mesimarja
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( ^ω^)ブーンがバルバロッサを武器に戦うようです
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 03:59:10.49 ID:Rul2fI3LO
バルバロッサ

選ばれしもの達のみが使うことのできる、
伝説の槍。


古い言い伝えでは

バルバロッサあるところに波乱あり。
バルバロッサを操る者、光と闇を司らん。




8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:25:32.66 ID:dW73xRueO

風が横殴りに吹く。
戦を待つ五百の部下達の兜についた、羽が揺れる。

( ^ω^)「………」

風が横殴りに吹き荒れる。続き、砂が舞う。
砂塵の彼方に、凡そ四千程の軍勢が見え始める。
その全てを切り裂くが如く、槍を八文字に振るう。

( ^ω^)「蜃気楼……、な訳ないかお」

絶望、いや、死。それを有した、四千近くの兵が歩みよって来る。
半ば自分の命など諦めていた。しかし尚、戦場に立つのは、軍人…、将軍としての誇りであろう。

そう、
全ては民衆のために…

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:33:14.93 ID:dW73xRueO

本当は、今すぐにでも逃げ出してしまいたい。
だが、二つの都市を陥落させ支配した。その誇りが、自分を戦場に立たしている。

( ^ω^)「因果応報………、ってやつかお」

自分もそうだった、一千程の部下達を率い、五百近くを殲滅し民衆も血祭りにあげた。
そう、それも二度程。

まったく。利己的になったものだ、自分では楽しんでやったこと、それが殲滅。
しかし、いざ自分が殲滅される立場になると、とても甚だしい。


いつの間にか、四千で一の死神は全貌を肉眼で捉えられる程に……
接近していた。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:38:21.64 ID:dW73xRueO

再び、槍を八文字に振るい気合いを入れる。
槍の名は【バルバロッサ】
祖父はこの槍を使い、闇を生むが如くどす黒い血を降らし。
父はこの槍を使い、光が煌めくが如き速さで敵陣を突破したと言う。

( ^ω^)「おっおっ、VIPが誇る英雄の槍も……      今日が最後の戦場かお」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:42:43.94 ID:dW73xRueO

誰に言った訳ではない。ただ、自分が戦場に立った時から連れているこの槍に……
いや、祖父の代から自分の家系に仕え、VIPを支えてきたこの槍に、ただ挨拶をしただけだ。

( ^ω^)「…………お」

口元がニヤリ、と吊り上がっただろうか?自分では分からぬが、自然と表情は緩んだ。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:49:03.51 ID:dW73xRueO

何故なら、そう。
いつの間にか、敵勢四千が臨戦体勢を整え、牙を剥いているのだから。

ゴーン、ゴーンと鉦が鳴る。戦が始まるのだろう、まぁよかろう。
強い眼差しの部下達が、一様にこちらを見ている。今は五百だが、本来は一千いるはずの部下達が。

( ^ω^)「背を向けるなお、軍人らしく散ろうお」

この五百には、言葉など既にいらないであろう。いつの戦も最前線に共に立ち戦ってきた仲間なのだから。本当の軍人だから。
これだけで、覚悟は決まるさ。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 04:57:38.99 ID:dW73xRueO

『最後まで戦う』
そう部下の顔には決意が刻まれている、この時点でこいつらは究極の精鋭。
ぐっ。と槍を握る手に力が入る、それと同時に何故か、負けない。
という確証が湧いてきていた。

( ^ω^)「来るお…」

1km程離れたところで体勢を整えていた敵軍が、陣を保ったまま少しずつ近づいて来た。

( ^ω^)「………チッ」

陣を見てわかった、この戦に策は通用しないと。ただ敵軍は圧倒的物量を用いて攻めようとしている。それにあらがうことは出来ない。



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 05:00:35.93 ID:dW73xRueO

(´・ω・`)「敵将が討てれば……、まだ望みはあるんだけどね」

誰だかはわからないが、しょぼくれたの老兵は言う。

( ^ω^)「そうだお、しかし、こんな陣を張られたら厳しいお」

そう厳しいのだ、わざわざ将軍が先陣を切り士気を上げなくとも、我々の敗北は確定なのだから。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 09:17:50.99 ID:B0HLmZBS0
パタリロは、その日初めて心の底から泣きました

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 10:59:56.32 ID:B0HLmZBS0
敗北が確定した戦を経験したことはなかった。
少なくとも、自分だけは助かる路が常にどこかにあった。

しかし今回は逃げ道はない。逃げ道は自分の魂がふさいでいる。
我らの背には民衆がいる。逃げれば討たれるのは民衆だった。

既に貧困から脱し、もはや元の生活には戻れまい。
そうでなくとも、敵兵が民衆の生活を見れば略奪に走るのは容易に想像できた。

無血開城をしても無血では済まないことがわかっているこの戦。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:04:00.64 ID:B0HLmZBS0
五百対八千……軍事科挙試験に出たならば、正解は「撤退」以外にありえない問題。
だから出題もされたことがない、はずだ。

それでも、玉砕以外に選択肢があるとすれば……

恐ろしい。いまから自分が言おうとしていることが恐ろしい。
500の部下は、既に死人である。命を捨てて戦う覚悟を決めている。

その気持ちは愛している。しかし……言うべきだ。
それが軍人の道だから。


( ^ω^)「……みんな、よく聞けお」

千の目が見上げる。どの目も瞳ごと燃えているようだ。
水を差してしまうかもしれないお……、と思ったが……言った。


( ^ω^)「……この戦……勝つお!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:08:54.71 ID:B0HLmZBS0
兵の目は燃えている。勝鬨を叫ぶ兵もいる。ニヤリと笑った兵も見えた。
だからブーンは繰り返した。

( ^ω^)「もう一度いうお……。我々は勝つ!」

肉眼でブーンの表情を確認できたのだろう。一部の兵が訝しんだ。

( ^ω^)「我内藤ホライズン、血統とともに送り受けた守りの槍バルバロッサをふるう!」

( ^ω^)「守りの槍の真価は守戦にあり!今日、諸君らは我と我が槍の守るこの」

一旦言葉を切って背後を見やる。

( ^ω^)「民衆の牙となる!我が守る民衆の牙となる!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:14:38.76 ID:B0HLmZBS0
兵に静かな動揺が走る。死に戦ではなかったのか?今日が命日ではなかったか?
勝てと言われた。勝つと言われた。軍神が勝利を叫んだ。

我らに牙を求めた。自らは盾となると言った。疑問が生まれた。

「……勝てるのか?」

生を、思い出した。

( ^ω^)「我に秘策あり!我と我が槍にのみ可能な秘策あり!」

秘策、と言われる作戦を破って勝ってきたのではなかったのか。
「秘策とは無策のことだお」と言って憚らなかった軍神の言葉の真意は・・・。

( ^ω^)「諸君らに命ずる。前進せよ!敵と同じ幅で前進せよ!そして次々に敵を討て!」
( ^ω^)「一人討たば屍を踏み越えよ!二人討たば屍で橋を作れ!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:18:42.27 ID:B0HLmZBS0
( ^ω^)「……」

言葉を切った。そして全兵を見て言った。言い放った。

( ^ω^)「進軍せよ!」

兵が動き出す。内心、ひどく悲しかった。死を覚悟した戦で、生を思い出してしまった。
我々は死ぬ。今日死ぬ。今死ぬ。それなのに母を、妻を、子を、父を思い出してしまった。

足どりは重い。前方に逃げ水のようにゆらいで見えるのは敵軍か。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:21:22.10 ID:B0HLmZBS0
( ^ω^)「……」

祖父から教えられた。槍とともに伝承された。秘策は確かにある。
しかし自らの死を決定付けるこの秘策……ならば今使うべきだ。

決意は早かった。

( ^ω^)「むう・・・」

( ^ω^)「むうううう・・・」

(;^ω^)「むううううううううん・・・・!」

(;^ω^)「むぅん!赤い荒縄(レッドバインド!)」

槍が赤く輝く。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:23:27.29 ID:B0HLmZBS0
部下の頭上を越えて炎の帯が飛んでゆく。

( ^ω^)「いっけー」

それは敵兵にからみつき、全てやきつくした。
部下は喜んでいる。わーわー

( ^ω^)「おっおっおっ!勝ったお!」

しかしブーンは知っていた。このわざをつかってしまったら、
かならずガォンされて死んでしまうことを・・・。

( ^ω^)「死ね!ポルナレフなんか助けるものか!」




41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:31:29.96 ID:B0HLmZBS0
ほ・・・放置はやめろ!

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 11:55:28.82 ID:XsDp33SVO
これがほんとの投げ槍か

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/23(日) 12:06:12.15 ID:B0HLmZBS0
>>44
!?

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