mesimarja
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( ・∀・)仮面男ドクオの約束のようです
1 名前:代理:2012/07/06(金) 00:27:35.05 ID:yu8MfJoO0
七夕だから
ながらで短編投下でもしようと思った

そのひとつ目

( ・∀・)仮面男ドクオの約束のようです


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:32:09.24 ID:gTglXciQO
( ^ω^)「有給取得理由は何だお?」

( ・∀・)「里帰りです。こちらで勤めてから、まだ実家に帰ってなくて」

( ^ω^)「わかったお。会社規定で一応理由を聞くことになってるから」

( ^ω^)「鬱田君。君には今まで無理をさせ過ぎた」

( ・∀・)「いえ……ウチのプロジェクトの為でしたから、仕方ありません」

( ^ω^)「盆も正月も休みをあげられなくて、三年も……本当に済まなかったお」

( ^ω^)「7月いっぱいは、実家でゆっくりしてきたまえお」

( ・∀・)「ありがとうございます。内藤課長」

やっとだ
やっと、俺はあの頃に帰れる

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:35:22.50 ID:gTglXciQO
( ・∀・)

入社以来三年も、最低限の休みしか取らずに働き詰め、稼ぎまくった

だから、有給はほぼ丸一月あるが、計画を進める上での資金は充分にある

俺の計画にはストレスも必要だったから、ずっと仕事詰めなのはむしろ好都合だったのかも知れない

( ^ω^)「では、8月からまたバリバリ働いてくれお?」

( ・∀・)「私のわがままを聞いてくださって、感謝しています」

( ^ω^)「いや、ウチの課は今年の夏は暇だから、有給消化は是非夏のうちに……という」

( ^ω^)「そんな社内事情もあるしな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:40:50.05 ID:gTglXciQO
( ・∀・)「はは。たまたま社と都合が合って助かりました」

( ^ω^)「鬱田君。君には期待してるお?私の右腕以上の存在として」

(;・∀・)「いや……恐縮です」

( ^ω^)(本当にな……)

内藤課長がイヤに俺を持ち上げるものだから
少し薄気味悪いものを感じはしたが
俺はそんなことを気にして居られない

一刻でもはやく、計画を……
約束を果たしたい

そればかり考えていたし
そればかり考えていたかった

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:45:19.31 ID:gTglXciQO
( ・∀・)「では、失礼します」


俺の名前は鬱田毒男という
会社員という役割を演じる役者みたいなもの。をしている

大学を卒業した後、俺は
まずその生まれもった貧相な顔を整形した
ジムに通いつめて体を鍛える傍ら、セールストークの向上の為にセミナーにも出入りし
この会社に内定を貰って潜り込んだ

それからは毎日真面目に仕事をし、かつ目立たぬよう過ごして
時が満ちるのを待ったのだ

今こそ望みを叶える時
全ては、俺が約束を果す為にしてきた事だ

『闇』に帰る

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:53:44.34 ID:gTglXciQO
( ・∀・)「さて、さっそく準備に取りかからねば」

退社するなり、俺は車を飛ばしてホームセンターへ行き
そこで真っ黒な壁紙を店にあるだけ買い込んだ

( ・∀・)「多すぎかな?いや、構わない」

車に適当に積み込み、俺がこの時の為に用意した部屋……
町外れの、地味で、古く、誰も望んでは入居しようとは思わぬような
みすぼらしいアパートの一室
ではあれど、俺の望み全てが集まる
その部屋へと向かう

( ・∀・)「もうすぐだよ……もうすぐ、俺は君に会える」

( ・∀・)「待たせてごめん……今度こそ君に名前をつけてあげるから」

商店街のどこかから聴こえる
「笹の葉サーラサラ~」という唄
そういう時期だったなと、ふと思う

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 00:58:51.26 ID:gTglXciQO
はっきり区別しておこう

俺が会社員を演じる為に借りている部屋は
仮面の生活を支える為だけのつまらぬ部屋
いわば、役者の控え室のようなもの
普段はそこで生活している

あるべき生活必需品はあり、不要なものは無く、無駄に清潔で、明るく
温かくも寒くもない

敢えて不便を探せといわれれば
俺の演技(あるいは金か?)に惹かれた、彼女と自称する女が時々出入りする位のものだ


だが、そこは俺の帰る場所にはなり得ない

そこには俺が望む、『闇』がないからだ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:04:07.46 ID:gTglXciQO
( ・∀・)「ここを仮に『巣』と名付けよう」

今回の計画の為に借りた、ボロアパートの一室に
俺は漆黒の壁紙を貼り巡らしていく

窓から光が入らぬように、段ボールで窓を覆い隠し
その上にも壁紙を貼り、完全に目張りをする

部屋中の蛍光灯や電球を外し、入り口のドアを閉めれば

そこは『闇』

( ・∀・)「うん……いい……ね?」

と言った矢先に

(#・∀・)「この『巣』には、どんな小さな光も許さない!」

と吐き捨て

異常無しを示すガス警報器の緑ランプを、アルミハンマーで叩き壊し
腕に巻き付けていたデジタル腕時計を便器に流し
携帯電話を逆方向に折り畳んで捻りちぎる

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:09:47.03 ID:gTglXciQO
(#・∀・)「ハハハ!そう!こうだった!」

(#・∀・)「あの頃の俺は、いつもこんな風に無闇にキレていた」

(#・∀・)「まず怒りが先にくる様でなければならない」

( ・∀・)「理不尽で、利己的で、排他的で、退廃主義」

( ・∀・)「そうでなくちゃならない……」

完全に暗闇と化した四畳半に体育座りをし、目を閉じる

( -∀-)(ただいま……)

( -∀-)(俺はたったいま、帰って来たよ?)

( -∀-)(待たせてしまったね)

しかし、あの頃には聞こえていた『闇』からの返事は無く
あの頃には見えていた『闇』の姿も見えない

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:15:19.44 ID:gTglXciQO
( -∀-)(仕方ないね。俺が悪いんだから)

( -∀-)(俺は金の為に仮面を被ってしまった)

( -∀-)(ずっと君と居られるようにと思って、金を稼ぎに出て行った)

( -∀-)(君を置いてきぼりにして……)

( -∀-)(君は俺を恨んでいるだろうね)

( -∀-)(許しておくれ。俺はこうして帰って来たよ)

( -∀-)(約束通りにね)

( -∀-)(………)

……………
………
……………

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:20:40.47 ID:gTglXciQO
あの頃はこうして目を閉じていると

日々の生活の苦しさ、貧しさ、己の弱さを忘れさせてくれる『闇』が訪れ
ずっと寄り添っていてくれたのだ

『闇』は俺にひたすら優しく
柔らかく
冷たく
気持ちのいい存在だった
無形で
性であった

俺は『闇』を思う時
確かにその無形なものに愛を持っていた




勿論、黒




女だったと
思、う。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:25:24.95 ID:gTglXciQO
('A`)「俺は、君が好きだ」

川д川「私もあなたが好き」

('A`)「こうして、この四畳半で膝を抱えたまま朽ちてしまってもいい」

川д川「ずっと私と一緒に生きて……」

('A`)「食い物……カップ麺も、金も底を尽きたから」

('A`)「俺は多分、もうすぐ死ぬ」

川д川「なら私も一緒に死ぬわ」

('A`)「ありがとう。こんな俺に優しくしてくれて」

川д川「どうして?当たり前よ?」

('A`)「当たり前?」

川д川「あなたと永遠に一緒にいたい。から」

川д川「死んでも、一緒に」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:30:08.60 ID:gTglXciQO
('A`)「君の名前は?」

川д川「知っているでしょう?」

('A`)「呼びたいんだ。教えてくれ」

川д川「あなたの呼ぶ名が、私の名前」

('A`)「俺が?」

川д川「そう。あなたが」

('A`)「なら素敵な名前で呼んであげるよ」

川д川「嬉しいわ」

川д川「それなら私は」

('A`)「?」

川д川「あなたを愛します今までより、もっと。もっと」

('A`)「俺も」

川д川「わたし……幸せ」

('A`)「ああ、幸せだ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:35:30.83 ID:gTglXciQO
~~作者より~~

オチは2つ考えてある
どちらがいいか、安価をつのる

オチ①光

オチ②闇

>>26
①か②で頼む


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:39:50.47 ID:AVdGQP/DO
3 混沌

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:41:32.26 ID:gTglXciQO
>>26
③混沌(カオス)
把握。

実はそれも考えてあった

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:45:52.21 ID:gTglXciQO
『闇』は何も答えてはくれなかった

答えないことが、『闇』なりの優しさだったのかも知れなかった


その証拠に一週間後、俺は、屈辱的にも
病院のベッドで目を覚ます羽目になった

なんたることだ

なんたることだ……

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 01:54:51.27 ID:gTglXciQO
(;、;トソン「ドクオさん!良かった!気がついたんですね?」

( ・∀・)「都村さん……俺、は?」

(゚、゚トソン「あなたは町外れのアパートで、栄養失調状態で倒れてたんですよ」

( ・∀・)「……」

(゚、゚トソン「過酷な仕事を苦に自殺なんて……」

(;、;トソン「なぜ一言相談して下さらなかったのです?」

( ・∀・)「ハハハ!まさか。俺は自殺なんかしないよ」

(゚、゚トソン「餓死しかけてたって……」

( ・∀・)「俺が都村さんを置いて、死ぬ訳ないじゃないか」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:00:05.73 ID:gTglXciQO
しくじった

俺はしくじったのだ

この女が、俺の仮面(あるいは俺の金か?)に執着していたことを
軽く考えすぎていた
まさか数日メールしないだけで、俺の足跡をたどり
そして俺を見つけてしまうとは

痛恨の失策。

良く考えれば、俺の『闇』に対する思いの先走りも
この結果を引き起こす要因だったのか

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:08:19.22 ID:gTglXciQO
(゚ー゚トソン「少し休養すれば、すぐ元気をとりもどせるとお医者様が」

( ・∀・)「そう……か。俺はただ、人知れずダイエットしようとしただけなんだけどな」

(゚、゚;トソン「……あきれた。全く人騒がせな人ですね」

( ・∀・)「いやあ、ゴメンゴメン。心配かけちゃったようだね」

( ・∀・)「この埋め合わせはいずれするよ?」

(゚ー゚トソン「なら、あなたの奢りで食事に行きましょう。ダイエットなんて必要ないですから」

クソッ!

クソッ!

クソおおおおお!



(゚ー゚トソン(逃がしませんよ……)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:10:43.43 ID:gTglXciQO
無気力な心を隠したまま
有給休暇は終わり、8月
俺は一月ぶりに、出社した
こんなはずではなかった
こんなはずでは……

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:15:46.39 ID:gTglXciQO
( ・∀・)「内藤課長。これ、おみやげです」

(*^ω^)「お!饅頭かお!ありがてえお!」

内藤課長が大の甘党である事は、社全体が知るところであり
饅頭で俺の里帰りの話を適当に誤魔化せるだろうとは踏んでいた

( ^ω^)「また今日から、バリバリ働いてくれお?」

( ^ω^)「私の代わりにな!」

( ・∀・)「課長の代わり?」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:20:39.68 ID:gTglXciQO
( ^ω^)「そうだお!」

饅頭を饅頭で押し込みながら、内藤課長は続ける

( ^ω^)「私も、明後日から一月、有給を取らせて貰うんだお」

(*^ω^)「だから、君には私の分も働いて貰わなきゃだお!うめえなこれ!」

(;・∀・)「は。有給ですか……それはまた」

( ^ω^)ニコリ

内藤課長は、心底楽しみだ。とばかりに

こう言った

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:22:55.10 ID:gTglXciQO




( ^ω^)「里帰りだお」

と。

不気味に笑って

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:25:40.53 ID:gTglXciQO
( ・∀・)仮面男ドクオの約束のようです


終わり

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:42:16.82 ID:gTglXciQO
まさかお蔵入りした③混沌オチになるとは……


最後に
「仕事したくねえ」

ありがとうございました

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:45:24.63 ID:hEMST4/6I
おつおつ

トソンの意図が気になるね
つーか光も見たかった

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/06(金) 02:57:10.31 ID:gTglXciQO
ひかりだとトソンがドクオにさされてしぬはずですた
やみだとないとうかちょうがくるうはずですた
こんとんはいちばんへいわなおわりかたです

コメント

ホムンクルスを短縮させたような
濃いけど平べったい話だったな
[2013/02/06 22:13] URL | $ #- [ 編集 ]


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