mesimarja
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「ひみつ」のようです
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:01:46.70 ID:noFvZVBw0


世の中にはまったく何をしてもどこかしら失敗してしまう、可哀想な人種が居る。
ただのさぼり癖ならまだ救われたのに、本人には全くそのつもりがなく、
一生懸命やってもどこかで失態を犯すのだから、救われない。

見ている側に良心があれば、哀れみを覚えるのはまず間違いないことで、
そして、そういう可哀想な人種はその哀れみに寄生して生きていくしか道がない。

さらに哀れなことには、そういった人種もまた良心を持ちあわせていて、
自分が誰かの優しさに寄生してやっと生きているのだという事実に気づいている。
だから、罪悪感を抱き続ける。



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:04:01.81 ID:noFvZVBw0


罪悪感から、いつのまにやら、ごめんなさいが口癖になっていく。
なんにしろ、とりあえず謝る。お礼を言われたときさえ、何故か申し訳なくなる。

ちなみに、そのごめんなさい、のあとには
(こんな僕ですみません)、とか(こんな僕にすみません)とか、
酷いときには(産まれてきてすみません)が省略されている。

実のところ、省略している内はまだマシなほうで、
中でもいっとう哀れな人種はそれまで口に出してしまう。

すると、そうでない、やさしい方の人種はますます哀れみをもつ。
健全でまっとうな人種は、見下して優越感を得る。

なぜだかわからないけど、哀れな人種は感受性が豊かなことが多く、
見下されていることを敏感に感じ取り、ますます劣等感にまみれていく。

自分でつくった劣等感のプールに、溺れて死ぬつもりでいるのだ。
底が浅いばかりに、それは叶わないのだけど。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:05:58.44 ID:noFvZVBw0











「ひみつ」のようです











16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:08:44.84 ID:noFvZVBw0

(゚、゚トソン「兄者さま、支度はすみまして?もう時間ですよ」

( ´_ゝ`)「出たいのはやまやまなんだ、けど……あの、財布が見つからないんだ」

(゚、゚トソン「あらあら、またですか?」

(;´_ゝ`)「ご、ごめん、でも見つからなくて、」

(゚、゚トソン「ほら、ここにありましたよ。兄者さまはこの家を継がれるお方なのですから、
     いつまでもこのようなままでは困ります。」

(;´_ゝ`)「ごめん…」

(゚、゚トソン「謝らないで。兄者さまに足りないものは、何よりも自信ですわ。
     ささ、遅れてしまいます」

( ´_ゝ`)「……うん」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:10:32.18 ID:noFvZVBw0

僕の家は、おおきい。
友達の言葉を借りれば、”時代錯誤”か”国を間違えている”くらいおおきい。

この家のことを知ったひとからは必ず、羨ましいとか、そういうことを言われる。
そう言われたとき、僕は少し困ってしまう。
僕の正直な意見、すなわち、僕がこのおおきな家が大嫌いという意見は、
多くのひとが、自慢してるとか傲慢だとか思うものらしいから。

でも、僕は嘘をつくこともできなくて。
友達からは、冗談っぽく金持ちぶってみたらいいよと言われるけど、
そういうのは、僕の一番苦手とするところだった。
傲慢だと思われないように口をつぐんで、せめて、困ったように笑うので精一杯。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:12:05.56 ID:noFvZVBw0

僕の母はいまどき珍しく、自宅出産を望んだらしい。
僕はこの家で、産婆さんに取り上げられて産まれた。
だからこの家は文字通り、”僕の産まれ育った家”だ。

でもやっぱり僕は、この産まれ育ったおおきな家が、大っきらいだ。
それと同じくらい、この家も僕が嫌いなんだと思う。

産まれたときから知っている筈なのに、いつでも知らない場所のように僕を責める。
家が僕を認めてないんだろう、と密かに思う。
こんな奴にこの家は継がせないぞ、と言われている気がする。
僕だって継ぎたくないよ。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:15:02.27 ID:noFvZVBw0

(゚、゚トソン「ねえ、兄者さま」

( ´_ゝ`)「なに?」

(゚、゚トソン「学校で、嫌なことがあるのですか?」

( ´_ゝ`)「別に、無いよ」

(゚、゚トソン「……なら」

(゚、゚トソン「なら、何故、毎朝物を隠してしまわれるのです?」

( ´_ゝ`)「神かくし、だよ」

(゚、゚トソン「兄者さま!」

( ´_ゝ`)「……行ってきます」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:19:44.93 ID:noFvZVBw0

実際、学校で特に嫌な目にあっていない。

友達は少ないけれど、みんな凄くいい人達で、僕には勿体無いくらいだし、
クラスだって、和気あいあいとしてるわけではないにしろ、
学級崩壊を起こしているわけでもないし、いわゆる普通のクラスで。
別に、誰かが僕に危害を加えてくるわけじゃなかった。

だけど、それが一番の問題なんだよ、とはとても言えない。
だから僕は毎日、物を隠すんだよ、とは。

見つかりませんようにと祈りながら。
だけど本当に見つからないところに隠す勇気もなく。

( ・∀・)「難しい顔してるな」

( ´_ゝ`)「わっ」

( ・∀・)「どうした、またいつものひきこもりニート症候群か?」

( ´_ゝ`)「だ、大丈夫だよ、ごめん、迎えに来て貰ってるのに」

( ・∀・)「謝るなって、幼なじみだろー。」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:22:47.79 ID:noFvZVBw0

( ・∀・)「あー、肌寒くなってきたなあ。つまり、彼女ほしい」

(;´_ゝ`)「つまり、なんだ…」

( ・∀・)「当たり前だろ!お前はいいよなあ、クーちゃんが居てよ!」

門良は、僕の幼なじみだ。
親同士が仲がよくて、小さい頃からよく遊んでもらっている。
彼にとってはともかく、僕にとっては一番仲がいい友達で、
僕がいう”友達”はだいたい彼のことを指している。

彼を一言で現すと、「凄い」だ。
家柄も、頭のよさも、運動神経の良さも、全部凄い。
僕は見慣れたからよくわからないけど(と言ったら怒られた)、顔も格好いい。

生まれ持ったもの、努力によるもの、そのどちらも凄いとしかいいようがない。
でも、そのなかでも一番凄いのは、これだけ揃っていても
門良がちっとも嫌味じゃないところだった。

そんな門良に彼女が出来ないはずがない。
なのにこんなことを言っているのは、家が凄く厳しいからだ。
異性関係は勿論、交友関係すら、親の監視下にあるという。

僕は、この点に関してだけは、自分の家柄に感謝していた。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:24:30.77 ID:noFvZVBw0


( ・∀・)「なんだよ、俺の顔に何かついてるのか?」

( ´_ゝ`)「いや。僕、あの家に産まれて、嫌だけど、
      でも、門良と友達になれたから、そこだけはよかったと思って」

僕には、なんの才能もないから。
どれだけ探してみても、門良の親が満足するものは持ちあわせていない。
頭もよくない。運動も特に出来るわけでもない。
この、流石家の息子というブランドがなければ、
門良の友達には間違いなくなれなかったと思う。

(*・∀・)ノシ「はああ?!お前なんだよ!さわやか三組かよ!いい加減にしろよ!」

(;´_ゝ`)「い、痛い」

( ・∀・)「はー、しかし今時女子はそういう日本男児あるまじき
      小っ恥ずかしい台詞を言う覚悟がないと捕まらないのかねー
      やっぱ今のトレンドは草食系か?ちっくしょー!」

(;´_ゝ`)「く、クーは今時女子じゃないと思うんだけど…」

( ・∀・)「はいはいノロケノロケ。あーもてない男は辛いぜー」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:28:05.33 ID:noFvZVBw0

こんなことを門良が言う度に、否定しようと思うのだけど、
ずっとずっと大好きだった子と引き離されたときのことを僕は知っていて、
否定しようとすると、そのときの門良の表情とか声を思い出してしまって、
なんだか何も言えなくなってしまう。

ちっとも似てないのに、あのときと今が重なってしまって、
こっちが心苦しくなる。だから、いつものように困ったように笑うと、
門良も少し眉尻を下げる。

( ・∀・)「ありがとな」

門良はよくお礼を言う。僕とは正反対だ。
お礼をいうことは凄くいいことだと思うけど、
それが僕に向けられると、とたんに心苦しくなる。
凄くいいやつでたくさん苦労もしている門良が、
こんな僕にお礼を言うという事実が、苦しくて、申し訳ない。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:31:27.75 ID:noFvZVBw0

( ´_ゝ`)「えっと……ごめん」

∑(;・∀・)「何がだよ!」

(;´_ゝ`)「わかんないけど」

( ・∀・)「お前はそればっかだな」

( ´_ゝ`)「ごめん」

( ・∀・)「ほら、やっぱり」

もう一回謝ろうとしたら、言う前に小突かれた。

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:35:15.37 ID:noFvZVBw0


( ・∀・)「お、クーちゃんお早う。今日も可愛いね」

川 ゚ -゚) 「お早う、あさっぱらから世辞をどうも。
      兄者もお早う、今日もちゃんと二本足で歩いててえらいぞ」

( ´_ゝ`)「お早う、クー。なんか凄く馬鹿にされてる気がするんだけど気のせいかな?」

( ・∀・)「気のせいだと思えるならお前は世界一の幸せ者だと思うぜ」

クーというのはあだ名で、本当の彼女の名前は空(そら)という。
このあだ名を、彼女自身はあまり気に入ってないらしい。

いかにもクールな彼女が「クー」というちょっと間の抜けた音の
あだ名で呼ばれているのがなんだか可愛くて、
嫌がっていることは承知の上でクーと呼んでいる。

クーは僕の彼女でもある、んだけど、
恋人よりも友達のほうが、僕らの関係をあらわすにはずっと適していると思う。
事実、僕らは恋人同士がすることを何一つとしてしていなかった。
好きだとか愛してるとかいう言葉を熱っぽく交わすこともなく、
キスはおろか、手を繋いだこともなかった。交換ノートは却下された。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:39:00.18 ID:noFvZVBw0


( ´_ゝ`)「あのさ、クー」

川 ゚ -゚) 「なんだ。日本語を喋れて偉いな」

( ´_ゝ`)「うん、ありがとう……馬鹿にしてない?」

( ・∀・)「そろそろ疑問が確信に変わってもいいと思うぞ」

( ´_ゝ`)「僕たちって、本当に、付き合ってるのかな?」

(;・∀・)「ぶっ」

川 ゚ -゚) 「付き合ってるに決まってるじゃないか」

(;・∀・)「痴話喧嘩するなら俺抜けたいんだけど」

川 ゚ -゚) 「馬鹿なことを言うな。私と兄者は喧嘩なんてしたことがないぞ。
      なぜなら、喧嘩は同じレベルの者同士でしか発生しないからだ。
      兄者、何故付き合ってない、と思うんだ」

( ´_ゝ`)「だって、交換ノートもしてないし……」

川 ゚ -゚) 「そんな気持ち悪い物するわけないだろう、小学生までにしておけ」

( ・∀・)「兄者が哀れになってきたわ俺…」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:42:02.57 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「兄者は私の彼氏だし、私は兄者の彼女だ。
     その根拠は、私は兄者に告白し、兄者はそれを受け入れたことだ。
     何か、問題があるか?」

( ´_ゝ`)「うーん、無い……」

川 ゚ -゚) 「ならよし。さあ学校へ急ごう、遅れるぞ」

( ・∀・)「兄者も苦労してるよなー。まあ、あんだけ可愛いと許しちゃうよな」

( ´_ゝ`)「別に顔は関係ないと思う……」

( ・∀・)「可愛いと思わないのか?」

( ´_ゝ`)「クーは可愛いけど、可愛いから許すんじゃ、ないよ」

( -∀-)「……俺、自分が恥ずかしくなるわもう」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:44:56.90 ID:noFvZVBw0


ぼんやりとノートを写していれば終わる授業と、
他愛もないことを喋って終わる休憩とを交互に繰り返して、
お昼を食べて、また授業をして……
毎日まいにち全部、違うことをしているのに、
一日が終わり振り返ってみれば他の364日と同じ「他愛も無い日」。

こういうことを、よく誰かが「つまらない」と言う。
「何かいいことないかな」「何か変わったこと起こらないかな」
特に不満もないのに、こんなことを言っているのを良く聞く。

僕には理解できなかった。変化することが怖い。
出来ることなら永遠にこの日々が続けばいいとさえ思っていた。
ゆっくりと流れる時間の中で、それに流されるようにぼんやりと生きていけたら。

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:48:08.42 ID:noFvZVBw0

( ・∀・)「クーちゃんは兄者の何処が好きなの?」

川 ゚ -゚) 「半分くらい好きだな。うん、右半身は全部好きだ」

( ´_ゝ`)「……えっと…どういう反応すればいいのかな…」

( ・∀・)「兄者、怒るという反応をすればいいんだぞ」

( ´_ゝ`)「うーん……。そもそも門良はなんでそんなことを聞いたの?」

( ・∀・)「だってお前ら恋人らしいことなんもしてないじゃん。
      未成年の身分なわけだし、セックスまでしろとは言わないけどさ、
      手繋いだりキスくらいしたってバチあたんねーだろ。
      特に休日デートしたって話も聞かないし、学校でも何もしないし、
      登下校もなにも……ってもしかして、俺が邪魔?消えたほうがいい?」

(;´_ゝ`)「そ、そんなことないよ。ごめんね、そんな風に思わせて。
       僕はでも、門良もクーも同じくらい大事だし…」

( ・∀・)「お前がそういうほど本格的に俺が邪魔説が有力な物に」

川 ゚ -゚) 「別に、門良は関係ない。したくなったら門良がいようが教師がいようが、
      PTAがいようがところかまわずセックスする覚悟はある」

( ´_ゝ`)「それはどうかと思う……」

( ・∀・)「さすがの俺もそれはひくわー。
      でも、つまり、今はしたくないってこと?」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:53:17.60 ID:noFvZVBw0


川 ゚ -゚) 「私が、というより、兄者の問題だと思うが」

(;・∀・)「え、兄者その若さで機能停止してんの?」

(;´_ゝ`)「……えーと……してないと思うけど…」

川 ゚ -゚) 「でも、兄者。
      私を抱きたいとか、キスしたいとか、手を繋ぎたいとか、思うか?」

( ・∀・)「順序が違う気がするぞ」

( ´_ゝ`)「……ごめん、思わないかも。見ていたいとは思うけど」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:55:43.77 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「どうだ、このとおりだ。
      この若さにしてセックスレスに悩まされる私の身にもなって、
      今後そのような質問は慎めよ、門良」

( ・∀・)「兄者むかしっからエロネタにそこまで食いつきよくなかったよなー。
      まさかホモ?俺、身の危険?」

( ´_ゝ`)「僕はホモじゃないし、門良は大事な友達だから、そういうことはしたくないよ」

( ・∀・)「……なんか俺そろそろ浄化されたいわ」

川 ゚ -゚) 「一回されろ。太陽の光でも浴びて灰になれ」

(;・∀・)「ドラキュラじゃねーんだよこっちはよぉ!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 19:58:38.03 ID:noFvZVBw0

僕は満たされている。尊敬出来る友達と、一応、の彼女。
これ以上望むものなんて何もないから、変化なんて望まない。

という、建前。

本当は、臆病なだけ。
何も悪いことしないから、出来るだけ悪いことしないでね、って怯えているだけだ。
自ら変化を望む人が羨ましかった。
僕には変化と悪いことは、イコールで結ばれているものでしかない。

僕はなにもできない人間だ。嫌われることばかりが得意だった。
何も出来ないだけならまだしも、何かすると裏目に出る人間だった。
それをしっかりと自覚していたから、何かをするのが怖くなってしまった。

せめて誰かに迷惑をかけないように(つまり、誰からも僕が傷つけられないように)、
自分から何もしなくなった。言わなくなった。
そうしたら嫌われることは少なくなったけど、好かれることも無くなった。

それでよかったんだ。それが、よかったんだ。
プラマイゼロの空間で、空気みたいに漂っているのが一番心地いい。
幸せですらある。

そんな僕だから、例えチャンスが訪れてもそれを物にすることなど出来ないし、
ピンチが来てもそれに抗うことなど出来るわけがない。

だから、今を乱す変化など望むわけがない。
むしろ、恐ろしくて、たまらない……。

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:02:22.39 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「綺麗だな」

その声に驚いて、僕はスケッチブックを自分の身体で覆うようにして隠した。

放課後、一人教室で絵を描くのは僕の日課のようなものだ。
と言っても、僕は美術部に所属しているわけじゃなく、絵の稽古事をしてるわけでもない。
だから出来上がるのは、デッサンも色の塗り方も我流の、拙い絵。

クーはそれをよく綺麗だとか面白いとか言う。

( ´_ゝ`) 「クー。門良は?」

川 ゚ -゚) 「今日は用事があって先に帰るんだとさ。
      まあ当然嘘だろうな。私たちによっぽどセックスして欲しいらしい、
      あの思春期は。」

( ´_ゝ`)「そ、そういうわけじゃないと思うよ。気をつかった、というのは確かだろうけど」

川 ゚ -゚) 「あいつは、なんというか優秀な奴過ぎて気持ち悪い。……褒めてるんだぞ」

( ´_ゝ`)「うん、わかってるよ。」

川 ゚ -゚) 「そうか。それをわかってくれるのは兄者くらいなものだ」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:05:08.78 ID:noFvZVBw0


たしかに、クーは表情が出にくい性質な上、言葉遣いも普通の女の子っぽくない。
だから冷たいやつだとか、無愛想だとか、それだけならまだしも、
イヤな奴だなんて誤解をうけたりする。こんなにいい子なのに。

でもクーは強い。だからいじめられたりしないし、いじめられても立ち向かう。
僕とまったく逆の位置に存在するひとだ。
クーの顔は可愛いし、肌は白いし、髪は黒くてとても綺麗だ。
成績はちょっとよくないけれど、スポーツは人一倍出来る。

顔にしろ、才能にしろ、門良とクーがくっつくほうが
よっぽど自然なことなのに、何故わざわざ流石なんかと交際する必要があるのか。
僕とクーの交際を知った人はみな、この疑問を抱いただろう。
だけど、この疑問を誰よりも先に抱いたのは他でもないこの僕だった。

川 ゚ -゚) 「私が兄者を好きだったのも、勘づいていたからな、あいつ」

( ´_ゝ`)「そうだったの」

川 ゚ -゚) 「ああ、正直私もビックリしたよ。
     先に帰ってくれっていおうとしたら、いきなり頑張れよって。
     私はこういう人間だし、まさか気づかれているとは思わなかった。
     あいつ人の心でも読めるんじゃないか、と本気で心配してる」

( ´_ゝ`)「うん、門良は本当に凄いひとだよね」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:10:41.32 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「もう一年前になるな。兄者は今と同じようにコソコソ絵を描いていた。
      教室には、他に誰も居なかった。兄者は空気みたいに教室に溶け込んでいた」

( ´_ゝ`) 「そうかもね」

川 ゚ -゚) 「そうだ。私が完全に溶けきる前にすくい出してやったのさ」

少し得意げに言うクーは可愛かった。

( ´_ゝ`) 「告白して?」

川 ゚ -゚) 「ああ。君が好きだといった。恋人になって欲しいと。
     なんの飾り気もない告白だ。だけど君にはそういう風じゃないと伝わらないだろうし、
     私は私でああいう風にしか伝えられない。ちょうどいいカップルだ。
     しかし、君の第一声は酷いものだった。なんで門良じゃないの、と尋ねたな」

スケッチブックを取り上げられた。
返してと言いたかったけれど、過去のひどい言葉の手前、それは憚られた。

( ´_ゝ`)「うん……ちょっとあれは酷いと思う。ごめんね。でも、本心だよ」

川 ゚ -゚) 「ふん。くだらない。君以外から何人も同じ質問をされたよ。
      私と君の仲を知ってそれを言わなかったのはそれこそ門良くらいさ」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:14:13.01 ID:noFvZVBw0

パラパラとクーがスケッチブックをめくっていく。
この場から逃げたくなるくらい恥ずかしい。

川 ゚ -゚) 「ちょっと見ない間に、増えたな」

誰かに評価されたくなかったから、美術部に入らなかった。
特に、誰かと比べられるのが一番耐えられないことだ。
想像するだけで心臓がきゅっと締まりそうになる。

僕よりずっと優れた技術の同級生の絵と、
僕なんかの絵が並べられたら!

自分の絵が拙いことは自分が一番知っている。
僕の他の全ての要素、顔とか頭の出来とか、性格とか、
それら全てを比べられて蔑まれるのは、まだ耐えられる。
僕は、僕が嫌いだからだ。

だけど、絵は好きだった。絵が劣ってるところだけは見たくなかった。
美術部に入って切磋琢磨することも、どこかの品評会に出すことも、
誰かの指示を仰ぐこともしたくなかった。

絵の技術を向上させることより、
僕のちっぽけな自尊心を守ることのほうを優先した。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:18:37.39 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「ああ、これだ。兄者と私が初めて話したときに描いていた絵」

( ´_ゝ`)「よく覚えているね」

川 ゚ -゚) 「覚えているさ。私のいっとう好きな絵だ。
     そしてこっちが私が告白したときに描いていた絵。
     こちらも甲乙つけがたいな」

( ´_ゝ`)「……そう。ごめん、それ、返して」

川 ゚ -゚) 「む。……わかった」

奪い取るようにして、すぐに鞄にいれた。
僕が絵を描くのが好きなのは、自分だけの世界を、
自分のペースで完成させることが出来るからだ。

( ´_ゝ`)「ごめんね」

自分だけの世界。僕を写しこんだ、僕自身ともいえる。
だから拙くて歪なのかもしれない。
だから誰にも見せたくないのに、家で描いても学校で描いても、誰かに干渉されてしまう。
家で描いていたのが、初めて見つかったときは地獄だった。
絵の先生を呼ばれたり額縁をつけられて飾られそうになったり。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:22:11.93 ID:noFvZVBw0

川 ゚ -゚) 「大きな絵は描かないのか」

( ´_ゝ`)「学校では、美術の時間くらい。あとは家で少し。
       でも、家の人に色々言われるからあんまり描いてないよ」

川 ゚ -゚) 「そうか。選択科目、私も美術にすればよかったな。
      兄者の絵が見られたのにな。」

( ´_ゝ`)「……そんな理由で選ぶものじゃ、ないよ」

川 ゚ -゚)「誰かに見られるのがそんなに嫌なのか?
     絵を描くという行為は、いや、創作という行為は、
     誰かに見られ評価されることを終着点としていると思っていたのだが」

( ´_ゝ`)「見たり、評価するのは、僕だけでいいんだよ。
       こんなもの、みせるのが恥ずかしいし申し訳ないから」

川 ゚ -゚)「そんなことない、私は好きだ」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:24:37.41 ID:noFvZVBw0

( ´_ゝ`)「……ごめんね、そんなこと言わせて」

クーは優しい子だ。僕が卑屈なのを知っているから、
肯定する言葉をよく使ってくれる。

川 ゚ -゚)「違う、私は」

( ´_ゝ`)「もう、この話はやめにしようよ。かえろう、クー。」

謝るのも本当はよくない。
謝ればクーはそれを否定して、僕を肯定してくれようとする。
優しい人は、可哀想だ。他人のために優しさを使おうとする。
僕なんか、自分のためにありったけの優しさを自分注いでいるっていうのに。

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:27:44.70 ID:noFvZVBw0

卑屈であることと、謙虚なことは、似ているようで、全然違う。

優しい人がおっしゃることには、卑屈な人は
人を傷つけたくないから、自分を傷つけてるように見えるらしい。
だから僕らが自分を卑下する様を見ると、優しい人は悲しくなってしまうんだって。
そのうえ、なんで自分を大事にしないんだって、怒ってしまうんだって。

優しい人は、本当に可哀想だ。優しすぎて、可哀想だ。
自分より先に相手を大事にするなんて。
怒ると叱るは別物で、怒るって、たくさん大事にしてなきゃ出来ないことなんだよ。

僕らには、怒る価値なんてない。
僕らは、自分が嫌いだけど、本当は大好きなんだ。
卑屈な人が自分を卑下するのは、自分が傷つかないようにって、予防線を張りたいだけだ。
自分だけが大事なんだ。他の人は、よくて自分の次くらいにしか大事に出来ない。

否定されることに臆病になりすぎて、否定されるのが怖すぎて、
誰かに否定される前に自分を否定する。傷つけられる前に自分で傷つける。

痛々しくみえる?可哀想にみえる?
同情なんてしないほうがいいよ。哀れだって思わないほうがいいよ。
寄生されるだけだよ。

僕たちは、辛くなんかないよ。自分のことしか考えてないんだもの。
楽だよ。自分を傷つけていればいいんだもの。
他人のことなんて、これっぽっちも、考えてないんだから。
自分のことを心配してくれる人のことなんて、見えないふりをしてるんだから。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:32:15.11 ID:noFvZVBw0

(゚、゚トソン「兄者さま、支度はすみまして?」

( ´_ゝ`)「えーと、今日は筆箱が見つからないんだ」

(゚、゚トソン「そうですか。一緒に探します」

( ´_ゝ`)「ごめんね」

(゚、゚トソン「いいんです。見つかるまで、探します」

( ´_ゝ`)「…………」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:37:05.70 ID:noFvZVBw0

僕が劣等感を抱くようになったのはいつからだったろう。
歳の離れた姉に罵られたことをよく覚えているから、
それが始まりだったかもしれない。

僕が産まれなければ、この家の跡継ぎとなっていたはずの姉。
跡継ぎにふさわしい資質を持っていたにもかかわらず、
女であるという理由だけで分家に追われたのだ。

何もかも平均値をとるのがやっとの弟のせいで、
長い間うけた英才教育も無駄になって。どれだけ憎かったろう。
あんたが産まれてこなければ、と泣きながら責められた。

姉に教えられた弟のことも、とても衝撃的だった。
これも僕の卑屈癖の大きな一要因だ。

僕はもともと、双子だった。一緒に産まれた弟が居た。
産まれたと同時に、彼は姉と同じように分家に追われてしまった。
一緒に産まれたのに、ほんのすこし出てくるのが早かっただけで。
弟には会ったことすらないが、もし会うことがあれば
姉と同じだけの恨み言を言われるのだろう。
それも、仕方がないことだと思う。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:41:22.20 ID:noFvZVBw0

姉は家の者にも慕われていた。誰も口には出さなかったけど、
誰もが姉と同じ気持ちなのはよく伝わってきた。

産まれただけで、二人の人間の運命を滅茶苦茶にした、
跡継ぎにふさわしくない僕。
自分ですら疫病神みたいに思うんだから、周りの人はなおさらだろう。

姉が居なくなってからも、僕はけして好かれなかった。
僕の味方はというと、いま一緒に筆箱を探してくれている乳母と、
もう亡くなってしまった父だけであった。

( ´_ゝ`)「ごめんね、トソン」

父を失った僕にとって、彼女はもはや唯一の味方。
だのに、僕は毎朝、僕自身が隠したものを僕と共に探すという茶番に
彼女を付きあわせている。

(゚、゚トソン「いいえ。どうか、謝らないで。貴方に足りないのはただひとつ、自信なのです。
     それが見つかるまで、一緒に探しますわ。父者さまとお約束しましたから」

( ´_ゝ`)「父者と……」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:45:15.88 ID:noFvZVBw0

父は優しい人だった。
母も僕を愛してくれているが、なにしろ厳格な人で、僕にとっては恐怖の対象に近い。
家のことが辛くなって泣いては父に縋りついていた。
けれど、病気で亡くなってしまった。

( ´_ゝ`)「父者が死んで、もう十年以上たつのか」

(゚、゚トソン「月日が経つのは早いものです。もうすぐ兄者さまも高校を卒業されますし」

( ´_ゝ`)「……うん」

父のことを思い出すと、なんだか自分の駄目さが思い知らされて、
いよいよ良心がいたんだので、さっさと自分で筆箱を見つけることにした。

(゚、゚トソン「あら、そんなところに」

今日の隠し場所は、本棚と壁の間だった。

( ´_ゝ`)「うん、ごめんね……あっ」

(゚、゚トソン「どうされましたの?」

(;´_ゝ`)「うーん、ごめん、間違えて、奥に押しこんじゃった。
      少し本棚を動かしたらとれると思う」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:49:39.90 ID:noFvZVBw0

トソンの私がやりますという申し出は断って、本棚を少し動かそうとする。
しかしなにぶん無駄に重く、やっとのことで少しだけ動かすことが出来た。
本当に少しだが、筆箱を取る分には十分だった。

(゚、゚;トソン「ああ、床に傷が……」

(;´_ゝ`)「ご、ごめんね」

謝りながら手を伸ばす。何年も動かしていないものだから、少し埃っぽい。
ふと、指先に筆箱以外の感触がした。

( ´_ゝ`)「あれ、何か落ちてる」

(゚、゚トソン「そこは何年も掃除してませんから……。
     今年は模様替えも兼ねて、掃除いたしましょうか」

( ´_ゝ`)「いいよ、別に…
      あ、もう門良がきてるかもしれないから先に言ってもらうように
      言ってきてくれないかな。今日朝礼だからさ、早めに行かないと駄目なんだよ」

(゚、゚トソン「兄者さまは」

( ´_ゝ`)「これ取ったら、ちゃんと行くから……絶対」

(゚、゚トソン「……かしこまりました」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:52:39.79 ID:noFvZVBw0

とれそうでとれない絶妙な位置。
爪の先にひっかかるのを感じたり、そのせいで少し奥に押しこんでしまったり。
そんなことを数分続けた。

朝から必死に本棚の隙間に手を伸ばす僕は、
客観的にみると相当間の抜けていただろうな。

( ´_ゝ`)「あ、とれそう」

やっと、手にとってみると、それは洋風の鍵だった。
真鍮で出来ていて、手のひらにずしりとその重みを感じる。
僕はゆっくりと鍵をなぞる。

僕はそれを知っていた。

( ´_ゝ`)「………ひみつ、」

僕と、父との。
或いは、僕以外の全員の。

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 20:57:30.28 ID:noFvZVBw0

父は、病死だった。
どれだけの金をつぎこんでも治すことはできなかったけど、
おかげであまり苦しむことはなかったようで、
最期のときまでしっかりと喋ることができた。

それは亡くなる前日だった。
今思えば、死期を悟っていたのだろうか。
父は人払いをして、僕を病床に呼んだ。

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「兄者には、すまないことをしたと思っている。」

跡継ぎ以外は本家に住まわせないというしきたりに逆らえなかったこと。
姉者に後を継がせてやれなかったこと。
そのせいで兄弟はバラバラになり、憎しみ合うようになったこと。
父はゆっくり、そして真摯に子どもの僕に語ってくれた。
そして心から謝ってくれた。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:00:22.18 ID:noFvZVBw0

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「私は死んでしまう。悔しいが、仕方がないことだ。
      これだけ延命できただけでも、感謝しなければならない。
      兄者、お前はこの家の一番の被害者だ、
      これだけ傷つけられても家を継がなくてはならないのだから。
      だけど……いや、だから……お前にこれを」

( ´_ゝ`)「かぎ?」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「シッ。これは、……これは、秘密だ」

( ´_ゝ`)「ひみつ?」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「そう。これは絶対に、誰にも見せてはならないよ。
      誰にもいってはならないよ。私とお前だけの秘密だ。
      来るべきときがくるまでは、お前はこのひみつを守り続けなければならない」

( ´_ゝ`)「……」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「ひみつは、重いだろうな。友達にも話せない。母者にも、トソンにも。
      だけど、このひみつは、お前を救うんだ」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:03:34.91 ID:noFvZVBw0

( ´_ゝ`)「僕を、救う、ひみつ?」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「ああ、これが必ず、お前を救う鍵になる。
      だけど兄者、今は駄目だ。もっと大きくなってから。
      そして、本当に救いが必要になってから。
      そのときだけこれを使いなさい。
      本当に、救いが必要になったときだよ。
      使うべき場所はわかるね。皆が言わないあの部屋のドアだ。」

( ´_ゝ`)「ちちじゃ、」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「いいかい。誰にも言ってはならないよ。誰にも見せてもならない。
      その約束が守れるなら、このひみつをお前にあげよう。
      どうだ、兄者、お前が選べ。
      この鍵を受けとるも、受け取らないも、お前の自由だよ。」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:07:10.95 ID:noFvZVBw0

実際のところ、選ぶことなんて不可能だった。
鈍く光るその鍵を手にしないなんて選択は、あのときあの部屋に存在しなかった。
僕はその鍵を手に入れ、同時にひみつを手に入れた。

……だというのに、僕はこの鍵を無くしてしまっていた。
肌見放さないようにしていたあまり、どこかにやってしまったのだ。
朝起きて見当たらなくて、半狂乱になって探した覚えがある。
まったく父が浮かばれない話である。

( ´_ゝ`)「懐かしいな」

僕はそれを制服のポケットにいれて、
本来の目的であった筆箱も拾い上げ、学校に向かった。

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:12:11.50 ID:noFvZVBw0

クーも門良も居ない登校は久しぶりだった。
一人でもくもくと歩いていると、自然と考えは鍵のことへ及ぶ。

小さいころは本気にしてしまったけど、
結局、あれはおまじないのようなもので、
死にゆく父親のせめてもの愛情だったのではないかな。
とても理にかなっているし、妥当な考えだ。

しかし、あのときの父の顔は本気だった。
そして何より、あるひとつの部屋の存在が、楽観的な考えを許さなかった。
父の言った、「あの部屋」。

僕があの部屋に近づくことが出来たのは、たった一度だけのこと。
無駄に広いあの家でも、一番複雑な場所にある、あの部屋。
僕自身、迷子になって偶然たどり着いたのだ。

見たこともない部屋で、やけに大げさな錠前がかかっていた。
そのせいか、異様な雰囲気を放っていた。
当時の僕は、恐怖よりも好奇心が優って、その錠前に触れようとした。
鍵を持っていたわけじゃないから、ドアが開くわけはない。
わかっていたけど、どうしても触れたかった。

家の人が金切り声を上げて僕を止めたので、それはかなわなかったのだけど。

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:16:13.73 ID:noFvZVBw0

あそこだけは絶対に入ってはいけない、決して近づいてはいけない……
そうなんどもなんども念を押された。

どうしても気になってあの部屋のことを聞くと、場が凍りついた。
普段は優しいトソンや父すら、厳しい声でそれ聞くことを禁じた。

だからこそ、父の言うことは衝撃だったし、
僕はその鍵にすら恐怖を感じた。
だけど魅力的でもあった。

僕を救うひみつ。

なんて甘美な響きだろう。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:20:38.43 ID:noFvZVBw0

全校朝礼に辛くも間に合い、自分のクラスの列にならぶ。
校長先生の話は、美術部の誰かが賞をとった話で始まり、
近くの学校で自殺があった話に発展してから、何故か障がい者差別を批判して、
学校生活を大事にし、命を大切にしましょうと言う話で終わった。

( ・∀・)「美術の賞、うちのクラスのやつだって。
      なんかエントランスに飾られるらしいぜ。お前も出せば入賞できるのに」

(;´_ゝ`)「そ、そんなわけないよ」

川 ゚ -゚)「そうだそうだ、優勝するにきまってるだろう」

( ´_ゝ`)「クーってば…」

( ・∀・)「あ、あれだろ、入賞したやつ……」

エントランスには、少しばかり人だかりが出来ていた。
結構大きな賞だったらしい。

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:23:50.09 ID:noFvZVBw0

人ごみの隙間から、その絵が見えたとき。
本当に情けない話だけど、僕は力が抜けてへたりこんだ。
対照的に、クーははじかれたように絵に向かって走っていった。
門良は、僕を支えてくれた。

(;・∀・)「おい、どうした?貧血か?」

(  _ゝ )「……ぇ、」

( ・∀・)「大丈夫か?保健室連れてってやるからな、ったくお前は」

(  _ゝ )「……ぼくの、」

( ・∀・)「お前の……?」

クーが額縁を壁から無理やりはがしていた。
人が騒ぐ。みんながクーを止めようとする。
なんだか凄く遠い世界に見える。

( ・∀・)「あれ、お前の、絵?」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:27:39.39 ID:noFvZVBw0

僕は、昔は美術の時間が嫌いだった。
時間がかかって時間内に終われないことがほとんどだったからだ。
昔から、「てきとうに」「ぱぱっと」が出来なかった。

ようやく塗り終わった箇所に、筆からひとしずく落ちて、違う色が混ざってしまう。
よせばいいのにそこを修正しようとして、汚くなって……
終わらなくて、よく泣いた。

それでも絵は描き続けた。
中学になると、美術の先生に頼み込んで居残りをさせてもらい、絵を完成させていた。
高校にあがってからもそうさせてもらっていた。

そんなことをしていたから、
完成した、僕の絵を見たことがあるのは、僕と美術の先生くらいで、
だから………

……。

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:32:21.35 ID:noFvZVBw0

川#゚ -゚)「こらお前てめえきさまおのれ!何得意がってんだ!
      これは兄者が描いた絵だろう!お前にこんな繊細な絵がかけるか!」

(;´・ω・`)「な、なんのいいがかりがあってそんな……」

川#゚ -゚)「兄者の絵ファンクラブ会長を舐めるな!色使いでまるわかりだ!
      恥ずかしくないのか!それでも芸術家か!自分の絵でとってこその賞だろう!
      人の絵で取った賞に価値があるのか!そんなわけないだろ!」

(  _ゝ )「クー……」

川#゚ -゚)「兄者!お前もなんとか言ってやれ!」

(  _ゝ )「いいんだ、いいんだよ……」

川 ゚ -゚)「え?」

(  _ゝ )「いいんだ、僕が……」

川 ゚ -゚)「……」

(  _ゝ )「僕が……悪いんだと、思う…」

(;・∀・)「ハア?!」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:35:57.88 ID:noFvZVBw0

(  _ゝ )「ごめん、クー、僕なんかのために怒ってくれて……
      でも僕、いいんだ……」

川 ゚ -゚)「何がいいんだ?お前の絵が盗まれて、他人の絵として見られて、評価されることがか?」

(  _ゝ )「うん、いいよ……きっと、なにかの偶然だしさ、これも……
      僕の絵が賞、もらえるわけないし……」

(  _ゝ )「ごめんね、僕なんかが」

(  _ゝ )「僕が、」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:47:31.29 ID:noFvZVBw0





ただ、なおそうとする度に汚くなる、あの絵のことばかり考えていた。
小学生の時に描いた、たしか、風景画だったと思う。
風景画、なんていうのがおこがましいような、酷い、絵で、
ぽたりと落ちた、絵の具が、山の緑ににじんで、どす黒くなって、
どうにかしなくちゃって、なんどもなんども上塗りして、
でも余計に、にじんでしまって、駄目で……しまいには……
水で……穴が……空いて…… 皆は…………もう……終わってて……
夕日が差す教室で……ひとりで…………ずっと……汚くなるだけの……泣きながら………








107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:51:55.91 ID:noFvZVBw0

川 - )「何故だ……」

クーが、僕の絵を手に持ったまま、泣いていた。
ぼんやりとした頭で、木で出来た額縁がささくれだって、
クーの手にささったりしたら嫌だな、と思った。

遠巻きに何人かがクーを見ている。
いや、僕らを見ているのか。

川 - )「なんで……自分を……そんな、粗末に…っ」

川 - )「なんでせめて……じゃあ、……私や……門良を…、
     大事に……して、くれない…」

川 - )「……馬鹿みたいだ、私、こんな」

川 - )「……ひとりで、こんな……」

川 - )「兄者は……」

川 - )「私が…………好きか?」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:56:43.47 ID:noFvZVBw0

クーが告白してくれたとき、僕は真っ先に、何で門良じゃないの?と尋ねた。
クーは、怒ることもなく、門良は兄者じゃないじゃないか、と答えた。
妙に納得してしまった僕にクーはもう一度言った。
すきだ、恋人になってください。

震えた声だった。綺麗な言葉だと思った。
あの瞬間、教室の中の全てが美しかった。
なかでもいちばん、クー自身が、美しいと思った。

恋人に、なりたい。
僕はそう答えた。


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 21:59:55.34 ID:noFvZVBw0

川 - )「……なあ」

(  _ゝ )「………言えない、僕じゃ……」

(  _ゝ )「クーに……言う、資格が…………」

川 -;)「………ッ」

クーは崩れ落ちた。
膝が痛くないかな、と思った。痛かったら可哀想だな、とも思った。
助けに行きたいとも思ったけど、僕がそんなことをしてはいけない気がした。
僕の行動を止めるのに、もはやなんの根拠も必要なかった。

(#・∀・)「いい加減にしろおおおお!」

川 -;)「も、」

(#・∀・)「お前なんなんだよマジで何彼女泣かせてんだよ!お前の彼女だろ!好きなんだろ!
      お前好きなやつじゃないと自分から話しかけたりしないもんな!俺もクーも知ってるよ!
      だけど知ってるけど言ってほしいときがあるんだよ!今がそうだ!お前なにいってんだよ!
      資格ってなんだよ!お前に何が足りないんだよ!お前の何が駄目なんだよ!」


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:04:11.65 ID:noFvZVBw0

(#・∀・)「お前が、お前の家が、ああいう家で、酷いこと言われたせいでお前、そんなんなったのは知ってるよ。
      俺もそういうのあるからわかるよ。小さいとき言われたことって、残るよな、わかるよ、
      呪いみたいだもんな、だけどさ、そろそろわかれよ、わかるべきだろ。
      お前、恵まれてるじゃん。友達も俺がいるし、彼女だっている。
      なんにもないって言うけど、絵だって描ける。勉強だってスポーツだって普通にできるじゃねえか。
      一体何が不満なんだよ、なあ。お前がお前を傷つける度に、お前を大事にしてる俺たちが傷つくんだよ!
      お前、馬鹿じゃないだろ、気付いてるだろ、なんで知らないふりすんだよ、
      俺らを馬鹿にしてんのかよ!」

川 -;)「門良、やめ……」

(#・∀・)「今回ばっかりは許せるか!毎日毎日せっせと絵かきためて、
      美術の時間もばかみたいに真剣に描いて、………あんな、あんな真剣に描いたものを、
      なんでそんなに簡単に捨てられるんだよ、馬鹿じゃねえの、……」

( ・∀・)「お前、もう、マジで、意味わかんねえよ……」

(  _ゝ )「………」

(  _ゝ )「……ごめん……」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:08:01.87 ID:noFvZVBw0


どうやって学校を過ごし、家路についたのかは、覚えていない。
そして、どうやってこの部屋の前にたどり着くことが出来たのかも、覚えていない。

あのときと、同じドア。あのときと、同じ鍵。

変わったのは、僕の身長だけ。本当にそれだけ。
僕の中身は、ずっと成長していない。

鍵を差し込んだ。鍵を回して開ける。
カチリという音がやけに耳についた。

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:12:49.45 ID:noFvZVBw0

ドアを開けてまず感じたのが、異臭だった。
生臭いような、ツンと鼻につくような。

中は薄暗くて、幼稚な表現だけど、地獄への入り口みたいに思えた。
それでも不思議と、躊躇う気持ちはなく、中に入った。

少し歩を進めてみると、明かりが見えた。
とりあえず明かりのもとまで行くことにする。

明かりに近づくほどに、刺激臭が強くなる。
そして、唸り声と金属音。

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:15:48.10 ID:noFvZVBw0


歩いていくと、布が一面に吊るされていた。
薄い布で、明かりがすけて見える。
この向こうに明かりがあるのだ。

カーテンを開けるように、布を引いた。
目に入ったのは、光。
急に明るい光を浴びて、目がくらむ。

目が慣れてようやく、
目の前一面が鉄格子がめぐらされていることに気づく。

光の正体は、夕焼け。
鉄格子の奥にある壁の、鉄格子がはめられた窓から、
溢れそうなくらいに光が差し込んでいた。
刑務所みたいだ。いや、籠?檻?

そうして僕はついに、鉄格子の中にいる何かを見た。

鉄格子に切り取られた夕日に照らされている、そいつ。

僕は、そいつを知っていた。

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:21:39.50 ID:noFvZVBw0




(*´_ゝ`)「やったあああああああああああああああァアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」






125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:26:02.11 ID:noFvZVBw0

僕は部屋を飛び出した。世界が煌めいて見えた。
僕は、どれだけ濁ったフィルターごしに世界を見ていたのだろう!
世界はこんなに綺麗なのに!世界はこんなに輝いているのに!

家中が僕を歓迎していた。世界中が僕を肯定していた。
僕は叫んでいた。家中の人に聞こえるように。

父に、母に、そして姉に聞こえるように。


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:30:17.22 ID:noFvZVBw0








(*´_ゝ`) 「やっったああああ!僕の弟はキチガイだったぞおおおおお!やったあああああ!」











130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:36:06.37 ID:noFvZVBw0

( ´_ゝ`)「あれは、僕の絵です。拙いけれど、僕が一生懸命描いた絵です。
      願いします、返してください。」

( <●><●>) 「この問題については性急に対応させていただきます、
        問題の教師についても……」

壁| -゚)「信じられるか、門良」

壁|∀・)「いや全然信じられない。クーちゃんは?」

壁| -゚)「多分これ夢だ」

壁|∀・)「ですよねー」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:40:10.62 ID:noFvZVBw0

壁|∀・)「俺昨日のこと謝りに行ったら、僕のために怒ってくれてありがとう
 って泣きながら言われて俺まで泣いちゃったんだけど」

壁| -゚)「私今日の朝めっちゃ照れながら好きって言われて危うく押し倒しそうになったぞ」

壁|∀・)「マジかよ…」

壁| -゚)「いやマジで言われた」

壁|∀・)「押し倒しそうになったほうに言ってんだよ」

壁| -゚)「しかも一人で校長に言いに行くとかなんなの?」

壁|∀・)「わっからん。まったくわからん」

「昨日一体何があったのか。門良のアレが効いたのか」

壁|∀・)「たしかにあれは心からの言葉だったけどさー、
     幼少期のトラウマって本人の意思関係なく心に根付いてるもんなんだよ。
     幼少期どころか今も地味に続いてるしな、跡取りにふさわしくない”バッシング。
     そういうのを言葉とかで、ましてや一日で癒したりできるわけなくね?
     現実って結構シビアよ?」


132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:42:38.34 ID:noFvZVBw0

壁|∀・)「俺昨日のこと謝りに行ったら、僕のために怒ってくれてありがとう
 って泣きながら言われて俺まで泣いちゃったんだけど」

壁| -゚)「私今日の朝めっちゃ照れながら好きって言われて危うく押し倒しそうになったぞ」

壁|∀・)「マジかよ…」

壁| -゚)「いやマジで言われた」

壁|∀・)「押し倒しそうになったほうに言ってんだよ」

壁| -゚)「しかも一人で校長に言いに行くとかなんなの?」

壁|∀・)「わっからん。まったくわからん」

壁| -゚)「昨日一体何があったのか。門良のアレが効いたのか」

壁|∀・)「たしかにあれは心からの言葉だったけどさー、
     幼少期のトラウマって本人の意思関係なく心に根付いてるもんなんだよ。
     幼少期どころか今も地味に続いてるしな、跡取りにふさわしくない”バッシング。
     そういうのを言葉とかで、ましてや一日で癒したりできるわけなくね?
     現実って結構シビアよ?」


134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:47:12.54 ID:noFvZVBw0

( ´_ゝ`)「あー、緊張した。でもよかった、とりあえず会議はひらいてくれるみたい」

( ・∀・)「みたいじゃねーよ、まず処分は決定だな。悪けりゃ飛ばされるか?
      美術の先公も流石家しらなかったのかね、まあ自業自得だからいいけど」

川 ゚ -゚)「おかねの ちからって すげー!」

( ・∀・)「と、ところで兄者、お前昨日なんかあった?」

( ´_ゝ`)「なんかあったって、そりゃ二人も知っての通りだよ」

( ・∀・)「そうじゃなくてさー」

( ´_ゝ`)「昨日は門良、ほんとにありがとうね」

(*・∀・)ジーン

川 ゚ -゚)「最早、親馬鹿の域か」

( ´_ゝ`)「クー、傷つけてごめんね。僕の絵のために怒ってくれてありがとう。
      嬉しかった。かっこよかったよ」

川 ゚ -゚)「ヤろう」

(;・∀・)「やめろ!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 22:50:29.77 ID:noFvZVBw0

( ・∀・)「いや、だからそうじゃなくて、ほら、学校から帰ったあと、
      そう、家とかでさ、なんかあった?」

( ´_ゝ`)「うーん。そうだね」

川 ゚ -゚)「あったのか」

( ´_ゝ`)「うん。あったよ。凄くいいこと」

( ・∀・)「いいこと?」

( ´_ゝ`)「うん」

川 ゚ -゚)「なにがあった?」

( ・∀・)「おしえろよー!」

( ´_ゝ`)「うーん、ごめんね」

( ´_ゝ`)「ひみつ、なんだ。」

                      「ひみつ」のようです 終


144 名前: ◆isjnT.PFfc :2011/03/03(木) 23:17:33.05 ID:noFvZVBw0
支援ありがとう。

訂正をひとつ。
>>110の兄者の一つ目の台詞

>(  _ゝ )「………言えない、俺じゃ……」

>(  _ゝ )「………言えない、僕じゃ……」
の間違いです。誤解をさせてしまったようで、すみませんでした。

もし質問があれば受け付けます。
読んでくださって本当に有難う御座いました。



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 23:22:05.00 ID:/9Q10i0rO
元ネタあるかな?

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 23:22:23.04 ID:HhscOlUt0
なかなかよかったけど後半手抜きじゃね?
地の文的に

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 23:24:24.95 ID:nGAfqg960
択一はいつ投下されるのか

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/03(木) 23:29:18.58 ID:noFvZVBw0
>>145
元ネタは自分の夢です。
本当に秘密の部屋の中に弟者がいて、
兄者が「俺の弟はキチガイだったよやったあ!」って叫びまわる夢でした。

>>146
地の文の量的な意味でしょうか、内容的な意味でしょうか。

極限状態になった人って徐々に考えが幼稚になっていくかな、という言い訳はしつつ、
やっぱり人が醜くなったり辛い状態になればなるほど書きたくなくなって
逃げるように書く量が減ったり、詳細まで書くのを怠ったりしているという部分はあると思います。
力不足ですね。努力します。
あと、お褒めの言葉ありがとうございます。

>>147
ガハッゴェェエエ


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