)「超ドッキリしちゃったよwwwww手ぇ込みすぎwwwwwww」

( ^ω^)「HAHAHA」

恐ろしいほど冷静に主犯が嘘を吐く。もうこいつが大家のかわりに死ねばよかったのに

いや、大家が死んだとは限らないけどさ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:05:08.61 ID:iqT9NQpZ0

('A`)(お前、何ドッキリとか嘘ついてんの?)

「いやーすげー見事だー見事なドッキリだなー」となにやら現実逃避のように繰り返しているジョルジュを置いて、ひっそりとブーンに話しかける

( ^ω^)(嘘じゃないお。ドッキリと見せかけつつ現実っていう二段仕込みのドッキリだお)

('A`)(お前、どういう育ち方したらそんなねじ曲がるんだよ……)

俺が呆れているうちに、ブーンはそそくさとジョルジュの元に駆け寄っていった
  _
( ゚∀゚)「いっやーwwwすげーwww」

( ^ω^)「ジョルジュ、ジョルジュ。ドッキリしていただけたかお?」
  _
( ゚∀゚)「おうwwwwここまでドッキリしたのは高2の修学旅行で覗きがばれたとき以来だわwwww」

( ^ω^)「それはよかったお。で、急な話だけどブーンは今から九州の実家に帰省するお」




( ^ω^)「アディオス!」


そう言ってブーンはジョルジュを俺の方にドンと突き飛ばし、両手を広げて駅の方に走り去って行った

パソコンと炊飯器を両手につかんだまま

片栗粉は置き去りにして

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:10:22.22 ID:iqT9NQpZ0
  _
( ゚∀゚)「?」

尻もちをつきながら、いまだに状況を理解できていない様子のジョルジュ
いや、もしかすると脳みそが理解するのを拒否しているのかもしれない

このまま俺もここを逃げるのは簡単なことに思えた

しかし思い直す

('A`)(俺は悪くない俺は悪くない俺は悪くない)

悪いのはブーンだ。100%。全面的に。どう見ても

('A`)「ジョルジュ……これ、ドッキリなんだ」
  _
( ゚∀゚)「うんwwww分かってるってwww超ドッキリしたってwwwで、俺のダッチちゃんたちはどこwwww」

('A`)「現実という名の、ドッキリなんだ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:13:57.41 ID:iqT9NQpZ0
  _
( ゚∀゚)「げん……じつ……?」

('A`)「お前にはつらいかもしれない。だけど今から説明する、このアパートで、何があったのかを」

そうして俺は話した
ブーンのやつがオナライフに夢中で火元の注意を怠ったこと。その火がアパートを焼きつくしたこと。大家が生死不明なこと

説明してる最中に瓦礫の下から大家が無傷ではい出して来たから最後のは撤回された

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:18:42.76 ID:iqT9NQpZ0
  _
( ゚∀゚)「え? じゃあ俺のダッチちゃんたちは?」

('A`)「残念ですが……お亡くなりになられました」

言いつつ、俺は一歩下がった。半狂乱になって殴りかかってくるかもしれないと思ったからだ
大家は路上で昼寝を始めていた

ジョルジュが俯き、小刻みに震え始める

  _
(  ∀ )「死んだ……? あいつらが……死んだ……?」

('A`)「正確には元から生きてなかったけどNE☆」

さらに一歩下がる。大家がいびきを立て始める。ジョルジュの震えが止まる。逃げ出すため、足に力を込める

ジョルジュが顔を上げた
  _
( ;∀;)

泣いていた
それはもう、ボロボロと勢いよく


20過ぎた男のガチ泣きを、俺は初めて見た

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:23:18.02 ID:iqT9NQpZ0

大事な物を壊された人間は、まず怒るという
大事な人を失った人間は、まず悲しむという

ジョルジュにとってダッチはすでに所有物の範疇を超えていたらしい

('A`)「その……何だ、元気だせよ……。また買えばいいじゃん、な?」
  _
( ;∀;) 「よーこぉ……ひろみぃ……ありす……」

女性名をしきりに呟いている。人形に自分に付けた名前だろうか、それとも商品名なのだろうか
性製品はせいぜいTENGAくらいしか使わない俺には分からない世界の話だ

やがて消防車が到着し、燻ぶるアパートの消化活動を始めた
大家が水浸しになっていた

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:32:45.07 ID:iqT9NQpZ0

ジョルジュはさんさんと泣いており、とりあえずは無害なようだった
暴力沙汰を回避できてひとまずは落ち着いたが、冷静になると俺自身もそうとうにやばい状態だと気づいてきた

('A`)「俺、明日からどこ住むの?」

これは非常にまずい
ブーンは実家に帰ると言っていたが、俺の場合はそうもいかない
家族円満なブーンと違ってこっちはいろいろと複雑な家庭事情があるのだ

まず第一に、三人もいる弟が揃いもそろってイケメンリア充だということ
これはよくない。家にいるだけでSAN値が急上昇していく。誰かしらの部屋から常にギシアンの音が響いている

第二。割と最近、親父がホモであることを告白した
はっきり言って気まずい。そもそもそうなると俺は誰の子なの? 友達のオジさんはホモダチだったの?


そのほかもろもろ

とにかくあの家には帰りたくない

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:38:07.42 ID:iqT9NQpZ0
  _
( ;∀;)「どぐぉぉ……俺、おれぇ……どうずれば……」

('A`)「知るか。俺が聞きたいわ」
  _
( ;∀;)「おはか……そうだ、みんなのおはかをつくらなきゃ……」

驚いた。なんとこいつ、ダッチの墓を建造する気らしい。ラオウの葬式じゃないんだぞ

('A`)「買いなおした方がはやいんじゃね?」
  _
( ;∀;)「花崗岩……金箔……」

俺の突っ込みもむなしく、ジョルジュはどこか遠いところにイってしまれたようだった
そういえばこいつ、夏のバイトは治験だったな。病院のベッドで寝泊まりできるなら、まあ困らないだろう

俺も治験受けようかな

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:44:07.15 ID:iqT9NQpZ0

そうして俺は炭クズとなったアパートを後にした

手持ちの品はごくわずかだ
文房具の詰まった肩掛けバッグ。二千円の入った財布と携帯。預金ほぼゼロのキャッシュカード。ポケットティッシュ。交通安全のお守り

('A`)「寝泊まりできるところ……探さないとな」

二千円ではネカフェすら厳しい
なるべくタダで、住み込みのバイトが見つかるまでの間しのげるところを――

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:48:24.64 ID:iqT9NQpZ0

自然と足が向いたのは大学だった
夏休みに入っても人の出入りは多く、屋内は空調も効いている
学食に行けばお茶だけはタダで飲める

('A`)「そしてこの広さ……! どこかで寝泊まりくらいできるはず……!」

理系の学生が研究室で徹夜するなどはよくある話だ
文系二年の俺にはやや厳しいが、それでもどこかに忍び込めるかもしれない

警備員の目さえ盗めばこっちのものだ

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:52:46.71 ID:iqT9NQpZ0

まず向かったのは図書館だった
地下も含めて三階建ての巨大建築物。昼寝もできるふかふかのソファーを完備
学内に住むならここしかない、と初めから決めていた

閉館時刻まであと五時間近くはある

('A`)「……まずは、こっそり出入りできる道を探さないとな」

入場にはゲートパス、つまりは学生証が必要となる
これを普通に使ってもよいが、そうなると「入った人数」と「出た人数」が釣り合わないことが受付にばれてしまう
それは望ましくない

('A`)「あ、そうだ。窓から出入りすりゃいいじゃん」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 06:56:58.27 ID:iqT9NQpZ0

簡単なことだった。まず、正規のやり方で一階のトイレに入り、窓を開ける
そして正規のやり方で外に出て、窓から侵入すればよいのだ

('A`)「よし、格子はないな。助かった」

呆れるほどあっさりと侵入に成功。何かみなぎってくるものを感じ、気づけば少し勃起していた。いかんいかん
少しのどが渇いたので便所の蛇口で水を飲む

幸い、便所から出ても誰も俺を怪しむことはなかった

('A`)(後は……警備員から隠れるポイント探しか)

当座の問題はそれだけだ。飯はまだ二千円残っているし、スーパーの試食コーナーという最終手段もある
風呂は体育館のシャワーでも使えばよい

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 07:02:09.93 ID:iqT9NQpZ0

便所はだめだ。一見目立たなそうだが、袋小路だ。もっと広くて身の隠せる場所

('A`)(地下書庫か……?)

ひとまず、エレベーターで下に降りてみた
洋書や古書がぎっしりと詰まった本棚がびっしりと並んでいる
あまりにも専門的な本ばかりが揃っているため、人はほとんどこない。すごく真面目な生徒が1人か2人……といったところだ

書庫の奥へ進むと、床に小さな蓋がついていた

('A`)(床下への通路、か?)

見てみる価値はあると思った。蓋に手をかける。鍵はついていないようだ



( ^ω^)「……お」


なんと、蓋の下のスペースで、ブーンがカップ麺とおにぎりを食っていた

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 07:05:20.41 ID:iqT9NQpZ0

いわゆる、床下物置というやつらしい
昔は掃除道具やら破損した本やらを置いていたのだが、今では別に場所ができ、ここは廃棄された、と

白熱電球一つだけが部屋の明かりだ

('A`)「で、お前の実家も燃えてたわけ?」

( ^ω^)「シンクロニシティってやつだお。うちの親父がまったく同じことをして家を焼いてたお」

('A`)「くそみたいな遺伝子だな」

( ^ω^)「ジョルジュは死んだかお?」

('A`)「いきなりそんなブラックな質問すんなよ……」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 07:10:25.67 ID:iqT9NQpZ0

('A`)「生きてるよ。生きて、ダッチの墓を造るって言ってた」

( ^ω^)「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

どうしてだろうか。俺もダッチの墓なんてバカらしいと思ってたのに、なんかこいつが笑うとむかつく

('A`)「まあいい……で、お前もここに住む気か?」

( ^ω^)「住み込みのバイトか何か見つかるまでは」

('A`)「電気通ってるのは助かるな……お前の持ってた炊飯器も意外に使えそうだし」

( ^ω^)「農学部からコメかっぱらってくるお」

('A`)「そういえば遺伝子超組み換え米を実験配布してたな」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 07:14:03.04 ID:iqT9NQpZ0

( ^ω^)「とりあえず水と米は大学で補給可能だお。あとネットも繋がるお」

('A`)「意外といい生活できそうだな……、ただこの空間に二人だとちょっと狭いな」

( ^ω^)「贅沢言うなお。誰のせいでこうなったと思ってるんだお」

('A`)「え? お前だよね?」

( ^ω^)「ブーンの空間に後からドクオが入ってきたって意味だお」

('A`)「釈然としねえ」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/23(日) 07:17:27.17 ID:iqT9NQpZ0

('A`)「しかし米は小分けにしないとバレるな……俺のカバン使って運ぶか。ビニール袋にでも詰めて」

( ^ω^)「じゃあ晩飯の米取ってきてくれお。ついでに学食のテーブルから塩としょうゆもちょっと頼むお」

('A`)「がめついなお前……まあ行ってくるわ」

そう言い、地下倉庫へ通じるハシゴに手をかけた瞬間、上の入口が急に開いた
  _
(ヽ゚∀゚) 「……ぉぅ」

死人のようにやつれたジョルジュがそこにはいた

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/24(月) 23:31:31.44 ID:LUwjqkkh0
>>160じゃないけど書いてみてもいい?

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/24(月) 23:51:12.28 ID:LUwjqkkh0
夏期休暇。なんと甘美な響きだろう。
だが、現実はそう甘くはなかった。

( ^ω^)「まさか片栗粉Xがこんな事になろうとは……」

目の前では自分の家が燃えている。凄まじい火の勢いだ。
水分が多い片栗粉Xをトーストで炙っていたのが原因だ。
炙っている間にネットでオカズを探していたら台所が燃えていた。
我ながら阿呆だ。
だが、一階に住んでいた事が幸いし、窓からある程度の物は運びだせた。

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/24(月) 23:58:48.10 ID:LUwjqkkh0
取り敢えずコーラを飲んで落ち着いていたらドクオがやってきた。
彼は同学年の生徒だ、相変わらず目が死んでいる。

(;'A`)「……え?」

(;'A`)「……って消防車! 消防車!」

(;'A`)「……あれ?救急車と消防車は同じだったっけ?」

( ^ω^)ノシ「あー、ドクオかお。もう消防車は呼んだお、安心するお」

もの凄くテンパっていて見ていて面白い。
ドクオの視線が手に持つコーラに注がれる。
こんな状況で何を呑気に飲んでいるんだ、と言った所だろうか。

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:03:16.51 ID:T8wSyGKy0
(;'A`)「あ……呼んだんだ。ってかお前、ずいぶん落ち着いてるけど私物とか大丈夫なのか……?」

心配してくれているのか?
だが、ここで自分が出火の原因だと知ったらどうなるのだろう。

( ^ω^)「ああ、最低限のモンはもちだしたお。なんせ出火元はうちの部屋だったし、すぐ気付いたお」

(;'A`)「ああ、羨ましいな……って? お前ん部屋!? なんだよ! なんで燃えたんだよ!」

( ^ω^)「いや、ちょっと……」

(;'A`)「ちょっとじゃねえよ! 俺の部屋まで燃えてんだぞ!」

これは言っても大丈夫だろうか。言ったら大変な事になる気がする。

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:07:57.99 ID:T8wSyGKy0
( ^ω^)「分かったお……でも、一つ誓うお」

保険は掛けておくに越したことはない。

('A`)「なにをだ」

( ^ω^)「決して怒らないと」

('A`)「そりゃ聞いてみないと判断できん」

( ^ω^)「じゃあ、怒ってもいいから損害賠償とかを一切請求しないと」

('A`)「もうその時点でお前に責任があるってこと暴露してるよな? いいからもう吐けよ」

( ^ω^)「……トースターってあるお?」

気分はさながら取調室で敏腕刑事に取り調べされている容疑者だ。

つまんなかったら死ね、って言って下しあそっちの方が楽です。

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:14:11.97 ID:T8wSyGKy0
('A`)「ああ、パン焼くあれだろ? あれが火でも噴いたのか?」

( ^ω^)「んじゃ次、片栗粉Xは?」

('A`)「常識だな」

( ^ω^)「お。あれって粉の配合バランス悪いと使ってるうちに原型崩れるお?」

('A`)「ああ。特にお前はいつも水分を余計に入れすぎるからな」

そう、片栗粉Xを嗜む者ならば誰だって黄金比を探すはずだ。

( ^ω^)「そう、いつものように水を多く入れて、もろいXを生成してしまったブーンは……」

(;'A`)「まさか……トースターで外壁をっ!?」

( ^ω^)「あぶったお。焦がして固めようしたお。さながら正月のオモチのように……」



( ^ω^)「で、あぶってる間におかず探してネットサーフィンしてたら、いつの間にか台所が燃えてたお」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:19:47.52 ID:T8wSyGKy0
その後窓から家財道具を持って脱出した事も伝えた。

('A`)「いやお前、弁償しろよ」

まあ、普通そうなりますよねー。これは反応したら負けだな。
……よし、無視を貫こう。

('A`)「なにかしゃべれよ」

それでも無視。

('A`)「だめだこいつ」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:24:17.50 ID:T8wSyGKy0
('A`)「あっ」

どうやら、このアパートに住んでいる一人の男の事を思い出したらしい。

( ^ω^)「どうしたお?」

('A`)「急にしゃべりだすなよ……。お前さ、この火事はもうジョルジュに伝えたか?」

やはり、か。まあ、伝えたら多分……

( ^ω^)「あいつ発狂しちゃうお」

('A`)「だよな」



>>1が戻ってきても良いように一応ブーン視点から書いてます。

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:31:01.19 ID:T8wSyGKy0
ドクオが言っているジョルジュとは201号室に住む学生だ。
だが大学には滅多に姿を見せず、バイトばかりしている。
コンビニ、工事、クラブの呼び込み等々。
最近では「ちょっくら新薬の治験ハシゴして100万くら稼ぐわ!」と意気込んでいた。

('A`)「あいつの部屋、何体くらいあったんだっけ?」

( ^ω^)「前に飲みに行ったときは、非バルーンタイプだけでも20体はあったお」

('A`)「空気抜いたのはいくらでもしまえるだろうから……うわあ……」

そう、彼の趣味は性具の一種であるダッチワイフの収集だ。

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:33:45.91 ID:T8wSyGKy0
ダッチワイフに偏見を持ってはいけない。
縮まないタイプで、さらに間接稼働、その上軟質ゴムコーティングなどを施された逸品は生身の女に匹敵するくらいの気持ちよさだ。
と彼は語っていた。
もちろんそんな最高級品は値も張るはずだ。
定期的なメンテのための道具も必要になってくるだろう。
つまり、彼の部屋は家賃こそ5000円だが、家財も含めた資産総額はやばいことになっていただろう。

('A`)「あいつ自殺しちゃうんじゃないかなあ……」

( ^ω^)「まだバイト中だからしばらくはかえってこないお、そのうちに逃げるお」

('A`)「お前……」

( ^ω^)「殺されかねんお」

>>185,187
ごめん。

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:36:11.62 ID:T8wSyGKy0
('A`)「ていうか、大家はどこいったの? お前弁償とか求められるんじゃないの?」

( ^ω^)「あの大家もとから死んでるって噂だったし、火葬されてるんじゃないかお?」

(;'A`)「いやいやいや! ちゃんと確認しとけよ!」

(:::^ω^)

(;'A`)「微妙に黒くなるなよ! なんかこええよ!」

大丈夫だ、問題無い。と言いたい所だ。

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:40:18.85 ID:T8wSyGKy0
「あっれー? お前ら何してんのwwwwww?」

その瞬間、最も聞きたくない声が聞こえてきた。
声の主は路地の向こう側から手を振りながら近付いてきた。

  _
( ゚∀゚) ノシ「今日バイト休みになったわwwwwwでもちゃんと給料でるってwwwやりいwwww」
  _
( ゚∀゚) 「というわけで今から充実のセックス(ただしダッチと)するわwwwwwww」
  _
( ゚∀゚) 「ほらwww新品のローションも買ってきた……し……?」

言葉を失うジョルジュ。
最もだ。ここまで近付けばダッチワイフ達が居た、燃え尽きた家が視界に入ってくるのだから。

  _
( ゚∀゚) 「えっと、これ、ドッキリ?」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:41:54.41 ID:T8wSyGKy0
('A`)「えっとねジョルジュ、これは、そう、全部こいつが」

( ^ω^)「ドッキリだお」
  _
( ゚∀゚)「だ、だよなーwwwびっくりしちゃったじゃんwwww俺んちが燃えるとかないわーwww」
  _
( ゚∀゚)「超ドッキリしちゃったよwwwww手ぇ込みすぎwwwwwww」

( ^ω^)「HAHAHA」

心臓がドキドキしている。
恋する乙女にも、フルマラソンを終えたピザにも今の自分の脈拍数は負けないだろう。

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:52:16.27 ID:T8wSyGKy0
('A`)(お前、何ドッキリとか嘘ついてんの?)

「いやーすげー見事だー見事なドッキリだなー」となにやら現実逃避しているジョルジュをスルーしドクオが話し掛けてくる。

( ^ω^)(嘘じゃないお。ドッキリと見せかけつつ現実っていう二段仕込みのドッキリだお)

('A`)(お前、どういう育ち方したらそんなねじ曲がるんだよ……)

ドクオが呆れているがお構いなしだ。
  _
( ゚∀゚)「いっやーwwwすげーwww」

( ^ω^)「ジョルジュ、ジョルジュ。ドッキリしていただけたかお?」
  _
( ゚∀゚)「おうwwwwここまでドッキリしたのは高2の修学旅行で覗きがばれたとき以来だわwwww」

( ^ω^)「それはよかったお。で、急な話だけどブーンは今から九州の実家に帰省するお」

数秒の間を置き、

( ^ω^)「アディオス!」

ジョルジュをドクオの方に突き飛ばし、駅の方へ全力疾走。
もちろんパソコンと炊飯器は手で掴んでだ。
え?肩がこった?風がうるさくて聞こえないよ。

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 00:57:38.66 ID:T8wSyGKy0
……取り敢えず駅まで来たものの、これからどうすれば良いのだろう。
もちろん急に九州の実家に帰省できる訳が無い。

( ^ω^)「そうだ。大学、行こう」

どこかのキャッチフレーズに有りそうな台詞を呟き、大学へ向かった。
交通手段は電車だったのだが、両手の荷物が原因だったのだろうか。
車内で幼女に白い目で見られた。
私を見ないで!

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:07:50.43 ID:T8wSyGKy0
大学に着いたものの、どこに隠れていれば良いのだろうか。
第一候補として上がったのが、地下書庫だった。
あそこは人が滅多に来ない、隠れるには打ってつけではないだろうか。

( ^ω^)「よし、行くかお」

……床に変な蓋が有る。
太っている自分でも入れそうな大きさだ。
鍵は付いていなかった。手をかけると簡単に開いた。
中は少し狭いが、生活できるスペースは有る。

(;^ω^)「少し埃っぽいお……」

贅沢は出来ない。実家に連絡を入れて、帰れるまでここに隠れていよう。



>>47の実家も燃えてたって設定見落としてました。
少し変えさせてもらいます。

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:12:00.16 ID:T8wSyGKy0
( ^ω^)ぐー

間の抜けた音が自分の腹から鳴った。
腹が減っては戦は出来ぬ。飯を買ってこよう。

一応の用心をしながら蓋を開け、購買に走った。
途中、腹がずっと鳴っていた。

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:22:53.18 ID:T8wSyGKy0
購買では、自分を魅了するたくさんの食料が並んでいた。
だが無駄遣いは出来ない。金は少ししか持っていないのだ。

迷いに迷った末、メニューはカップラーメンとおにぎりになった。

( ^ω^)「我慢我慢だお……」

( ^ω^)「そういえばドクオ達は……」

早く飯を食べる為に小走りで地下書庫に向かった。
途中、嫌な考えが頭を過ったが、必死にその考えを振り払った。
ドクオ達もドクオ達で頑張っているだろう。

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:25:10.64 ID:T8wSyGKy0
地下書庫で一人寂しく飯を食べているといきなり蓋が開いた。

( ^ω^)「……お」

蓋を開いたのは、ジョルジュを押し付けたドクオだった。

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:30:39.95 ID:T8wSyGKy0
('A`)「で、お前は何でここにいるんだ?」

( ^ω^)「地下書庫で隠れようと思ってたら運良くここを見付けたんだお。」

( ^ω^)「実家に連絡が付いたらここを出るつもりだお」

('A`)「まさかお前と考えが被るとはな」

( ^ω^)「ジョルジュは死んだかお?」

('A`)「いきなりそんなブラックな質問すんなよ……」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:35:24.56 ID:T8wSyGKy0
('A`)「生きてるよ。生きて、ダッチの墓を造るって言ってた」

( ^ω^)「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

笑い死ぬかと思った。
だが何故かドクオが少し怒っている。

( ^ω^)「ドクオもここに住むつもりかお?」

('A`)「住み込みのバイトとかが見つかるまではそうさせてもらうわ」

('A`)「それにしても電気通ってるのは助かるな……お前の持ってた炊飯器も意外に使えそうだし」

( ^ω^)「農学部からコメかっぱらってくるお」

('A`)「そういえば遺伝子超組み換え米を実験配布してたな」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:41:29.33 ID:T8wSyGKy0
( ^ω^)「とりあえず水と米は大学で補給可能だお。あとネットも繋がるお」

('A`)「意外といい生活できそうだな……、ただこの空間に二人だとちょっと狭いな」

( ^ω^)「贅沢言うなお。誰のせいでこうなったと思ってるんだお」

('A`)「え? お前だよね?」

( ^ω^)「ブーンの空間に後からドクオが入ってきたって意味だお」

('A`)「釈然としねえ」

ドクオは頭のネジが何本か緩んでいるんだと思う。
こんな事は小学生でも分かるはずだ。



人居ますかね('A`)

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:45:22.45 ID:T8wSyGKy0
('A`)「しかし米は小分けにしないとバレるな……俺のカバン使って運ぶか。ビニール袋にでも詰めて」

( ^ω^)「じゃあ晩飯の米取ってきてくれお。ついでに学食のテーブルから塩としょうゆもちょっと頼むお」

('A`)「がめついなお前……まあ行ってくるわ」

ドクオが梯子に手を掛けた瞬間、蓋が開く。
さっきもこんな事が有ったよ……
  _
(ヽ゚∀゚) 「……ぉぅ」

蓋から顔を覗かせたジョルジュは死人の様にやつれていた。
……流石にすまないことをしたと思った。



居ましたかすいません。

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:53:18.31 ID:T8wSyGKy0
('A`)「ジョルジュ……、墓は作り終わったのか?」

(;^ω^)「ジョ、ジョ、ジョルジュジュ、ほほほ本当にすすまなかったお」
  _
(ヽ゚∀゚)「ああ、もう良いんだ」

(;^ω^)「とととてもそそそんな風には見えないお」

ブーンでも流石にこれは謝るか。
そうだ、家が燃えて無くなった今、ジョルジュはどこに泊まるんだろうか。

('A`)「なあ、ジョルジュ。お前はどこか泊まる所が有るのか?」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 01:57:30.98 ID:T8wSyGKy0
  _
(ヽ゚∀゚)「……いや、無い。だからこうして大学に忍び込んだんだ」

( ^ω^)「……忍び込んだ?」
  _
(ヽ゚∀゚)('A`)「え?」

( ^ω^)「どうしたんだお?」

こいつ……まさか……

('A`)「お前……ゲートからそのまま入ってきたのか?」



本番とか無いです><
>>1の方が面白かったよばーかって人はスレを閉じて下さい。
お願いします。

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:05:03.59 ID:T8wSyGKy0
( ^ω^)「? それ以外に何が有るって言うんだお?」

('A`)「馬鹿お前、それだと入った数と出た数が合わなくなるだろ」

('A`)「そうすると校内を隈無く探してお前を見付ける筈だ」

('A`)「お前が見つかったら一緒に居る俺たちも見つかっちまうだろ」

( ^ω^)「……なるほど……思いもつかなかったお」
  _
( ゚∀゚) 「とりあえずブーンは一回出てけ。俺らが一回のトイレの窓を開けておくからそっからもう一度入れ」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:13:43.37 ID:T8wSyGKy0
(;^ω^)「……分かったお」

俺は慌てて走り去ったブーンを一瞥し、ジョルジュに向き合う。

('A`)「……ジョルジュ、行くか」
  _
( ゚∀゚) 「……そうだな」

そういえばコイツはブーンを許しているのだろうか?
ジョルジュの生き甲斐とも言えるダッチを家もろとも燃やしてしまった訳だし……。

('A`)「ジョルジュ、お前はブーンを許しているのか?」
  _
( ゚∀゚) 「少しな」

どうやら大丈夫みたいだ。良かったな、ブーン。

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:20:38.56 ID:T8wSyGKy0
(;^ω^)「ドクオー、ジョルジュー、開けておー」

ブーンは思ったよりも速く外に回っていた。

('A`)「すまんすまん、今開けるぞ」
  _
( ゚∀゚) 「ほら」

(;^ω^)「お、ありがとうだお、ジョルジュ」

ジョルジュはブーンに手を貸していた。
ブーンはそれに掴まり窓に昇る……が、上手く昇れない。
結局俺も手を貸す事になった。

('A`)「ブーン、お前運動してなさすぎだろ」

(;^ω^)「うぅ……すまんお、ドクオ、ジョルジュ」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:40:43.35 ID:T8wSyGKy0
(;^ω^)「と、とりあえず地下に戻るお」

('A`)「ああ、賛成だ」
  _
( ゚∀゚) 「ところで一つ聞きたいんだが」

( ^ω^)「何だお?」
  _
( ゚∀゚) 「食料はどうするんだ?」

('A`)「ああ。それをブーンと話してた時にお前が来たんだ」

('A`)「農学部の米を奪ってブーンの持ってきた炊飯器で炊く、完璧だろ?」
  _
( ゚∀゚) 「なるほど。これで衣住食の内、二つは大丈夫だな」



ところで非常に眠いのですが寝ても宜しいでしょうか。

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 02:58:14.68 ID:T8wSyGKy0
( ^ω^)「衣住食ってなんだおwww」

('A`)「……そうだな、衣の方はどうするか。洗濯したら服が無くなるぜ」

('A`)「かと言ってもずっと同じ服だとバイトに受からない」
  _
( ゚∀゚) 「ああ、一人一セットは買う必要が有るな」

(;^ω^)「いや、ちょっと無視するなお」

それはお前もしていただろ、と心の中で突っ込む。
だがその時、俺はある事に気付く。
  _
( ゚∀゚) ('A`)ぐー

ブーンは飯を食べていたから良いが、俺とジョルジュは何も食べていなかった事に。



またまたご冗談を休みなさい。もし残ってたら明日の夕方に書きます。
処女作なのにこんなに支援が貰えて嬉しかたでつ^q^

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 16:13:49.95 ID:JgS0IIJW0
( ^ω^)「農学部行って米かっぱらってこようず」

('A`)「ついでに塩と醤油だったか? 流石に俺も米だけは寂しいな」
  _
( ゚∀゚) 「服を買うのは飯を喰ってからでも良いか」

農学部に向かっている最中、昔読んだ本を思い出していた。
その本には、米を噛み続けていれば「味の向こう側」なる物に到達すると。
……真偽は分からないが、もし本当なら儲け物だな。
後で二人に話してみるか。

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 16:27:45.48 ID:JgS0IIJW0
('A`)「塩と醤油、塩と醤油……」

ブーンとジョルジュに米を任せ、俺は調味料を取りにきた訳だが……
人が意外にも多くてさり気なく取る事が非常に難しい。
さてどうしたものか……。

(;^ω^)「おーい、ドクオー、米調達したおー」

('A`)「今だっ!」

ブーン達が予想以上に早く米の調達を終えてきてくれたので助かった。
皆の目がブーンに向いている隙に調味料を鞄に放り込む。

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/25(火) 16:45:09.65 ID:JgS0IIJW0
('A`)「ブーン、助かった」

( ^ω^)「? 何がだお?ww」

素だったのか。まあブーンならあり得る。
  _
( ゚∀゚) 「それよりも見てくれよ、この米の量」

('A`)「うおっ、これは凄いな」

ジョルジュが持っている袋の中には米が大量に入っていた。
この三人でも一ヶ月はもつだろう。

( ^ω^)「ブーンは頑張ったんだから二分の一くらいは食べてもいいお」

調子に乗っているブーンにヘッドロックを掛ける。
が、直ぐにタップをしてきたので解放してやった。

('A`)「お前が食べて良いのは百分の一だ! 少しはダイエットをしろ!」

(;^ω^)「ちょ、すまんかったおww」

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