mesimarja
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( ・∀・)未練のようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:19:07.38 ID:MlON/WCQ0
その男は普通のしがない会社員だった。
ごく普通の家庭を持ち、ごく普通の家に住み、ごくごく普通の生活を送っていた。
ある日彼は仕事の帰り、道端にうつぶせになって倒れてる人を発見した。

( ・∀・)「どうなさいました。救急車を呼びましょうか」

( ∵)「……」

しかし、すでに手遅れであった。
よく見ると、血を吐いているし、足も変な方向に曲がっているのに気がついた。



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:22:21.25 ID:MlON/WCQ0
( ・∀・)「ひき逃げだろうな、可哀相に」

( ∵)「可哀相でしょう、私」

( ・∀・)「えぇ……って、あなたは?」

( ∵)「私はここでひき逃げにあって死んだ男です」

( ・∀・)「むむぅ、幽霊というやつですか」

( ∵)「まぁ、そうですね」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:25:49.71 ID:MlON/WCQ0
確かにいま話している男は幽霊のようだった。
体は透けていたし、わずかに宙に浮いていた。

( ∵)「私を可哀相というあなたにお願いがあります」

( ・∀・)「私にできることであれば聞き入れましょう」

( ∵)「私を殺した犯人を捕まえてほしいのです。犯人が捕まるまで、死んでも死にきれない」

( ・∀・)「できませんよ。私は目撃者でもないですし」

( ∵)「私は死ぬ間際に犯人の顔を見ています。特徴を教えるのでいまここで書いてください」

( ・∀・)「あぁ、なるほど」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:28:10.89 ID:MlON/WCQ0
男は自分の車から紙とペンを持ってきた。
そして幽霊のいうとおりに似顔絵を書き上げた。

( ∵)「これをもって、目撃者だと言って警察にいってください」

( ・∀・)「わかりました。きっと犯人は捕まるでしょう」

その後すぐに男は似顔絵を持って警察にいった。
その似顔絵はとてもよくできていて、犯人はすぐに特定、逮捕された。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:31:05.56 ID:MlON/WCQ0
後日、男は再び幽霊のもとへ行った。
死体はすでに処理されていたが、幽霊はまだその場にいた。

( ・∀・)「やぁやぁ、犯人が捕まりましたよ」

( ∵)「ありがとうございました。しかしなぜか成仏できないのです」

( ・∀・)「幽霊は未練があると成仏できないと聞いたことがあります。まだなにか未練があるのでは」

( ∵)「未練ですか、そういえば思い当たることがあります」

( ・∀・)「何でしょう」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:34:31.16 ID:MlON/WCQ0
( ∵)「実は私は研究者なのですが、ある画期的な発明の開発途中だったのです」

( ・∀・)「なるほど」

( ∵)「完成を目前にして死んでしまった。それが未練かもしれません」

( ・∀・)「しかし私はただの会社員。発明などできません」

( ∵)「大丈夫、残りは簡単な作業です。いまここで教えましょう」

( ・∀・)「わかりました。私が完成してさしあげましょう」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:37:46.67 ID:MlON/WCQ0
男は車から紙とペンを持ってきて、幽霊に作業の方法を聞いてメモをした。

( ∵)「私の自宅兼研究所に忍び込んで発明品を盗んでください。鍵は鉢植えの下にあるはずです」

翌日、男は幽霊の研究所に忍び込み、発明品を盗んだ。
そして自宅に持ち帰り、発明を完成させた。
その発明は世界的な評価を受け、男は富と名誉を手にした。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:42:24.29 ID:MlON/WCQ0
後日、男は三度幽霊のところを訪れた。
幽霊はまだ留まっていた。

( ・∀・)「あなたの発明は大変な影響を世界に与えましたよ」

( ∵)「本当にありがとうございました。しかし、なぜかまだ成仏できないのです」

( ・∀・)「むぅ、まだ他に未練があるとか」

( ∵)「未練、そうですね。残された私の家族が気がかりです」

( ・∀・)「あなたという人を亡くされて、大変悲しがっているでしょうね」

( ∵)「特に、子供はこれから小学校に上がるところでした」

( ・∀・)「ふむ」

( ∵)「子供を最後まで育てられなかった。それが未練ですかね」

( ・∀・)「わかりました。今度こそ成仏させてあげましょう」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:44:21.20 ID:MlON/WCQ0
男は幽霊のもとから去ると、深夜に幽霊の自宅兼研究所に向かった。
鍵の場所はわかっている。いつかのときのように忍び込んだ。
そして眠っていた幽霊の子供の首を絞めて殺した。

( ・∀・)「これで彼も成仏するだろう。あの世で子供を育てられる」

男は幽霊のもとへ向かった。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:46:06.47 ID:MlON/WCQ0
( ・∀・)未練のようですはこれで終わりです

もうひとつ、別の話があります

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:49:08.46 ID:MlON/WCQ0
(,,゚Д゚)ナクシモノのようです

街中を歩いていると、明らかに挙動不審な男を目にした。
その男はうわごとのように困った困ったと呟きながらうろうろさまよっているようだった。

(,,゚Д゚)「どうかしましたか」

私は生来世話好きな男なので、話しかけずにはいられなかった。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:52:20.93 ID:MlON/WCQ0
('A`)「いやなに、ちょっとなくしものをしてしまいまして」

(,,゚Д゚)「それはそれは。とても大事なもののようですね」

('A`)「えぇ、まぁ」

(,,゚Д゚)「なにかアテでもないのですか。どこでなくしたとか」

('A`)「このあたりでなくしたと思うのですが……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 19:56:35.57 ID:MlON/WCQ0
ちょうど私はそのとき時間つぶしに散歩していたところだった。
一緒に探してあげようと思い、男に提案した。
男は初めこそ遠慮したもの、最後には受け入れた。

(,,゚Д゚)「そのなくしものとは、なんなのですか?」

('A`)「トランクです。海外旅行用の大きな」

(,,゚Д゚)「そんなものをなくされるとは……」

('A`)「えぇ、不注意でした。」

(,,゚Д゚)「いつなくされたのです」

('A`)「三日前のことです」

(,,゚Д゚)「三日前……か」

('A`)「……なにか?」

(,,゚Д゚)「いえ、別に」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 20:00:18.58 ID:MlON/WCQ0
なくしてから三日経つとなるとさすがに誰かがすでに見つけているのではと思った。
警察に届けられたか、あるいは盗まれたか。
どちらにせよ、ここで探す意味はあまりないように思えた。

(,,゚Д゚)「とりあえず警察に届け出てはいかがでしょう」

('A`)「いえ、警察は……」

(,,゚Д゚)「しかし……」

('A`)「あの、やはり私一人で探します。ありがとうございました」

男はそういって去っていった。
追いかけようとも思ったが、無駄なことだろうと思い、帰ることにした。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 20:02:57.21 ID:MlON/WCQ0
帰宅して間もなく、警察から連絡がきた。

( ∵)「奥さんがみつかりましたよ」

(,,゚Д゚)「本当ですか。それで、妻は……」

( ∵)「残念ながら」

(,,゚Д゚)「そうですか……いや、覚悟はしていたことです。どこで見つかったのですか」

( ∵)「それが、トランクの中に……」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/24(日) 20:03:38.19 ID:MlON/WCQ0
以上で終わりです

支援ありがとうございました!

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