mesimarja
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('A`)理想桃源郷のようです
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:26:54.27 ID:UpTKW9GcO
プロローグ

俺の名前はドクオ。
人間の温もりを知らずに生きる、今時珍しいホモ・サピエンス亜種。

マジョリティが正義になる人の世で、珍種は淘汰され、なかったことにされる。
俺も、掲げられた正義に疑問を浮かべ、自分なりの正義の旗を立てたものの、それが折られるのは早かった。

生意気にも社会に反抗した俺が、そこから立ち直ることはなかった。
ずっと、地底を見ながら生きていた。
時折、地上から石を落とされたり、雨を通されたりしたが、生きるには十分な環境だった。
 _
( ゚∀゚)「二度とツラ見せんじゃねーぞ、カス。……お、今日も結構入ってるな」

( #)A(#)「は……い」

地上人に媚び諂い、金を貢ぎ、彼らのためのサンドバッグであろうとも、生きていれば価値がある。
そう思っていた。

( #)A(#)「もう……限界だよ……」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:28:09.20 ID:UpTKW9GcO
 
( #)A(#)「ここを生き残って、何になるんだ……」

小、中、高と黙り続けてきた。
学校が変われば、何か変わると思っていた。少しは賛同が得られると勘違いしていた。

( #)A(#)「死のう……せめて遺書を書いて、解怨してから……」

ゆるゆると立ち上がって、制服についた泥と草を払う。
足を引きずり、抑えながら、駐輪場まで歩くと、誰にも関与されずに、早退した。

(#)A`)「……ただいま」

家に帰っても、この時間ではまず親はいない。それでも、呟いてみる。
もはや帰らない、世話になった屋根への感謝の気持ちだったかもしれない。

('A`)「あなたがこれを読んでいるとゆうことは、私はもうこの世にいないのでしょう(笑」

適当に遺言書を走り書き、俺を追い込んだ奴らの名前を書き並べた。
それをリビングテーブルに置いて、お湯を沸かしてカップ麺を啜った。
最後の晩餐は、鶏ガラ醤油味だった。


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:30:05.32 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「ごっそさん」

スープまでしっかり飲み干し、ゲップをして、時計を見た。

('A`)「もう、頃合いかな……綺麗な月が出てる」

痛む膝を庇いながら立ち上がって、窓から外を眺めた。

死ぬならば、かねてよりやりたい方法があった。
そしてそれは、人通りが極端に少ない時間でなければ出来ない。

('A`)「ららー、自転車にのってー♪ ケツみたいな月が映るー海岸へとー♪」

我ながら下らない歌だ。
こんな事ばかりしているから、マイノリティに押し込まれるんだ。
さっさと死のう、そうしよう。

ガシャガシャ自転車を漕ぎ、夜の県道を走る。
車に轢かれて痛い思いをして死ぬのだけは御免なので、安全運転で。

やがて、道は海岸線の道路に出る。風は穏やか、漣が立っているだけだ。
ブレーキを5回締めて、アイシテルのサインを送ると共に、自転車を止める。

('A`)「……」

たからのはま。この砂浜には、そんな名前が付いているらしい。
要らん知識だが、冥土の土産に持っていこう。誰かが喜ぶかも知れない。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:32:03.87 ID:UpTKW9GcO
 
(#'A`)「……うお……りゃっ!」

自転車を砂浜に投げ捨て、手を払う。

('A`)「よし、行こう。ブイまで行けば、まず戻ってこれんだろ」

これでも、多少泳ぎの心得はある。
それに、あの辺りでは横流しの海流があるらしく、海難事故がよく起こっている。

制服を脱ぎ捨てて、パンツ一丁に。ついでに、愚息をちょろりと。
どうせ死ぬからってやりすぎかも知れないが、これからは迷惑をかけないから許せ。

('A`)「よし、いざ冥界へ! GO!」

元気よく水に飛び込むと、まずその冷たさに驚いた。
凍っているみたいに冷たい。これはヤバい、死ぬ。あ、そのつもりだったか。

:('A`):「うー、さみ……こんな事なら空飛んで死ねば良かった」

ぶつくさ言いながら、海流に逆らって泳いでいく。
しばらくすると浜へ続く海流もなくなり、軽く進んでいく。

('A`)「……深く潜るか。その方が発見が遅れるだろ」

俺はそんな思い付きで、体勢を変えて水底へ向かっていった。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:34:03.07 ID:UpTKW9GcO
 
(;'A`)「……ぼぼぼ……ぼこぼこぼこ」

足を無茶苦茶にばたつかせて潜っていったものだから、すぐに息苦しさを感じた。
しかし、ここで戻っては何の意味もない。ここで死ななければ。

(;'∀`)「ぼぼぼぼぼぼーぼぼぼぼぼぼーぼっぼごっ」

景気付けに、歌を口ずさんでみると、しょっぱいどころの話じゃないくらい
しょっぱい海水がぐいぐい体中に染みていった。

(;゚A`)「……ぼ」

慌てて水を掻き、水面を目指す。
しかし、おかしい。そんなに深くない所にいるはずなのに、全然水面に届かない。
ごちゃごちゃ考えているうちに、手足が硬直する。視界に闇が広がっていく。

(;゚A`)「がっ……」

最後の空気を吐きだした。
さっき思い浮かんだ、人間は水の中でも呼吸が出来るかも説の証明は出来そうにない。

人間は、地上でしか生きられない。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:36:09.87 ID:UpTKW9GcO
 




  ('A`)  理想桃源郷のようです






10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:38:19.48 ID:UpTKW9GcO
 1  シャングリラ

声が聞こえる。

「――!」

優しい声だ。

「――ろ!」

まさか、この声。……俺に向けられてる?

(;'A`)「はっ!」

本能的に、体に力が入ると分かった。呼吸も出来る。
嬉しいあまり、ガバッと上体を起こすと、額に何か固いものがぶつかった。

(;'A`)「あぎゃくぁwせdrftgyふじこlp;@」

奇声を発しながら、もんどり打って転がった。
そして俺は、久しぶりにその声を聞いた。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:41:03.27 ID:UpTKW9GcO
  _,、_
川 ゚ -゚)「お遊戯はそこまでにしてくれないか?」

(;'A`)「……だ、だだ誰!?」

初めて彼女の存在に気がついた。
一目見て美しいと思い、二度見して頬の黒子が気になった。
まったく、惜しい顔をしている。

川 ゚ -゚)「おじゃるず……ではない。私はクー。この桃源郷の最高権力者といったところか」

('A`)「桃源郷? びっくりするほど鍾乳洞なんですけど」

辺りを見回せば、石筍が雨後のように散らばり、天井から灰色の鍾乳石が吊り下がった、
至って普通の洞穴であった。こんな猫の額が桃源郷と言うなら、あっちは天国じゃないか。

川 ゚ -゚)「それは、ここが単なる入り口だからだ。看板に従え。そうすれば郷が見える」

立て札がぴょんぴょん飛び跳ね、自分を誘っている。
まさか、俺を地獄に連れていくつもりじゃないかと考えて、大事なことを思い出した。

(;'A`)「……本当か? ……というか! そもそも、俺は何で生きてるんだ?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:44:34.54 ID:UpTKW9GcO
 
川 ゚ -゚)「……別に良いだろう、そんな事?」

しかし、女ははぐらかすような態度をとった。
気に喰わない、うざい。ジョルジュが俺に言った言葉が、まるっきり当てはまる。

(;'A`)「良くない良くない! 俺が生きてるのか死んでるのか、はっきりしてくれよ!」

女はため息をつく。そのやり方がまたまた腹立たしい。
わざわざ眉をしかめて、眉間に中指を置いて雑念深そうにため息をつく。

川 ゚ -゚)「細かい事にこだわりおって……まぁ良い、話そう。落ち着いて、黙って聞くがよい」

('A`)「……ん」

川 ゚ -゚)「まず、ドクオ。お前は生きている。海の底から、海流によってここまで流されてきた」

川 ゚ -゚)「水を多く飲んではいたが、この洞穴に流れ着いていたのを私が運良く見つけ、蘇生処置を施した。感謝しろ」

それに対しては、何の文句も無かった。
最後の時、死にたくないという意識が確かにあった。
だったら女は、命の恩人だ。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:47:14.95 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「って、ちょっと待てよ……」

そこで、彼女の言葉が引っかかる。

川 ゚ -゚)「おい、黙って聞け。そこで、お前がこの桃源郷で暮らすにあたって……」

('A`)「水難事故の蘇生処置……そもそも、心配蘇生法と言ったら……」

目の前の女が、いくら惜しいとは言え、かなりの美人には違いなかった。
股間に血が集まるのを感じる。

(*'A`)「……ンマウス・ッツー・マウスお行った訳ですか!」

川 ゚ -゚)「……全く、これだから童貞は助けたくないんだ」

(*'A`)「え? ごめんなさい、ファーストキス奪っちゃいましたか?」

川 ゚ -゚)「いいか、人工呼吸とキスは似て非なる……キスというのはな、」

ファーストキスを奪われた立場のくせに、見当違いの事を言いながら小躍りしていると、
女の顔がずいと近付いてきた。


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:50:20.56 ID:UpTKW9GcO
 
唇に、信じられないくらいの柔らかさ。ちゅ、と甘い実はじけて、果汁が唇を潤した。

('A`)「」

川 ゚ -゚)「……こういうものだ。人工呼吸とは全く違う。それで、何だったか……」

女の話はほとんど耳に入らなかった。
一人になれたら、すぐにオナニーしようとばかり考えていた。

川 ゚ -゚)「……だから、気をつけろ。分かったら、あの看板にでも付いていけ。どこかに出る」

('A`)「あ、はい。ありがとうございますー」

桃源郷はこちら、と書かれたいかにもな道標は、待ちかねていたらしく、いっぺん宙返りをしてみせた。
そして、ものすごいスピードでピョンピョン跳ねて鍾乳洞を進んでいく。

(;'A`)「わ、ひゃっ! 待ってー!」



川 ゚ -゚)「……あいつ、本当に話を聞いてただろうか」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:53:34.46 ID:UpTKW9GcO
 2  ハーレム

(;'A`)「……いてて、まさかあの立て札のやつ、空飛べるなんてな」

俺はといえば、看板に翻弄され、一瞬空を飛んでいた。
下が草地で助かった。コンクリとか剣山だったら生きてない。

('A`)「2個目の命だし、大事にせにゃ……ん?」

命の尊さを謳いながら、草をついて立ち上がると、向こうから少女が駆けてきた。

ζ(゚ー゚*ζ「あの、大丈夫ですか?」

(*'A`)「おぉ! 今度は完璧に可愛い!」

ζ(^ー^;ζ「え、えっ? あ……あはは~、ありがとうございます」

ζ(゚ー゚*ζ「えっと、貴方もしかして新入りの方ですか?」

('A`)「新入り……まぁ、多分そうだと思う」

もしここで、彼女が可愛かろうがでなかろうが、桃源郷のことを教わっておくには丁度いい。

ζ(゚ー゚*ζ「でしたら、ちょっと付いてきて下さい! 色々教えますので!」

(*'A`)「あ、はいありがとうございます!」

少女に感謝の念を抱きながら、俺はこの桃源郷を気に入りだしていた。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:56:19.55 ID:UpTKW9GcO
 
長い道を歩き、一度交差点を右に曲がる。
そこからまたしばらく歩くと、彼女の家が見えたらしい。
それは、絵本に出てきそうな、簡素な作りをした家だった。

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃん! 新入りの男の人が来たよ! うちに入れても良い?」

ξ゚⊿゚)ξ「はいはい、釣り釣り。あんたいつもそうやってぼろ人形拾ってくるんだか……」

ξ;゚⊿゚)ξ「……ら?」

(*'A`)「おおっ! 素晴らしい、姉妹で美人とは!! あ、俺、ドクオです!」

ξ;゚⊿゚)ξ「……デレ、あんたいよいよからくりに手を出したの?」

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃん、違うってば。この人は本物。それに、そういうのは後ではっきり分かるじゃない?」

ξ゚⊿゚)ξ「……そうね。ほらほら、ドクオさん? どうぞ入って、掛けて下さいな」

少女たちは、姉の方をツン。妹の方をデレといった。
しかし、それにしては胸の膨らみが逆な気もする。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 02:59:29.56 ID:UpTKW9GcO
 
気になった事は、忘れないうちに聞いておこう。
差し出されたクラムチャウダーをふた掬い口にして、
デレが薬草を摘みにいくと言って出掛けた時に、ツンに言ってみた。

('A`)「……つかぬ事を訊きますが、あなた達は本当の姉妹なんですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「あら。どうして?」

(*'A`)「その……胸が、妹さんのほうが大きかったので。……だから」

ξ゚⊿゚)ξ「……もう気付かれたんですか。そうです、私とデレは本当の姉妹ではありません」

ξ゚⊿゚)ξ「この桃源郷では、身内なんてそうそう流れては来ません。私も、10年前に一人でここに流されました」

ξ゚⊿゚)ξ「その後、デレが来て……他人の空似だと思ったんでしょう、妹はよく私に懐きましたわ」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、私には妹がいた記憶なんて……」

('A`)「ツンさん……」

ξ゚⊿゚)ξ「どうか、デレには黙っていて下さい。今はもう、たった一人の私の妹なのですから」

('A`)「はい、必ず……その方が良いでしょうし」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:02:04.61 ID:UpTKW9GcO
 
しばらくして、デレが籠いっぱいに薬草を詰め、戻ってきた。
赤く、目に悪い色づかいのバスケットをキッチンに持ち込むと、何やらごりごり作業を始めた。

(;'A`)「……あれは?」

そうツンに尋ねると、キッチンのデレが答えた。
いつの間にか三角巾をかぶりエプロンを結んでいた。

ζ(゚ー゚*ζ「これは、アカマムシソウって言って、体の冷えなんかに効果があるんですよ」

ζ(゚ー゚*ζ「こう見えて、味もいいですから、期待してて下さいね!」

(;'A`)「あぁ、うん。もちろん」

デレの手料理と言うなら、泥団子でも食う所存だが、薬膳ときたか。

ξ゚⊿゚)ξ「何だかんだ言ってもあれ、デレの腕がよくないから気をつけた方が良いですよ」

ζ(゚ー゚#ζ「お姉ちゃん! ドクオさんに変な事吹き込まないで! 絶対おいしいですから!」

('A`)「……うーん、なんか幸せだなぁ」

違うだろうけども、何となく自分を取り合いされてるような気がして、幸福を感じた。


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:04:04.92 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「仲が良いんですね。微笑ましい……」

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオさんは、御兄弟はいらっしゃったんですか?」

兄弟か。そんな物を欲しがった事もあった。

('A`)「いたらいいな、と思ったことはあります」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、いないんですか?」

('A`)「はい。でも、貴女方みたいな姉妹がいたら、楽しかったでしょうね……」

ξ゚⊿゚)ξ「……私も、ドクオさんが居てくれたら良かったと思いますよ」

ζ(゚ー゚*ζ「お姉ちゃん! ドクオさんは私が見つけたんだから、勝手に口説かないで!」

ξ;゚⊿゚)ξ「うるさいわね、横槍入れないの!」

('A`)「もう、本当にね……」

そうして時間を潰していると、デレの薬膳が出来たようだ。


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:07:01.19 ID:UpTKW9GcO
 
ζ(゚ー゚*ζ「はーい、アカマムシソウのフルコースでーす♪」

('A`)「ワア オイシソウ」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ、やっぱりドクオさん、からくりなんじゃない?」

まずはお浸しに手をつけ、なかなか美味いな、と考えていると、ツンがデレに訊いていた。

ζ(゚ー゚;ζ「さぁ……ま、これではっきりするじゃん、ね?」

('A`)「あの、からくり……って何なんですか?」

どちらに向けるともなく、訊いてみた。
澄まし汁をすすり、サラダを食べると、ドレッシングの味でご飯をかきこむ。

ξ゚⊿゚)ξ「もう少ししたら、教えます」

('A`)「……ほぇい」

もう少し、というのはどれぐらいかというのには言及しなかった。
してもしょうがない。話さないのなら自ずから話すのを待つしかない。

アカマムシソウとやらは、なかなか肉厚で柔らかく、美味かった。
デレのフルコースでも平らげられたのが、その証拠だ。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:09:17.98 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「……うーん」

ζ(゚ー゚*ζ「どうされました?」

ツンが食器の片付けをしてくれていると、何だか体が熱くなってきた。

(*'A`)「……なんか、熱くてボーっとするよ。……何でだろ」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、それきっと、アカマムシソウの効果ですよ。冷えを取り、体を温めるんです」

(*'A`)「……本当に、それだけ?」

ニコニコして説明するデレを、疑ってみた。

ζ(゚ー゚*ζ「そうですねー、あとは……理性を壊し、性欲を助長する効果もあるそうです」

ζ(゚ー゚*ζ「そのせいで、記憶障害とかも起こり得るんですけど」

(*'A`)「……あぁ、やっぱりってえぇっ!?」

さらっと凄いことを言われてしまった。
じゃあ何、今の俺は理性が壊され性欲も助長された状態だって事をデレに見透かされてるの?
やだ、すっごい恥ずかしい。

ζ(゚ー゚*ζ「……ドクオさん、何なら、そこのベッドで休んだほうが良いですよ?」

(*'A`)「お言葉に甘えさせてもらいます……あーやだやだ」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:11:19.14 ID:UpTKW9GcO
 
しかし、ベッドに寝っ転がった所で、いきり立つ息子が収まるはずもない。
むしろ、布団から漂う甘い匂いに、余計に興奮させられるだけだ。

(*'A`)「……やっぱりやめだ、じっとしてよう」

いっぺん立ち上がって、また座った。
その行動に、いよいよデレはしびれを切らしたのかも知れない。

ζ(゚ー゚*ζ「……ねぇ、ドクオさん?」

イスを俺の横まで引きずってきて、猫のような声で呼びかけてきた。

ζ(゚ー゚*ζ「キスしたこと、ありますか?」

(*'A`)「え! ……一応、受動態だけど」

ζ(゚ー゚*ζ「それなら、あの……私に、キスのやり方……教えてくれませんか?」

意識しないうちに体がデレの方を向く。
何やってんだ、俺。客人がそんな事していい訳ないだろ?

ζ(////*ζ「お願いです、ドクオさん……」

くそ、全然歯止めが利かねえ、自分に言い聞かせる言葉が見つかんねえぞ。
そんな事を考えているうち、デレの瞳に惹かれていく。

デレにキスしたいぞ、どうすんだこれ。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:14:03.99 ID:UpTKW9GcO
 3  フレンズ

('A`)「……あれ? ここ何処だ?」

そこで、稲妻が走ったかのような気がして、
いつの間にか草野を歩き、外の空気を吸っていた。

('A`)「たしかデレとキスしようとして……え? デレって誰だ?」

辺りを探してみても、デレらしきものは見当たらない。
デレというのは、自分にとってものすごく大事な物だったりしないだろうか。

不安になったが、付近にデレの手がかりは無かった。

(;A;)「デレエエエェェェェッッ!!」

('A`)「って叫んでもどうせどうしょうもないんでしょ、いつもそうだったもん」

('A`)「……これからどうしよう。桃源郷ってくらいだから、李の木でもあるかな。探してみよう」

('A`)「あぁ……なんか、股間に湿り気を感じるなー」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:16:24.95 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「しかし、広い街だな……」

この街の名は何というのだろうか。どんな人がいるのだろうか。
そもそもここには、どれぐらいの空間が広がっているのだろう。

あの、クーとかいう「最高権力者」によれば、この桃源郷は地下空間らしいが、
とてもそうは思えない。しっかり太陽が照っているのが証拠だ。

('A`)「一体、ここは何処なんでなんだぜ?」

不思議な空間だ。狭いだろうと思っていたのに、遠く、地平線さえ見える。
ひょっとしたら地平線かと思うだけかも知れない。

('A`)「どっか、高いところに行きたいな」

そう思っていたら、その向こうから砂塵を上げて何かが駆けてきた。

(;^ω^)「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!」

('A`;)「あははは……なんか来てる、なんか来てるよおおおおっっ!11111」

いや、これは有り得ない。絶対に夢だ。
ただの人間がF1級のスピードで走ってくる訳がない。


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:19:09.31 ID:UpTKW9GcO
(;゚A゚)「うぎゃああああああ!!!!」

冗談じゃない。あんなのに巻き込まれたら殺される。俺は必死で脇道に逃げ込んだ。

-=三^ω)ゴオオオオオオ……

行ったか、と思い、ほっとする。

(^ω^三 クイッ

(゚A゚)「何だとおおおおおおっ!!!!」

しかし、男はすぐに引き返してきて、俺の方に駆けてきた。
そして、腰を抜かした俺の前できゅっと止まると。

(;^ω^)「只今参りましたお、内藤タクシーでございますお!!」

('A`)「……は?」

男はポケットから錠剤のたっぷり入ったビンを取り出すと、三粒かじった。

男の体中から、白い煙がゴボゴボ出てくる。やがてそいつは、煙に包まれて見えなくなった。

('A`)「……カーズ?」

(;^ω^)「何ですかお、カーズって? 僕はブーンですお」

煙が晴れて、俺は目を擦った。
男は、男だった奴は、やたらと車高の低い車になっていた。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:21:25.27 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「知らないなら良い。だが、このまま流す訳にはいかんな」

(;^ω^)「お? お?」

('A`)「呼んでもいないのに、もの凄い勢いでタクシー業者が走ってきたと思ったら、薬を飲んで車に変身した」

(;^ω^)「え? 確かに呼ばれましたお? 高いところに行きたいって……」

('A`)「……そういうもんなのか?」

車の話では、ここユートピアでは、望めば手に入る世界なんだそうだ。
こいつは走るのが好きだったから、凄まじい足の速さと車の姿を望んだそうで。

('A`)「じゃあ、このユートピアで、一番高いところに連れていってくれ! この世界のはじっこを知りたい!」

( ^ω^)「了解しましたお! 乗って下さいお!!」

あくまで人の体の中に入り込むのは癪だったが、歩くのも嫌だ。
おとなしく、男に乗り込んだ。

( ^ω^)「じゃあ、出発しますお!!」

そして俺は、光になった。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:23:31.69 ID:UpTKW9GcO
 
+(O゚^ω^)「さ、着きましたお!」

('A`)「……楽しそうだな、つやつやしやがって」

( ^ω^)「お? お客さん、車酔いでもしましたかお?」

俺が車を降りると、そいつは人間に戻った。

('A`)「あぁ。おまえの中にいっぱい出してやったぜ」

(;^ω^)「……3140円ですお」

あぁ、はいはいとポケットを叩いて、財布はジョルジュに取られたと思い出した。

('A`)「……やっぱり、お金って必要?」

(;^ω^)「当然ですお! この世界でだってお金が無きゃ生きてけないですお!!」

(;'A`)「あー、参ったな……」

ポリポリ頭を掻いていると、奇妙な音が聞こえてきた。
地響き、地中で何かが蠢いている。
そして、草をかき分けて、そいつは地面から腕までだけ出てきた。

( ・∀・)「あ、ども。こんにちは~」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:25:03.84 ID:UpTKW9GcO
 
奇妙すぎる生き物だった。
オレンジの毛並み、猫のような耳と手に、点、ターンエー、点で構成された顔。
そいつが喋っていることが信じられなかった。

( ・∀・)「ちょっと、何黙ってんだい、ドクオ」

唐突に名前を呼ばれ、身が竦んでしまう。

(;'A`)「……俺か?」

( ・∀・)「うん。お前さっき、お金が欲しいと思ったよな?」

まぁ、と答える。
と、生き物はずぼ、と地面に手を突っ込み、1センチほどの札束を取り出した。
それで、そいつを俺にぽいと投げてきた。

( ・∀・)「それじゃあ、ひとまずこのくらいでどうだ?」

('A`)「……は?」

おい、見てるか一万円札?

お前の上にお前の上にお前の上にお前の上にお前の上にお前の上に……お前がいるんだけど。

( ・∀・)「ま、少し多いぐらいで丁度良いみたいだな。じゃあの」

それだけ言うと、そいつは身を翻して、ずぼずぼ地面に潜っていった。
その跡には、奴の通ったらしき穴さえも残っていなかった。


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:27:36.84 ID:UpTKW9GcO
('A`)「……何だったんだ?」

手にずっしり残った札束の重みを感じながら、ぽつんと立っている男に聞いてみた。

( ^ω^)「知らないんですかお?」

('A`)「……あぁ。今日来たばっかなもんでな」

( ^ω^)「なら、知っとくと良いお。あれは、この世界の金の管理者ですお」

('A`)「金の管理者?」

( ^ω^)「はいですお。望めば来てくれて、いくらでもお金をくれますお」

なるほど、と思うと同時に、かなりの衝撃だった。

(;'A`)「じゃ、じゃあ働かなくたって良いのか!?」

いんや、と男は首を振る。

( ^ω^)「やりたいことが見つかるまでは、彼に頼っても問題はないと思うお」

( ^ω^)「けど、いつまでもそのままじゃいけないお?」

( ^ω^)「それに、やりたい事を生業にできる……きっと、それって良いことだお!」

('A`)「だよな……」

ちょっとだけ落胆した。男に金を払い、釣りをもらうと、男はまた光になって消えた。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:29:05.42 ID:UpTKW9GcO
 
近くにあった建物を見上げる。

('A`)「……すげえな」

その姿は、まさしく摩天楼。
銀色のガラスを光らせ、天上までそのボディを伸ばしていた。

入り口は自動ドア、様々な出店がある中心に、エレベーターがあった。

アカマムシソウのエキスを練ったアメや、ラムネ味のコーラだとか、
少し値は張ったが、目に新しい物は全て買って、エレベーターに乗り込んだ。

降りてきた客を待って、一人、円柱型の箱に乗り込む。

(*゚ー゚)「どちらまで行かれますか?」

('A`)「あ、最上階まで」

(*゚ー゚)「はい、了解しました~」

エレベーターガールが、ぽんとボタンを押すと同時に、

(*゚ー゚)「ハイパー上に参りますタイム発動!!」

俺はまた、光になった。


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:31:02.91 ID:UpTKW9GcO
 
(;'A`)「……はぁ」

匍匐前進でエレベーターから出ると、天井には岩が広がっていた。
これが、地上との境なのだろうか。望遠鏡に掴まって、立ち上がる。

(;'A`)「外はどうなってるんだ?」

顔を上げてみると、どこまでも続く空と天井と地面が見えた。
立っても同じのこと、ずっと地面が続いて、地球が丸く見える。

('A`)「綺麗だな……真下が見えない」

しばらくその景色を見つめていると、横から夕陽が射してきた。
そう言えば、あの光の正体は解明できていない。

('A`)「うーん……地中に太陽は存在しないとは思うが」

(;'A`)「……つーか、もう夜になっちまうのか? どこで寝りゃあ良いんだよ?」

その問いに答えたのは、ちょうどエレベーターから出て来た、一人の少女だった。

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん。それなら、私の家に来て下さい」

('A`)「……ん?」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:34:07.47 ID:UpTKW9GcO
 
会ったことのない少女だ。
しかし、かなり深い関係のような気もする。

('A`)「……デレ……さん?」

ζ(゚ー゚*ζ「はいっ! 覚えていて下さったんですね!!」

彼女の名前だけは、何故だかぽっかりと浮かんだ。
俺が記憶障害を負ったことが、なぜ分かるのだろう。デレはそう言った。

ζ(゚ー゚*ζ「いやー、あの後ドクオさんったらふらふら出かけて行っちゃって。慌てて探したんですけど見つからないし……」

('A`)「……ごめん」

ζ(゚ー゚*ζ「いえいえ、いーんです! 私があんなの食べさせたから……」

しばらく沈黙して、少女は、「帰りましょっか」と笑顔で僕の手を握った。

手を繋いで、それこそ人生で初めて女の子と手を繋いで、エレベーターに乗る。
下りはゆっくりだった。あんまり早いとそれ落ちてるだけだもんね。

その分、少女と手をつないでいる時間はやたらと長く感じられた。


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:36:38.39 ID:UpTKW9GcO
 
(;'A`)「すいません、やたらと手汗かいちゃって」

ζ(゚ー゚*ζ「いいえ。ぬちゃぬちゃして、気持ちいいです」

食えない人だ、と思った。
こんな人が、地上にいてくれたら良かったのに。

デレがいてくれたら、俺はマジョリティに加われた気がする。
今更そんなifを考えてみた所で意味ないし、あいつらと一緒に生きていきたくはないけども。

('A`)「……上は、どうなってるのかな」

ぽつりと呟いた。

ζ(゚ー゚*ζ「え?」

('A`)「いや、地上に残してきた両親、今頃どうしてるのかなって。君は、心配になったこと、無いの?」

ζ(゚ー゚*ζ「うーん、無いですね。私、虐待受けてたんで」

彼女は、さらりと言ってのけた。
何だか、デレの知ってはいけないところを見てしまった気がして、とにかく謝った。

ζ(゚ー゚*ζ「顔上げて下さいよ。私、ここで幸せだから、もう気にしてないんです」

('A`)「でも……うん、分かったよ」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:38:55.75 ID:UpTKW9GcO
 4  ラストマジック

ξ*゚⊿゚)ξ「ドクオさん! お帰りなさい!」

('A`)「ただいまです、ツンさん」

ζ(゚ー゚*ζ「ただいま、お姉ちゃーん」

絵本みたいな家に入ると、トマトの煮詰まる香りが鼻に満ち満ちた。

ζ(゚ー゚*ζ「今夜はミートソース? 私、バジリコの方が好きなんだけど」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、ごめんなさい。ミートソースしか用意してないわ。我慢して」

ζ(゚、゚*ζ「えぇーっ。……まぁ、良いけどね」

二人の会話を聞いていると、やはり同じ家で暮らした仲の良さが垣間見える。
二人と一緒にいると、家族というものの暖かさを感じる。

ξ゚⊿゚)ξ「ドクオさんは、ミートソースで大丈夫かしら?」

('A`)「はい、大好物です」

こんなもの、感じた事無かった。
何だか、すごく心が緩くなって、笑えてくる。


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:40:43.10 ID:UpTKW9GcO
 
少しすると、皿にこんもり盛られたスパゲティに、ミートソースがたっぷりかけられ運ばれてきた。

ζ(゚ー゚*ζ「頂きまーす!」

ξ゚⊿゚)ξ「デレ、今フォーク持ってくるから、ちょっと待ってなさいよ」



その夜は、本当に暖かい時間だった。
こんな時間、上にいるときには一度も無かった。子供の頃だってだ。

ζ(゚ー゚*ζ「ねぇ、そうだ、お姉ちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「何かしら?」

ζ(゚ー゚*ζ「お母さん達に、会いたいって思ったことはある?」

ξ゚⊿゚)ξ「……無いわね。大体、思ってたらこっちに来てるわよ」

その言葉を聞いて、食後くつろいでいた俺は飛び上がった。

(;'A`)「え!? 地上にも、望みは届くんですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「……知らない人はいないと思うんですけど、そうです」

ξ゚⊿゚)ξ「でも、あんまりやると地上がおかしくなるそうですから、やめた方が良いですよ」

('A`)「はぁ……おかしくなる」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:42:14.04 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「でも、こっち側には地上の事なんて」

ζ(゚ー゚*ζ「な、か関係ありますよ。大アリです!」

デレはびっくりして、フォークを取り落とした。

('A`)「……すいません、詳しく」

ζ(゚ー゚*ζ「良いですか、ドクオさん。まず私たちは、不死ではないんです」

ζ(゚ー゚*ζ「……無論、それを望んだとしても。ユートピアでは、命に関わる望みは聞き入れられないんです」

デレはスパゲティを1巻き口に押し込み、咀嚼する。

ζ(゚ー゚*ζ「それから、私たちは妊娠する事が出来ないんです。何故かは分かりませんけどね」

デレは話をそこまでにし、あとは挽き肉をかき集めて皿を空っぽにしていた。
言われなくたって、結末が容易に想像できる。

(;'A`)「つまり、地上から時々人が来なければ……滅びる!?」

('A`)「って、尚更地上から人呼ばなきゃいけないんじゃないの?」

二人をずっこけさせるつもりは無く、本心からそう思っていた。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:45:09.80 ID:UpTKW9GcO
 
ξ;゚⊿゚)ξ「……ドクオさん」

ζ(゚ー゚;ζ「良い? 私は子供を産めないんです」

ζ(゚ー゚*ζ「だというのに、ポンポン地上から人を呼び込んで、ここが見つかったらどうするんですか?」

('A`)「……確かに、そりゃあ問題だ」

こんな夢の世界があったら、誰だってここに押しかける。

('A`)「うん、分かった。地上に深く干渉する望みは持たないことにするよ」

ζ(゚ー゚*ζ「うんうん、それが良いです!」

デレはこくこく頷いて、立ち上がって、俺の手を引いた。

ζ(゚ー゚*ζ「さ、ドクオさん。もう寝ましょう? 今日は疲れたでしょう?」

そう言えば、今日は光になってばかりで、本当に疲れた。
お言葉に甘えて、デレに連れられてベッドルームに向かった。

('A`)「……部屋の真ん中に、一つの大きなベッドと……他は?」

ζ(゚ー゚*ζ「え?」

えじゃなくて。あなた方がベッドで寝るとして、俺は床? ですよねー。
急な客人ですもの、文句は言いません。


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:47:21.54 ID:UpTKW9GcO
 
ずいぶん戸惑った反応をしてしまって、デレは困っていた。
そして、こう言った。

ζ(゚ー゚*ζ「……あの、ドクオさんは私と姉と、一緒のベッドじゃダメですか?」

('A`)「是非ともそうして下さい」

即答して、ベッドの真ん中に飛び込んだ。その隣に、デレがおずおずと横たわる。

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん、ちゃんと布団の中に入って下さいよー」

(;'A`)「あ、ごめんね。つい……」

布団の中に入ると、彼女の肩が当たる。
少し離れようと思ったが、これ以上行くとツンの邪魔になるだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん、そこだと姉が狭いでしょうから、もっと近くに寄って下さい」

デレが、こっちを向いてそう言う。なら、仕方ない。行くしかない。
心の中で雄叫びをあげながら、ちょろりと進んだ。

彼女は、少し悩んでから、こう言った。

ζ(゚ー゚*ζ「……『もっと近付いてほしい、私を抱きしめてほしい』」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:49:05.87 ID:UpTKW9GcO
 
(;'A`)「うわびっ!?」

その瞬間、自分の体が訳の分からない何かに乗っ取られた。
迷うことなく、彼女と密着し、彼女を抱きしめられた。

ζ(゚ー゚*ζ「えへへ、『離さないでほしい』」

彼女がそう言うと、もう俺の腕は全く言うことをきかずにデレをがっちりと離さなくなった。

(;'A`)「……すげえ、魔法みたいだ」

危うく噛んで、マシュマロみたいだと言いそうになったが、
それでも間違ってはいない。華奢な体に、姉と違って豊満な胸。

(;'A`)「……『電気が消えたらいいのに』」

パチン、と音がして、電気のスイッチが切れた。

真っ暗なら、寝れると思う。少なくとも、この疲れた状態なら。
目を閉じる。デレのおっぱいが瞼裏に浮かぶ。あぁ駄目だ。

('A`)「『この両腕が自由に』……」

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオさん。ひとつ注意しておきますけど……」

望みを唱えようとした俺を、彼女は制した。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:51:05.79 ID:UpTKW9GcO
 
ζ(゚ー゚*ζ「自分の体の状態や姿に関する望みは、3回までしか許されてないんですよ?」

('A`)「……出鱈目?」

ζ(゚ー゚*ζ「……はい、出鱈目ですとも」

素直に認めるのも可愛かったので、我慢して眠ることにした。
当然、こんなにくっ付いて布団を被っていたら暑いけれど、それも我慢せざるを得なかった。

しかし、やはり落ち着かない。俺はデレに話しかけた。

('A`)「デレさん。今俺は、すごく幸せなんです」

ζ(゚ー゚*ζ「私もです。こうして一生暮らせたら、嬉しいな」

('A`)「……一生なんてもんじゃない。何百回でも生まれ変わって、デレさんと生き続けたい」

ζ(゚ー゚*ζ「……うん、私も」

やがて、デレは目を閉じ、寝息を立てはじめたが、こっちは全く寝つけずにいた。
そのうちやって来たツンにも頼んだが、妹の望みをうんたらかんたらで放置された。


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:53:23.08 ID:UpTKW9GcO
 5  ロストマジック

(;'A`)「はぁ、こりゃマジで寝れんな」

少し動いただけで、デレの胸が強く押しつけられてくる。

('A`)「寝るのは諦めるか……」

仕方ないな、と、うそぶき、デレの寝顔を見つめている事にした。

朝、初めて会ったときから、世界中のどんな女の子より可愛いと確信した。
とりあえず、俺の中ではそれは間違いない。

そして今も、その思いが揺らがず、なおかつそいつは俺の腕に抱かれたがった。

('A`)「……『デレさえ生きてりゃ、桃源郷なんて無くていい』な」

俺はそう言って、デレにキスしようとしたが、彼女の額までしか届かなかった。

('A`)「……ん?」

外が、急に暗くなった。
もちろん、もとより暗いのだが、窓から射していた月光も街灯の光もなくなり、
まさに深淵の闇に包まれた、といった体だ。


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:56:03.94 ID:UpTKW9GcO
 
不意に、腕が軽くなる。自由になったのかだろうか。
うん、腕は動く。両腕とも、動かないべきである腕まで、しっかり動く。

(;'A`)「……デレ? デレ!!」

慌てて手を振り回すと、ひどく小さな胸を掴んだ。
ツンさんか? きっとそうだろう、この感触、覚えがある。

しかし、反応が見られない。彼女の寝息も聞こえない。

('A`)「……ん? 誰だっ!」

ヒュー、と風が流れて、誰かが枕元に立った気がする。
その気配に、怒鳴った。

川 ゚ -゚)「……ドクオ。とんでもない事を望んでくれたな?」

('A`)「その声……『最高権力者』!!」

聞き覚えのある声は、瞋恚に満ち満ちていた。

(;'A`)「どういう事だ? これは何事なんだ!?」

川 ゚ -゚)「この理想桃源郷の理だ。人の望みには代えられない」

川 ゚ -゚)「理想桃源郷は消滅する。貴様がそう望んだからな」

あぁ、そうか。それで怒ってるのか、アンタ。そりゃあそうだよな……。


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 03:57:30.09 ID:UpTKW9GcO
 
('A`)「……デレは?」

川 ゚ -゚)「鍾乳洞に運んでおいた。ここに放っておいたら、死ぬかもしれんからな」

デレが無事だと安心すると共に、俺は立ち上がった。
電灯の傘が頭に当たったことは、砂漠に落ちている砂粒ぐらいに細かく、どうでもいい。

(;'A`)「ここにいたら死ぬのか!? 教えてくれ、ここは何処だ!?」

川 ゚ -゚)「ここは、理想桃源郷……跡地。これから、お前が最後に望んだ力によって、地層の一部となるところだ」

川 ゚ -゚)「やがて、地面が上がってきて、そのうち天井とぶつかり、みんなぺしゃんこだ」

(;'A`)「そんな……助かる術は無いのか?」

川 ゚ -゚)「鍾乳洞まで行ければ、或いはな。だが、暗闇の中たどり着き、お前にあの崖を登れるか?」

権者クーは笑った。地響きが鳴り、地面がせり上がって来たように感じる。

(;'A`)「やれる……やってやるさ!」

闇雲に走りだそうとして、デレの笑顔が脳裏に浮かんだ。


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:00:15.69 ID:UpTKW9GcO
 
ξ-⊿-)ξ「……」

(;'A`)「おい、起きろ! 起きてくれ、ツンさん!!」

ツンの頬を、何度も叩いた。それでも反応は見られない。

(#'A`)「しょうがねえな……おりゃあっ!!」

しかし、救わなくてはならない。ツンがいなくなれば、デレだって不幸だ。
ツンをお姫様だっこして、ドアにタックルした。

川 ゚ -゚)「……正気か、ドクオ。その体では、崖など登れんぞ?」

(#'A`)「五月蝿え!! やってみなきゃ分からんだろうが!!」

川 ゚ -゚)「なら、止めはせん……」

地響きに混じってそう言って、それを最後に、クーの気配は消えた。

さて、外に出た匂いはするが、ここからどう進めばいいだろうか。
何の道標もないが、記憶だけを頼りに左に駆ける。
一応、広い道にはなっていた。あの道だとしたら、間違ってないはずだ。

(;'A`)「頼む、ここから一本道であってくれ……!!」

もう望みが叶う世界ではないが、俺は必死に祈っていた。


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:02:04.95 ID:UpTKW9GcO
 
どれだけ走ったか分からない。倒れそうになりながら、ツンだけはしっかり抱えていた。

(;'A`)「くそ……本当にこっちで合ってるのか?」

そう疑いだした頃、走る道の遠くに、不審物が見えた。

( ・∀・)「おーい、ドクオー!!」

(;'A`)「何だあれ……『金の管理者』か!!」

地面から全身を出し、猫のような姿をしたそいつは、闇に浮かび上がっていた。

彼のそばまで来ると、そこで止まるように言われ、素直に立ち止まる。

( ・∀・)「この上に、鍾乳洞の入り口がある。俺が走り出したら、ついて来いよ!」

('A`)「あぁ、分かった。感謝するぜ」

地震はやまない。
正直、この異質な生物を信用すべきかは分からなかったが、自分よりかはずっと信じられた。

( ・∀・)「そろそろ、そろそろ……行くぜっ!!」

(;'A`)「よしっ!!」

硬い地面を踏んだとき、思わず上げた声が響いて、そこが洞穴だと分かった。


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:04:23.51 ID:UpTKW9GcO
 
( ・∀・)「ぼーっとすんな、ドクオ! ここも崩れちまうぜ!」

(;'A`)「マジか……マジだな、行こう!」

一瞬疑いかけた俺の頭に、こつんと石が落ちた。

猫のように走る猫みたいな生き物を追い、急勾配の滑りやすい道を駆けていく。
心臓が早鐘を打つ。どこか血管が切れているかと思うぐらいに苦しい。

( ・∀・)「見えた! 桃源郷の出口だぞ!」

(;゚A`)「……本当だ、どうにか……」

どうにか助かった、と言おうとした瞬間、すぐ後ろからガラガラと幾つもの石片が落ちる音。

しかし、大丈夫だ。
あとは下り坂、もう出口は目前、薄く明るい鍾乳洞が見える。

( ・∀・)「とおっ!」

最後の段差、生き物は華麗にジャンプした。

( ・∀・)「ドクオ、早く!!」

分かってる、と返事しようとした瞬間、足首を打つ、転がってきた落石。

(;゚A`)「うっ!」

ずしりとした痛みについ膝を折れ、ツンを投げ出しながら大きく転倒した。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:06:11.06 ID:UpTKW9GcO
 
ツンは、猫をクッションにして、傷つかずに済んだようだ。
その奥に、デレも眠っていた。

(;゚A`)「……ハァ、ア……」

何だか、それだけで十分な気がした。

(;・∀・)「おい、ドクオ!! 諦めんじゃねーよ!!」

生き物が、俺を必死に呼んでいる。

でも、分かる。今から立ち上がったって、どうせ間に合わない。
背中を打ってくる岩、頭を打ってくる岩、体を埋めてくる岩。

個性があるっていいね、やっぱり。チームワークとも言えるかな。

(#・∀・)「ドクオオオォォッ!!!!」

鍾乳洞で、生き物の声が木霊した。



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:09:12.36 ID:UpTKW9GcO
 終  ユートピア

    、     。

( ・∀・)「……起きたか、嬢ちゃん」

ζ(゚ー゚*ζ「……お金の、管理者さん? それに、ここは……」

    、  。            。

( ・∀・)「桃源郷入り口の、鍾乳洞だね。見ての通り、もう塞がれちゃってるけど」

ζ(゚ー゚*ζ「……みんなは? お姉ちゃんは、そこにいるけど……無事なの? ねぇ!」

  、  ?
      、            。          。

(;・∀・)「ちょ、ちょっと。僕に怒んないでよ! 今回の事は、ある身勝手な少年の望みでね」

( ・∀・)「最初に言っとくと、ユートピアの人間は君とお姉さん以外、僕とクー様しかいない」

ζ(゚ー゚*ζ「……そんな。嘘だよ……」

   ……。
                    、      、         ……。


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:11:18.74 ID:UpTKW9GcO
 
( ・∀・)「それから、君とお姉さんを助けてくれた人は、そこの瓦礫に埋まっちゃったよ」

ζ(゚ー゚;ζ「え? そ、そんな……助けなきゃ!」

 、    、                ?
……  、       、        、             。

( ・∀・)「あー、無駄無駄。もう生命反応無いから」

ζ(゚ー゚*ζ「……そんな。みんないないの? お姉ちゃんしか……」

     。

ξ゚⊿゚)ξ「……ん? ここは……あの時の?」

( ・∀・)「や、起きたかい」

ξ゚⊿゚)ξ「あなた、お金の管理者さん……これ、どういう事なんですか?」

    、               。

ξ゚⊿゚)ξ「まさか……そんなはずないわよ、だってユートピアは命に関わる望みは」

( ・∀・)「ちゃうちゃう、「直接」命関わる望みは受け入れられない、ね」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:14:16.65 ID:UpTKW9GcO
 
ξ゚⊿゚)ξ「……あぁ……そんな、そんなの……」

( ・∀・)「さて、お二人さん。辛いだろうが、君らを助けた人の望みを叶えてもらおう」

 、  ?
       、            。

( ・∀・)「彼の望みは……君らが地上に戻り、強く生きることだ。そこの水場から、地上に行ける。さぁ」

        。

ζ(;ー;*ζ「お姉ちゃん、私……」

ξ゚⊿゚)ξ「……分かってる、でも、行かなきゃならないのよ」

ζ(゚ー゚ ζ「……うん、分かった。ごめんね、お姉ちゃん」

ξ゚⊿゚)ξ「分かれば良いのよ」

……。


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:16:13.33 ID:UpTKW9GcO
 






     、  、         。







66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:19:12.02 ID:UpTKW9GcO
 _
( ゚∀゚)「おい、ドクオ。今日金あるか?」

('A`)「いや……何で?」

1ヶ月後、何故だか俺はのうのうと学校に通っていた。
しかも、最近生傷も少ない。どうなってんだよと、俺が訊きたい。
 _
( ゚∀゚)「いや、今日ちょっと財布忘れちってよ、100円貸してくんね? ジュースが買いたい」

('A`)「……ほれ、やるよ100円ぐらい」

真新しい制服、余裕のある財布、馴れ馴れしいジョルジュ。
1ヶ月の間に何があったかは、よく覚えていない。
 _
( ゚∀゚)「サンキュー! 心の友よ!」

('A`;)「ぐああ、抱きつくな気色悪い!」

その時、背後から視線を感じた。
視線だけで分かる、奴だ。

ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、ドクオさんって男の子の方が良いんだ」

(;'A`)「いや、それはない! 断じて無いぞ、デレ!」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:21:37.73 ID:UpTKW9GcO
 
否定したものの、デレはさっさとどこかへ行ってしまった。
でも、本気で怒ってはいないだろう。そう信じたい。
 _
( ゚∀゚)「……なぁ、デレちゃんは何でお前を選んだんだ?」

('A`)「うーん……よくわからん」

とりあえず、昔の知り合いで、それに、まだ一緒に暮らしてるだけだと笑っておいた。

あと、それと、ほんの一滴の奇跡のエッセンス。
それだけで、理想郷が生まれてしまった。

多分、ユートピアが存在しなければ、このユートピアもない。
というか、俺はただの骨か肉塊になっていたはずだ。

しかし、俺は時々思う。
俺が救いを望んだから、あそこに桃源郷が出来たんだと。
そして、あの日は、単なる長い夢か、クーが作った安っぽいドラマのアクターになっていただけかも、と。

ともかく、ふっと望んだことは現実にはならないが、俺がずっと望んできたことは、現実になった。
現実に生きる世界こそ、理想桃源郷であり、望めば、如何な非現実さえも、起こり得る。

多分、鬱陶しい宗教勧誘にしかならないだろうが、俺はそういうことを伝えて生きたい。

そう思って、このスレを立てたんだ。


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:24:17.73 ID:UpTKW9GcO
 エピローグ

たからのはま、と名付けられた砂浜に、一人と一匹が横たわっていた。

( ・∀・)「泳げないならそうと、言っておいて欲しかったんですけど」

川 ゚ -゚)「……うるさい、黙れ」

( ・∀・)「……しかし、ドクオの野郎、あんな事言ってますけど?」

川 ゚ -゚)「全く見当違いだ。0点だな」

( ・∀・)「……そうですかね、ドラマのアクター云々は合ってると思いますけど」

川 ゚ -゚)「……ふん、そうか。勝手に思うが良い」

そう言って、クーはさくさく砂を踏んで歩いて行ってしまった。

( ・∀・)「やれやれ、照れ屋さんなんだから」

( ・∀・)「……それにしちゃ、あの格好はちょっとマズいと思うけど」



  おわり。



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:26:09.44 ID:UpTKW9GcO
あとがき

以上で、 ('A`)理想桃源郷のようです はおしまいです。

けっこう、この作品に込めたものはあるつもりです。
2回目読むと、ニヤニヤできるように作ったつもりです。

でもまぁ、まだまだなんでしょうけど。

ひとまず、勉強にはなった一作だとは思います。

正直、もっと時間もレスもかけるべきだった……。
構想1日、書き2日って、適当なだけだってそれ。
携帯のメモ帳に収めるために50レスに無理矢理詰め込むなって。
プロット無視し続けたせいで構想の時とラストが違ってるじゃねーか。

……精進しますね。もうちょっとここにいます。
支援、ありがとうございましたー

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/05(土) 04:34:56.66 ID:LDPIFE0d0
作者は何書いてる?

76 名前: ◆kT8UNglHGg :2008/04/05(土) 04:39:13.97 ID:UpTKW9GcO
この間、連載ものを書くと(心が)ブレイクすると分かってからは、短編一筋です。

まだ、スレ立ててやった作品は

(´・ω・`)と( ゚∀゚)の●な日々のようです
( ^ω^)がオナニーされたようです

と、これの3つだけですけども。
まとめは上が蛇屋、下が花束にあります

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