mesimarja
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( ´∀`)モナーマンが現れたようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:38:17.79 ID:Mh+MXLIG0
  
(´・ω・`)「お、新作のエロゲがあがってるな。
      早速ダウンロードしようっと」

僕はショボン。16歳の高校一年生……ではなく、中退したので今は無職だ。
でも、別にそんな事はどうでもいい。働かなくても親がごはんを作ってくれるし、
一日中ゲームもやり放題なんだ。

(´・ω・`)「今の世の中は便利だな。ゲームを買わなくともタダでダウンロードできちゃうんだから」

僕は、毎日のように違法ダウンロードをしていた。



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:41:40.44 ID:Mh+MXLIG0
 
(´・ω・`)「うわー、クソゲーだな。ダウンロードして失敗だったわ」

しかし、そこで改めて思い直す。

(´・ω・`)「でも、これ定価で買った奴もいるんだよな。ほんと頭悪いよなー」

今の時代、ゲームやアニメなんてのは無料で見れたり出来たりするのだ。
動画共有サイトや、P2Pの復旧のおかげだろう。

(´・ω・`)「あ! アニメが著作権違反で消されてる!
      くそが。何が著作権だよ。別にいいじゃねえかくそ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:44:27.89 ID:Mh+MXLIG0
 
大体、作品なんてものは誰かに見てもらってこそだろう?

(´・ω・`)「そんなに器がちっちゃいから儲からないんだよ」

そう呟き、僕は小腹がすいたので一階の台所へと向かった。

J( 'ー`)し「あ、ショボン……」

(´・ω・`)「何か食い物ねーの?」

J( 'ー`)し「ごめんね。今、切らしてて」

(´・ω・`)「は???ふざけんなよ!!腹減ってんだよ!!」

J( 'ー`)し「ごめんねごめんね」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:46:42.26 ID:Mh+MXLIG0
 
ったく、使えねぇババアだ。

(´・ω・`)「仕方ない、コンビニに行くか。おいババア! 金貸りっぞ!」

僕は母の財布から千円札を抜き取り、自転車でコンビニへと向かった。


J( 'ー`)し「ハァ……」

J( 'ー`)し「あの子、将来どうするつもりなのかしら」

J( 'ー`)し「お父さんが死んでから、ずっとあの調子だし……。
      どうすればいいの……?」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:49:27.09 ID:Mh+MXLIG0



(´・ω・`)「……」

深夜0時ともなると、道中に人気はほとんど無い。
僕が外を出歩くのは、決まって深夜だ。

(´・ω・`)「はぁ……だりぃ」

外に出ると、決まって気分は憂鬱になる。
コンビニは便利だ。24時間やってるし、店員も機械的かつマニュアル的だ。
それでも、やはり外に出て人と接すると、恐怖を感じる。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:52:58.06 ID:Mh+MXLIG0
  
(´・ω・`)「あーあ」

自転車を漕ぎながら、憂鬱な気分に浸る。

(´・ω・`)「僕、これからどうなっちゃうんだろうな」

高校を中退して、ずっと部屋に引きこもって……。
これって、生きている意味があるのだろうか?

(´・ω・`)「……」

現実という重荷が、いやおう無くのしかかる。
僕は頭を振り、それを振り払った。その時だった。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:55:07.44 ID:Mh+MXLIG0
  
(;´・ω・`)「うわっ!!」

眩しい! 何だ……車のライト!?

(;´・ω・`)「うわー!!!」

一瞬だった。
僕は自転車ごと弾き飛ばされ、宙を舞った。

ああ、死ぬんだ。

意識が闇へと落ちる最中、僕はそう悟った。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 01:57:40.38 ID:Mh+MXLIG0
  
( ´∀`)「待ってよ」

耳元で囁かれ、目を覚ます。

(´・ω・`)「え?」

( ´∀`)「まだ諦めるのは早いよ」

空中に、一人の男が立っていた。
蝶ネクタイに白いマントを羽織った、何とも不思議な男だった。

(;´・ω・`)「き、君は?」

( ´∀`)「僕はモナーマン。今、君を助ける事も出来るし、殺す事も出来る男さ」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:00:51.11 ID:Mh+MXLIG0
  
(´・ω・`)「どういう事? それに、僕……宙に浮いてる?」

僕は、まるで幽体離脱してしまったかのように、ふわふわと宙を浮いていた。
下を見ると、丁度、僕が自転車ごと吹き飛ばされているシーンで光景が止まっている。

( ´∀`)「時は止まった。さて、君はどうする? 生きるか、死ぬか」

(´・ω・`)「……」

なるほど。彼は俗に言う死神とか、そういう類の者なのかもしれない。
所詮は創作上のものだと思っていたが、この状況を目の当たりにしたら、信じるほかに無いだろう。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:04:09.60 ID:Mh+MXLIG0
   
(´・ω・`)「別に、死んでもいいかな」

( ´∀`)「死んでもいいのか?」

モナーマンは、不思議そうな表情を浮かべる。
そんな彼を見て、僕はその理由について語り始めた。

(´・ω・`)「僕なんて、生きていてもしょうがないんだ。
      本当は気付いてたんだ。自分は生きている価値がないって。
      けど、そんなダメな自分を認めるのが怖くて、ずっと誰かのせいにしていたんだ」

そう、本当はわかっていた。
僕は口だけの弱虫で、何も出来ないただのクズだなんて事は。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:07:01.40 ID:Mh+MXLIG0
 
(´・ω・`)「だからさ、きっとこの事故はしかるべき処置だったんだよ。
      ……はは、死って思ったよりあっさりしてるよね。でも、安心したよ。
      これで僕は楽になれるんだ」

( ´∀`)「……」

僕がいなくなったら、母もきっと頭痛のたねが取れて、安心して暮らせるだろう。
そうだ。僕なんていなくてもいいんだ。

( ´∀`)「甘えるんじゃねえ」

(´・ω・`)「え?」

感傷に浸っていると、思いがけない言葉がモナーマンの口から発せられた。



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:12:10.47 ID:Mh+MXLIG0
  
( ´∀`)「お前は何もわかっちゃいねえ餓鬼だ。子供だ。うまい棒一本9円だ。
      死ねばいいだって? ここまで誰かに世話されて、十六年間生きてきて、挙句の果てに出した答えがソレか。
      全く、失笑ものだぜ。ビックリマンシールの為にチョコを捨てるくらい失笑ものだぜ」

(´・ω・`)「な……!」

モナーマンはマントを翻す。

( ´∀`)「この十六年、お前はたった一人で生きてきたと思ってるのか?
      それは嘘だ。目ぇかっぽじって証拠を見やがれ!」

そう言うと、モナーマンはぱちん、と指を鳴らした。
すると、どこからか映写機が出現し、夜空にスクリーンを映し出した。


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:14:56.28 ID:Mh+MXLIG0
  
――――……

J( 'ー`)し「あらあら、ショボンは甘えんぼさんね」

(*´・ω・`)「ママ。ママー」

「ははは。ほら、ショボン。お父さんだよー」

(*´・ω・`)「けっ」

「……」

J( 'ー`)し「あらあら、うふふ」

――――……

(´・ω・`)「これは、子供の頃の僕?」

スクリーンに映し出されたのは、幼い頃の僕と、母、そして今は無き父の姿だった。


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:17:37.58 ID:Mh+MXLIG0
  
――――……

J( 'ー`)し「ショボン、笑って笑って~」

「いやぁ、ついにショボンも小学生か。早いもんだ」

(´・ω・`)「うう、恥ずかしいからいいよ」

J( 'ー`)し「ほら、一生に一度の記念だから、そんな事言わないの」

「お、俺も映っていい?」

J( 'ー`)し「えぇ……?」

「すいませんでした」

――――……

場面が代わり、今度は僕が小学生になったばかりの頃の映像になった。
今はもう消えてしまった記憶。そこに映っていたのは、まだ僕が希望に満ち溢れていた頃の自分。


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:20:34.92 ID:Mh+MXLIG0
 
――――……

(;´・ω・`)「うー、うー……」

J( 'ー`)し「あなた! ショボンが熱だしちゃったの!」

「何だって!? す、すぐに病院だ!」

(´・ω・`)「ううう……」

J( 'ー`)し「大丈夫だからね! すぐお医者さんが治してくれるからね!」

――――……

こんな事もあったのか……。僕の知らない過去が、次々にスクリーンに映し出されていく。
運動会の日の映像。中学入学時の映像。そして、高校に合格した日、お祝いに寿司を食べに行った時の映像……。


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:23:17.83 ID:Mh+MXLIG0
  
(´;ω;`)「うう……」

なんて事だろう。
僕は、こんなにも愛されて育ったのか。

( ´∀`)「こんなに愛されて、健康なままここまで大きくなって、それでもお前は死ぬのか?」

モナーマンは、強い口調でそういった。

(´・ω・`)「僕は……」

( ´∀`)「恩返しの一つもしないで、このままのうのうと死ぬのかい?」

(´・ω・`)「……でも、今さら僕に出来る事なんてないよ」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:26:50.54 ID:Mh+MXLIG0
  
そう言うと、モナーマンは大きくため息をついた。

( ´∀`)「お前はどこまでへタレなんだ」

(´・ω・`)「でも」

( ´∀`)「波動拳のコマンドがわからない子供でも、ガチャガチャやってれば、そのうちコマンドを覚える」

(´・ω・`)「え?」

突然、話が変わった。波動拳って、ストリートファイターのあれだろうか。

( ´∀`)「波動拳が出来るようになったら、それを連発し始める。
      けど、それだけじゃ勝てない事に気付く。やがてガードを覚える。
      やがて投げを覚える。……そうして、少年はゲーセンの王になった」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:29:58.05 ID:Mh+MXLIG0
  
( ´∀`)「つまり、だ。恩返しの方法なんて考えずに、がむしゃらにやっていれば、いつか答えが見つかる。
      まずはがむしゃらでもいい。ガチャプレイでもいい」

モナーマンは、僕の目を真っ直ぐに見つめる。

( ´∀`)「がむしゃらに、生きろ」

(´・ω・`)「モナーマン……」

そうだな。僕は、いつもいい訳ばかりして、行動をしなかった。
でも、それじゃダメなんだ。これからは、行動しよう。そうすれば、道が開けるんだ。

あれ? これからって……。


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:32:45.94 ID:Mh+MXLIG0
   
(´・ω・`)「生きたい」

迷う事は、もう無かった。
僕はただ、自分の心の底に沸いた意思を、言葉にして出した。

( ´∀`)「後悔、しないな?」

(´・ω・`)「うん。もう二度と、死にたいなんて思わない。
      がむしゃらに生きて、そして恩返ししてやる。
      お世話になった分、いや、その倍は恩返ししてやらないと気が済まないよ」

( ´∀`)「そうか。おっかさん大事にしろよ」

モナーマンは、ポケットから金色の時計を取り出す。
そして、その時計の針を少しだけ戻した。

( ´∀`)「アラビア――ノ、トキドケイ――!」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:35:43.53 ID:Mh+MXLIG0
 
直後、空間が歪んでいく。
宙に浮いていた僕の体は、ゆっくりと粒子になって消えていった。

(´・ω・`)「ありがとう、モナーマン」

( ´∀`)「ああ、それといい忘れてたけどよ」

モナーマンは、僕の肩に手を乗せた。

( ´∀`)「お前がボロクソにいってたクソゲーも、作り手にとっちゃ可愛い子供なんだ。
      だから、違法ダウソはもうやめろ。今のお前なら、わかるだろう?」

(´・ω・`)「うん。僕、もう違法ダウソはやめるよ。そんな事する暇が有ったら、働いて買うよ」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:37:35.40 ID:Mh+MXLIG0
 
( ´∀`)「そうか」

モナーマンは、にっこりと微笑むと、最後にこういった。

( ´∀`)「でも、やっぱりあれはクソゲーだったな」

はは、酷い奴だ。
でも、僕はそうやって正直な感想を言うのも、作り手への愛だと思うよ。

ありがとう、モナーマン。

また、いつか……

……




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:39:21.05 ID:Mh+MXLIG0



(´・ω・`)「あれ?」

僕は自転車にのって、路地に止まっていた。
目の前の道を、車が通り過ぎていく。

(´・ω・`)「夢……だったのか?」

頭がぼーっとしていて、イマイチ状況が理解できない。
しかし、夢にしてはリアル過ぎた。それに、僕の心境は、確かに変わっている。


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:41:46.09 ID:Mh+MXLIG0
 
(´・ω・`)「モナーマン、か」

変な人だった。
死神だったのか、はたまた天使だったのか、そもそもあれは本当の出来事だったのか。
僕には、分からない。

(´・ω・`)「さて、行くか」

とりあえず、考えるより先に行動しようと思う。
まずはコンビニに行って、就職情報誌と……後は、

母の好物の、みたらし団子でも買っていってやろうと思った。



FIN

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/04/08(火) 02:45:27.50 ID:Mh+MXLIG0
続きはまた暇な時に書きますです。
とりあえず、深夜の暇つぶしに付き合ってくれてサンクスコでした。うはー

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