mesimarja
気に入ったスレを集めてみました。
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

( ゚∀゚)と青き良き時代のようです
4 名前:>>1 ありがとう:2012/01/09(月) 00:45:07.09 ID:CaiavFKo0

金の玉が浮いていた。



といっても、それは考え事をしながら家を出た男が、
直感でそう思っただけ。

正確には、満月が夜空に浮いていた。
若干、雲に覆われている。

  _
( ゚∀゚)「さーてと」

二階建ての一軒家から出た男――ジョルジュは背伸びをすると、
ゆっくり歩きだした。




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:47:16.36 ID:CaiavFKo0

人気のない道路を歩いていると、夜風が吹きつけ、
ジョルジュは身を震わせた。
  _
( ゚∀゚)「さみー」

現在は深夜1時。
木枯らし吹く季節の寒さ、冷たい風。

体は防寒着で防ぐことは出来ても、顔はどうしようもない。
なんとかならないものかな、と思いつつ、我慢しながら歩みを進める。


ジョルジュの自宅から、徒歩で約十分程。
国道沿いにある、小ぢんまりとした居酒屋の前でジョルジュは足を止めた。

かじかむ手で、引き戸を開ける。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:48:58.75 ID:CaiavFKo0

「いらっしゃいませ」

足を踏み入れると、左にカウンター、右に座敷が見えた。
橙色の照明が店内を照らし、温和な雰囲気を醸し出している。

客は、片手で数えられる程しかいない。
ジョルジュは自然な動きで、カウンター席に腰かけた。

「ご注文は?」

男が、ジョルジュに訊く。
  _
( ゚∀゚)「そうだなー……ビール生、小で」

メニューを開いたまま答えた。

「かしかまりました。ビール生、小ですね」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:50:46.76 ID:CaiavFKo0

男は背を向け、そそくさと準備を始めた。
  _
( ゚∀゚)(うーん…他には…)

メニューにある『おすすめ』には、たこわさや軟骨のから揚げなどが、
鮮やかな写真を添えて書かれている。

思わず食欲をそそられた。

「ビール生、小です。どうぞ」

考え事をしていると、
ビールの注がれた小振りのグラスがジョルジュの前に置かれた。

ジョルジュはメニューを閉じ、グラスを手にとって口を付けた。

ごくりと飲む。
程良い苦みと爽やかな喉越しに、「ふー」と溜息を吐く。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:52:28.16 ID:CaiavFKo0
  _
( ゚∀゚)「あんたは店長?」

「そうですよ」

男は笑みを浮かべ、答える。
  _
( ゚∀゚)「そうか……今、楽しい?」

「楽しいですね。こうやって、居酒屋でお客さんと話す時が」
  _
( -∀-)「そうか……」
  _
( -∀-)「俺は……『楽しい』って感じる時が、前よりだいぶ減ったなー。
      青春時代と比べて」

友人と騒いで、遊んで、バカなことをして、時々勉強して。
楽しく、充実した毎日を送っていた青春時代。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:54:12.16 ID:CaiavFKo0

高校を卒業した後は、苦しい就職活動を経て、なんとか採用されて。
それからは、仕事に追われる毎日。

休日は友人との予定もなかなか合わず、一人でぶらぶら。
空っぽな日々を送っているような、そんな気がしていた。
  _
( -∀-)「俺の昔話を聞いてくれるか? なんてことない、短い昔話だけど」

「勿論。いいですとも」
  _
( ゚∀゚)「ありがとよ」

もう一度ビールを飲み、ジョルジュは口を開いた。



       _
     ( ゚∀゚)と青き良き時代のようです




18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:56:14.84 ID:CaiavFKo0

―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―

 じゃあ話すか。

 俺はビップ高等学校ってとこに通ってたんだ。
 あれは高校3年の時。夏も終わりに近付いてきた頃で、体育祭の前日。

 俺のクラスはその1年前、隣の3組に大敗を喫しててな。
 リベンジに燃えてたんだよ。

 そりゃもう、熱意が目に見える程に。

              ◇

「今年こそはあいつをぶちのめすお!」

「なんとしてでも勝ってやるんです!」

「俺達は黄色か……流石だよな」

「やるぞおおおおおおおおおおお!!」

              ◇


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:57:52.30 ID:CaiavFKo0

 あれは凄かった。
 ブーンって奴なんか、プロテインを学校に持って来て飲むくらいだったよ。

 俺も燃えてた。
 そいつら程じゃないけどな。

 そうそう、俺の友人は違ったんだ。
 ギコって奴なんだけどさ。男ね、一応言っとくけど。


 そのギコはめちゃくちゃ足が速くてさ。
 校内でもトップクラスだったんだ。

 100m10秒ちょい?とにかく早かった。
 疾きこと風の如しってあるけど、本当に風みたいだったよ。

 なんでギコが燃えてなかったって言うとな……
 まあ説明した通り、すげー足が速い。校内でも敵なし。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 00:58:54.95 ID:CaiavFKo0

 つまりギコは、強敵に飢えていた。
 より速い奴と会って、自分の力を試したいと思っていたんだ。

 ……少なくとも、当時の俺はそう考えてた。
 後で話を聞くと、外れてたみたいなんだけどさ。

              ◇



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:00:07.41 ID:CaiavFKo0

(,;゚Д゚)「おー……あいつらすげぇな」
 _
(;゚∀゚)「勢い余って相手を殺しちまいそうだ」

(,,゚Д゚)「まあ俺は楽しんでいくか」
  _
( ゚∀゚)「そう言いながらリレーじゃ1位になるんだろー」

(,,゚Д゚)「仕方ないだろ、なっちまうんだから」
  _
( ゚∀゚)「ギコの親父、オリンピックに出てたよな?」

(,,゚Д゚)「……まぁな」

              ◇


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:01:39.07 ID:CaiavFKo0

 うーんと、たこわさ1つ。と、タコのから揚げ1つ。
 今のところは以上で。


 ……で、続き。
 ギコの親父は有名なランナーだったんだ。

 フサっていうんだけどさ、聞いたことあるだろ?
 最高記録は100m走10秒……04、だったっけか。

 その親父は、ギコにもオリンピックに出て欲しかったらしくて。
 小さい頃から、きつーいトレーニングを続けてたそうだ。

 でも高校の途中くらいから、なかなか身に入らなくなってきたようでね。
 親父との仲も、あんまり良くなかったらしい。

              ◇


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:03:21.00 ID:CaiavFKo0
  _
( ゚∀゚)「やっぱりお前もオリンピック目指すのか?」

(,,゚Д゚)「……どうだろうな。最近、迷ってんだよ」
  _
( ゚∀゚)「迷ってる?」

(,,゚Д゚)「俺のやりたい事は本当にこれなのか? ってさ」

(,,゚Д゚)「まだ小さい頃は、走る事は楽しかったよ。快感もあった」

(,,゚Д゚)「だけどな……最近になって、揺らいできてるんだよ」
  _
( ゚∀゚)「押しつけられてる感?」

(,,゚Д゚)「言葉は悪いけどな、そんな感じかも知れない」

              ◇


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:04:58.21 ID:CaiavFKo0

 ま、トップスプリンターの息子だ。

 周囲からの期待やプレッシャーも、存分にあったんだろうよ。
 羨望の眼差し、妬みとかもな。

 親父のスパルタも凄かったらしい。
 そんなだから、ギコは思っちまったんじゃないかな。


 『俺は本当に走りたいのか?』って。
 今まで走り続けてきたのは、単なる義務感からだったんじゃないか、ってね。


 んで、体育祭当日。俺はいつものように、日の出を見て。
 それから準備運動をしまくって、それだけで疲れそうになってた。

              ◇


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:06:20.96 ID:CaiavFKo0
 _
(;゚∀゚)「ぬおおおおおお」

(,,゚Д゚)「……何やってんだ?」
  _
( ゚∀゚)「準備運動あと10回!!」

(,;゚Д゚)「もはや準備じゃないだろそれ」
 _
(;゚∀゚)「今日だけは絶対に活躍しないといけないんだよ!」

(,;゚Д゚)「何かあるのか?」
 _
(;゚∀゚)「お前には秘密だ!」

              ◇


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:07:43.18 ID:CaiavFKo0

 ぷはー。
 っと。

 やっぱり別の居酒屋で飲むのも良いなー。
 あ、俺の親父も居酒屋を経営してて。

 ……その話は置いとくか。

 俺が体育祭で燃えてるのには理由があったんだ。
 どうしても、活躍したかった。

 何の為かって、そりゃあ……



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:09:08.44 ID:CaiavFKo0


 女だよ。

 好きな子がいたんだ。

 近寄りがたい雰囲気だったけど、割と綺麗な顔してたし、正義感もあったし。
 ちょっと男勝りなところもあってさ、そういう所に魅かれたんだ。


 高校最後の体育祭で大活躍して、アピールして、
 そんでもって告白しようと思ってた。

              ◇


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:10:39.85 ID:CaiavFKo0
  _
( ゚∀゚)「よーしやるぞ!」

(,,゚Д゚)「結局何なんだ? リベンジか?」
  _
( ゚∀゚)「誰でも鍵を掛けておきたい秘密はあるものだよ、ギコ君」

(,,゚Д゚)「そうか。んーと、最優秀選手には……ポカリスエット50本分!?」

(,,゚Д゚)「ふざけてやがる」
  _
( ゚∀゚)「よーし! じゃあ俺がそのポカリを掻っ攫って置き土産にしてやんよ!」

(,,゚Д゚)「なんか間違ってないか、それ」

              ◇


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:12:16.58 ID:CaiavFKo0

 高校最後の体育祭。
 なんかいい響きだよな、そう思わないか?

 まあ体育祭に限らず高校最後の○○ってやつ、俺は好きだけど。


 体育祭は初っ端から、クラス対抗リレーだった。
 なんでだろうな。

 最初からリレーとかあり得ない、普通は。
 だって疲れるじゃん、思いっきり走るわけだから。

 まあそんな事を気にしても仕方ないか、
 と思いながら俺もリレーに参加してたよ。

 最初の種目で活躍すれば、印象に残りやすいだろ?
 それも、リレー。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:13:53.39 ID:CaiavFKo0

 綱引きや騎馬戦とも違って、一人一人が注目される。
 そんな狙いもあって、俺はアンカーに出る事にしたんだ。

 一応、クラスでは100m走で3位だったしな。
 で、リレーが始まった。


 白熱した戦いが繰り広げられた。
 応援にも熱が入ってた。

 俺の所までバトンが来た時、俺のクラスは1位。
 2位3位は俺より早い奴だったけど、このままなら逃げきれる。

 何もかもが順調だ。
 全部上手くいく。何の問題もない。

 そう思った矢先に、事件は起きたんだ――。

              ◇


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:15:16.41 ID:CaiavFKo0
  _
( ゚∀゚)(いける、このままなら……くく、まだ笑うな。し、しかし……)
  _
( ゚∀゚)「いやっはああああああ1位もらいいいいい














ごっ!?」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:16:47.64 ID:CaiavFKo0

(,,゚Д゚)「あ」

「コケたー! 黄組のジョルジュ選手がゴール目前で盛大にコケたー!」
  _
(メ;゚∀゚)「ちょ……ま……」


「1位青組! 2位赤組! 緑も追い付いてきます!」
 _
(メ゚∀゚)
  _
(メ;∀;)「嘘だろおおおおおおおおおおおおお」

              ◇


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:18:03.85 ID:CaiavFKo0

 うん、コケたんだ。
 そりゃもう、思いっきり。

 頭も打って流血してた。
 タンカも持ってこられた。

 散々だった。
 その後はもう、病院に行って、家に帰って。

 泣きながら寝っ転がってわんわん泣いた。

 黒歴史に近かったよ、もう。


 いや。
 黒歴史は、その後か。

              ◇


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:19:40.89 ID:CaiavFKo0
 _
(メ゚∀゚)(放課後の教室で二人きり……最高のシチュエーション)
 _
(メ゚∀゚)(コケてもめげねぇ。思いは伝わるはず!)
 _
(メ゚∀゚)「あの、ツンさん」

ξ゚⊿゚)ξ「……何?」
  _
(メ;゚∀゚)「あの、その」
  _
(メ;゚∀゚)(ぐ……何を躊躇してる! 言うんだ! 言え!)


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:20:51.84 ID:CaiavFKo0
 _
(メ゚∀゚)「好きです! 付きだっで下さ」
 _
(メ゚∀゚)

ξ゚⊿゚)ξ「……ごめんなさい」

 _
(メ゚∀゚)
 _ _
( ゚∀゚ )
  _
(メ;∀;)「何なんだよおおおおおお!!」

              ◇


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:22:13.58 ID:CaiavFKo0

 俺は玉砕した。

 玉砕したんだ。

 粉々に。

 跡形もなくなる程に。

 コケた上に、告白に失敗したんだ。

 俺は教室を飛び出した。
 学校も飛び出した。


 んで、ギコの家に行ったんだ。

              ◇


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:23:43.77 ID:CaiavFKo0
  _
(メ;∀;)「ギコおおおおおおおおおお」

(,;゚Д゚)「うお! どうしたんだ!? 失敗か? 失敗したのか?」
  _
(メ;∀;)「噛んだんだよおおおおおおおおおおお」

(,;゚Д゚)「……まあとりあえず入れ」
  _
(メ;∀;)「おっぺけぺぇえええええええええええええ」

(,;゚Д゚)「意味が分からん」




(,,゚Д゚)の部屋
 _
(メ゚∀゚)「ふー……んあ? ああ、ポカリか」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:25:05.78 ID:CaiavFKo0

(,,゚Д゚)「最優秀選手になっちまったからな……どうすりゃいいんだ、50本も」
 _
(メ゚∀゚)「……」

       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     (゚∀゚)
     ノヽノヽ
       くく

 _
(メ゚∀゚)「ポカリ風呂作ろうぜ!」

(,;゚Д゚)「はぁ!?」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:26:35.35 ID:CaiavFKo0

(,,゚Д゚)宅の風呂場

 _
(メ゚∀゚)「ふぃーっと」

(,,゚Д゚)「これは……」

(,,゚Д゚)「ポカリで……海が出来た……」
 _
(メ゚∀゚)「さあ入ろうか」

(,;゚Д゚)「!?」

 _
(メ゚∀゚)「風呂なんだから入らねーと意味ないだろ?」

(,;゚Д゚)「いや無理だこれには入れんマジで」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:28:16.23 ID:CaiavFKo0
 _
(メ゚∀゚)「さあ!」

(,;゚Д゚)「無理無理」

 _
(メ゚∀゚)つ「っさあ!」

(,;゚Д゚)つ「無理だって言ってんだろ!?」

       ガッ    _
    (,;゚Д゚)つ (゚∀゚メ)
 _
(メ゚∀゚)「え」

(,;゚Д゚)「あ」

 バシャアアアアン


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:29:19.61 ID:CaiavFKo0
  _

(メ;゚∀゚)「ちょおおおおおおおお」

(,,゚Д゚)「正直すまんかった(棒)」




(,,゚Д゚)の部屋
 _
(メ゚∀゚)「いやー酷い目に遭った」

(,,゚Д゚)「まあなんだ、不可抗力だ。許せ」
 _
(メ゚∀゚)「はいはい……ったく、パンツにもポカリが染み込んだじゃねーか」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:30:50.89 ID:CaiavFKo0
 _
(メ゚∀゚)「……あ、そうだ。お前、これから先どうすんだ?」

(,,゚Д゚)「突然だな」
 _
(メ゚∀゚)「何とかはいつも突然に、ってな」

(,,゚Д゚)「……お前の父さん、居酒屋経営してただろ」
  _
( ゚∀゚)「ああ。お前も連れていったことあったよな」

(,,゚Д゚)「あそこに行った時から、だんだん思い始めたんだよ」

(,,゚Д゚)「俺が本当にやりたい事は何なのか、ってな」
 _
(メ゚∀゚)「……」

(,,゚Д゚)「俺はあんまり友達がいない。知り合いは何人かいるがな」

(,,゚Д゚)「おまえくらいなもんだよ、腹割って話せるのはな」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:31:57.06 ID:CaiavFKo0

(,,゚Д゚)「あの居酒屋に行って、凄いなと思ったよ。お前の父さん、誰とでも気軽に話してたからな」

(,,゚Д゚)「俺もあんな風になりたい、と思い立ったんだ」

(,,゚Д゚)「だから俺は――」

              ◇


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:32:47.97 ID:CaiavFKo0

 ま、この話はこれでおしまい。

 ……うお、そろそろ閉店か。
 じゃ、ラストオーダーいいか?


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:34:49.76 ID:CaiavFKo0







 ポカリスエット頼む。

 500mlの、な。








62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:35:55.29 ID:CaiavFKo0

―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―

閉店後、ジョルジュは名残惜しむように店を出た。
夜風が吹く中を歩き出す。

すると。

  _
( ゚∀゚)「おぶっ!?」

ジョルジュに、何かが投げつけられた。
縮れた、布のようなもの。

心なしか、妙な臭いがする。


「忘れもんだ! また来いよ!」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:36:58.92 ID:CaiavFKo0

投げてきたのは、居酒屋の店主だった。
嬉々とした顔で手を振っているのが、良く見えた。
  _
( ゚∀゚)「ありがとよ! また来るぜ!」

  _
( ゚∀゚)ノシ


力強く手を振り、再会を約束。

その内、店主が店内に戻ると、ジョルジュも踵を返して歩き出す。


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:38:32.91 ID:CaiavFKo0

居酒屋「擬古」。
国内で唯一、ポカリスエットを注文できる居酒屋。

また来よう、絶対に。
ジョルジュはそう誓い、空を見上げる。
  _
( ゚∀゚)「あー」

まだ、満月は見えていた。
  _
( ゚∀゚)「どうすっかな」

今日の予定は何も決まっていなかった。
案の定、他の友人との予定は合っていない。
  _
( ゚∀゚)(そうだ、久し振りに……)


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:40:05.27 ID:CaiavFKo0

日の出でも、見に行くか。

あの鮮やかで、美しい夜明けを。


たまには、良い景色でも見てみよう。

そうやって、心を洗っていこう。

そんな方法も、ありだよな。


清々しい気分で、ジョルジュは家路についた。


     ( ゚∀゚)と青き良き時代のようです おわり

( ゚∀゚)と青き良き時代のようです
ttp://image.blog.livedoor.jp/number18_ichihachi_/imgs/0/8/08738aad.jpg

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 01:41:27.85 ID:CaiavFKo0

お題は

15 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2012/01/07(土) 20:07:09.31 ID:ct4WyYLg0
>>14
ポカリの染み込んだパンツ

17 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2012/01/07(土) 20:10:17.33 ID:C1rwWOGp0
>>14
青き良き時代

18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2012/01/07(土) 20:10:36.08 ID:8iCSxDWn0
>>14
オッペケペー

でした。

お題をくれた人、見てくれた人、ありがとう。

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



プロフィール

K-AYUMU

Author:K-AYUMU

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク

ユーザタグ

カ行 タ行 ア行 ちんこ ハ行 サ行 マ行 ナ行 英数字  ^ω^) ('A`) ラ行 1レス ワ行 (´・ω・`) ショボーン ヤ行 ブーン ショボン トソン 'ー`)し ξ゚⊿゚)ξ (,゚Д゚) ドクオ まんこ (=゚д゚) J( 1レス カラマロス大佐 シュー ミセリ (-_-) いよう 川д川 人狼 (∪^ω^) 世紀末 ツンデレ 

FC2カウンター

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。