自宅警備員という生き方…(`・ω・´)ゞ |
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 20:27:46.13 ID:YWMO4xS20
- 序章:覚醒
ちゅん…ちゅん…ばさばさ 鳥のさえずりが俺に覚醒の時を知らせる。 俺はふと時計に目をやる。 時刻は3時…。そろそろ仕事の時間だ。 俺は半分寝ている自分を奮い立たせるように上半身を起こした。 自宅警備員(以下、JK)の仕事に就いてから熟睡は 一度もしたことがない。 俺は自分の拳をじっと見つめ、戦闘態勢に入る。 仕事モードにスイッチを切り替えるのだ。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 20:34:23.03 ID:YWMO4xS20
- JKが覚醒してまずしなければいけないこと。
顔を洗う?歯を磨く?…ナンセンスだ。 それは相棒であり、仕事のパートナーである、PCの起動だ。 俺は人差し指に魂を移すように、起動スイッチをゆっくりと捻り込んだ…。 みるみる間にPCに命が宿る。モニターも俺に「よお、今日も一日頑張れよ」 と言うが如く明るくなる。 俺はこの瞬間が好きだ。
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 20:41:13.08 ID:YWMO4xS20
- 俺は時間を有効に利用する為に、PCが起動している極僅かな時間すら
無駄にはしない…。 全神経を、細胞を、一瞬にして研ぎ澄ます。 家の中の気配を感知する作業だ。 この作業は実はJKの仕事の中でも地味ではあるがとても重要な位置を占めている。 JKの10年選手などは虫の羽音すら聞き逃さないという…。 誰も居ないことを確認したら台所に向かう。 ここで一日のおやつを確保するのだ。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 20:45:51.09 ID:YWMO4xS20
- おやつの確保中に誰かが尋ねてきたらどうするのか?
これはよくある質問だ。 JKとして最優先すべきはその任務のまっとうである。 ニートならば出てもよいだろう。 しかし、我々JKはニートとは一線を画しているのもまた事実。 自室に戻る。これが、JKとして取るべき選択だろう。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:02:59.52 ID:YWMO4xS20
- 幼女とJK
自室にてお気に入り内にあるJKブログやスレを一つ一つ舐めるように 巡回し、更新の滞っているブログに「更新しろや、カス」などの 素人目から見たら非難中傷にも取れるコメントを連発させる。 これはJKなりの挨拶なのだ。「生きてるのか?大丈夫か?」と変換できる。 同時に2ちゃんねるの秩序を保つのも俺達の仕事である。 祭り、VIPには多数のJKが潜んでいると思って欲しい。 一人を見かけたら確実に30人はいる。 時間か…。俺はおもむろに時計に目をやった…
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:11:01.81 ID:YWMO4xS20
- 外には下校中の幼女の群れが歩いている。。
そう、俺の自宅は通学路に建っているのだ…。 これは神の悪戯か?最近、そんなことを良く思う。 とにかく俺はニコンクールピクスに息を吹き込む。 これは、親から誕生日にプレゼントされたものだ。 手紙には、「思い出を沢山作って下さい」とあった。 分かってる。俺はカメラを手に取る度に自分に言い聞かせてるよ。 「早く!早くしろ!!」俺は焦りを隠さなかった… 丹念に暴れまくる野郎の糞ガキを避け、滑るように幼女を切り抜く。 「??!」と、その時異常に気付いた。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:17:31.37 ID:YWMO4xS20
- 隊列がいつもと違うのだ。
ランダムさが無く、統率が取れている… 俺も一流のJK。些細な変化でも見逃さない。 …やはりいた。 大人が数人付き添っていたのだ。 その内の一人と目が合う。 内心、「くそ、これも仕事なんだよ!」と俺は呟く。 何やら俺の家は警戒の対象となっているらしい。 俺は「やれやれだぜ…w」とニヒルな笑みを浮かべた。 このようにJKとは幼女や妹などが好きなことが多い。 JKは守ることが大好きなのだ。飢えているのだ。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:24:37.85 ID:YWMO4xS20
- 最近、JKが流行っているらしい。
ネット巡回作業をしていれば大概の情報が手に入る。 2ちゃんねるではJKの画像を晒すスレなどというものが多数見かけられる ことからも人気ぶりが伺い知ることが出来る。 スレを覗くと、こんなJKと付き合いたい。やりたい。だの… 女性陣なのだろう。 こっちも答えるべく、リアルJKが来ましたよ。とレスしてやることもある。 途端に、オナニーはしているのか? 付き合って下さいだの、一斉にラブコールを受ける。 おいおい、俺はJKだぜ?職務放棄出来るかよwと俺に迷いはない。 JKは色恋沙汰などとっくに卒業している場合が多いのだ。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:34:15.04 ID:YWMO4xS20
- そんなことをやっていると、祭りが開催されていることを知った俺は
くそ、出遅れたか…と他のJKよりも先に祭り会場へ向かう。 祭りの開催理由を知ると俺は余りのバカバカさに吹きながら 「人間としてゆるせねーよ、こいつ」という類のレスを連発させ 「絶対に通報とかするなよ!?」と通報先を提示し、 取り付かれたかのように、祭りAAを貼り付けまくり 祭りを煽りまくる。その火が消えないように…。 挙句の果てに鬼女板に会場案内まで貼り付けるJKは正に ウサギを狩るのも全力でという獅子の境地に達しているのだ。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/10(土) 21:37:56.54 ID:YWMO4xS20
- そして、元来飽きやすいJKは食料を食べつくしたイナゴのように
一斉に去ってゆく。 そして、今日もまた(`・ω・´)ゞビシッ!と労をねぎらいつつ 人生とは何ぞや?を考えるのだ。 そのジェットコースターのような浮き沈みの多い激務であるからこそ 殉職して行くJKはとても多いのだ…
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