mesimarja
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('A`)うなじゅうのようです(´・ω・`)
4 名前: ◆7YW6txupJQ :2012/10/19(金) 01:09:23.08 ID:9CD4Lx3W0
('A`)「いつもの」

J( 'ー`)し「あいよ、カレー並1ね」

大学の学生食堂は昼時で賑わいを見せている、月末まで財布の中身が心もとない俺、ドクオは今日も今日とて学食で一番安いカレーを頼む。
福神漬けのせ放題のおかげでご飯より福神漬けの量が多い学生がちらほらいる、そんな俺のカレーも福神漬けの赤の量がカレーの黄色を侵食気味である。

('A`) 「うーむ、らっきょうも乗せ放題にしてほしいな」

らっきょうのほうが腹が膨れる気がする、そんなことを考えつつせっせと福神漬けをカレーに移動させる。
既にカレーの色は赤い。

「隣、いいかい?」

('A`)「遅かったじゃねぇか、それよりオレのスラムダンク全巻セット早く、返せ…よ?」


6 名前: ◆7YW6txupJQ :2012/10/19(金) 01:10:23.79 ID:9CD4Lx3W0
(`・ω・´)


(;'A`) 


こいつは同じ学部のショボンだ。
しかしなんだか今日はふいんき(ryがちがう

そして弁当だろうか? 
黒と朱の見事な漆塗りの重箱、三段重ねを木製の長机の上においた。


('A`)「な、なんだか豪勢な弁当だな…」


(`・ω・´) 「3500円だ」


(;'A`) 「は?」


(`・ω・´) 「このうなじゅう」



(`・ω・´) 「3500円だ」


-うなじゅうのようです-

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:11:29.22 ID:9CD4Lx3W0
俺、鬱田ドクオの今日の昼飯はいつものごとくカレー(\300並)であった。
一方、学食で彼の隣りに座った垂眉ショボンの昼食のうなじゅうは(\3500)である。

ちなみに昨日俺と同じカレーを食いながら垂眉はこう言っていた。

-昨日-

(´・ω・`)「はは、月末まであと二週間、財布には3500円しかないやー」


('A`)「え、お前結構絶望じゃね?」


チャリチャリチャリーンガシャーン←自販機の音


(;´・ω・`)「やっべ、3380円しかない!」


('A`)「ジュース買ってんじゃねーよ」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:12:18.82 ID:9CD4Lx3W0
そんなやり取りをしながら二人で真っ赤なカレーを食べたのだ。
あと百二十円はどっから出てきたのだ。
これからどうするのだ。あと10日以上経たないとお金は入ってこないんだぞ。

いろんな言葉を飲み込みながら長机の上に置かれた重厚な漆塗りを眺める。
長年使われた傷だらけの机とは対照的な黒光りの光沢が眩しい。


(`・ω・´)「やらんぞ」


(;'A`) 「お、俺はカレーがあるから…」

うなじゅうから発せられるオーラを身にまとう男がそこにいた。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:13:10.85 ID:9CD4Lx3W0
思い切って問いかけてみる。

('A`) 「しょ、ショボン…くん」

オーラのせいか、声が上ずった。
カレーが気管に入った、そういうことにしよう。

('A`) 「そ、そのうなじゅうどうしたの?」


(`・ω・´) 「買った」


(;'∀`)「へ、へぇ~だ、誰のお金で?」


(`・ω・´) 「もちろん、俺のだ」


(;'A`)
 
きっと昨日となりの垂れ眉は自分の財布の中身を間違えたのだろう。
垂れ眉の財布には諭吉が三枚と樋口が一枚いたのだ。
きっとそうだ、そうに違いない。
昨日は貧乏な友人にちょっと同情して彼と同じメニューにしてみたけどやっぱり昼飯はうなじゅうにかぎるってね!


(;'A`)「ないないないないないないない! 断じてない!」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:14:00.52 ID:9CD4Lx3W0
ショボンが両手を重箱に添えた。

(`・ω・´) 「左手は添えるだけ」

箱を持ち上げる気なのだろうか。
両手でしっかり持つべきだ、添えるだけじゃダメだろ。
せっかくのうなじゅうを床にぶちまける気か。
安西先生だってこんな状況ならしっかり両手で持つようにというはずだ。
シュートは左手を添えて、うなじゅうの重箱は両手でしっかり持つように。
そういえば、なぜ安西先生はあんなに太っていたのか。

('A`)そ「はっ、まさか奴も毎日うなじゅうを?」

いつぞやルカワが家に行った時、風情のある和室に通されてたし。
ああ、やっぱりうなじゅうは和室に限るよねー。
学食でうなじゅうなんてだめよだめだめだめだめよ。


(;'A`)「そのうなじゅうちょっとまったああああー!」



(`・ω・´)ピタ


(;'∀`)b「ど、どうせなら和室で食べない?」

我ながらナイスアドバイスだ。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:15:12.26 ID:9CD4Lx3W0
(`・ω・´)「なるほどな、確かに和室だ」

(;'A`)「そうだよ、和室兼俺の部屋だよ!」

大学から徒歩5分、快適六畳一間、風呂トイレ別。
家賃4万円、ゴキブリ出現多々。そんなオレの城にうなじゅうと友人をご招待した。
築20年以上のこのボロアパートで3500円のうなじゅうが食されたことがあるだろうか。

ない、だろう。
そして後にも先にも、うなじゅうがこのアパート及びこの部屋で食されることはない。
非常に歴史的な日だ、カレンダーを見ると仏滅だったが。

蓋をあけ放出されるうなじゅうの香りがこの汚い和室に沁み込むことでここも少しは高級な"格"ってのが手に入るのではないか。
高級アパートになったので家賃も値上げですってことにはならんよな。ただ、それだけが心配。

俺はそんなことを考えながら目の前の重箱を見つめていた。

六畳の和室の畳の真ん中に置かれたうなじゅうは薄紫の風呂敷に包まれている。
どこで買ったかは知らないが重箱と風呂敷がセットでついてくるとは。
中身よりこの重箱と風呂敷でぼったくっている気がする。
つか、そうだ。そうに違いない。

(`・ω・´) 「さあ、食うぞ」

割り箸ではなく、これまた光沢を放つ黒いお箸を取り出す旧垂れもとい上げ眉。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:16:43.75 ID:9CD4Lx3W0
ゴクリ。
うなじゅうへの食欲か緊張感か、期待感か。
すべてをまとめたつばが俺の喉元を通り過ぎる。他人の昼食なのに。
芳醇なタレの香りが蓋の隙間から湧いてくる。
白い米が隙間から顔を見せる。
あの米の白さに比べればそこらのjkのパンツの白さなどまさに月とすっぽんである。

ちなみに今jkがスカートをたくしあげて

川 ゚ -゚) 「わたしのパンツとうなじゅうのお米どっちが白い…?」

なんて聞かれたらドクオどーしよー、こまっちゃうなー。


('∀`) 「ヂュフフフフフ」

そんな欲望が頭の中にこんにちはしていたら目の前のパンドラの箱は既に開かれていた。


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:18:49.02 ID:9CD4Lx3W0
開かれた箱の中身が眩しい、まぶしすぎてうなぎが見えない!
まさか中華一番をここでやるとは思わなかった。
あのエフェクトは和食でも再現可能なのか。

('A`)「中華限定じゃなかったんだ…」

(`・ω・´) 「うなじゅうは中華じゃないぞ」

はしを米にもぐらせる眉毛はいま世界でも指折りの炭鉱の発掘調査中である。
まじで羨ましい。カレーを軽視するわけではないが今ご飯の上にかけたいものは?
と聞かれたら間違いなくうなぎとそのタレであろう。
来月お金が入ったら俺もこのうなじゅうを買ってこようと思う。

('A`) 「なぁ、このうなじゅうってどこで売ってたの?」


(`・ω・´)「…」

ショボンは黙々と米を口に運んでいる。
なんだか空気が重い。これもオーラのせいか。
ここまでオーラのせいにできるのはダンバインかこいつくらいだろう。
オーラすごい。

そんなこんなで気がつけば重箱三段はショボンの腹に収まっていた。


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:21:37.06 ID:9CD4Lx3W0
(`・ω・´) 「ドクオ」

一仕事終えましたって顔でショボンが口を開いた。
口の端に米粒が数粒ついている。
満たされた腹を擦る姿はもともとの丸い体格のせいか、なんだかモノホンの安西先生っぽかった。

(`・ω・´) 「俺は今、うなじゅうを食べた」

('A`) 「ええ、食べましたね、完食でしたね」

安西先生、と思わず口から出そうになった。危ない危ない。

(`・ω・´) 「俺はいま、リア充だろうか」


('A`)



(;'A`)「…は?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:23:16.65 ID:9CD4Lx3W0
「俺は今リア充か?」

うなじゅうをたいらげたまんじゅうみたいな顔の上げ眉は妙ちくりんな質問を俺にぶつけてきた。
俺はリア充か? と。

('A`)「お前のお腹はリア充だろうな」

と、俺もごもっともで答えになってない答えを返していた。
突然の散財、妙ちくりんな質問、上げ眉、オーラ。
一体何なのだ。 一体お前に何があったんだ。
そう問い詰めたい気持ちにかられるオレの顔をまじまじと見つめるショボン。


(`・ω・´) 「俺が何を考えているか、わかるか?」

('A`)「うなじゅう美味しかったなぁ…とか?」






(`・ω・´)「明日からどうしよう…かなって」



(;'A`)


こいつ、やっぱり全財産使いやがったーーーーーーーー!

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:25:46.66 ID:9CD4Lx3W0
午後の講義が始まる時間だったが、正直行く気はなかった。
上げ眉の後先考えずの行動に勉学への意欲はもはやどこかへ行ってしまった。
まぁ、もともとないのだけれども。

(`・ω・´)「モララーっているだろ」

('A`) 「あぁ…あの」

モララーとは学年一軽薄な男、女1000人斬り、爆発するならまずはこいつとか。
日陰者からは羨望と軽蔑の眼差しを向けられている男だ。
話したこともないので分からないが「うぇーいw」を絵に描いたような奴らしい。
自分で言っておいてなんだがなんだそれ。

('A`) 「飲み会やら合コンやらで昨日二時間しか寝てない、が口癖だとかなんとか」

しかも医者の息子で交友関係幅広し高級車を乗り回し、なおかつルックスよしな完璧野郎である。


(`・ω・´) 「昨日お前とカレーを食べたあと俺は講義を受けるために教室へ向かった」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:27:12.14 ID:9CD4Lx3W0
-昨日・午後-

(´・ω・`) (ふう、間に合った…福神漬けのせすぎたなぁ)

 講義前にお腹の調子を悪くした僕はトイレを終えて滑り込みながら教室へ駆け込んだ。
この講義はあまり人気がなく、採っている生徒がいないせいか内職にはもってこいなのだ。
結構だらけた講義に寝たり、大声で喋っている生徒も少なくない。
講師ももはや給料さえ貰えればと注意もろくにしないのだ。


「ん? 今日の合コン?」

授業中にもかかわらず電話でしゃべっている奴とか。

( ・∀・)白「あーおっけ。一人足りないのね、分かった」


(´・ω・`) (モララーか)

茶髪によくわからないけど爽やか系コーデってやつだと思う。
数人のリア充グループの固まりの中心に奴はいた。

講師よりよく通る声で講師よりよく喋る。

( ・∀・)白 「誰か適当に見繕っておくよ、任せとけって」

俺たち友達だろ? そういってやつは電話を切った。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:28:28.93 ID:9CD4Lx3W0
( ・∀・)「やぁ、ショボン」

講義が終わるなり後ろから右肩をポンと叩かれた。

(´・ω・`) 「えっと…なに?モララーk( ・∀・)「合コンいかね?」


(´・ω・`) 「え? 僕が?」

生まれてこの方合コンなど行ったことない僕は思わず確かめていた。
本当にこの僕を誘っているのかと。

( ・∀・)「そうだよ、ってかお前しかいない!みたいな」

行こうかな。もしかしたら僕みたいなやつも可愛い女の子とお知り合いになれるかもしれない。

( ・∀・)「おまえ彼女いないんだろ? チャンスだって!」

誰から聞いたから知らないが、それとも見た目で判断したのか。
首を縦にふるだけで彼女ができます、どうですか? いいでしょ、合コン。
ほらほら、ハンコはここですよ。

(´・ω・`) 「い…k」

その時僕は大事なことを思い出した、財布の中には三枚のお札しか入っていないことを。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:29:23.61 ID:9CD4Lx3W0
(´・ω・`) 「悪いけど…」

お金がない、ってのはなんだか恥ずかしいからこのあとバイトと嘘をついた。
本当は家に帰って適当にテレビを見てゴロゴロだらだら時間を潰すだけなんだけど。

( ・∀・)「ふーん、そっか」


ピッ

あ、もしもし? 俺。
そうそう、ちょっと今心当たりが拒否っててさー。
え? いないよ、そいつ。 うん。彼女。
だろ? ありえないよなーw

(´・ω・`)(あり得ないのは毎日合コン三昧のお前の日々だよ)

そう言ってやりたかったけどなんだか居心地が悪かったので電話をするモララーにそれじゃ、と一言かけて学校をあとにした。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:31:18.11 ID:9CD4Lx3W0
知らない番号から携帯の着信があったのは19時を回った頃だ。

( ・∀・)「なぁホントはバイトなんてないんだろ?」

彼女がいないとかバイトがないとか僕の電話番号とかこいつの情報源はどこから来てるのか。
モララーの交友関係が広いというのを改めて確認すると同時に合コン脳って言葉が頭で作成された。
狙うぞ、流行語大賞。

( ・∀・)「さっきも言ったけどこれはチャンスだぜ?」

なんの? なんのチャンスなの? と返すと

( ・∀・)「決まってるだろ」






リア充になるためのチャンス、だよ。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:32:23.88 ID:9CD4Lx3W0
( ・∀・)「だってさ」

彼女もいない、友だちだってあの('A`)←しかいないっぽい、学食で福神漬けをやたらとカレーに入れてた。
家に帰ってもやることない、太ってる、丸い、あとなんだか罵詈雑言。

( ・∀・)「だからさ、そんなお前がリア充になるためのチャンスなんだぜ?」

とニヤニヤした顔でモララーが言った。

実際は電話越しなので表情はわからなかったけれども。

(´・ω・`) 「合コンに参加したらリア充になれるの?」

( ・∀・)「違うよ、これをきっかけにリア充になるんだ」

お前は生まれ変わるんだ。 ほらほら、クタクタのTシャツなんて脱いでカジュアルにびしっと決めて街へ繰り出せよ。

( ・∀・)「抜け駆けしてるようで悪いっていうなら今度はあのガリガリも誘ってやるからさ」



----------とりあえず今日はお前だけ、な?


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:33:21.12 ID:9CD4Lx3W0
--------

('A`)「で、のこのこと出かけて行ったわけだ」

ガリガリで悪かったな、畜生。
毎日一食くらいでちょうどいいんだよ、環境にやさしい男を舐めんな。


(`・ω・´) 「…いや拒否った」


(;'A`)「え?なんで?別にいいんじゃねぇの? 悪いことはしてないんだし」

回想の中でボロクソに言っていたのはモララーなんだしこいつがリア充になろうがなんだろうがそれはそれでいいと思うんだが。


(`・ω・´) 「話が逸れたな」


('A`) 「そ、そうだよ、ともかくこのうなじゅうはなんなんだよ」


(`・ω・´) 「…」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:34:41.10 ID:9CD4Lx3W0

-----------ーーー

(; ・∀・)「は?」

(´・ω・`) 「行かない」

( ・∀・)「え? お前、リア充になりたくないの?」

ピッ

テレビのリモコンをおしりで踏んでいたのか、ブラウン管に映像が映る。



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:35:22.82 ID:9CD4Lx3W0
( ^ω^)「今日はここ、うなぎ屋vipの特性うなじゅうを食べたわけですが」

グルメ番組だろうか、愛嬌のある若い男ががにこやかにカメラに向かって話している。

( ・∀・)「おまえ、もったいないよ。マジで」

( ^ω^)「店主さん、このうなじゅうなんですが」

店主「はい、今日はちょっとサービスさせて頂きます」

いつもは頑固なのだろうが、カメラを前に頬を緩めた店主がにこやかに話す。

( ・∀・)「いいか、何度も言うがチャンスなんだぜ?」

( ^ω^)「今日はこのグルメでホライゾンを見たってお客様に」

店主「はい、限定五名様にうなじゅうを3500円でご提供させて頂きます」

( ^ω^)「聞きましたか? 普段は1万円のこの特性うなじゅう! 今ならなんと3500円!」


( ^ω^)「これはチャンスです!」

それでは皆さん御機嫌よう、はいピーナッツ!

店主「うめぇwwwww」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:36:53.95 ID:9CD4Lx3W0
(´・ω・`) 「とりあえず誘ってくれてありがとう」

(#・∀・)「なんでだ? お前が来ないと人が足りないんだよ」

(´・ω・`) 「君なら大丈夫だよ、僕の代わりなんていくらでも見つけられるでしょ?」

ちっ、と舌打ちが聞こえた。 テレビは天気予報に切り替わっている。

( ・∀・)「…わぁった、もう頼まねぇ」

電話を切ると罪悪感は消えていた。
もともとなかったけれども。 

(´・ω・`) 「お腹すいたな」

(´・ω・`) 「120円足りないけど…漫画でも売ればなんとかなるかな」

むしゃくしゃしてやった、反省はしてない。
そんな犯罪者の言葉が頭をよぎった。 とりあえずスラムダンク全巻をブックオフに売りつけに行こう。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:41:11.12 ID:9CD4Lx3W0
------ーーー





('A`)「お、おれのスラムダンク…」

(`・ω・´) 「320円だった」


(;'A`)「ええええええええええ」

(`・ω・´) 「むしゃくしゃしてやった」

苦笑いしながら上げ眉は笑った。
反省はしてないようだ。 もうぐうの音も出ない。

そして腹をさすって一言。

(`・ω・´) 「あんまり美味しくなかった、このうなじゅう」


(;'A`)「なんですと…」

ちょっとお腹の底に残ってたぐうの音がひりでた。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:43:33.95 ID:9CD4Lx3W0
(`・ω・´)「モララーの話を聞いているうちに思ったんだよ、型にはまったリア充なんて、ってさ」

('A`)「型?」


(`・ω・´)「彼女がいて、友だちがいっぱいいてお金があって中肉中背でそれなりの身分って奴より」

(`・ω・´)「学食の机で友達と二人カレーを食べてたほうがいい」

('A`) 「そうかぁ」

え?そうか? と言いたくなったがぐっと堪える。

(`・ω・´) 「少なくともぼくはそうさ」

('A`)「俺へ同情してそんなこといってるんじゃないよな?」

(`・ω・´)「もちろん、この眉毛にかけて誓うさ」

('A`)「…」

こいつはこいつなりの幸せってやつを踏みにじられている気がしたのだろう。
お前の幸せなんて、と笑われている気がしたのだろう。
だから精一杯こいつなりのやり方で確かめたかったのだ。
目にもの見せてやりたかったのだ。
いいか、リア充ってのはリアルが、今この瞬間が充実しているヤツの事なんだぞと。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:46:45.97 ID:9CD4Lx3W0
(´・ω・`)「ふう…この顔もつかれた」

上げ眉を垂らしてショボンは笑った。

(´・ω・`)「なんだか、しかめっ面してたらおなかへったよ。カップラーメンない?」


('A`)「おいおい、まだ食うのか?」

(´・ω・`) 「六畳一間でカップラーメン? 最高だろ?」



('∀`)b 「ああ」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/19(金) 01:47:56.07 ID:9CD4Lx3W0
最高の瞬間を満喫すればそれはリア充なのだ。
多分奴はそう言いたいのだろう、そしてそれを今実践したいのだ。

('A`)「あるけどよ、100円な?」

(´・ω・`)「えーーーーー? お金ないんだってば」

('A`)「オレの計算が正しければまだ200円余ってんだろ? 余裕じゃねぇか」













(´・ω・`) 「80円しかない…」



('A`) 「ジュース買ってんじゃねーよ」


-おしまいー


42 名前: ◆7YW6txupJQ :2012/10/19(金) 01:49:35.78 ID:9CD4Lx3W0
あとがき

こんな夜中に支援してくれた人、見てくれた人どうもありがとうございました。
うなじゅうなんて12年くらい食ってないです。
誰かオレに食べさせてくれ

ではでは

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