mesimarja
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川 ゚ -゚) 少女クーは‘2’に棲まうモノ達と奇妙な旅をするようです(2)
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 19:57:58.08 ID:mrgMxnJb0
有名なコピペとかをパクリまくりな話です。
気分悪くする人がいるかもしれないので、先に言っときます

ごーめーん


あと、このスレは2話目からです。
まとめはないので、要望があれば
今日の投下分を投下後に張ります


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 19:58:55.00 ID:mrgMxnJb0


②素直になりなよ




3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 19:59:20.02 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) お嬢さん、どこに向かいますかー?

川 ゚ -゚) 津出山の展望台に向かってくれ

(  ^ω^) あれ、お嬢さん、一人かお?

川 ゚ -゚) うむ

(  ^ω^) こんな夜中に・・・?

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) ・・・まさか

川 ゚ -゚) 違う。家出とかではないぞ。
     えーと・・・母と、そこに待ち合わせしているんだ。頼む

(  ^ω^) あ、何だ。そうかお

ばたん・・・ぶろろろろろr

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:00:16.41 ID:mrgMxnJb0

・・・
漏れの名前はブーン
今年、32になりますお。

職業は、魔法使い・・・じゃない、タクシー運転手ですお。

今は、日本人形のような可愛らしいけど、
その長所を打ち消しそうなほど無愛想な女の子を乗せて
ある山の展望台に向かっていますお。

あー・・・

あそこの途中には、割と有名な心霊スポットがあるから、
こんな時間に向かいたくないんだけどな・・・

しかも、今日は雨がずっと降ってて、

すべりやすそうだし・・・

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:01:00.67 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

(  ^ω^) あー・・・

川 ゚ -゚) む?

(  ^ω^) お嬢さん、知ってますかお?

川 ゚ -゚) 何をだ?

(  ^ω^) この先の、トンネルですお

川 ゚ -゚) ?

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:01:27.61 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ここ、出るらしいんですお?

川 ゚ -゚) 何がだ?

(  ^ω^) ゆーれい・・・ですお

川 ゚ -゚) ふむ。そうらしいな

( ;^ω^) ・・・お嬢さん、若いのに肝が据わってますおね~

川 ゚ -゚) いや、知ってるからな

(  ^ω^) おや、お嬢さん。そういう話、詳しいんですかお?

川 ゚ -゚) いや、今知った

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) だって、ホラ。前に。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:02:11.97 ID:mrgMxnJb0

ブーンは、前方を見た。
丁度、トンネル出たあたりかお?

そこにいる、白い人影。

華奢な、女性のような・・・




10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:03:12.77 ID:mrgMxnJb0

Σ( ;^ω^) って、うわああああっ!!!!ぶつかるっ!

慌てて、急ブレーキ。

急ブレーキのショックで、
ブーンは頭をハンドルに軽くぶつけてしまいましたお・・・


( ;+ω+) いててて・・・




11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:04:14.92 ID:mrgMxnJb0

痛みからしばらくして解放され、
顔を上げる。

さっき見えた人影は、見当たらなかった。

撥ねた形跡も、ない・・・

( ;^ω^) ・・・?


ブーンは、不審に思って車から降りてみました。

やはり、人気はありません・・・

その代わり、分かった事。

トンネルから出たばかりのところ、
そこには・・・

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:05:05.51 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) ど、土砂崩れ・・・・?



ブーンのタクシーが走っていた車線が
ちょうどその車線分そっくり、崩れ落ちていましたお。

・・・



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:06:06.49 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) なんだったんだお・・・

川 ゚ -゚) ・・・

( ;^ω^) お嬢さん、大丈夫ですかお?

川 ゚ -゚) もしかして・・・

(  ^ω^) お?

川 ゚ -゚) 助けてくれたのかな?

(  ^ω^) ・・・さっきのゆーれいさんが、出てくれてなかったら

川 ゚ -゚) ・・・死んでたな

(  ^ω^) ・・・

川 ゚ -゚) ・・・

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:09:18.15 ID:mrgMxnJb0

そうかも・・・

いい、ゆーれいさんだったのか。

そう、呟こうとしましたお。

でも、その瞬間・・・

ブーンの真後ろから、
冷たく、澄んだ声が聞こえました。





「死ねばよかったのに」




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:18:09.20 ID:mrgMxnJb0

Σ( ;^ω^) !!!!

川 ゚ -゚) ふむ。違ったか・・・


( ;@ω@) うわあああああああっ!!!


ブーンは、恐怖のあまり
無我夢中で車を走らせました。

気がつくと、少女に頼まれた展望台に。

ブーンが声をかけようと、少女の方を振り向くと、

すでに少女は降りていて、
代金ぴったりのお金が後部座席においてありましたお。



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:19:29.46 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) あ、あれ?あの子も、いつの間におりたんだろう・・・

( ;^ω^) ・・・



ん・・・

正直、気が動転してたから・・・
気を使ってくれたのかお・・?

はぁ・・・

何だか、疲れた。


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:21:16.30 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・

・・・
もう、遅いから、帰るとしよう。

お客を乗せてない車内での時間は、
思索のとき。

タクシーから一人で配車センターへと向かう。

その間、さっき起きたことについて、ブーンは考えていました。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:22:02.84 ID:mrgMxnJb0

もし、あの幽霊が出て来なかったら・・・

ブーンは、あの少女と一緒に崖の下へ、まっさかさま

・・・

さっきの声は、怖かったけど・・・

もしかして、さっきのゆーれいさんは、やっぱり


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:23:30.60 ID:mrgMxnJb0





「そ、そんなこと、ない!」







26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:24:02.04 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・え?

「・・・」

後を、振り返るブーン。

周りを、見回すブーン。

誰も、いない・・・


( ;^ω^) ・・・

( ;@ω@) う・・・


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:25:32.19 ID:mrgMxnJb0

・・・

あ、

ああ・・・

ゆ、ゆーれいだ・・・


ま、またでた・・

ば、化け物・・・


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:25:55.19 ID:mrgMxnJb0

助けてくれたとしても、
怖いものは怖くて・・・

やばい・・・

目の前が・・

やばい。

こ、こんなことで、こんなところで、

発作が・・・


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:26:43.43 ID:mrgMxnJb0



「え、ちょ、ちょっと・・・け、痙攣してるぅ!?
 あ、ダメ。事故って、死んじゃう。

 ちょ、こらぁ!!」



最後に、そんな声が聞こえた。




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:29:30.16 ID:mrgMxnJb0

・・・

目が覚めたら、目の前に白いものが見えた。

また、びっくりする。

でもそれは、ただの白い天井だった。
それどころか、部屋中、真っ白。

ここは、病院・・・・?


誰か、人の気配がする。

・・・そっちを向いてみると・・・



うゎ・・・社長・・・

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:31:55.43 ID:mrgMxnJb0

(,,゚Д゚) ゴルァ・・・ブーン。頭は、大丈夫か・・・?

(  ^ω^) ・・・はい

(,,゚Д゚) ・・・そうか、治ったか。
      お前・・・いつからだ?

(  ^ω^) ・・・高校生の、頃からですお

(,,゚Д゚) ちっ・・・隠してやがったか・・・

(  ^ω^) ・・・すみません、でしたお・・・

(,,゚Д゚) ブーン、悪いが・・・

(  ^ω^) はい・・・だお。わかっていますお

(,,゚Д゚) ・・・隠す気持ちも、分かる・・・

(  ^ω^) はい・・・だお

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:33:15.17 ID:mrgMxnJb0

・・・
社長は、帰っていきました。

癲癇持ち、ばれちゃったお・・・

ブーンは、どうやら、失職したようですお。
癲癇ばれたら、続けられない規定だから・・・

タクシーの運転、これでも好きだったのに。

車の運転も、勿論好きだし。

色んなお客さんを乗せて、
いろんなことを、話して・・・


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:35:03.69 ID:mrgMxnJb0
・・・
・・・

はぁ。

それにしても・・・

ブーンは癲癇が運転中に起きて、よく・・・
生きていられたおね。

体に、別状はないみたいだし・・・


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:36:23.63 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・もしかして、また、助けられたのかお・・・?

(  ^ω^) ・・・

(  ^ω^) ・・・でも、どの道・・・

(  ^ω^) ・・・



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:37:06.70 ID:mrgMxnJb0

はぁ・・・

癲癇・・・いやだお・・・
最近は、発作も全然なかったのに。

気を、つけてたのに。

一回の発作で、
ばれて・・・



最悪・・・


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:37:21.87 ID:mrgMxnJb0



「・・・ごめん」





・・・?

わっ・・・

ま、また!?



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:38:10.88 ID:dEjORYT5O
あの話かと思ったら、もしかしてツンデレverのほうかw

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:38:44.71 ID:mrgMxnJb0

「ごめんなさい・・・
 危害を、与える気もないわ・・・
 
 ただ、あ、謝りたくて・・・」


( |||^ω^) ・・・


「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」


・・・



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:39:40.65 ID:mrgMxnJb0

あ・・・

ブーンの寝ているベットの横。

透き通って見える、
女性が立つ。

二十歳くらいかな・・・

泣いている。


泣いている幽霊なんて、
恨みを持った幽霊くらいしかいないと思ってたお。

でも、このゆーれいさんは、恐らく、本当にブーンに謝りたいのか・・・も


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:40:24.55 ID:mrgMxnJb0

ξ;-;)ξ 「ま、まさか、あんな事になるなんて・・・」

(  ^ω^) ・・・

ξ;-;)ξ 「貴方が、そんな病気を持っていたなんて・・・」

(  ^ω^) ・・・



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:41:14.36 ID:mrgMxnJb0

・・・

不思議だお・・・
泣いてる。

ブーンを心配してくれて、
謝ってくれてる。

こんな・・・幽霊・・・

ブーンの持っていた恐怖は、
何故か消えていきましたお。

逆に、満たされたのは・・・

なんだろう・・・

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:42:09.91 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・なんで、助けてくれたんだお?


こんなことを聞くと、
ゆーれいさんは、すぐそっぽを向いてしまったお。

「べ、別に、助けるつもりがあったわけじゃ、無かったのよ!
 ただ、目の前で死なれると、寝覚めが悪いって言うか、
 なんていうか・・・」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:43:07.27 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・幽霊って、寝るのかお?

「ね、寝れないわよ! 言葉のあやよ! 気にしないで!」

( ;^ω^) ・・・

「ふんだ!だから、助けるつもりなんて、全然なかったから!」

(  ^ω^) ・・・じゃ、ついてきたのは、何で?
       とり憑こうとしたのかお・・・?

「・・・ふん。た、ただ・・・」

(  ^ω^) ?


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:44:39.08 ID:mrgMxnJb0

「そんな風に、馬鹿な勘違い、してくれたのが・・・
 貴方だけだったから・・・」

(  ^ω^) ・・・

「そ、それで、ちょっと付いてきちゃっただけなの!
 別に他に、何もないの!」

相変わらず、そっぽを向いたまま。

なんだか・・・
ただ、拗ねている子供のようだお・・・

「そんな、拗ねてなんて・・・ば、馬鹿にしないでよっ!」

ぐわっ・・・
こ、心、読まれてるんだおね・・・

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:46:20.71 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) ・・・

「・・・」

(  ^ω^) ・・・ありがとう、だお

「・・・え?」

(  ^ω^) 何にせよ、命は助かりましたお・・・
       ありがとう、だお・・・

「・・・///」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:47:11.95 ID:mrgMxnJb0

あー

照れてるおー・・・




「照れてない!」

すいません・・・だお・・・


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:48:35.53 ID:mrgMxnJb0

ふう。それにしても・・・

「・・・?」

いや、会社も首になったし、
これから、どうしようかと・・・

「え・・・首になっちゃったの?」

うん・・・だお。
癲癇持ちってばれちゃ、タクシー運転手の仕事なんて、
続けられないお・・・

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:48:36.31 ID:uoTPCDNl0
>>1の書くツンはかわゆくてしょうがない

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:49:35.38 ID:mrgMxnJb0

「・・・?」

ん・・・?

「ばれて、ないと思うんだけど・・・たぶん」

え?そんな馬鹿な・・・
病院に運ばれて、気がつかれてないはずがないし

社長も、隠してたって・・・

「いや・・・その・・・」

ん?


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:50:22.02 ID:mrgMxnJb0

「ご・・・ごめん・・・」

???

「私がアンタの中に入って運転したの。
 だけど、マニュアルの車、ほとんど運転した事なくて・・・」

ふむふむ。



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:51:19.00 ID:mrgMxnJb0

「近くの空き地に車を寄せて」

それで?

「無線が、たまたま入ったから、
 運転の仕方を、無線相手に聞いたの」

・・・

「しかも、私も動転してたから、つい、素でそのまんま女口調で聞いちゃって・・・」

・・・お?

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:52:11.19 ID:mrgMxnJb0

「多分、アンタ、無線相手に
 「頭打って記憶喪失にでもなったか?しかも、実はオカマかい!」と勘違いされたわ・・・」

・・・社長が言ってた、か、隠してるって・・・・・・・・・・・・

もしかして、そっちかお?

「うん・・・オカマの事かと・・・」

きゃーーーーーーーーーーー・・・


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:54:11.95 ID:mrgMxnJb0

「わ、私がアンタの中に入ってたから、
 その間に体調とかは、元に戻ってたと思う。
 だから、癲癇については、ばれてなかったはずよ!」

あ・・・そうですかお・・・

「ご、ごめん・・・」

そうかお・・・

ブーンは・・・

オカマとしての勘違いを我慢すれば
今の仕事、続けられるのかお・・・

「・・・ごめん@@;」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:55:13.70 ID:mrgMxnJb0

はあ・・・

ま、まあ・・・

良かった・・・というか・・・マシ・・・なのかな・・・?

「・・・@@;」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:55:48.84 ID:mrgMxnJb0

ξ゚⊿゚)ξ ・・・

(  ^ω^) ・・・

ξ゚-゚)ξ じゃ、私は、これで・・・

(  ^ω^) あ・・・

ξ゚⊿゚)ξ え・・・?

(  ^ω^) えと、名前・・・知りたいお

ξ゚⊿゚)ξ え・・・

(  ^ω^) 名前・・・

ξ゚-゚)ξ つ・・ツン・・

(  ^ω^) ツンさん

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:57:48.24 ID:mrgMxnJb0

ξ゚⊿゚)ξ な、なに?

(  ^ω^) あそこの崖のところに、戻るのかお・・・?

ξ゚-゚)ξ うん・・・

(  ^ω^) また、誰かが事故らないように、守るんだ・・・?

ξ//⊿/)ξ べ、別に、守ってるわけじゃないもん!

(  ^ω^) ・・・

ξ//⊿/)ξ な、何よ!



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:58:55.75 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) また、行くお。こんどは、遊びに。

ξ゚⊿゚)ξ え・・・

(  ^ω^) いいかお?

ξ;゚⊿゚)ξ だ、ダメよ! じ、事故っちゃうかもしれないし、
       今度きたら、たたっちゃうかもよ!?

(  ^ω^) 大丈夫だお

ξ;゚⊿゚)ξ な、なんで言い切れるのよ!

(  ^ω^) ツンさん、守ってくれるお。
       いい、子だもの・・・

「・・・!!!」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 20:59:44.94 ID:mrgMxnJb0



「勝手に、なさいよ! ま、待ってなんか、絶対ないからね!!!!
 ふんだっ!!!!!」




78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:01:56.78 ID:mrgMxnJb0

・・・
・・・・


ぶろろろろろ・・・

きー

ばたん・・



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:03:01.74 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) あ、お嬢さん。また、展望台にいくかお?

川 ゚ -゚) む・・・ああ、前の運転手じゃないか

(  ^ω^) こんばんわ~

川 ゚ -゚) うむ。そうしてくれ

(  ^ω^) あいさー


ばたん。

ぶろろろろ・・・


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:05:16.69 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ・・・ふふん

(  ^ω^) お? 今日はお嬢さん、機嫌いいですね?

川 ゚ -゚) まあな

(  ^ω^) 彼氏でも出来ましたかお?

川 ゚ -゚) お前こそ、彼女はどうした?

(  ^ω^) ・・・え?

川 ゚ー゚) ・・・ふふん。なんでもない

( ;^ω^) ・・・

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:06:37.46 ID:mrgMxnJb0

ツンがいる、トンネル付近。
そこを通りかかる。

帰りに、寄るかお・・・w




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:07:25.36 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ふむ・・

(  ^ω^) ?

川 ゚ -゚) 私は、ここで降りるとする。

(  ^ω^) お?こんなとこで・・・?

川 ゚ -゚) うむ。お金は、ここに置いとくぞ

(  ^ω^) え、あ、はいだお。金額は・・・

川 ゚ -゚) 幽霊というのは、実はお前が思う以上に、人に近しいもの。
     願えば、叶うかもしれないぞ?

( ;^ω^) ・・・お?


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:09:00.44 ID:mrgMxnJb0

止まるため、車を道の端に寄せる。

そして、意味不明な言葉について、
もう少し聞こうとしたら・・・

( ;^ω^) あ、あれ・・・?


まだ、扉なんて、開けてない。
開けていないのに、少女は消えていた。

料金ぴったりの、お金を後部座席に残して。

な、なんで・・・

混乱するブーンの頭を、
現実に戻してくれる声が聞こえた。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:10:40.47 ID:mrgMxnJb0

ξ#゚⊿゚)ξ あ、あんた~! また来たのー? 仕事中でしょ!!

( ;^ω^) う、うんだお・・・

ξ゚⊿゚)ξ ・・・? ど、どうか・・・した?

( ;^ω^) い、今、どうやら、君の同類を乗せたみたいで・・・

ξ゚⊿゚)ξ え・・・?

( ;^ω^) ツンさんは、気がつかなかったかお?

ξ゚⊿゚)ξ そんなこと、ありえない・・・

( ;^ω^) ・・・え?


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:11:18.65 ID:mrgMxnJb0

ξ゚⊿゚)ξ 私、アンタが来るのかなり前から気がついてたもん。
      アンタ、ずっと一人だったよ・・・?

( ;;^ω^) ??? え、でも・・・

ξ゚-゚)ξ ・・・?

( ;;^ω^) そうだ! 初めて、ツンさんとあった日。
        あの時も、あの子はいたお!?

ξ゚⊿゚)ξ え・・・絶対、いなかった・・・よ?

( ;;^ω^) ・・・

ξ゚-゚)ξ まさか・・・


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:12:28.34 ID:mrgMxnJb0

(  ^ω^) まさか・・・?

ξ;゚⊿゚)ξ や、やばいよ、アンタ。
       もし、それが本当だとしたら、幽霊なんかじゃお話にならない
       よっぽど格上の何か・・・にとり憑かれてるかも・・・!

( ;^ω^) ・・・

ξ;゚-゚)ξ 私じゃ、無理・・・助けれないょ・・・
       ど・・・どうしよう・・・

( ;^ω^) ・・・ん・・

ξ;゚-゚)ξ んー・・・


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:14:07.35 ID:mrgMxnJb0

( ;^ω^) たぶん、大丈夫だお・・・

ξ;゚⊿゚)ξ なんで、そんな事いいきれるの!

(  ^ω^) ・・・悪い感じは、なかったお

ξ;゚⊿゚)ξ え・・・

( ;^ω^) たぶん・・・

ξ;゚⊿゚)ξ もぅ!!!本当に、大丈夫なの!?

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:17:27.92 ID:mrgMxnJb0

(  *^ω^) いやー、それにしても・・・

ξ;゚⊿゚)ξ な、何よ!

(  *^ω^) 心配してくれて、ありがとうだお~

ξ;//⊿/)ξ し、心配なんか、してない!!!

(  *^ω^) はいはいだおー

ξ;//⊿/)ξ もおおおお! そっそうだ、
       いいから、これでも食べてなさいよっ!

(  *^ω^) あ、お弁当かお~w
       わざわざ作ってくれたのかお?

ξ;//⊿/)ξ ちがうっ!
       ちょ、ちょっとお昼ご飯作りすぎただけなの!

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:19:00.59 ID:mrgMxnJb0

(  *^ω^) ふーん。幽霊って、ご飯たべるの?

ξ;//⊿/)ξ えっ!? えぇと・・・
       そう、趣味で、料理してみただけなの!
       ただの、趣味よ、趣味!!!

(  *^ω^) そうかおー。それじゃ、いただきますお~

Σξ;//⊿/)ξ ちょ、ちょっと、聞いてるの!?

(  *^ω^) 聞いてるおー

ξ;//⊿/)ξ だから、それ違うって!
       アンタの考えてること、心の中まで読めるんだから!

(  *^ω^) あってるお?

ξ;//~/)ξ ・・・っ!!!


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:19:46.29 ID:mrgMxnJb0


「ちがうって言ってるでしょーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ばちんっ






106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:20:55.99 ID:mrgMxnJb0

②おわり

>>8さん、>>15さんありがとう!
しらなかったです

>>73さん、それを言われると痛い・・・
③まで書いてるけど、③に自信ないから余計です
どっちにしろ、②の続きは書くと思います。

癲癇=てんかんであってます~

それでは、しばらく休憩したら③はりますね

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 21:26:31.55 ID:mrgMxnJb0
①の元ネタは猿夢
②の元ネタはツンデ霊

全体的な流れのことなら・・・
これは元ネタ特になし

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:11:39.71 ID:mrgMxnJb0
さて、再開します
遅れてすいません

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:12:26.14 ID:mrgMxnJb0


③くねくねくねね




122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:12:44.70 ID:mrgMxnJb0

ぶろろろ・・・

( ´_ゝ`) はっはっは。いくぞ、弟者

(´<_`; ) まて、兄者。
        久しぶりの田舎だからって、あんまりはしゃぐな

( ´_ゝ`) はしゃいでないもん。ソニンタソがテレビに出るから、
       早く帰りたいだけだもん

(´<_`  ) はいはい・・・




124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:13:00.56 ID:mrgMxnJb0

・・・俺達は、流石兄弟。

学習能力のない、万年童貞の兄者と
その手綱を引かなきゃならない哀れな弟、弟者だ。

今日は久しぶりに、
母者の実家へと帰ることになった。

ありがたいことに、
あの恐ろしい母者は一緒には帰らない。

病院に用事があるとかで、後で遅れて来るそうだ。
あの母者が病院に用があるとは・・・

もしや、傷害事件でも起こしたのではあるまいか。



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:14:11.23 ID:mrgMxnJb0

さて。

今は丁度、
2時間に一本しかないバスを降りて、
俺達は歩いて実家に向かおうとするところだ・・・

いや、訂正だ。

兄者は、向かってくれなかった。

さっきまでソニンタソ ハァハァだった癖に、
今はバス停のベンチの上の人影に目が釘付けになっている。

ふむ・・・




134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:16:35.00 ID:mrgMxnJb0

川*´~`) zzz


だらしの無い顔をして寝ている少女がいる。

それに、釘付けの兄者・・・
兄者は本当に、真性のロリコンだ。

いや、でも、可愛い少女である事は認める。
5年たてば、かなりの美人になることだろう。

和服の似合う、
凛とした美しさを纏う女性に・・・




135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:16:54.53 ID:mrgMxnJb0

( ´_ゝ`) ・・・

(´<_`; ) おい、兄者。必死に見すぎだ

( *´_ゝ`) ・・・

(´<_`; ) キモイから、頬を紅色に染めるな

( #´_ゝ`) キモクないもーん

(´<_`; ) キモイ

( #´_ゝ`) ・・・時に、弟者。変じゃないか?

(´<_`  ) む?何がだ、兄者



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:17:08.57 ID:mrgMxnJb0

( ´_ゝ`) ここらに、あんな子がいそうな家、あったか?

(´<_`  ) ・・・あー、うーん。
        確かに、ないな

( ´_ゝ`) だろ?

(´<_`  ) 観光に来るような所じゃないしな?
        どっかで、孫でも生れてたかな?
 
( ´_ゝ`) うーん・・・だとしても、こんな所で寝てるか?

(´<_`  ) ひょっとして、バス乗り間違えたとか・・・



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:19:26.30 ID:mrgMxnJb0


俺達兄弟が、遠慮なく少女の身の上をべらべら喋ってたためだろうか。
少女の安眠を、妨げたらしい。

寝ていた少女は、目をぱっちりとあけた。

途端に、だらしのなかった顔は、
引き締まった顔になる。

そして、俺達兄弟を見返してきた。



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:21:08.58 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) む・・・

( ;´_ゝ`) あ・・・

(´<_`  ) あ、こんにちわ

Σ( ;´_ゝ`) !

川 ゚ -゚) ・・・こんにちわ

(´<_`  ) お嬢ちゃん、この辺りの子なの?

川 ゚ -゚) いや、違うな



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:21:42.42 ID:gah2HB2nO
川*´~`)


不覚にも…

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:22:42.19 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) もしかして、道に迷った?

川 ゚ -゚) む・・・ここに、呼ばれたんだ

(´<_`  ) え?

川 ゚ -゚) とても、とても、悲しいもの。
     そいつに呼ばれて、私は来た

(´<_`; ) ・・・?

( ;´_ゝ`) ??

川 ゚ -゚) ・・・



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:23:19.68 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) 悲しいもの?

川 ゚ -゚) そう。悲しいものだ

( ;´_ゝ`) ・・・

川 ゚ -゚) それには、あなたも出会うと思う

(´<_`; ) ・・・俺・・・が?

川 ゚ -゚) うむ。その時は・・・悪く思わないで、やって欲しい



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:24:16.57 ID:mrgMxnJb0

そう意味不明なことを少女はいうと、
ベンチから立ち上がった。

俺達兄弟の間を通りぬけ、
走り去っていく。

あ・・・
そっちは、山道がずっと続くだけで
町に着くには、車で2時間・・・

慌てて、追いかける。

・・・?



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:25:35.23 ID:mrgMxnJb0

あれ?
おかしい・・・

少女は、小走り程度のスピードでしか
走っていない・・・ように見える。


俺達がそこそこ本気で走れば、
いくら運動音痴の兄者と俺とは言えすぐに追いつくはずだ。

それなのに、どんどん、どんどん
距離が離れていく。

しまいには、見えなくなってしまった・・・



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:26:18.34 ID:mrgMxnJb0

( ;´_ゝ`) ひぃひぃ、ふぅふぅ・・・

(´<_`; ) 兄者、体力がなさすぎだ・・・

( ;´_ゝ`) だ、だって、走るの久しぶりなんだもん・・・

(´<_`; ) まったく・・・しかし、走るの速い子だなぁ

( ;´_ゝ`) そんなに、早く走ってるように見えないのにな

(´<_`; ) ・・・わけが分からん子だったな



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:27:53.43 ID:mrgMxnJb0

( *´_ゝ`) でも、可愛かったな。ハァハァ

(´<_`; ) 変態・・・

( ´_ゝ`) ・・・時に、弟者よ

(´<_`  ) なんだ?

( ´_ゝ`) お前こそ、やけに幼女慣れした様子だったが・・・?

(´<_`; ) 幼女限定にするな。兄者と違って、俺は社交的なんだ

( #´_ゝ`) ・・・



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:29:35.21 ID:mrgMxnJb0

兄者はずっと拗ねていたが、
それを俺は放置した。

母者の実家に着いて一段落し、
お茶を飲みながらソニンタソの出てる番組をみる頃には
兄者の機嫌も直っていた。

はぁ・・・
いかん。

俺はそんなに、ソニンタソが好きなわけじゃないし・・・
移動の疲れか、眠く・・・



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:30:42.88 ID:mrgMxnJb0

 /≡\
(´<_、` ) おい、おい・・・寝たのか?

(´<_`; ) む・・・寝てたか・・・

 /≡\
(´<_、` ) お前の好きなソニンちゃんがTVに出てるぞ?
       寝てていいのか?

(´<_`; ) ・・・爺者。ソニンタソが好きなのは兄者だ。
        俺じゃない

 /≡\
(´<_、` ) ・・・あぁ・・・そうじゃったな。
       お前は兄者じゃなくて、弟者の方か・・・

(´<_`; ) ・・・


160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:32:29.27 ID:mrgMxnJb0
ついに、ボケたか・・・爺者・・・

・・・

俺は、再び瞼を閉じた。
爺者が、隣の部屋で婆者と話す声が聞こえる。

「どうです? 弟者は・・・」

「うむ。今は・・・それが・・・」

「・・・そうですか」

「兄者が、ああなってから・・・」

「・・・うむ」

・・・何をいっている?
兄者が、何だ・・・?
意味・・・ふめ・・・い・・zzz・・・・

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:33:26.12 ID:mrgMxnJb0

朝、目が覚めると
俺の想像通りの光景があった。

兄者がPCの前で、
自信たっぷりな顔で

馬鹿なことを言っている。



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:34:52.87 ID:mrgMxnJb0

( ´_ゝ`) OK、ブラクラゲット。

(´<_`  ) 田舎にかえっても、やってる事は変わらんな。
        兄者

( ´_ゝ`) まあな

(´<_`  ) 流石だな、兄者

( ´_ゝ`) うむ

(´<_`  ) 田舎のダイヤルアップ回線にもめげず、
        ひたすら虹エロ画像を探す兄者の姿には感動すら覚えるよ

( ´_ゝ`) パソコンも古いしな


167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:37:10.27 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) 何が、兄者をそこまで駆り立てるんだ?

( ´_ゝ`) ・・・そこに、エロ画像があるから、だ

ガガガガガ・・・


( #´_ゝ`) ・・・

(´<_`; ) ・・・いい加減、覚えろよ。兄者。
        最早、考え無しの神の領域だな


グワッ!!!

がシャーン

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:38:47.65 ID:mrgMxnJb0

兄者が考えなしに切れてしまったので
PCが一台おしゃかになってしまった。

仕方がない。
何か、別の暇つぶしを考えるか・・・

ん・・・?

兄者が、ふと何かに気がついたように立ち上がり、
窓の所にいった。



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:40:22.64 ID:mrgMxnJb0

何かを熱心に見る兄者。
ひょっとして、昨日の少女だろうか・・・?

気になってしまい、
俺も兄者に続いて窓へと進んだ。

兄者の視線を追うと、やはり人が見えた。

真っ白な服を着た人が一人立っている。

・・・あの少女かは、わからない。
ある程度距離があるから、そもそも男か女かすら・・・



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:42:33.19 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) ・・・あんな所で、何をしているんだろうな。兄者

( ´_ゝ`) 分からん・・・


俺達は、普段の掛け合いすら忘れて、
その謎の物体を観察していた。

何を、しているのだろう・・・

そう思っていると。

その白い服の人は、くねくねと動き始めた。

・・・踊り・・・だろうか。

だが・・・
その考えは、すぐに打ち消されてしまった。

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:44:21.17 ID:mrgMxnJb0

不自然な方向へと、体が曲がっている。
間接を無視した、不気味な動き。

くねくね、くねくね

くねくねと・・・

流石の俺も気持ちが悪くなり、
兄者に何かと問いかけてみることにした。




181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:45:11.62 ID:mrgMxnJb0


(´<_`  ) ・・・兄者。あれは何だ?

( ´_ゝ`) ・・・わからん


( ´_ゝ`) ・・・む?

兄者の体が、びくんと一度激しく動いた。
何か、うろたえている様子だ。

もしや・・・何か分かったのか?




185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:46:34.42 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) ・・・なんだ、分かったのか、兄者?

( ´_ゝ`) ・・・わ、わかった

(´<_`  ) ? なんだ?

( ´_ゝ`) でも

(´<_`  ) でも?



「わカらナいホうガいイ・・・」





188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:47:57.72 ID:mrgMxnJb0

そういうと、兄者は黙ってしまった。
なんだ、変な奴だな・・・

我が兄ながら。

呆れながら、兄の顔をよく見てみる。

・・・?
・・・・!!


(´<_`; ) あ、兄者っ!?


194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:50:48.54 ID:mrgMxnJb0

兄者は顔面蒼白で、
弟の俺だって見たことのないような悲しそうな顔をしている。

兄者は俺の方をあの細い目で一瞥すると、
哀れむような顔をして俺を押しのけ

自分の広げっぱなしの布団へと戻っていった。



195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:51:02.20 ID:mrgMxnJb0

・・・それから、兄者は何時間経っても布団から出てこなかった。

話しても、マウントポジションを取って殴りつけても
反応がない。

さっきの、くねくね動く物体が・・・
やっぱり原因なんだよな

爺者なら知ってるかもしれん。

何か、聞いてみるか・・・



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:52:36.13 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) なあ、爺者

 /≡\
(´<_、` ) どうした、弟者

(´<_`  ) 兄者が、変なのだが・・・

 /≡\
(´<_、` ) ・・・放っておけ

(´<_`  ) ・・・くねくね、動く物体を見たのだが

 /≡\
(´<_、`;) ! あ、あれを見たのか?

(´<_`  ) ん・・・遠目にしか見なかったが・・・

 /≡\
(´<_、`;) はっきりとは、見てないんだな!?


200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:54:18.83 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) あ、ああ・・・

 /≡\
(´<_、`;) じゃ、何か分からなかったんだな!?

(´<_`; ) ああ・・・

 /≡\
(´<_、`;) お、おお・・・良かった・・・

(´<_`; ) ・・・爺者、アレが何か、知ってるのか?

 /≡\
(´<_、`;) ・・・知ってはいる



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:55:47.78 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) なんなんだ、あれは!
        兄者は、あれの所為でさっきからおかしいぞ!?

 /≡\
(´<_、`;) ・・・


爺者は顔を背けて、
こういった。

「分からない方が、いい・・・」

・・・



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:57:39.36 ID:mrgMxnJb0

兄者は、掛け布団をかぶったまま
出てこない。

爺者は申し訳無さそうな顔で
黙りこくっている。

婆者も、同様だ。

一体、なんだというんだ。

変な、くねくねと動く物体を見ただけだというのに。

あのくねくねと動く物体は、なんなんだ!

俺には、精々、新型のかかしとか・・・
それ位しか、答えのようなものは思い浮かばなかった。


207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 22:58:56.12 ID:mrgMxnJb0

・・・2日たった。

兄者はご飯も食べずに、
ずっと布団の中から出てこない。

爺者も婆者も何も話さない。

なんで、こうなった・・・?

誰か・・・
助けてくれ。



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:00:19.68 ID:mrgMxnJb0

( ´_ゝ`) ・・・


そういえば・・・

俺達は田舎に来た時に
不思議な少女にあったな。

悲しいものにあうだか、なんだか言ってた・・・

ひょっとして、アレ・・・くねくね動く物体のことだったのか?

だとしたら、兄者はアレが何か分かって
悲しんで、ああなっているのだろうか・・・?



211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:01:42.73 ID:mrgMxnJb0


わからない・・・

知りたい・・・



俺は、あの少女を探すことにした。




212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:03:16.68 ID:mrgMxnJb0

・・・探す事、数時間。

夕暮れ時になり、
辺り一帯が紅色に染まる頃。

俺はあの少女を見つけた。

出会ったときと同じように、
バス停に座って眠りこけていた。

・・・どうしよう。

起こすのも、悪い気がしてしまう。



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:04:34.50 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) ・・・

川*´~`) zzz


しばらく、少女を前に佇んでいた。
すると、足音が聞こえてきだした。

足音のするほうをむく。

そこには、年老いて、更には傷だらけになった女性がいた。

苦しそうに、だがそれでも
使命感に突き動かされるようにこちらの方に歩いてくる。

その老婆は、杖を俺に向けてこう言った。


215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:05:46.52 ID:mrgMxnJb0

(#゚;;-゚) …オ嬢サマニ,近ヅクナ…! 痴レ者メガ!

(´<_`; ) え・・・

(#゚;;-゚) ドウセ良カラヌ事ヲ,考エテイルノデアロウ… 成敗シテクレルワ…!




217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:07:12.21 ID:mrgMxnJb0

老婆は杖を振り上げ、俺に向かって振り下ろしてきた。
・・・かなり鈍く、ぶるぶると震えながら。

半歩下がるだけで、俺はその杖から簡単に逃れることが出来た。

老婆は自分の杖が地面に当ってから
ようやく俺が自分の攻撃を避けたことに気が付いたようだ。

恨めしそうに、こちらを見る。




219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:08:23.22 ID:mrgMxnJb0

(#゚;;⊿゚) オ嬢サマ,早クオ逃ゲ下サイ! コノ婆ガ命ニカエマシテモ…!


殺意だけは一人前だ。

正直、俺はのまれそうだ。

俺が一歩、二歩と後退し、
老婆はその分だけ詰めてくる。

なんだ? 
年老いた身で、この少女に敬語をつかい、
忠誠を誓っているようにみえる。

一体、どんな関係だ・・・?



220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:09:29.91 ID:mrgMxnJb0

「でぃ、その人は違うぞ」

・・・少女の声が響いた。

老婆は今までの殺意が嘘の様に掻き消えて
顔から溢れ出しそうな笑みを少女にむけた。


(#゚;;ー゚) ソウデゴザイマシタカ…コレハ,婆ガ早トチリヲ…

川 ゚ -゚) よい

(#゚;;-゚) ソレデハ,婆ハ電車ノ手配ヲ…

川 ゚ -゚) うむ

(´<_`; ) ・・・



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:11:08.75 ID:mrgMxnJb0

・・・

おーい・・・
ここに、電車なんぞ通ってないぞ?

呆けているのか・・・

一応、教えてやるか・・・




224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:12:40.46 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) あ、あの・・・

(#゚;;-゚) …先ホドハ失礼シタ. 何用デアロウカ?

(´<_`; ) ・・・ここに電車は、通ってませんよ?

(#゚;;-゚) …フフフ

川 ゚ -゚) よい、でぃ。頼む

(#゚;;-゚) ハイ,オ嬢サマ…



225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:13:25.38 ID:mrgMxnJb0

老婆は杖をつきながら、のろのろと去っていった。

老婆に気を取られ、
しばらく少女と共に去りゆく姿を見送った。

姿が見えなくなったところで、
自分を取り戻し、

ようやく聞くべきことに気が付いた。



227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:14:48.95 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) あ・・・あの

川 ゚ -゚) なんだ?

(´<_`; ) ま、前。君が言ってた悲しいものってのに
        兄者があったんだ! ほら、前一緒にいた、俺によくにた男だ!

川 ゚ -゚) ・・・ふむ

(´<_`; ) 兄者がそれ以来、おかしい!
        あれ、何なんだ?

川 ゚ -゚) 兄者さんに、聞けばいい。
     彼がまだ正気なら、教えてくれるかもしれない

(´<_`; ) ・・・兄者は、おしえてくれない。
        他の皆も、知ってるようでも教えてくれない


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:16:25.42 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) ・・・

(´<_`; ) 頼む・・・教えてくれ。


俺は深く頭を下げる。

兄者が普通じゃなくなった。
全く、布団から姿を出さなくなった。

こんなことは、余程のことがない限りありえない。

何が・・・
何が兄者をああしたのか、それを突き止めなければ・・・!


230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:17:41.14 ID:mrgMxnJb0

・・・小さなため息が聞こえた。
頭を上げて少女を見つめる。

少女は紅色に染まった西空を一瞥したあと、
下を向いて語り始めた。

少女が下を向いたと同時に、
あたりは段々、暗い領域に支配され始める・・・



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:19:03.08 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) 悲しいものは、その動きのとおり「くねくね」と呼ばれる

(´<_`  ) ・・・

川 ゚ -゚) あれが、何か・・・それは、私にも分からない

(´<_`; ) ・・・そ、そん

川 ゚ -゚) まあ、待て。
     あるものについて、「それは一体、何か」を語るのは、実は非常に難しい事だ

(´<_`; ) ・・・

川 ゚ -゚) 貴方達人間も、「人間って何だ?」という質問をされれば
     ・・・答えられないだろう?

(´<_`; ) ・・・ああ


237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:21:45.04 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) 「くねくね」は「くねくね」・・・それでしかない

(´<_`; ) ・・・

川 ゚ -゚) では、何故・・・私が彼女を悲しいもの、と呼ぶか

(´<_`; ) ・・・ああ

川 ゚ -゚) 彼女「くねくね」にとって、くねくね動くあの動きは呼吸に同じ。
     存在し続けるためには、止めることができない

(´<_`; ) ・・・あの

川 ゚ -゚) む?

(´<_`; ) それが、兄者が、どうしてああなったのか・・・と関係があるのか?

川 ゚ -゚) ・・・あの動きは、幻覚を見せる

(´<_`; ) ・・・!?

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:22:39.82 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) あの動きは幻覚により、見るものに「見るものの真実の姿」を見せる

(´<_`; ) ・・・意味が分からない

川 ゚ -゚) 彼女は、とても体が弱い。
     だから、「敵」に襲われた時に、自衛の手段として幻覚を見せて仲間だと思わせる

(´<_`  ) ・・・敵?

川 ゚ -゚) ・・貴方たちの身近な所にも、食物連鎖は存在するということだ

(´<_`; ) ・・・?

川 ゚ -゚) さて、本題だ

(´<_`; ) 頼む

川 ゚ -゚) 人間というのは、我々にとっても驚くべき速度で知能の発達を遂げた

(´<_`; ) ・・・我々?

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:23:34.29 ID:mrgMxnJb0

微妙に、不可思議な話し方をする。
この少女は、一体何のつもりなんだろう。

君だって、人間じゃないか。

その疑問が、すぐに疑惑に変わった。

もしかして・・・




244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:24:41.46 ID:mrgMxnJb0

川 ゚ -゚) だが、精神の発達というのは、知能の発達に伴うものとは言えないらしい

(´<_`; ) ・・・

川 ゚ -゚) あるいは、1個体の生きる期間が短いために、
     その両者の成長の均衡が保てないのかもしれん

(´<_`; ) ・・・もっと、分かりやすく言ってくれないか?

川 ゚ -゚) ・・・ふむ。そうだな



「自分の、本当の姿を見て耐え切れず、キがクルッタんだろう・・・」




245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:26:05.91 ID:mrgMxnJb0
・・・
俺は、走り出した。
少女に礼も言わず。

気が・・・狂った?
兄者が?

本当の姿って、なんだ!?

兄者の、本当の姿なんて・・・
ただの、ロリコンで、引きこもりで
変態な・・・
情けのない、俺の兄なだけだろ・・・?

気が狂う要素なんて・・・
・・・
無いとは言わないが、
今更じゃないか!

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:27:31.79 ID:mrgMxnJb0

走る俺の耳に届いた、少女の呟き。
しかし、俺の脳には届かなかった。

でも、はっきりと聞いた。
その時は、理解できなかった。


「ところで、貴方。
 初対面の時、貴方は一人だっただろ・・・ふふふ・・・」




250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:28:47.47 ID:mrgMxnJb0

バタンッ!!!

扉が壊れそうな音をたてて抗議してきたが、無視する。
走って、兄者の下に。

狂っただと、馬鹿にするな。

俺の兄だ、本当の自分を見たくらい・・・それくらい・・・

兄者の部屋、
布団を見る。

布団は部屋に敷かれたままだったが、
中で寝てるであろう兄者の膨らみは無かった。

一体、どこに・・・?


252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:29:58.14 ID:mrgMxnJb0

(´<_`; ) 爺者! 爺者!

 /≡\
(´<_、`) どうした、弟者や

(´<_`; ) 兄者は、どうした?

 /≡\
(´<_、`) ・・・その事で、話がある

(´<_`; ) ・・・む?

 /≡\
(´<_、`) 母者・・・

  @@@
 @# _、_@
  (  ノ` ) ・・・
/.  ^  \

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:31:37.53 ID:mrgMxnJb0

母者は普段と違って、疲れた顔をしていた。
爺者は、気まずそうな顔をしている。

俺はその時、兄者に更に深刻なことが起きたと悟った。


「な、何があったんだ! 兄者に」

「・・・母者や、ワシは席を外しておく」

「そうかい」


256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:32:45.51 ID:mrgMxnJb0

爺者は出て行った。
母者は、俺と目をあわせようとしない。

いつもなら声を掛けるのさえ、勘弁したい母者だが・・・
この時は、そんな事が気にも止まらない。

俺は母者に詰め寄った。




258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:33:22.09 ID:mrgMxnJb0

「兄者が、どうしたんだ?」

「アンタ、まだそんな事をいってるのか」

「・・・?」

「もう、私は疲れたよ。アンタまで、そんなになって」

「母者?」

「もう、3ヶ月かい? いい加減、目を覚ましてくれよ」

「・・・」

「いいかい、私は、もうどうすりゃいいか、わかんないけど
 はっきり言うよ?」

「な、なにを・・・」


262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:35:09.78 ID:mrgMxnJb0

頭が、痛い。

俺は、なにか忘れていたっけ?
大事な、大事な何かを・・・

頭を抱える俺を、母者は耳を塞ごうとしていると勘違いしたのか・・・
俺の手を俺の頭から離して、

残酷に告げた。


263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:35:25.59 ID:mrgMxnJb0

「もう、兄者はこの世に・・・いないんだからさ!」

「!!!」

「たのむよ、アンタ。目を、覚まして・・・」


「う、嘘だ、嘘だ! 嘘だっ!!!!!!!!」




266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:36:43.92 ID:mrgMxnJb0

母者の手を払いのけ、
俺は兄者のいるはずの部屋にかけ戻る。

兄者が・・・?

俺、ここには、兄者と一緒に来たじゃないか。

荷物だって、ホラ・・・二人分あるし・・・

・・・

そう、二人分、ある。

でも、用意したのは俺。
兄者に、頼まれたんだし。

あれ・・・でも、そういや、いつ頼まれたっけ・・・?

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:37:39.49 ID:mrgMxnJb0

お、おれ?

あれ? 兄者が死んでるって?

前も、皆、そんな事言って、
俺を、俺をからかおうと・・・

あ、姉者も、妹者も
目薬までさして、趣味の悪い冗談だった・・・

え・・・え?
あれ、じょ、じょ、じょ・・・冗談だったんだろ?

俺の隣に、いつも馬鹿なことやってる兄者がいて、
それを俺は、遠慮なく、こき下ろして・・・

足音がして、誰かがドアの向こう側にとまった。

俺に向かって、その誰かが話しかけてくる。

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:39:23.68 ID:mrgMxnJb0

「・・・アンタが相当、まいってるみたいだからさ・・・
 田舎にやって、ちょっと落ち着くかと思ったんだけど」

「・・・」

「逆効果・・・だったかい」

「・・・」

「帰るかい?」

「む、むこうに、兄者はいるんだよな?」

「・・・」

「・・・」


271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:39:45.52 ID:mrgMxnJb0

深いため息をついて、
母者はつげた。

「・・・そうだよ、
 兄者は、あっちにいるよ」


・・・


274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:41:22.42 ID:mrgMxnJb0

俺達はその日の翌日にすぐ、
帰ることになった。

母者の乗ってきたパジェロの助手席に乗り込み
帰路へと付く我々。

兄者は・・・のってない。

・・・
ふと、現実か幻か分からない世界の中で、
兄者が「くねくね」を見た方向を見る。

・・・
見てしまった。


276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:42:36.69 ID:mrgMxnJb0

くねくね、くねくね動いている、
白い何か。

俺は、母者に頼んだ。

あいつを、見たい。
もっと、近くに。

母者は、嫌がった。
見てはいけない者だ、といった。

しかし、強情にいう俺に、最後には折れてくれた。

母者は近くまで、出来るだけアイツを見ないように近づき、
車を止めてくれた。

俺は一人降りて、近づく。

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:43:57.33 ID:mrgMxnJb0

(´<_`  ) くねくね・・・


間接を無視した動きで、
幻覚を見せるアイツ。

その姿を見ていると、
俺はその中に一人泣く自分を見た・・・。

そうか、俺は

もう・・・



282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:45:17.59 ID:mrgMxnJb0

俺は、泣いた。
幻覚の中で見た自分と重なる。

全身から力が抜け、
立っていられなくなり膝をつく。

それから、大声を上げて泣いた。

壊れるかもしれない。
・・・そう思った。

嫌・・・ちがう。

いっそ・・・壊れたい。



285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:46:44.73 ID:mrgMxnJb0

そう思い、更にもう一度くねくねを見る。

・・・?

くねくねは、あの動きを止めていた。

止まっているくねくねは、
今度は異なる踊りをはじめた。

・・・
間接を無視しない、普通の人間でも表現できそうな動き。

更には・・・少し、美しく感じた。

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:49:27.54 ID:mrgMxnJb0

くねくねでない「くねくね」の動きの中に、
今度は兄者を見た。

・・・くねくねは、自分の真実の姿を見せるんじゃ?
不思議がる俺。

兄者はそんな俺に、話しかけてきた。

「弟者の中にいた俺は、くねくねを見たときにお前の姿を見た」

「兄者・・・」

「その時、ああ、俺は、俺じゃないんだと気がついたよ」

「・・・」

「死んだ後の俺は、お前の中に生れかけてた人格か、それとも、幽霊なのか・・・?」

「・・・わかんないよ、兄者」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:50:41.27 ID:mrgMxnJb0

「・・・さらばだ、弟者。お前も目を覚まして、これから強く生きてくれ」

「・・・」

兄者はそういうと、消えた。
動きを止めたくねくねが、またそこに見える。

俺は、「ありがとう」と呟いた。

くねくねは、それを聞くと・・・

おそらく、頭と思われる部分。
そこを下げた。



・・・ぴし


289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:51:37.64 ID:mrgMxnJb0

「ん・・・?」

くねくねの周りが、割れている。

あれ?
え? ・・・あれ、何?

空気しかない部分に、ガラスが割れたみたいなヒビが入った。

そして、ヒビの内側の空間が崩れおち、
そこにはピンク色の嫌らしくテラテラと光るものが見えた。

・・・まるで、口の中みたい・・・。

ピンク色の空間は、くねくねを飲み込むと
再び閉じた。


291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:52:09.39 ID:mrgMxnJb0

さっき、下げた頭のような部分だけを残して、
くねくねは消えた。

俺は何が起きたのか分からず、呆然としている・・・

くねくね・・・?


「・・・くねくね・・・」




294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:53:23.30 ID:mrgMxnJb0

俺が言おうとした言葉を、誰かが言った。

後から、その声は届いた。

一体、誰だ・・・?

振り向くと、あの少女がいた。




300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:57:20.96 ID:mrgMxnJb0

「・・・あ、あぁ・・・君・・・」

「くねくねも、貴方みたいに悲しんでいた」

「どういうこと・・・?」

「偶々、自分を見た人間がオカシクなっていく。
 自分は、身を守るためにこの動きを止められない。
 でも、それが例えようもなく、辛い」

「え?」

「それが、彼女が私にしてくれた愚痴だ。
 元々、優しい人だったから・・・いつか、生きるのを止める気がしていた」

「え、じゃ、もしかして・・・」

「くねくねは、捕食者に擬態するのを止めて、見つかって・・・
 喰われた」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:58:21.13 ID:mrgMxnJb0

・・・お、お。

俺の所為???
お、俺が・・・?

「違う」

「え?」

「いつか、起きることだったと、私は思う」

「・・・」

「弟者さん」

「・・・はぃ」

「お前は、彼女の望みをかなえてやってくれ」

「望み・・・?」

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/29(土) 23:59:03.35 ID:mrgMxnJb0

「お前が、オカシクならないこと」

「・・・!」

「頼む。私の友達の、最後の望みなんだから」

「・・・あぁ。兄者とも、約束したもんな」


・・・
俺はもう一度、
泣いた。
兄者のためか、くねくねのためか、自分のためか・・・

とりあえず、これからは・・・
現実を見つめよう。

それが、二人の、望みだから・・・

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:00:17.13 ID:cdkGttMQ0

・・・
太陽も、空も、水も、木も・・・
すべて、白と黒で表現されている広大な世界。

そこに、ぽつんと小さな少女が立っている。

何かを待っているように・・・





306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:00:52.75 ID:cdkGttMQ0

川 ゚ -゚) ・・・

「あ・・・クーさん」

川 ゚ -゚) 来たか

「えへへ、やっぱり、食べられてしまいました」

川 ゚ -゚) ・・・馬鹿だな

「・・・でも、その事に後悔してません。
 むしろ、もっと早くすれば良かった」

川 ゚ -゚) ・・・

「私が、人を、止めたときから」


309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:02:56.68 ID:cdkGttMQ0

川 ゚ -゚) くねくね・・・

「あの人が、強く生きてくれるといいのだけど・・・」

川 ゚ -゚) 大丈夫だろう

「・・・そっか」

川 ゚ -゚) ・・・次は、何になりたい? 一応、聞いておく

「んー・・・何でしょう。わかりません」

川 ゚ -゚) ・・・

「何でもいいけど、望むとしたら・・・」

川 ゚ -゚) 何だ?



312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:04:04.75 ID:cdkGttMQ0


「誰かを、幸せにできるような、そんなものになりたいな・・・」

「・・・」



「わかった。確かに伝えておく」

少女がそういうと、
かすかに嬉しそうな笑い声が響く。

そして、世界は閉じた。




313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:04:34.94 ID:cdkGttMQ0
③終わりでございます。

付き合ってくださってありがとうございました~

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:12:55.13 ID:cdkGttMQ0
お疲れ様でした。

次回は、電話好きな彼女をテーマにするつもりです。

他に、取り上げて欲しい2chで有名なお話がありましたら
書いてもらってもいいですか?

参考にしますので

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:14:47.71 ID:Z+Gy5YiaO
師匠シリーズとかリョウメンスクナをやって欲しいな

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:14:48.62 ID:OCj1skfQ0
>>324
難しそうだがコトリバコとかどうよ

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:17:48.60 ID:HImKolYU0
パッと浮かばないからリストあげとくわ
http://nanabatu.web.fc2.com/gokukowa/gokukowa.html

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:19:42.78 ID:cdkGttMQ0
>>325>>326>>329
ありがとうございます。
参考にさせて頂きます。
それでは、そろそろ・・・
また、来週です~

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/30(日) 00:21:39.89 ID:cdkGttMQ0
今、とりあえずやってみたいのは
鮫島、コトリバコ、牛の首ですね。

他にも、色々ありますね・・・
また、読んでみます。

皆さん、ありがとう~

コメント

すごくいいです
[2008/03/30 16:27] URL |   #- [ 編集 ]


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